kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

刺激を入れる

2010-05-19 | 陸上競技
水曜日、朝からかなりひどい雨でした。少し外に出ただけですぶ濡れになるくらい降っていました。そのため朝練は基本の確認をすることにしました。時間があるときにしっかりとやっておきたいと考えていました。ちょうど良かったかもしれません。

午後からも降ったり止んだりを繰り返していました。実際に走れるかどうか分からない状態でしたが、刺激を入れておきたいと思い出来るだけ走る方向で考えていました。幸い(?)練習開始時間辺りからなんとか走れるくらいの雨になってきたので走ることにしました。ある程度計画通りに進んできていますから、水曜日に刺激を入れておく事で精神的な安定にもつながります。さすがに外でサーキットをする事は出来ませんでしたからジョグとコンディショニング、ラダーをして身体を温めました。その後いつも通りドリルをしてからショートへ。この段階で動きが崩れている者はまたも進みません…。繰り返してやってきましたが、なかなか走りにつながりません。本人も辛いと思いますがそれが前面に出ていました。その状態で走れるはずがありません。マイナス思考で取り組んでいても絶対に変わらないのです。なんとか走れるようにしていきたいと思いますが、最終的にやるのは自分自身です。辛いと思ってやれば絶対にいい走りはできません。まして一緒に走れば付いていけませんから更に自信を失います。ここを乗り越えさせるためにあえて突き放す事が必要だと思いました。

女子は1人が崩れていますが他の者はかなり良くなってきています。十分戦えるレベルまで来ていると思います。その中で女子はメンバー争いをしていかなければいけません。かなりハイレベルの争いです。走れているメンバーの中に走れない者を入れました。今の状態で勝てるほど甘くはありません。それでも一緒に走らせました。今のままの「心」ならメンバーの一員としてリレーを走る資格はありません。走れないからメンバーから外すというのではなく、「自分は辛い」というのが前面に出ているような選手にチームの魂がこもったバトンを渡すわけにはいかないからです。厳しいかもしれませんが、自分を見失っている状態で戦えるほど簡単なことではありません。かなり厳しく言いました。気持ちが変わらなければ戦えないのです。追い詰められなければ見えてこないものがあると思います。

刺激を入れましたが、やはり走れるようになってきています。女子は追い越し走形式で250m+αをしました。少し差をつけてスタートしましたが最後は2m以内に全員が入っていました。スタートの差を考えても2秒はありません。スピードが無いものは後半の強さがありますからかなり面白いと思いますね。ロングスプリントで県で活躍できそうな感じがあります。春先に調子を崩していた者もスピードが戻ってきています。最低レベルを60秒台に持っていく事ができればインターハイが現実味を帯びてきます。

全ての練習が終わってからもう一度動きが崩れている者の練習に付き合いました。突き放す事も必要です。しかし、それだけで走れるようになるわけではありませんからきちんとやっていかなければいけません。練習の最後に動きを作ると比較的動きます。まだまだ感覚が身に付いていないのだと思います。1つ1つ繰り返していくなかで随分走れるようになってきました。無駄に力で持っていこうとするのが目立ちましたからそこを何とかしなければいけません。動かないから無理矢理動かして走ろうとする傾向があります。最終的に感覚は戻ってきたようですがあとはこれが本物になりきちんと出せるかどうかです。あと1週間以上あります。疲れを抜きながら本物にすることができれば今まで以上の走りができると信じています。

女子はかなり走れている。これだけは間違いない事実だと思います。あとは男子がどこまで意地を見せてくれるかです。期待しています。
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2010-05-19 | 陸上競技
火曜日、天気予報通り雨でした。朝の段階ではなんとか曇りで持ってくれたのでいつも通りジョグができました。私も身体を動かそうと思い一緒に走りました。間違いなく運動不足ですから強い意志をもって取り組まないといけません。朝の時点で私は疲れていましたが。

昼過ぎから完全に雨となり外で練習するのはほぼ不可能な状態になりました。それを考えて前日スピード練習を繰り返しやっていました。総体の前ですし連続して負荷をかけるのは避けたいのでちょうど良いのかもしれません。やり過ぎないように自然とセーブされますから。
練習自体はサーキット1セット、そこからウエイトにしました。テスト中のようなメニューです。今回はフリーで動きの確認もさせました。30分程度自分に必要な動きを意識してやるように指示しました。どこまでやったかは分かりませんが、今の段階でこちらが付きっきりで指示を出さないと動けないようでは話しになりません。1年生はまだまだだと思いますが、それ以外の者は「できて当たり前」の部分です。今自分に必要な事が何かを理解して行動しなければいけませんからね。

一人だけ別メニューで動きの確認をしました。こちらが見ながらの練習です。崩れていた動きを戻すための作業をしなければいけません。かなり良くなってきてはいるのですがまだまだ感覚と動きが一致しない間はまた元に戻ります。何も意識しなくても動ける者もいます。特に調子が良いときは勝手に身体が動きますから気にしなくても走れます。怪我をきっかけに全く走れなくなるという状態が起きたりします。だからこちらも最大限の注意を払って見ていかなければいけません。時間はかかりましたが脚運びと接地ポイントを繰り返すなかでかなり修正が出来てきました。もも上げまでは以前より良くなった感じがあります。距離が伸びた時のもも上げまではかなり良くなりました。あとはスプリントにつなげていく動きが実際にどこまで出来るかだと思います。

練習は1時間半位で終わったので後は各自補強をするようにしました。最長で6時位には終わりました。早い(笑)。たまには…ですね。雨止まないかな。
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中間考査終了

2010-05-17 | 陸上競技
月曜日、中間考査最終日です。いつもよりかなり早くテストが始まった気がしていましたが、聞いてみると他校も明日くらいで終わるみたいですから特別早いわけではなさそうです。日程的にかなり余裕があったので先週末は練習もできました。比較的計画通りに来ている感じがあります。明日以降しばらく雨が続くようなのでテスト終了後に少し休んでから走ることにしました。テスト明けといっても土曜日と日曜日にかなり勉強はできたはずですから昨日徹夜をしないといけないというレベルではなかったと思います。睡眠時間が確保できているなら問題なく通常練習ができます。

先週末動きの確認をしましたが、今日も前半はそこに重きをおいて練習をしました。土曜日は加速段階中心の練習でしたが、今日はそこから中間に入っていく動きの中でのコントロールに課題を置きました。休みを取りながら短い距離をかなり繰り返しました。身体の投げ出しから接地ポイントの確認をしました。差が生まれる部分をどう修正するかです。ショートの中で加速部分にかなりの重点を置きましたが、どうしても身体が起き上がるのが早くなってしまう感じがありました。スタートの姿勢で頭が下がったり、投げ出した時に顔が前を見てしまうため加速が十分できません。リレーゾーンの出の緑の三角までは絶対に目線を上げるなと繰り返し指示をしてなんとか形になってきました。1年生も練習に参加していますが、総体前ですから上級生と総体に出ない者ではこちらの関わり方にも差が出ます。優先事項としては最大目標である総体路線での戦いが重要になります。当たり前ですが。上級生の1本1本に集中して見てく必要があります。

ショートが終わってからはカーブからの入りと中間の走りを意識した練習をしました。少し走りが浮いてしまうものがいるのでカーブからの加速で内傾をかけていくことで感覚がつかめると考えています。また、ハイスピードでの内傾開放を身に付けていく事で4継や200mにつながっていきます。少しスピードが上がった状態でもう一度中間の動きを意識させる。浮かないようにきちんと落としていくための練習です。きちんと接地ポイントをつかまない限りはスピードが維持できません。この手の練習がきちんと出来ると動きの質が上がっていくと思います。ここ最近動いているなと思う者はやはりきちんと刻むことができます。身体のコントロールが出来ているのです。見ていて非常に安定感があります。自然とスピードが上がっている感じですね。ハイスピードで繰り返すので下半身のダメージは大きいと思いますが、感覚的に非常に良かったと思いますね。

最後に90mを2本、カーブからのスタートで行きました。こちらも全体的に走れていた感じがあります。その前にやった動きがそのまま結び付いて走れていました。大切な試合が近づいてきています。細心の注意を払いながらもきちんと負荷をかけていきたいと思いますね。同時に1年生女子が脚に痛みを訴え始めました。スピードが上がってくると必ずこの時期に痛くなる場所があります。女子は筋力的に不足していますから動きに身体がついてこないのだと思います。ここ2年間、それで4継が上手くいかなかった事が多かったですから気を付けなければいけません。1年生に頼るとこの辺りがしんどいですね。動きが変わってきている証拠だと思っています。無理はさせたくはありません。今回痛みを訴えている1年生は総体のメンバーには入っていませんが、やはり気を付けていかなければいけない部分です。基礎筋力の重要性を改めて感じましたね。

あと2週間後には総体が終わっています。それまでの時間をどう使うかです。与えられた時間割有効に使わなければ何も変わりません練習以外の時間をどれだけ陸上競技に賭けられるか?日常会話の中で陸上競技のことがどれだけ出てくるか。真剣に向き合っていかなければ強くはなりません。戦うための準備をひたすらやっていきたいと思います。少しずつ戦闘モードに入っていきたいと考えています。勝ちにいきます。
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動きを作る

2010-05-16 | 陸上競技
何度か書いていますが、「動きを作る」という事でうちの選手は力を付けてきました。元々感覚的に鋭くて中学時代からずば抜けて強いという選手はいません。積み上げていって強くなるというタイプの選手ばかりです。他県から見たら「選手が集まっている」と思われるかもしれませんが、選手自身の努力の賜物だと思いますね。

こういう形で力を付けてきたというのはものすごい労力がかかるというのは想像が出来ると思います。しかし、積み上げるのは大変なのですが崩れるのはあっという間です。周りからは信じてもらえないくらい崩れます。一度怪我をして感覚が崩れると簡単にはいきません。これまで何度も経験してきました。以前から師事している方から「走りを作って作ってやってきた選手は崩れるとなかなか戻らない」と言われていたのですが、ここまで大変だとは思いませんでした。

1年前、5ヶ月前にかなり大変な出来事がありました。全く別物の走りになってしまいこれまでの動きができない状態となりました。言葉で書ききれない位の状態です。400mを58秒台で走った選手が100mが15秒台の選手にショートで置いていかれるのです。嘘みたいな話ですが本当の話です。多分ここまでの状態というのはありえないでしょうね。

今も1人、動きが崩れてしまい7割位の力しか出せません。繰り返し繰り返しやっていく中で戻していくしかありません。金曜日、やはり動きが悪いので別メニューでやりました。土曜日もドリルをやっている段階で全く進みません。他の者がショートをやっていてもそこまでいきません。ドリルの動きで走れないときの特徴がつかめてきていましたから、そこが出来ない限りは絶対に進まないなという感覚があります。
他の選手と一緒に練習をさせましたが、付いていく事が出来ないので強制的に止めさせました。質の低い練習をしていていつか動きが戻るだろうと漠然と構えているほど余裕と時間はありません。付いていけないのはその前の段階からきちんと出来ていないからなのです。それを見逃していたらいつまでたっても先には進まないと思います。

本人の感覚と実際の動きのズレが大きな原因です。前回動きが大崩した選手の動きを修正する際に師事している方の力を借りましたが、その時に見ていて気づいた部分をしっかりとやらせました。ここは言葉では表現できませんが、目の前の選手の動きを見ていきながら判断が必要となります。土曜日もほぼマンツーマンで動きを見ました。選手には焦りもあるでしょうからなかなか動きが意識できません。見ていてかなりイライラします(笑)。我慢できないですから自然と声が大きくなります。一番辛いのは本人なのでしょうが、なかなか難しい部分があります。互いの労力は想像を絶するものがありますからね。

繰り返していくうちにドリルの後半の動きが崩れなくなりました。ここが大きいと思います。30mまでの加速段階の動きはほぼ戻りました。金曜日にも書きましたがこれが本物になるまでが少し時間がかかります。かなり作り込まないといけません。ここが出来るようになればあとは中間の動きの意識をきちんとさせるだけです。感覚を取り戻せば崩れる前よりも更に良くなります。動きを意識して繰り返していますから自動化が進みます。まだ時間はありますからあとは疲労との相談です。繰り返す部分が多くなるのでその分疲れが蓄積します。そこを上手くクリア出来れば必ず強くなります。

総体まであと2週間、中国まではあと5週間。間に合います。しっかりと力が出せるようにしていきたいですね。一番戦いたいと思っているのは本人でしょうから、それに応えられるように指導者は動かないといけません。しっかりと見ていきます。冷静さを失わないようにします。
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課題を持って走る

2010-05-16 | 陸上競技
土曜日、県体を少し早めに抜けさせてもらい自分の所の練習を見ることに。200mの決勝までは見たかったのでそこまで見たら練習開始時間に少し間に合いません。その旨伝えてスタートは自分達で始めさせました。マネージャーが入ってくれたおかげでサーキット等はかなり効率よく出来るようになりました。選手は感謝するべきですね。

私が到着したときにはラダーをやっている所でした。少し時間をかけて動きの確認をしました。この部分は繰り返しだと思っています。時間が取れるときにしっかりやって動きの自動化を図らなければいけません。うちの練習の特徴の1つだと思っています。効率善い動きを身に付けさせるためにひたすら繰り返します。作り込んでいく走りですから一度崩れると大変です。これに関してはまた後で書こうと思っていますが、何もしないで走れる選手とは違います。その部分を私も選手も把握してえかなければ大変なことになります。

動きの確認をした後にそのままの流れでスティックドリルを。加速段階の動きを繰り返しました。中学生のレースを見ていて強く感じた部分ですが、この区間が全く上手くいっていません。数年前までのうちのチームも同様でした。改善すべき部分を明確にしていかなければいけません。どうやって動かすことがスピードが上がる動きになるのかをきちんと説明しながら、意識させながらやっていきました。こういう練習を繰り返すので練習時間が長くなります(笑)。キツいことばかり長時間やっていると思われがちですが、実は地味な練習の繰り返しが練習の大半を占めています。

そこからショートを何本かやって少し専門を。短短はSD、短長は前半走、ハードルは3月台目まで。短長は前半の入りのスピード感覚を意識しました。自分が目指すスピードがどれくらいなのかを理解しなければ戦えません。加速段階からの持って行き方を身体で覚えてもらいたいと思っています。口でどれだけ説明しても分からない部分ですから。
同時に短短のSD。脚の痛みから復調してきている男子エース、見違えるほど動いていました。あまりにも動いていたので60mのタイムを計ってみると7秒0でした。向風の中でしたから悪くはないと思います。かなりアバウトですから参考程度にしかなりませんが、走れるようになってきているのは確実です。

最後に短短は120m+60m、短長は200m+αをしました。短長は支部大会と県選手権での課題を克服するために200mをしました。実際のマイルでどれくらいのスピードで前半入らなければいけないかを感覚的に覚えさせたかったからです。なかなか力が出し切れませんから今回はrinaにペースを作らせました。スタンディングから若干の向風での200mですがきちんと28秒0~3くらいで入ってきました。数人はこの流れについてこれません。やはりスピードの差だと思いますね。とにかく前半のスピード感覚を作らないとレースが成立しません。速すぎても遅すぎてもダメなのです。そのまま短いレストを挟んで数本走りましたが、3人はある程度の水準まできている感じがありました。全く動かない者が1人…。ここは大問題です。厳しいようですが今のレベルでは戦えません。これは個別に修正を要するので別メニューにしました。

全体的に感じは良くなってきています。動きの感覚が崩れている者をどう修正するか?この子が走れないとインターハイはありません。全体のレベルを上げていかなければ戦えないのです。練習途中から完全別にして動きの確認に充てました。質が低い走練習を繰り返しても意味はありませんから。

全体としてはまずまずです。時間を有効に使ってやっていきたいと思います。
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東部県体の手伝い

2010-05-16 | 陸上競技
土曜日、朝から中学校の大会の手伝いに行きました。役員集合の時間を7時半と思い込んでいて慌てて行きましたが着いたときにはまだほとんど先生方はいませんでした。実際の役員集合は8時50分だったようです。早すぎました(笑)。

早く着いたので雑談をしたり準備の手伝いをして過ごしました。すごく忙しいわけでもなくすごく暇なわけでもありませんでしたから時間的にはちょうど良かったかなという感じです。アップ中に放送で「ホームストレートではスタート練習優先。カーブから走る場合はバックストレートで。」と繰り返し指示が出ていました。が、なかなか選手は耳に入りません。接触しそうになったり大声で注意されたりしていました。見かねて4継4走のバトンゾーンの入りにコーンを置きました。これにより走らなくなりました。余計なことをしたのかもしれませんが、走らせないように工夫すれば対応できます。アップ場所がない競技場の朝は工夫によっては上手く使えるなと感じました。

あとはひたすら手伝い。中学生の走りを見ながらやっていました。1種目各校1人ですから多くの選手を見ることは出来ませんでしたが非常に面白いなと感じる選手が何人もいました。まだまだ力が引き出せそうな走りをしています。機会があれば一度練習を見させてもらえると良いなと思っています。少し変えるだけで間違いなく効率が良くなります。
ある女子、予選を見たときにこれは面白いと思っていました。決勝も楽しみにしていたのですがラスト50mで並ばれてた瞬間に相手の方を見ていました。それからゴールまで4・5回は見たでしょうか。目線だけでなく完全に顔が向いていましたから…。自分の動きに集中しなければいけないときに他者の走りを気にしているてやはり走れません。大きな課題だと思います。この辺りは中学生ではなかなか難しいのかもしれません。もちろん勝負には勝てませんでした。しかし、非常に魅力のある走りをします。伸びると思いますね。

こうやって中学校の手伝いをするとき位しか走りを見る機会はありません。実際に走りを見てみないとタイムだけ良くても分からない部分があります。今回は数名魅力のある走りをする選手がいました。機会があれば一緒に練習してみたいですね。うちに来て欲しいという下心だけではなく、やはり底辺の拡大という意味で中学生が強くなっていかなければ全体的に強くなりません。せめてその部分に力が貸せたらと思っています。

役員終了後、慌てて戻りました。今度はうちの練習です。
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走練習&ウエイト

2010-05-15 | 陸上競技
金曜日、ミーティングの後は練習をしました。当たり前ですが(笑)。通常通りサーキットをやってからドリル。今回は少し時間的に余裕があったので加速段階の動きを繰り返しました。スティックを置いて感覚を確かめるだけですが、良く集中して取り組んでいたと思います。

1年生の女子、前回やったときには色々あってほとんどやらない者がいました。ここは性格的なものがあると思って日誌等を使って繰り返し問い掛けを続けてきました。今回はかなり良くなっていました。驚くべき変化です。これくらいの変化があれば本人も面白いと感じると思います。今まで全くついていけなかった60mも少しずつ差が小さくなっています。秋にはそれなりに戦えるレベルまで行くと思いますね。

スピード練習をした後にウエイトをやろうと考えていましたが投擲と重なったので先に勉強をしてから5時半からウエイトにしました。どちらにしても勉強で7時前後までは残るのですから同じことです。開始時間にはすでにそれぞれが練習を始めていました。全てにおいて指示を細かく出さなくても判断して出来るようになっています。今年からはマネージャーがいますから、かなりスムーズに進む部分が増えました。マネージャーが選手管理をしてくれるレベルまでいくと更にチームが成長すると思いますね。単に支えるのではなくきちんて注意したり、指示を出せるようなチーム状態になれば強いと思います。先ほどの1年生女子はマネージャーから動きの注意を何回か受けていました。私一人では不足する部分もマネージャーに補ってもらえれば質が上がります。マネージメントができるマネージャーを目指してもらいたいと考えています。

1人だけショートでスピードが上がり切らない者がいたので別に確認しました。どの段階から重心移動がスムーズではありません。もう一度一つずつ丁寧にやっていきました。今年の冬期、エースの動きが崩れました。故障していたのもあるのですが、全く走れなくなりました。100mで15秒台の選手と一緒に走っても勝てないレベルでした。本人も精神的にかなりキツかったと思いますが、別メニューで1ヶ月以上やっていって冬期後半から少しずつ走れるようになっていきました。少しの動きの崩れが致命的な崩れにつながっていきます。ここを見逃してしまうと大変なことになります。シンプルな動きをするだけに少しのズレでスピードが上がらなくなります。
数人で30分以上見ていました。崩れている動きの修正を他の者に手伝わせることで意識するポイントも分かってきます。自分のことに置き換えて考えれば良いのですから。基本的な感覚のズレがあるので時間をかけましたが、最後にはかなりスピードが上がりました。「速く動く」と話していましたがこの辺りまで影響してくるのかは微妙。感覚がかみ合わなかったので上手く走れなかったのだけは間違いないと思いますね。

練習終了後はネットオークションで購入したアミノバイタルを飲ませました。回復させないといけないので意識的に摂らせようと思っています。通常価格の半分以下で購入しています。1本200円しますから飲めません…。ネットオークションで買えば送料込みで90円以下で変えますから全く違いますね。意識付けにもなりますし。

よくやりました(笑)。一応テスト週間です(笑)。しっかりと時間は確保していますから勉強はさせます。当然ですが。土曜日は午後からの練習にしています。走りたいと思います。
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少し話す

2010-05-15 | 陸上競技
金曜日、中間考査3日目でした。ここまでくればテストも大半が終わりです。月曜日には2時間試験があるだけですから金曜日放課後からは時間が取れます。そのため総体や中国に向けて少し話をしておく必要があると考えて全体でミーティングをしました。

最近「33歳からのルール」という本を読んでいます。高校生は読まないとは思いますが、数年前に「チームのルール」という本の内容を選手に紹介したことがあります。比較的読みやすい内容だったので高校生でも理解できるのではないかと思っています。「べき論をやめよう」「残り5%に手を抜くな」という内容を話しました。基本的に仕事についてからの話ですが、陸上に置き換えて考えさせました。

『べき論をやめよう』(要約)
「~すべきだと思う」という提案を社員がした時に「お前はどうしたい?すべきかどうかはどうでもいい。お前の意思はどっちだ?」と問われる。「お前がやりたいのなら、やれ。だか、どうしてもやりたいのでなければやるな。理屈じゃない。大事なのは意思なんだ。」と。
どんな仕事も成否を分けるのは戦略ではなく情熱だ。どんなに正しい戦略だろうが、それを動かす人の心に火が灯っていなければ失敗は確実だ。
べき論で発揮される能力は、おそらく60%~80%がいいところだろう。ところが、「オレはこうしたいんだ!」という気持ちから発揮される能力は120~200%に達する気がする。数値はともかくとして、べき論よりも発揮率が高まるのは間違いない。

これは競技にも当てはまると思っています。誰かにやらされているようでは強くはなれないのです。正確にいうと「嫌だな」と思いながらやってもそれなりに強くはなるのですが、持っている力の60~80%しか発揮できないレベルまでしか上がらない。逆に少しでも速くなりたいと心から思って、自分のために最大限の努力をしていけば120%~200%の力を発揮できるようになり可能性がある。
中学時代に勝てなくても相手が80%の力しか発揮できなくて、こちらが一生懸命に自分のためにやっていって120%の力が発揮できれば勝てるかもしれないのです。物事に取り組むのは自分の意思でなければいけない。どうせやるなら強くならなければもったいないですからね。そのことをもう一度確認しました。一番基本的なことだと思っています。

『残りの5%に手を抜くな』(要約)
全ての仕事を相手の期待を越えようとするのは不可能かもしれない。そこそこのレベルになってしまうかもしれないが、95%で手を止める癖だけはつけないようにしよう。
95%も100%もほとんど同じにみえるが、95%と100%には雲泥の差があり。その差は数字に例えるなら実質の5%ではなく、30%~40%以上の差がある。1%でも同じこと。100%やることに意味がある。
0から始める5%は簡単だ。自転車で言えば軽いギア比で走り出すようなもの。95%から100%への5%はペダルが重い。全体重を載せて立ちこぎで走る上り坂のような5%だ。だからついつい僕たちは途中で自転車を降りてしまう。95%まできたのだから、十分合格だ。自分に言い訳をしてしまう。
例えようもなく重たいペダルを最後までこぎきって100%のテープを切った者は勝利者、達成者だ。100%やり切ることの価値を知っている。勝利の味を知っている別次元の者になる。
これくらいでいいだろう、と残りの5%に見て見ぬふりをするカッコ悪い奴になるのはやめよう。誰かのためではなく自分のために。

これも大切な部分だと思います。ある程度の所までやったら人は「自分は頑張っている」と満足してしまう傾向がある。本当は今からが大切なのにいつの間にか「やり終えた」と自分に言い聞かせて最後の頑張り所を乗り越えないで終わってしまう。これでは今までの努力が無駄になってしまう。あと少し、ほんの少しが大きな差になるのです。同じ0.1秒でも15秒0からの0.1秒と11秒0からの0.1秒では短縮する困難度は大きく違ってくる。当然です。レベルが上がれば上がるほど最後の5%の困難さが大きくなるのです。
チームとしてかなり成長はしてきました。が、あと一歩をしっかりと踏みしめていかなければ到達できないのです。ある程度の所で満足していたら絶対に目指す場所には届きません。トレーニングルームや武道場に入るときには靴の向きを揃えて入ります。が、部室に入る時はそのままの向きで入る。小さなことかもしれませんがここが最後の5%につながっていくと考えています。

80%の力でインターハイに行く選手もいるでしょう。しかし、うちにはいません。100%でも届かないかもしれない。だから自分の意思で最後まで手を抜かず120%の力が出し切れる選手を育てていく必要があります。最後は選手自身の「想い」が全てを決めると思います。今回のミーティングで「心」が動くか?総体に向けての大きな部分だと思いますね。
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あえて多くのことは言いませんが・・・

2010-05-13 | 陸上競技
今日の朝、yahooニュースのトップに山口国体についてのことが出ていました。以下の記事参照。

「国体”インチキしてでも1位”山口県副知事」
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100512-00001009-yom-soci)
「国体「ずるしても1位」と副知事 発言し謝罪、山口県」
(http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201001212.html)

いやー考えられない事です。多くのことは言えませんし、言える立場ではないので言いません。どこまで本当の発言かは分かりませんが「(審判が優劣を判断する)旗振り競技は開催県に有利にしてもらう」「『やし』をしてでも1位をとる」と副知事が話したそうです。これってどうなのか?我々の中ではすでの国体の「意義」について考えさせられる部分がいくつもあります。正直、疑問点の方が多い。しかし、マスコミを使って「山口国体」を前面にアピールしている県政の中心にいる人が公の場ではあまり生々しいことを発言するべきではないというのは確かだと思います。

「みなさんが知らない人、驚く人が山口県の選手になっている」という発言もあったとか。これに関しても何も言えませんね。陸上競技に関して言えばここ数年間で「山口県記録」というものはほとんど更新されています。純粋に山口県から出た選手というのはナチュリルのmatuda選手くらいかもしれません。これも県記録では無くなっていますが・・・。県出身の選手が努力をして上を目指してやっていてもそれはほとんど考慮されないのが現実です。現時点でいえるのは「地元に根ざした国体」ではないということです。どれだけの人がこの事実を知っているのでしょうか。

先日も水泳の日本選手権で決勝に残っている選手がいました。所属は山口県の水泳チームです。元々が山口県出身かは知りません。というかその辺りの情報というのは一切流れないようになっている気がします。水泳とは違いますがマイナースポーツに力を入れて得点を稼ごうとしている部分もあります。選手を見つけて取ってくるというのが「国体強化」みたいな感じになっています。その強化費はどこから出ているのか?今は「国体がある」ということでそのような雰囲気がありますが、国体終了後間違いなく「こんなにお金がかかっていたの?」という部分が公になるのではないかと思います。競技場に関してもかなりのお金を使って建設していますが、実際のプレ大会というのはほとんど実施されません。通常は全国規模の大会を事前に引き受けてプレとしてリハーサルをしますがその部分は無いまま本国体を迎えるのです。良いのか?

実際に思っていることを全て書くと問題があると思うので書きません。しかし、この発言により県のイメージはあまり良くない方向に流れていくと思います。国体の存在自体が疑問視されている時代ですから、これを機に転換していくことができれば良いのかもしれません。間違いなく無理ですが・・・。何なんでしょうね。


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少し走る

2010-05-13 | 陸上競技
木曜日、中間考査の2日目です。3年生の商業系はテスト実施科目自体が少ないですね。実技系の科目もありますから比較的負担がかからない中での中間考査になっている感じがあります。逆に1年生の工業系のクラスは3時間あったりします。差が激しいですが、考査開始が早いですから範囲自体が少なくなるのも仕方ないかなと。

練習は少し走りました。ちょうど1週間前に強化練習を終えて少し練習量を落としていました。走ったのは最大で60m。火曜日に折返し走をして「過呼吸になりそうだった」と言っている者もいたぐらいですからね。大問題です(笑)。回復に充てていますから負荷は減らしておかないといけませんが、最低限の練習をしておかなければいけません。ということで今日は少し走ることに。走るといっても時間的な問題がありますから、サーキットをやってショートを数本ですが。走り自体は疲れが抜けてきてスピードが上がってきた感じがあります。女子は1人動きが乗り切らない者がいますがこれは何とかしていきます。それ以外の者は疲れが抜けてきたのか良い感じで走れていました。勉強をすると集中力が増すのでそれも言い影響を与えているのかもしれません。

最後に120mを2本ほど走りました。女子は4継メンバーの3人が激しい競り合いをしながら走っていました。120m程度の距離ではほとんど差が出ません。良い傾向なのですが圧倒的に速い者はいません。この中から一人でも抜け出してくれると更にレベルが上がるのですが。スピード自体はかなり出ていましたから2本走った時点でぐったりしていました。質が上がると自然と力を使い切れるのだと思います。競り合いの中でどうしても動きが硬くなる者がいますが、もっともっと自分自身の動きに集中するべきです。競り合って相手を意識しても自分の動きは作れません。試合でもこのような状態は生まれるのですから、きちんと自分の動きを意識する習慣を持たなければいけません。

故障していた男子も少しずつですが練習に参加できるようになってきました。大きな事だと思います。3年生が復活してくれないとチームとして戦うことはできません。ずば抜けた力はありませんから、総合力で戦っていくしかありません。そのためには1人1人がどれだけ自覚して身体に目を向けることができるかだと思います。今の時期の故障は絶対に許されません。こちらも故障しないように最大限の配慮をしていかなければいけませんが、選手自身が本気になってそのことを自覚しなければ絶対に上手くはいきません。意識の問題だと思います。

テストも半分が終わりました。1日1日、県総体が近づいてきます。目標をしっかりと持って取り組んでいってもらいたいですね。
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