またも読者のことを。図書室の本のことを話していたら「お勧めの本」ということで紹介されて3冊ほど渡してもらいました。基本勧められたら読む。今の自分自身の感情を上手くコントロールするためには自分のためだけに使う時間が必要なのだと思います。特別何かをするというのではなく。
柚月裕子さんの「最後の証人」です。シリーズ化されているとのこと。弁護士の話。ミステリー系なのかと思っていたら全く違いました。心情をそれぞれの立場から語る。人それぞれに表立って見えない部分があって。それをどう捉えるか。
正当な罪で裁かれる。重い言葉でした。若いから真っ直ぐでいられるのか。信念があるから常に前を向いていられるのか。ここは自問自答しながら読んでいました。私自身の本質がどこにあってどこに向かっているのか。他者ではなく自分自身の問題。中途半端な気持ちで何かをやるというのは周りを不幸にするのではないか。自分自身の感情とは別に「やらないといけないこと」があるのかどうか。
理不尽があって、それにどう立ち向かうか。それと向き合うことがどれだけしんどいことか。そう考えながら読んでいました。他の本を読む前に思ったこと、感じたことは記しておきたいと思います。一気に読み終えました。本当に自分のための時間。他の誰かのためではない自分自身のための時間。
大切にしたいなと思っています。