kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基礎とタイヤ引き

2022-01-16 | 陸上競技
金曜日。この日は舎監明けでした。なかなか眠れない。うーん。どうしたものか。合宿や遠征などで色々なところで寝ることがあります。それでも慣れませんね。舎監明けの一日はなんとなくしんどい部分があります。

すごくどうでも良い話ですがまたもアクセス数が過剰に増えています。ユニークユーザーが777人。かなり多いですね。理由はなぞ。ひょっとして読書好きな人が見てくれているのかもしれません。陸上→読書へ移行する日も近いかもしれません(笑)。まー、思うことをひたすら書いているだけなのでそんなことはないですが。

この日の練習は久々に走ることになっていました。元々今週は回復期に充てられていたのでそこまで走ったりする予定ではありませんでした。金曜日から少しずつ走るかなという感じでした。まー状況に応じてやることも変わりますし。とにかく練習再開。

アップは腸腰筋の補強から。ハードル練習会でやったメニューがそのまま入っています。1年生女子提案のメニューです。細かい部分を指摘しないといけないですが様子を見ながら。軸足が曲がらないようにすることと膝が開かないようにすること。当たり前の話ですがここは徹底したい。アップの補強は体幹補強K。まー基礎的な筋力の部分です。どうしても筋力が上がっている感じが少ない。メニューの問題というよりも「やり方」の問題な気がしています。正当化するつもりはありませんが「正確に速く」というのが抜けています。まだまだです。やはり「心」の変化が生まれるかどうかですね。

動きに関しては最低限の流れで。股関節回し→ハードルドリルD。足運びは随分できるようになってきているので切り替えを意識できるかどうか。土の上で競走形式で連続引き出しとスピードバウンディング。随分進むようになったかなという感じはあります。途中で明らかに動きが悪い選手がいたので話をして別メニューへ。とにかく時間を有効に使わないといけません。空いている時間をどれだけ身体のケアに割けたか。金曜日までの練習に時間はかなりあったはずです。練習以外の時間をどれだけ有効に使えるか。その部分も含めて意識するべきです。後悔先に立たず。

ハードル練習へ。5歩ハードルをやりました。何人かはかなりできるようになっていますが、悪化している選手もいます。こうなるとこの手の練習をしない方がいいのかなという話にもなります。ハードルを跳ぶとかではなくひたすら走る方が良いのかもしれません。走り自体が明らかに作れない。動きのタイミングがまったく取れない。接地で潰れてしまった全て足で力を受ける。怪我の要因にもなります。うーん。

その流れでスプリントを。短長は150+100〜3セット。100m系は120×3、200系は150×3で。こうやって文字に起こすと走っている量としては少ない感じもあります。「量で追い込む」「質で追い込む」という話も出ていましたが、「甘さ」がある場合は最初から力を出さないので量で負荷をかけなければいけません。出しきれないので。本数を求めるのではなく出し切ることが本当は大切なのですが。なかなかできません。

走れる選手と走れない選手が出てきています。取り組み云々なのかどうかは分かりません。客観的に見ることと自分達の枠の中でやることでは随分違ってくる気はしています。外から見ないとわからないことがある。が、どうしてもやっていると「自分はやっている」という感覚になります。本当はもっとやれるのに。

走れない選手に関してはkd先生が「徹底的に追い込む」ことをされています。補強をひたすらやる。が、ここにも取り組みの部分は出てきます。キツくなったら休んでしまう。何が何でもやり続けるという感覚を持たせるためにあえて負荷をかけています。故障しないように最大限のケアをする必要性を感じさせるためにも。それが感じられないのであればほぼ意味のない時間になってしまいます。伝わるかどうかは多いかのですが。ここもなかなか難しいなと思います。

結局は「何がしたいのか」です。言葉だけが一人歩きしている部分がある。目標を掲げてもそれは「心から欲している」ものではない。本当に日本一を目指している選手はどれだけ必死になっているか。試合が近づいてきていきなり「本気」になるのでは絶対に間に合わない。この辺りの感覚はしつこく言い続けていく必要があるのかなと。

もちろん、「話を聞いてくれる指導者」が好まれます。何でもかんでも受容する。やりたいことをやらせてくれる指導者や教員は生徒から好かれる。友達感覚ですから。が、本来はその形では意味がないと思っています。ダメなものはダメと伝えられなければ効果はないからです。結局最後に困るのは誰なのか。考える能力を高めなければいけない。ここが一番難しいのかもしれませんが。

一進一退。そんな感じです。理想的な世界はなかなか存在しません。改めて感じています。どう進んでいくか。
コメント
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