kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

その扉をたたく音

2022-01-04 | 陸上競技
1月4日。火曜日。この日から勤務日でした。とはいえ、練習は午後から。午前中は課題考査を作ったり名刺を作ったり。

プリントアウトしようと思ったらレーザープリンターから異音が。それも聞いたことがないような「この世の終わり」のような音が。辺りは大騒ぎに。何をやっても直らないので「使用禁止」の張り紙を貼ることに。まーどうなんでしょうか。

この日は舎監でした。ということで時間を見つけてまたも読書。


瀬尾まいこさんの「その扉をたたく音」。多分、瀬尾さんの作品はこれが一番新しいのかなと。図書室に行って瀬尾さんの作品を探してみるとこれがあったのでそのまま借りることに。これも先入観なしに。見てみると今度は「あと少し、もう少し」の4区を走っていた渡部くんが出てきました。最初、「サックス」という表現が出てきたので「音楽の話」なのかなと思っていました(まー中身は音楽というツールを使っての話でしたが(笑))。この作者、サックスが好きだなーと思っていたら演奏しているのがまたも渡部くん。

前の「君が夏を走らせる」にもサックスが出てきました。ここにも渡部くんの思い出の部分が出てきました。更には和音という女性も。私は音楽のことはわからないのですが、同じ楽器がずっと出てくるとなんとなく印象に残ります。

今回は「音楽」がメインの「ツール」になります。駅伝だったり、子守だったりと色々な「ツール」を通じて「成長」していく部分があります。常に優しい印象。出てくる人物が周りに気を配りながら生きていく。人と関わることで色々なことに気付かされる。

「今」から「未来」に向けて。分かっているのにできないこと。素直になれずに。自分自身を誤魔化しながらやっている。そこを周りと関わることで「そんなことにこだわっている場合ではない」と気付かされる。

今回の作品に関しては最後にはかなり涙が出ました。本当に良い作品でした。他の作品も読んでみたいなと思います。いや、なかなか充実した読書生活です。

練習のことについても書きたいなとは思うのですが。明日から怒涛の陸上競技生活が始まります。まずは明日、大分に日帰りです。このことも書きたいとは思います。

読書blogから本来の陸上競技blogに戻りたいなと思います。時間を見つけて本は読み続けたいなと思っています。唯一の趣味(笑)
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君が夏を走らせる

2022-01-04 | 陸上競技
1月3日。月曜日。例年であれば3日から練習開始としていました。今年は異動したこともあり練習開始が4日午後からとなっています。そのため前日と同じ流れで生活をすることに。7時前に体を動かすために少し外へ。ふくらはぎが相変わらず痛いのでとても走る気にはなれません。そこから1時間程度ひたすら歩く。部活があるときは自然にある程度の歩数を歩きますが、何もない時は寝て過ごしてしまうので。意識的に歩く。
 
戻ってきてからぼんやり駅伝を見ながら。青学強いですね。ネットニュースに「覚悟」の話が載っていました。
 
 
どのレベルになっても「覚悟」が求められる。強豪校と呼ばれる学校行ったことで満足していたら結果は伴わない。そこだけは確かです。普段から言葉にしていることがこうやって「大監督」の言葉として表に出ると説得力を持ちます。私が何を言っても・・・ですね(笑)。これだけマスコミに取り上げられると「選手」も芸能人並みにもてはやされます。勘違いはしてはいけないなと思います。あくまえで「競技力を高める」というのが一番の目的だったはずです。トラブルに巻き込まれる可能性も出てきます。余計なお世話ですが。
 
ということでまたも本を読みました。「あと少し、もう少し」を購入した時に同じタイミングで「君が夏を走らせる」を購入していました。全然どのような話か分かっていない中でしたが、順番的に「駅伝」の流れで「あと少し、もう少し」が先かなと勝手に判断(笑)。かわいらしい表紙に誘われていた部分もありますが。
 
 


読み始めると「あと少し、もう少し」の続きのような内容でした。2区を走った「不良少年」が1歳10か月の女の子の子守を1か月頼まれるという内容。これも非常に面白かったです。1か月という短い間。最初は「どう扱ったらいいのかわからない」という中で女の子と関わる。が、お互いに少しずつ「成長」していく。「ぶんぶー」という言葉。上手く感情が伝わっているのかどうかわからない。思い通りにならないことのほうが多い。それでも手探りで女の子と向き合う。
 
「なんとなく」過ごしていた毎日。そこに「意味」が生まれる。失敗するのを恐れて逃げていたところから「前に進む」ことができるかどうか。本人は意図的に「進む」選択をしたのではないが、女の子と過ごす中で「自分自身」について見つめなおす。「人とのかかわり」の中で自分自身が変わっていく。あとは・・・読んでみてください(笑)。
 
これまで読んだ作品、すべてにおいて「人との関わり」が出てくる。それはどのような作品でも同じなのかもしれないが。瀬尾さんの作品は「優しさ」がある。誰かを傷つけたり、攻撃したりというものではなく「日常的な話」が中心。どの作品にも「食事」の場面が出てくる。美味しそうに何かを食べる姿はやはり「微笑ましい」部分がある。衝撃的な場面はない。が、「あーあるよね」という表現があって引き込まれる。
 
ひたすら本を読み続ける。別に評論家になる気はない(笑)。単純に読みたいと思うだけ。あっという間に時間が過ぎていた。貴重な時間だなと思う。また読める限り読みたいなと。自分自身の日常生活が始まる。どうなるか。どう過ごすか。
 
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