kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ポイント練習

2021-06-15 | 陸上競技

月曜日。この日はなぜだかわかりませんが少し早く目が覚めました。理由はわかりません。まー基本的には5時前には目が覚める感じなのですが。それもあって早めに出勤。時間の確保ですね。授業準備なども気になっていたので。眠りが浅いのが以前からあります。寝ても回復しない状況かなと。

 

練習。この日は競技場での最終刺激。中国大会に向けて。限られた時間の中でどのようにするか。連取の最初の段階でkd先生が「行動を早くする」という話をされました。ここに関しては以前から何度も言っています。練習計画があるのですが行動が遅いためか上手く回らない部分があります。練習量としてはそれほどではありません。しかし、終わらない。次の行動を早くするという感覚がないのかなと。私からは「中国大会で戦う」ことについて話しました。週末が中国大会です。ここに「参加するだけ」という選手は練習をしても意味がなくなります。インターハイを狙っての勝負の舞台です。インターハイに届くかどうかは別として「最大のパフォーマンス」を発揮することを考えないといけません。戦うというのはそういうことだと思います。「足が痛い」とか言っている場合ではない。グランドでは「中国大会でどのように戦うのか」を考える。勝負する気がない選手は今練習をしても仕方ないと思います。冷たいかもしれませんが。

 

ショートハードルの指導を中心に。ホームストレートに人がたくさんいました。これではなかなか練習ができません。選手が「バックストレートでやりたい」と申し出てきました。そのタイミングで短距離もSDをバックでやるということになりました。移動。無駄な時間を減らしたい。試合前に長時間練習する必要はない。ましてや待ち時間が長いだけであれば意味がないと思います。効率よくやることの必要性を感じてもらいたいなと思っています。

 

ハードル。男子の練習もしました。1年生はいきなりハイハードルを跳ぶというのは怖いと思います。今年は県内のレベルもそれほど高くなく1年生男子も中国大会に進むことができました。しかし、ほとんど技術的なことはやっていません。今は戦える選手のレベルを引き上げていく時期。1年生は経験の時期。ユースハードルでの練習で十分かなと思っています。見てみると1台目までが遅い。ハードルをなくして思い切り走る練習をしました。これで少し改善。見ていてやれることをやるしかないと思っています。いきなりのレベルアップはありません。時間をかけてやっていく。練習を積む以外に方法はないと思っています。

 

女子のほうは先週1週間はきちんと練習ができました。不安もあると思いますが。ハードル練習をする。土曜日は1台目までのアプローチを中心にやっていきました。ここは本人に任せてです。月曜日は全体の流れを確認していく感じ。本人が5台目まで跳びたいということだったので。スプリントの感じはかなり上がってきていると思います。ハードルのリズムも悪くない。本人が「筋力不足で着地でつぶれるといわれた」と話していました。これは今の段階でどうにもできません。あと数か月あれば筋力的な部分も改善できるのかもしれません。できないことを考えても仕方ない。できることを最大限にという感じですね。

 

途中もう一人の選手が5歩ハードルをしたいといってきました。「きれを出すように」と言われたようです。そのための5歩ハードル。やらせてみると「詰まります」とのこと。前の記事にも書きましたが「速く動いて処理する」というのが狙いです。詰まるから・・・ではなく詰まらないように速く処理するのです。これを見ていても3年生も「1本5歩ハードルやりたい」ということだったので実施。速いなと感じながら見ていました。本人は不満げですが。これは毎回のことなので。かなり動いていますがなかなか認めません。手ごわい。

 

ヨンパ選手はリレーとの兼ね合いもありなかなか大変。疲労などの関係もあり3台目までの練習としました。1台目まで合わなかったりというのもありましたが最終的にはかなり良い感じになりました。3台目までもスムーズ。あとは体力的なものとリレーとの兼ね合いでしょうか。この部分が最大の課題となります。前回のようになると本人もしんどいと思うので。


私に何ができるか。それを常に考えます。万人受けするわけではない。しかし、選手にとってプラスになるために何をするかは他の指導者よりも考えているとは思います。このご時世。私のような考え方は疎まれるのかなという気はしています。それでも。自分が信じる道を。そう思います。

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グランドでの時間

2021-06-15 | 陸上競技

日曜日のことを。この日も前日に引き続きnsy先生と一緒に練習です。県選手権の時にサブトラックで気づいたことがあったので簡単に話をしました。その時に「普段は一人でやっているので気づかないことが多い」と話していました。そういう部分もあるので何かしら彼女の役に立てないかなという気持ちもありました。一人でやると大変です。練習を21時に開始して22時までの1時間程度で終わらせると話していました。これはなかなか。それも一人。応援したいなと思っています。

 

中国総体まであと1週間という状況でした。せっかくなのでnsy先生と一緒にほかの選手もやってもらおうと。こういう機会は最大限に生かしたいなと思っています。指導しているからなんとかかんとかというのではなく「プラスになればいい」という感覚が大きくあります。きっと近いうちに「部活動」はなくなります。学校教育から離れると思います。クラブチームになるのかなと。ちょうど知っている選手夫婦が子供向けに「レッスン」をしていました。こういう姿を見るとこれからの「陸上競技」の指導の在り方はずいぶん変わるんだろうなと感じています。

 

他県のクラブチーム事情も聴きました。「ボランティア」ではなく「ビジネス」として「クラブチーム」を経営しているということでした。私がやりたいことはどうなのかなーと考えさせられました。「お金」が発生することでそれなりの責任も出てきます。お金をもらっていなくても責任はありますが。私自身は選手が「嬉しそうな顔をして競技をする姿」見たいなと思っています。それって変なのかな。とはいえ、生活の基盤がなければ指導もできない。こうなると何が正解になるのか。継続して指導できるシステムができるといいんだろうなと。

 

ハードル練習に関してはいろいろと。メインは5歩ハードルに置きました。その前段階で1台目の入りと3台目までの流れ。前の記事にも書いたのですがnsy先生の走りの特徴は「力感のないスムーズさ」です。高校時代からずっと言っていますが「足が遅い」のです。そこを補うためにスムーズなハードリングが身についているのだと思います。それが400mHの練習の中で磨かれて行って今があるのかなと。ショートハードルに特化し始めて少しパワーに頼る部分があります。もっと楽に速くいけばいいのになと。その部分の話をしながらやっていきました。」

 

ハードリングはスムーズ。前日の400mHに比べるとハードルが高くなります。その分少し上半身の「起きている」のが気になります。前日、nsy先生が高校生に「着地のこと」を話していました。自分自身もその部分ができなくなっていました。客観と主観です。その部分を指摘しながら。ここも重要なことかなと。これから先、ぜひとも指導に関わってもらいたいと思っています。そういう部分を生かしてもらいたいなと思っています。こちらも勉強になります。

 

そこから5歩ハードルを何本か実施。普段はやらないようなので。私自身は必要な練習だと思っています。ハードルインターバルを刻み続ける。動き続ける練習です。このときにほかの選手が「大きく走りたい」という話をしていました。5歩ハードルをすると詰まるということでした。ここは「ポイント」だと思っています。「詰まるから伸ばす」というのではない。

 

冬季練習の間、「大きく走る」ことを求めていました。表現が悪いのでわかりにくいかもしれませんが。ショートハードルでは3歩で届かない選手も多くいます。強い選手ばかりだとそういう部分は感じないかもしれませんが、「普通の選手」であれば届かない。この部分はやってみないとわからないことだと思います。昨シーズンは3歩で最後までいけないという状況だったので「大きく走る」ことで3歩のリズムを作るということをしました。もちろんスプリントも上げながら。その段階を踏まえてある程度のことができるようになりました。そうなると今度は「次の段階」に進まなければいけません。

 

「ハードルインターバルを速く走る」という部分。リズムを上げていく練習です。教科書には「ハードルインターバルを刻む」というような書き方をしてます。が、それは「一定水準」になってからです。3歩で行こうと思えば「浮く」ことも必要ですし、「大きく走る」ことも必要です。教科書通りの話をしても先には進めないのです。ここも含めてどのように指導していくのかを考えるべきです。ある一定水準を越えたので今度は「ハードルインターバルで動き続ける」という部分になります。

 

nsy先生と一緒にHさんも5歩ハードルを。自分よりも力がある選手と走ることでそのリズムを覚えるというのがあります。ここは結構重要。なんとか14秒90くらいまで行ってもらいたいと思っています。練習パートナーとしてはこの上ない条件です。nsy先生、かなり詰まりました。減速するくらい。少し狭かったのもあるかもしれません。しかし、それでも刻み切らないといけない。小さく速くではなく「走りの中で刻む」という感じです。実際に動画を見てもらいながら確認をしていく。とにかく「走り続ける」ための練習です。それほど本数はできませんでしたが感じとしてはよくなってきたと思っています。Hさんも必死についていきました。こういう部分も重要かなと思っています。良い練習でした。

 

グランドでの時間。これは本当に貴重です。これから先は「学校の枠」にとらわれない部分が出てくるのだと思います。今は「学校」の「部活動」という枠の中で活動をしています。クラブチーム化するときに「本当に指導ができるのかどうか」が問われるようになります。「練習場所の提供」という意味でのクラブチームではない。「速く走れるようになりたい」と思っている選手たちに最大限のものを提供できる指導ができるかどうか。今はその部分も視野に入れながらグランドに立てたらなと思っています。多くのことが学べます。多くの選手と時間を共有することで必ずプラスになります。感謝しかありません。自分自身を成長させてくれます。

 

もっと書きたいことはあったのですが。ひとまずこれくらいで。面白くないかもしれませんが。

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指導する機会

2021-06-15 | 陸上競技

土曜日のこと。この日の午前中は修行。修行。学校の練習には参加できず。気にはなりますが。こういう状況なので。我慢。色々と思うことはあります。文化部の生徒引率でした。

 

午後からは国体などで一緒にやっているnsy先生と一緒に練習をすることに。親しい指導者から400mHの練習をしたいという申し出があったのでそれに合わせてきてもらうことにしました。彼女は中学校の教員をしながらまだ競技をしています。先日の県選手権でも優勝している。現役です。プレイングコーチとして一緒に練習をしてもらうといいのかなと。

 

「適材適所」という言葉があります。が、中学校ではそういう部分は難しいのかもしれません。専門的に指導ができる人がいてもほかの人がやりたがらない部活動の顧問に付けられる。若いのだから我慢しなさいと言われるのかもしれません。いやいや、そんなの関係ないしというのが私の考え。誰のためになるのか。「陸上競技」を一生懸命にやりたいと望んでいる中学生はたくさんいると思います。それに合わせて指導できる人がいればいいのに。表面的な部分ではなくてある程度指導できるのであれば生かしてほしい。その部分は強く思っています。

 

それもあって昨年末の国体合宿にきてもらうことにしていました。高校生にとってプラスになる。nsy先生にとってもプラスになる。それはすごく必要なことなのかなと思っています。後世を育てる。そんな大きな話ではないですが我々がいつまでも「若手」と言われるような状況ではよくないのだけは確かです。すでに国体コーチを15年以上させてもらっています。いつまでも若い人がいないという状況はよくないのかなという感じもあります。同じグランドに立って指導する状況を共有する。意見交換をしながら指導をしていく。この状況下で選手が育ってくれればいいのかなと思っています。

 

ということでnsy先生に遠方から来てもらうことに。このタイミングで前任校も一緒にということで。何度も書いていますがこれにより「批判」が生まれる可能性はあると思っています。いつまでなのか。まー必要とされればやりますし、必要とされなければやらない。それだけのことだと思います。別に指導料をもらっているわけでもない。趣味の時間としてやっています。午前中に学校の練習に参加できていないのもあります。陸上競技と関わる時間を奪われるとかなりストレスを感じます。400mHの選手も最初は前任校と一緒に練習をしてもらいました。途中から完全に400mHの練習にシフト。

 

400mHに関してはある結構な自信があります。まー一応「専門」だと思っているので。とはいえ、それが高校生にすべて当てはまるとは思いません。今回nsy先生にきてもらったのは「違う言い方で指導してもらう」という部分も必要。nsy先生にもプレイングコーチとして練習に参加してもらう。走りを見てもらうことで選手にプラスになればいいなと思っています。本人に話を聞くと茨木国対以来のヨンパの練習だといっていました。2年ぶりでしょうか。先日から本人のハードリングを見ていて「ちょっと硬いな」というのがありました。もともと「スー」っと走る感じでやっています。短い距離のハードルばかりになっているので「力でもっていく」という感じになっているのかなというのもありました。そこを克服するためにも「ちょっとリラックスする」感じで走ると違ってくるだろうなと。そこで意図的に「ヨンパのプレイングコーチをして」と頼んだ部分もあります。

 

4台目までの練習としました。途中からは完全にnsy先生に任せる形になっていました。それぞれの感覚をどう作るか。現役選手としてのアドバイスもあったと思います。この辺りはほぼ聞いていません。私が聞いてあれこれ言葉を増やすと混乱すると思ったからです。「指導したい」というのではない。選手にとって何が一番プラスになるのかを考えていきたいのです。別に私が指導したから速くなったというわけでもないと思っています。誰が指導しても「結果的に速くなればいい」のだと思っています。明らかに変な指導をするのであれば修正も必要かもしれませんが。nsy先生と細かい技術論をかわしたことはありません。相手は現役ですし。感覚を押し付けるという気もさらさらありません。独特の感覚を選手に話すような指導であればこちらも修正しないといけないと思いますが、そういうタイプではないので。

 

私は見守り隊のようになっていました。その間遠目に前任校の選手たちの動きを確認。先週かなりの時間をかけて動きを修正していた選手の走りがかなり良くなっていました。これは大きい。ここ最近で一番という感じでした。「余計なことをしない」というのを何度も言いました。工夫をすることは大切ですが「間違った方向」に進むことが多くあります。そうであれば「自分に合った動き」をひたすら定着させることが重要かなと。その部分に時間を割けばいいのかなと思っています。こういう明らかな変化が見えるとこちらも嬉しくなります。幸せな気持ちになりました。

 

ショートハードルのほうも見ながら。「身体の前で動かす」という部分も。着地時に身体が起きるのでそこの抑えも必要。身体のラインの部分も含めて話をしました。元々腰が残る部分もあるので。途中電話がかかってきたので話をしていました。そこでnsy先生が1台目までの入りを指導してくれていました。感じ的によかったなと思います。何度も書いていますが「最終的に選手にプラスになればいい」と思っています。私がすべてをやらなくてもよい。この部分は重要。気を付けなければいけないのはある程度力がついてくると「言いたがり」が増えてくるということです。本人が意識なくても周囲の人が「もっとこうしたほうがいい」などと言ってきます。ここは絶対に避けるべきです。信頼できるかどうかは重要だと思います。あれこれ言いすぎると情報の混乱を生みます。

 

分からないことに対しても「わかったふりをする」人が出てきます。こういう人は「自分は知っている」というスタンスでやっているので大変なことになります。間違っているかどうかもわからない。選手は「人の意見を聞く」ことをしますので混乱をする部分が生まれます。私は「気づき」は言いますが別に必要ないときは言いません。この辺りも自分の中で考えていきたいなと思う部分です。今後のことも考えながら。

 

nsy先生と一緒にやることで自分自身も学ぶことがあります。言われていなくても「内側を走る」ことができる。スタブロの位置も「わからない選手」であれば同じ角度でおいていても外側を走ることがある。「丁寧な指導」をする必要性を改めて感じました。「わかっているだろう」ではなく「理解させておく」ことが重要です。

 

貴重な時間でした。日曜日もnsy先生と一緒にやりました。このことはまた別に。

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