kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

相変わらず

2019-12-05 | 陸上競技
水曜日。この日は夕方から食事に行く約束をしていました。それぞれバタバタしているようですがせっかくなのでということで。何がせっかくなのか全く分かりませんが。

そのためこの日は実家に泊まる予定にしていました。朝はいつも通り職場へ向かおうと。一旦車に乗って出発準備。ライトをつけてその後切る。また付けて出発しようとするとなんだか明るくならない。気のせいかな?と思って動き始めましたがどうもライトが付いていない気がする。

細い道路なのでアップライトにして進む。普段から細い道で見通しが悪いのでライトはアップにして進むのですが。あまりにも気になったので大きな道路に出てコンビニで止まる。すると何故かスモールしか付いていません。そりゃ暗いわ。エンジンを切って付け直すが付かない。え?何で?通常考えられるのはランプが切れたのかなという話です。当然ですが。こりゃ諦めて交換するかなと。

明るくなるまで待って移動。職場で機械科の先生方に相談。ランプ交換だけなら簡単だからと言われる。安心。一旦見てみようということでボンネットを開けて確認してもらう。「なんかよく分からないけど同時に切れたんですよ」と話すとそれは電気系統が悪いのかもしれないね、という話になる。ん???

ランプが同時に寿命が来る確率というのはどんなものなのか。そう言われるとかなり不安に。なんだかよく分からんBOXを開けてもらって「ヒューズ」の確認をしてもらう。ローライトのヒューズが切れている可能性があるのではないか。こうなったらもう全然分かりません。ランプ交換したらなんとかなるかと思っていたのですが。

あれこれ確認してもらってそれでもよく分からないということに。こうなったらディーラーで見てもらう方が早いだろうということで急遽周南に戻ることに。練習だけは見ておきたいなと思ったので40分くらいはみることに。このことは余裕があればまた書きますが。最後まで見ることができないまま。消化し切れない年休があるのでその辺りは全く問題はないのですが。

で、戻って見てもらう。時間がかかるかもしれませんと言われたので近くで食事を取って待つ。しばらくすると整備の方が。「ランプ切れてますね」とのこと(笑)。普通の話か?!

電気系統がやられているかもしれないと言われてかなり焦っていました。代車とかになると結構面倒。お金もかかります。最悪の事態のことを常に考えています。大体は悪い方に転がる人生なので(笑)。多分ダメなんだろうと思っていたのでかなり気が楽になりました。

gt先生に伝えると「よくあることやね」とのこと。まー電気系統なら専門家に聞く方が早いですからね。ライトは二つ同時に付けたり消したりするので「たまたま」同時に切れたのではないか?と整備の人も言っていました。イメージ的にどちらか一方が先に切れる気がするのですが。全く同じタイミングで二つが切れるという確率はどうなのか。よく分かりませんが。

これが夜でなくて良かった。夜運転する時に切れていたらどうにもならない状況に追い込まれていたと思います。ある意味不幸中の幸いなのかもしれません。

この手の事はほぼ日常的に発生します。慣れてはいますが毎回「マジで?!」という気持ちになる。これはこれでドキドキします。

とにかく無事に解決しました。それにより2時間強時間が有効に使えませんでした。それが一番勿体ない。まー仕方ないのですが。タイミング悪い事件はいつもの事。また何かあれば記録しておきます。とりあえず大丈夫でした。
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繋がる部分

2019-12-04 | 陸上競技
偶然見かけた書籍を買ったという記事を書きました。アフィリエイトをしているわけではないのでクリックしてお金が発生するという話ではありません。純粋に面白いと思ったので紹介したというだけです。

「偶然」だったのかもしれませんが興味を抱いていることに関して本当にタイムリーに「必要な情報」を手にすることができました。自分からアンテナを広げておけばいつの間にか必要な情報が手に入るようになる。必然だと思いますね。今の自分に必要なことが集まってくる。

この数週間で色々と考えています。テスト期間なので少し気持ちに余裕があるというのもあります。1時間しか練習をしていませんがだからこそ「やらないといけないこと」が見えてくる気がします。そこに加えて様々なことが後押ししてくれている。

「モノの見方」というのはその時の「考え」に大きく左右されます。そのようなバイアスがかかっているというのもあると思います。物事の繋がりを意識しながら一つ一つの動きを見てみると「やるべきこと」が見えてくる。全く同じ動きであっても「意識する部分」が明確になれば中身が変わってくるのだと。

長距離について考えることで「方向性」の確認ができる。今回の書籍は「漫画家」が書いているモノなので「読んでみよう」と思われる。我々は知名度も実績もないのでこうやって言ってきても「また何か書いている」というレベルで終わってしまいます。まー別に認められようと思っているわけではないので良いですが。

何度か書いていますがハンマーウォークは「長距離の強豪校」がやっているとマスコミが取り上げました。たまたま見ていたのですがそれは「長めの鎖」でやっていました。それを見て「スイングハンマー」を回す練習が流行る。重いメディシンハンマーを手首で回して進む動きをする。いや、それ意味ないやろ?と思いながらも小心者なので言えず。

結果を出しているチームがやっている練習は正しい。それが大前提にあります。我々が何か言っても病院の医者が「2週間安静」といえばそれが信じられる。本当に大したことがなくても医者が言えばそれが「正しい」ことになるのです。強いチームが何を意識してそういう練習をしているのかが重要ではなく「何をやっているか」という部分が求められる。

それを今回の書籍は全て外して見ていました。バイオメカニクスも否定(笑)。「支持脚にのみ着目して議論する」事に関して「運動はそんなモノじゃない」と書いていました。まさに。複雑な要素が絡み合ってやっている事ですから「一部分」の「一箇所」を抜き出して話をしても正確な話にはならないのです。そこに気付けるかどうか。

「もも上げ」は速く走るために必要ない。これもよく言われます。この言葉自体、以前の「ももを腰よりも高く上げてやる」という部分に対しての否定だったと思います。実際にそこまで膝が上がって走ることはないですから。そこは間違いないと思います。それが「もも上げ」自体が良くないという論調にもなる。表面的な「言葉」だけを捉えて話をしても意味はないのです。

「何故やるのか」という部分が本当に大切だと思います。「後付け」の理由ではなく「〜がやりたい」からその練習をするという考え方でなければいけない。ここに関して理解せずに指導するというのは私の中では「あり得ない」部分です。よく分からないけどやっているという話は選手に対してどうやって伝えるのか。

走ることは「物理」だったりします。感覚的な部分もあると思いますが実際は「前に進むための動き」でなければいけません。前に進むためにどういう力の伝え方をするか。それを考えれば目の前にある練習が何を意味するかが分かってくるのかなと。「やりたい動き」があるからそのメニューが存在する。メニューが先にあって「動き」が付いてくるのではないと考えています。分かりにくい話かもしれませんが。

そう考えて「動き」を見てみると視点が変わります。うちの練習で「スイッチング&スキップ」があります。これは身体の前で脚を動かすための練習。力の方向を前方向にしたいという練習です。考え方とすれば「力の方向を変える」ためのメニュー。

が、良くよく考えてみると「地面に力を伝える」という部分が抜けていないか。優先事項ができないのに「力の方向を変える」ことに意識がいっていないか。そう考えて練習を見てみると非常に面白い。「速い動き」をしたがります。その方が「動いている」という感覚が出るからです。しかし、その段階の「動いている」と感じても実際に走る時に役に立つのか。「スイッチング」が上手くても走りに繋がらなければそこは意味がなくなってしまう。

話は少しズレるかもしれませんが。読んだ書籍の中に「筋トレ」について触れられていました。筋トレは外に向かって重心を崩す動きがない。それは実際の走りに繋がっていない。補強をすれば速くなるというわけではないというのを「経験則」から感じているのだと思いです。「オススメの筋トレ」があってもそれが本当に走りに繋がっているのかを吟味する。走練習と筋トレには大きな隔たりがあるという部分を理解して実施している。

こういう感覚の中で競技をやっていくと本当に楽しいと思います。全ての練習が「速く走る」ことに繋がっていく。そこに繋がっているという意識で物事を考えると一つ一つの練習の持つ意味が大きくなる。適当にやれる練習というのはやはり存在しないのです。

これを選手の走りに落とし込んでいく。この作業はめちゃくちゃ楽しい。シンプルにやりたいことをやっていく。これまでやっていたメニューに今やろうとしていることを組み合わせる。それができないメニューに関しては全て排除したいなと。限られた時間の中です。何かを選べば何かを捨てなければいけない。そこをどうするかは常に考えていきたいと思います。

やりたいことがあります。時間をかけて選手の走りに落とし込んでいきたいと思います。
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長距離について学ぶ

2019-12-04 | 陸上競技
毎日更新の予定ですが書けませんでした。あれこれあって。

前の記事に「ナイキヴァイパーフライ」について少し触れました。このシューズによって飛躍的に記録が向上しています。大学の指導者が「この靴を履いたから記録が出た」というくらいですから革新的なものなのでしょう。去年だったからこのシューズの最上級版が販売される時に「靴を買えるかどうか」の選考会が行われたのがニュースになっていました。サブスリーが条件で実際に何本か短い距離を走ってそれで決めると。5万円長距離だった気がします。

いやー、靴で決まるのか?という気持ちがかなりありました。短距離的な視点から考えるとスパイクが変わってもそこまで大きな変化があるとは思えません。0.1秒は違うかもしれませんが。大きいといえば大きいですがそのために高校生が5万円出してスパイクを買うのかというのがありました。ヴァイパーフライでも3万円。それも耐久性がそれほど高くないということだったのでマラソン1回でその値段は払えないし、練習では履けない。

が、ここまでみんなが履いて記録を出すというのは何かがあるんだろうなと。大迫選手がこの靴を履いて記録を出した時に「フォアフット走法」というのが取り上げられました。アフリカ勢の走り方。短距離の走りに近いのかなと感じていました。長距離は「かかとから接地」することが大半。それも身体の前側に接地する。それによるロスは大きいと思います。

ここ数年、学校の長距離選手に対してこの手のことを話しています。長距離顧問がその辺りに関心があるので「接地」を意識して縄跳びや台ドロップ、ハードルドリルをやっていました。周りから見たら何をやっているのか?!という話だと思いますが。普通とは異なるアプローチを。会話としてはかなりマニアックな話をしています。私の相手をしてくれる数少ない人ですから(笑)

で、「靴による技術革新」があるのかなと月曜日に話をしていました。これまでランニングシューズはソールが薄いというのが常識でした。厚いものは重くてはしりにくい。速くなればマラソンであってもソールを薄くする。私自身は走る時に足の裏に感覚が近い靴の方が良かったので練習では薄い靴を履いていました。

長距離はかかとから身体の前に接地するイメージがありました。それによりものすごいロスだと感じていました。非効率的な走りをしているのですから。短距離よりも長い距離を走る。一歩でのロスが大きいのでそれが5000mになればどれくらいのロスになるのか。スプリントの考え方を導入すれば間違いなく速くなるという気はしていました。

短い距離が速かったら長い距離も速い。これは400mが走れたら800mでもそれなりに記録が出せるというのがあったからてです。もちろんそれなりに距離的性が必要だとは思いますが。この話をした時に「そんなに上手くいかないんだよ」と言われました。3000mが速くても5000mにすぐに対応できないことがある。この辺りはよく分かっていません。勉強不足。

で、厚底のヴァイパーフライ。これはカーボンプレートが入っているので記録が出るという批判が出ていました。最初は私もそれで記録が出るのかなと感じていました。が、これだけ記録が出るということは別の要素があるのではないか。靴をよく見てみると踵側がかなり高くなっています。「下り坂を走るような感覚」と言われています。それって強制的に前重心を作り出すための工夫なのでは??と感じる。

こうなると興味関心は全てその部分へ(笑)靴に合わせて接地の感覚を変えていく。というか基本的な接地感覚と重心移動を作り出すことで走りが変わる。結果的にスピードが出て記録が出る。これまでの常識であった「かかとからの接地」を根本的に変えるのではないか。

そう考えていた矢先に本屋で興味深いものを発見。




もう興味関心はマックス(笑)。すぐに購入して読むことに。これをひたすら読んでいたのでblog更新ができませんでした。もう最高に楽しくて。長距離を走る普通の漫画家さんがここまで走ることに関して考えるのか?!それもスプリントの基礎的な部分を把握している。自分の身体を使いながらそれを徹底していく。

「つま先で蹴るのではない。着地した前足部が地面で弾かれて筋力を使わない。地面の反力は接地した瞬間に素直に。」というような表現がありました。もう最高(笑)。フォアフット走法はつま先側で接地して走るというのがあります。この言葉だけを捉えるのではなくきちんとした「走りの基礎」を徹底していく。変な勘違いをしない。

詳しくは書くのを避けます。が、是非とも読んでほしい。短期指導者にとっても絶対にプラスになります。短距離の技術エッセンスが詰まっています。これにより私自身は練習の幅が広がる気がします。

余裕があればまた書きます。が、とにかく読んでほしい。絶対にプラスになる。いや、長距離から学ぶことは多い。全てが我が師(笑)
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コアな話

2019-12-02 | 陸上競技

先週、ひたすら今後やりたいことについて考えた。まだおぼろげな部分が大きいが「進む方向性」は見えてきたのかなと感じている。それがどのような形になるのか。「競技力を上げたい」と本気で思ってくれている選手に対してはこちらも最大限のアプローチをしたい。

 

ひたすら頭の中で「走ること」について考え続ける。さらにこれまでやってきた練習の見直しを図る。かなりの時間を要した気がします。合間合間で私の考えを愚痴のように聞いてくれる人もいる。本当に面白いのかどうか分かりませんが。

 

そうこうしているときに「なんで200m×3本走るの?」という連絡が。これまでの指導の中で「200m×3本」というのが重要な練習だったようです。指導を見直す中で「なんでこれをやるんだろう?」という疑問がわいたと。知らんがな(笑)という話ですが。これまで「必要」だと思ってやっていた練習。本当に必要なのかを考えたようです。実際はそれ以外に「もっと効率よい練習があるのではないか」ということでした。

 

専門性が全く異なる種目の指導者です。このさじ加減はわかりません。が、200mをたくさん走ると本来やらなければいけない練習に割く時間が足りなくなるということでした。その感覚はわかります。やりたいことがある。しかし、それを全てやるわけにはいかない。そうなるとどういう練習をするのかを決めていかなければいけない。取捨選択を求められます。「やったほうがいい」と思われる練習は数限りなくある。それをどう自分で選ぶか。

 

バタバタしていたので返事が遅くなっていました。そうするとまた別の人に聞いたようでした。特殊な種目なのでその特殊性が分かる人に聞いてみたとのこと。もう末期だと思いますね(笑)。そしてそのことについて30分くらい話をしたでしょうか。私個人としては自分の考え方を示しながら答えていきました。

 

最初は「200mを走ると足が速くなる」というのでその理由を探すことに。本当に足が速くなっているのかどうかは分かりませんが、最後までリズムを保ちながら走らないといけない部分があるのでそこが「専門性」に生きているのではないかと。200mを3本走ったら次の練習ができなくなるので「ハードル走」で代替したらどうかという話も。そこにどのような狙いがあるのかを話す中で見つけていかなければいけません。

 

結局「走ることは最低限でいい」というような流れになりました。「細かいことを言わない」という感じで話を聞いてきたようでそれに対して「納得」していました。本当にやりたいことがどこにあるのか。それに合わせて「必要なこと」をやればいいと思っています。跳躍種目で「助走」を作りたいならそれに合わせた練習があると思います。スプリントで「加速局面」の改善をしたいならそのために必要な練習をすればいい。方法論だと思います。

 

良いおっさんが30分も電話で「接地」や「地面への力の伝え方」について話をしている。この姿を客観的にみると「大丈夫なのか?」という気になります。別に練習を見ながらその局面について話をしているの出れば良いのかもしれませんが、実際は全く別の場所で話をしています。他の人に聞かれたら「この人何言っているの?」となるでしょう。かなりコアな話をしていましたから。

 

こういう話に対して興味を持ってくれるかどうか。私は自分が「普通」だと思っているので違和感を感じませんが、周りの人は何を思っているのか。基本的に私にこの手の話をしてくる人は本当に数人です。私も相手を見て話しますから細かいところは言いません。興味のない話を延々と聞かされるとしんどいでしょうから。それは避けたい(笑)。良い大人ですからその部分の話を聞いてくれるかどうかは相手を見てします。

 

ある人と「ナイキズームフライ」の話になりました。月刊陸上競技を見ていると「箱根駅伝予選会」でかなりの選手がこの靴を履いていました。MGCを走った選手の大半がナイキのピンク色のシューズ。「ヴェイパーフライ」というようです。とにかく履いている。高校駅伝の都道府県予選の写真を見ても驚くくらい履いている。もう「ナイキ」には他のシューズは勝てないのではないかという感じさえあります。

 

日本の会社のシューズはどちらかというと「薄底」です。その靴が履きなれているので問題はなかったのだと思います。日本人の足にはA社のシューズが良いという話になって多くの長距離選手が履いていたイメージがあります。その後M社のシューズが流行って箱根駅伝で連続優勝するチームが履いていたのでAD社のシューズが流行る。そして今、間違いなくナイキの独占状態になりつつあります。

 

yahooニュースで関東の記録会で「10000mで28分台続出」という記事が出ていました。山口県の高校生も出したと。ものすごい話です。そのレースを見ていた指導者が「シューズの力が大きい」というコメントをしていました。それくらいこのシューズで走れば記録が出やすいのだと思います。カーボン製のプレートが入っていて反発を得られやすい。「下り坂を走っているようだ」というコメントもありました。平地を走っているのに下り坂のようにスピードが出るのであればそれは楽だと思いますね。

 

そういう話をしている中で「厚底」についての話に。履いたことがないので全然わかりません。カーボンの効果がすごいという話です。ここからは勝手な想像。「厚底」になることで実は「勝手に前側に重心がかかるのではないか」と思っています。フラットな靴であればどちらかというとかかと寄りに体重がかかる。スプリント用のスパイクなどはかかとはありませんがかなり傾斜がかかっていて自然に前側に体重が乗るようになっています。「フォアフット走法」と言われるようにアフリカ系の選手などは「足の裏の前側」で接地して走っています。短距離に近い。

 

かかとが厚く前側が薄いので靴の中で自然に「前重心」になっているのではないか。「長距離の走り」で言われるかかとから接地して走る感じの走りとは違ってくる。かかとからついても靴自体に前側に乗る仕組みがあるので「短距離の走り」に近づいているのではないか。かかとがあるので衝撃はある程度緩衝される。それでも走れるのはカーボンの部分なのかもしれません。

 

長距離の走り方がある。そういう視点から「実はもっと速く走れる走り方がある」と考えたら面白いと思います。水泳のスピード社の水着が出た時に世界記録が次々と更新されました。それは水着の影響もあったのでしょうが「それに合った泳法」の開発がされたのではないか。今は「ナイキ」が新しい技術で靴を販売したことで「長距離も短距離のような走り方をしたほうが速い」という「技術的な話」になっているのではないか。この靴は「技術的な理解」がなくても「自然にそのような動きをする」ために造られている感じがします。それを「走るための技術」を身につけながらやっていけばもっと速くなるのではないか。

 

もちろんこれにより「格差社会」は広がると思います。この靴が買える選手はいい記録が出しやすくなるので。まーお手頃な価格帯のシューズもありました。一番高いのは3万円(笑)。これを履いたら「ベスト記録が出やすい」と言われたら勝負がかかっているところでは履くかもしれないですね。

 

まとまりがなくなってきました(笑)。こんな「コアな話」をするときは相手が必要です。まーなかなかいませんが。こういう部分も含めて話す相手は選びたいですね。靴の話は面白いのでまた書きたいなとは思っています。「長距離」に「短距離的な要素」を入れていくことで変わっていく気はしています。分かりませんが(笑)。

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向き不向き

2019-12-02 | 陸上競技

思うことを。

 

指導スタイルについて考える。これも人それぞれだと思いますね。様々な形の指導があるし、あってしかるべきだと思います。全く問題はない。

 

私自身の指導スタイルは「少人数向き」だと思います。実際は合宿などの指導には向かないのかもしれないなと思っています。10人前後であればかなり効率よくできると思いますが、それ以上になると「見切れない」というのがあります。プライベート合宿などもありますが「最大限の効果」を考えたときに十分とは言えないのかもしれません。

 

その理由は「細かいことが気になる」からです。そしてそういう部分を徹底したいと思うから。人数が多くなるとやはり「意識の差」が歴然となります。ある程度の選抜合宿であれば「強くなりたい」「学びたい」と考えて参加する選手が多くなります。しかし、大人数の合宿になると「参加している」だけになっている選手も増える。集団の後ろ側にいる者は「何をしているのか分からない」状況になります。

 

かなり前ですが「支部合宿」がありました。その時に「全くやる気の感じられない者」も複数いる。その時に「やる気がないなら帰っていい」という話をしたことがあります。今のご時世であればこれさえも「問題発言」であったり「威圧行為」と言われるのかもしれません。が、本当に酷かった。「参加している」というだけであって走るのも適当。最後まで走りません。それも「個性」であり「自由」だといわれるでしょうか。

 

100人規模になると間違いなく無理。普段の練習でも20人くらいまでがキャパでしょうか。部員数が多くなると私自身は対応できないと思っています。上述のように「細かいことが気になる」性格なので練習を見ていて動きを修正したいと思うからです。せっかく練習をするのであれば「よくなってもらいたい」と考えています。指導をしても「変化がない」というのであればやはり面白くない。

 

面白くないのは「私」だけではなく「選手」もでしょう。何をやっているのか分からない状況で練習に参加して「言われるがまま」にやる。なんでこんなことをやっているのだろうと思う。お互いが不幸です。

 

以前であれば「走練習」が中心になっていたので「走っておけばいい」と考えていました。人数が多くなればそれが一番手っ取り早い。細かいことをやらずに「走練習」をしておけば「やった感」は出ます。それが良い悪いというのではなく人数が多くなれば細かいことをやるというのが難しくなるからです。精度が下がるというのも出てきます。

 

時と場合によって指導スタイルを変えればいいのだと思いますがなかなか難しい。性格的なものもあると思います。せっかく参加しているのであれば「何かしらをつかんで欲しい」というのがあります。できれば継続してできる練習にしたい。道具を使う練習などは難しいかもしれませんが「必要な要素」は伝えたいなと思います。性格的にこの辺りが難しい。

 

「合同練習」くらいでれば対応できる自信があります。人数が少なければ特に(笑)。人数が多くなると「声掛け」自体が少なくなる。そのあたりを割り切ってやればいいとは思うのですが。今やっていることは「正確性」を求める指導です。「表面的な部分」だけをやっても意味がないことが多い。そうなると「丁寧にやる」という姿勢が必要になります。これが自分の中で大きな葛藤になります。

 

向き不向きがあると思います。私の指導スタイルは「個」に対応した部分が多い。大人数にメニューを提供することが苦手。人数が多い中で「全員と何とかしよう」とするから上手くいかないというかストレスを感じるのかなと。人数が多くなるとこちらの「意図」が伝わらなくなります。そうなると「全く違うこと」をしている選手も出てくる。「練習に参加したら悪くなった」という話になります。

 

本来的には「やりたいこと」を徹底する形が良いと思っています。人数が多くなればそれに合わせて指導する指導者が多くなればいい。細かい指導が出来なくてもこちらの意図をくみ取ってやってくれると良いなと思っています。これも難しい部分があるのかもしれませんが。

 

100人が100人前向きに練習に取り組める雰囲気が作れればいいのだろうなと思ってはいます。集団になればやはりその中で「温度差」は出ます。その時にどのように対応するか。「やる気のない選手に対しては放っておけばいい」というのが簡単なのだと思います。が、それにより「全体が崩れる」ことがある。それが嫌だなと思っています。ここは本当に難しい。

 

だからどうなんだ?!という内容ですね(笑)。自分のスタイルを考えたときに「向き不向き」をきちんと理解しておきたいと思います。もちろん、キャパを広げていくことも人として必要不可欠だと思っています。考えさせられます。

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