

思うことを。あくまで「私見」なのでどうなのかよくわかっていませんが。
競技力が上がれば「質」が上がると思っています。簡単な話ですが「スピード負荷」が高くなるからです。100mを10秒5で走る選手と11秒5で走る選手でれば「筋肉」にかかる負担は違ってくる。「質」が上がればそれだけ身体にかかる負担が大きくなる。もちろん、11秒5で走る選手にとっても「ダメージ」はあります。が、筋力が発揮している「パワー」としては間違いなく推進力を生み出している10秒5の選手のほうが高い。反動もあるというのは当然のことだと思います。
陸上競技に関しては「才能」という部分が少なからずあります。筋肉の質も影響します。瞬発系が得意な選手もいます。知長い距離のほうが得意な選手もいます。それぞれに発揮する力が違ってくるのは当然です。これは競技力の高さにも間違いなく影響してきます。誰もが10秒5を切って走れるということはない。技術的な観点だけではなくです。だからといって13秒かかる男子が「競技をやってはいけない」とも思いません。13秒台の男子が11秒台を目指して競技に取り組むというのは大切なことです。ここで重要なのは「万人がトップになれるわけではない」という部分。少なからず「才能」の差は出てきます。シビアです。
元々女子の指導が多かった部分もあり、男子と女子の負荷のかけ方は違うのかなという気もしてます。男子はある程度少ない本数で力を発揮しますが女子は負荷をかけきれない。こういうことを書くと「ジェンダー」の視点から炎上するのかもしれませんが。もちろん、「個人の特質」というのがあります。男子でも「力を出し切れない」選手もいますし、女子でも「力を出し切る」選手がいる。単純に「性差」によって負荷を変えていくのは違うのかなというのもあります。
競技力がそれほど高くない選手に関していえば「ある程度の量」が必要になってくると思っています。1本1本で力を出し切れない、そこまでの大きな負荷をかけられないので「質」ではなく「量」で対応していく必要があるのかなと。もちろん、14秒台の女子でも1本で出し切れるのかもしれません。が、持っている力を出し切れればもう少しスピードが出ます。「筋肉の質」だけの話ではなくです。どこの競技レベルを対象にするのかによっても違ってきます。12秒台で走れる女子選手にずっと「量」で負荷をかけていくのも違うかもしれません。だからといって「個人による本数の差」はチームでやると「不満」が生まれやすい。本来であれば10人いれば10人にあった本数やメニューにするほうが理想なのだと思いますが。
瞬発系が優れていて持久系が弱い選手に何本も走らせてもこれも効果はないと思います。最後のほうはジョグのようになってしまうから。テンポ走のような感じで長い距離を何本も走ってもタイミングもズレますし、その選手の「良さ」を引き出せなくなる。このバランスも重要かなと思ってはいます。瞬発的に動けない選手は本数で負荷をかけるほうがいいのかもしれません。「技術的な練習」ができない指導であれば「量を増やす」ことで対応するというのもあります。ある程度の量をこなしていく中で自然に動きを身に付けていくというのも。これはセンスの部分も影響していくと思いますが。
理想的には「1本で速くなる」という部分があるのだと思います。それくらいの出力を出していくことで自分の持っている力を高める。試合を使って競技力を高めていくチームもあります。試合で結果を出すというのは常に全力で走っています。本当は練習でもそれくらいの出力で走れればいいのでしょうが、なかなかそうはいきません。練習の中で競争を取り入れるというのは「出力を高める」という部分が大きいと思っています。あまり力のない選手が「技術」云々にこだわって単独走をするよりは自分よりも速い選手に少しでもついていくことで「力の出し方」を覚えていく。
tokushoはそれほど強い選手がいませんでした。そのため「量」を追うことが多かった。「ショートスプリント」では戦えないなという感じがあったので「ロングスプリント」に逃げていた部分もあります。ある程度「量」と「競争」を入れることである程度の力が出せるようになります。その中で「出力」が高い選手と出会うことで「ショートスプリント」で戦う方法を学びました。それでもある程度の「量」は必要だと思っていますが。
どれくらいの「量」が適切なのかは目の前にいる選手によって大きく異なるとは思います。が、現状では「少ない」練習では「力が出し切れない」というのもあります。1本の出力を高めるための練習が必要不可欠です。何本も走って勝負するということはありません。まずは「予選」を通過するために出力を高めないといけない。本数が強くても結局は「1本勝負」のところが大きいからです。
力を出し切るために「量」を必要とする。レベルが上がってくれば「質」だけでも勝負できるようになる。高い「質」の中である程度の「量」が消化できると本当に強くなるのかなと。身体の使い方や基礎筋力なども影響してきます。とはいえ、「走ること」で競争していますから「速くフィニッシュする」選手が勝ちなのです。練習をしなくても強い者は強い。この「事実」から目をそらしてはいけない。「頑張った競争」ではないのです。どうすれば「競技力」を上げられるか。哲学的な話になるのかもしれませんが。
色々と考えさせられます。ぼちぼちやっていきます。わけのわからない話になっていますが(笑)