とりあえず年が明けたので。やっておきたいなと思うことがあるので記録しておきます。
陸上競技との向き合い方を考えたいなと思っています。働き方も含めてですね。自分自身が「嫌だな」「面白くないな」と思うことがあれば、無理してやらなくても良いかなと。誰かから強制されて何かをするというのは楽しくない。仕事は別かもしれませんが、陸上競技に関しては完全に「趣味」のレベルだと思っています。自分自身が「やりたくない」と思うのであればやらなくても良い。「やりたい」と思えば徹底的にやれば良い。
もちろん、こんな考え方をしていたら「やりたい」と思った時に「拒否」される可能性もあると思います。選手に対しては「敬意」を払っています。逆に「敬意」を払ってもらえない態度や行動があれば応える必要はないと思います。中学生だから、高校生だからという考え方ではなく。人として「他者に対する態度」が良くなければそこに対してこちらがエネルギーを注ぐ必要はない。
これまでは「部活動」だからというのがあってこちらも我慢することが多くありました、
が、それにより半端ないストレスを感じる。業務もそうですが「理不尽」だと思うことに対して「我慢してやる」ということが多すぎる。「生徒のため」という大義名分のもと「不必要なこと」を求められることがある。それに対して何故「我慢」しないといけないのか。ワガママを言うつもりはありません。しかし、「理不尽」に対してひたすら我慢しないといけないというのは間違っている。強くそう思います。
県内の陸上競技が危機的な状況にあると思います。その事に対してどれだけの人が危機感を持っているか。別に良いのかもしれません。ある程度選手が集まって、県総体で入賞して中国大会に進む。あと一歩のところでインターハイに届かずに「頑張ったけど行けなかった」で終わる。県内の状況は本当にそんな感じになっています。戦えるという種目と選手がほんの一握りです。昨年インターハイで入賞した100m女子選手がどこまで戦ってくれるか。それ以外は予選通過さえままならないと思います。
中国大会で勝ち上がるという話の前に予選通過さえ危機的な感じだと考えています。ほとんどの種目で予選落ちしてしまう。男子のショートスプリントは少し可能性があるかなと思いますが。そんな中で本気でインターハイを狙うという水準まで引き上げられるか。ハードルに関しては今の県外の状況を考えると男女含めて1人だけが予選通過。決勝に進めるのは0というのが現実的だと思っています。それは今後もっともっと酷くなっていくと思います。そこに対して何ができるのか、そこはずっと考えて来ました。が、現実はかなり厳しい。
学校単位の話ではなくなっている。どこかの学校がめちゃくちゃ頑張ればこの状況が打破できるとは思いません。それくらい広島や岡山との差がついていると思います。年末に合宿に参加させてもらいましたが、エネルギーが違う感じがあります。人口も違いますが明らかに「エネルギー」が違う。そんな状況の中で「6人」しか入れないインターハイへの切符を手にすることができるのかどうか。そこに対してこのまま指を咥えて見ているのか。
正解がどこにあるのかはわかりません。もう少しだけ足掻いてみても良いのかなという気はしています。そのための仕組みや仕掛けだけは作っておきたい。それが正解かどうかは分かりません。
年始にハードル練習会を行います。今回はkrk選手に来てもらってハードル練習会を実施します。それが正しいかどうかは分かりません。が、中高生のモチベーションを高めるための仕掛けはしたいと思っています。そのタイミングで国体選手にも声をかけてグランドに来てもらおうと。中高生にとって「憧れ」でもある選手達が来てくれる。その選手と一緒に練習ができる。全てを一緒にはできませんが、低学年から「経験」をすることは「高校でも競技を続けよう」という意識づけになるのではないかなと。
高校3年間で何かをしようと思っても厳しいと考えています。もっと長いスパンで選手達がやりやすい環境を作っていくことが必要なのではないか。これが高校の「部活動」なのか「クラブチーム」なのかは分かりません。どのような形であっても「継続的な指導」ができる環境を整える必要があります。もちろん私がそう思っているだけで多くの人はそんなことは考えていないかもしれません。「強くなりたい」と思う人たちに「サービス」の提供ができれば良いなと。継続的に空白の時間を作らずに競技に取り組んでもらうための環境整備が必要。
それがハードル練習会なのか短距離練習会なのかはわかりません。もっと違う形なのかもしれません。私のような存在が必要とされているとは今の状況ではあまり感じられません。勝手に何かをやっているというレベルでしょうし。「自分には自分のやり方がある」というのでも良いのかもしれません。が、それが本当に結果につながるのか。短期的な話ではなく長いスパンで考えた時にどうするのか。ここは考えていかないといけない。
まずは手始めにkrk選手と一緒に練習会をします。こういう機会があると県内でkrk選手に対する応援も増えていくと思います。応援はきっと力になります。人柄は本当に良いので、多くの人に応援してもらえたらと思っています。こちらも敬意を持って関われたらと考えています。
何ができるか。模索しながらやっていけたらと。これまでと違う活動もあるかもしれません。何かを変えないと今のまま。それだけは確かです。
記録しておきます。