水曜日。いや、本当に余裕がありません。練習計画を作る余裕もないのでかなり早く職場に到着するようにしました。空き時間を作ることさえ困難。メニューを提示されるのは当たり前ではないという感覚を持ってくれるといいのですが。かなり調整しています。
この日は6時間目終了後、頭髪服装検査と委員会。結局練習開始は16時半を過ぎていました。さらに別件で指導を受けている者も・・・。競技の指導をするという段階に達するかどうか。ここができるようになるかどうかは本当に大きなことなのですが。「やりたいからグランドに来る」というだけではない部分があります。一進一退を繰り返します。
練習自体は「走る」という部分をいつもよりも増やしました。本当に「いつもよりは」というレベルでしかないですが。バランス系をやってからシャフトトレーニング。「体幹強化サーキット」と「時間サーキット」を繰り返しやっています。が、それだけは不足するので「体幹強化サーキット」「時間サーキット」をやった次の日は「別のトレーニング」にしようと考えています。週2回ずつやって残りの2日は別のトレーニングかなと。力を逃がさないための練習をしていきたいなと思っています。
そこから台&BOXジャンプを。上に浮くような感じを作りたいと思っています。ここは実は非常に難しいことに気づきました。「前に進みたくなる」からです。上から下の力の加え方をどうやって身につけさせるか。その力をどうやってDMに伝えていくか。地面を押してからそれをボールに伝える。簡単ではありません。それでもやっていくしかないと思っています。
久々に「反発系」の練習を。スティックを使って「反発で進む」感覚を作ります。これもどうしても進んでしまう。ミニハードルのほうがいいのか。上に弾むことができる方法を考えたいと思っています。どうすればいいかなーと。力を使わずに反発をもらう。その方向を「前」ではなく「上」にする。ここができるかどうかは考えていきたいと思います。感じている部分は文章にしておきたいと思ってはいますが・・・。
そこから「台ドロップ」をする。ここ数日間は毎日のようにやっています。これも「縦の動き」をしたいから。台に乗るときに「上から下」にしたいのですが前に台があるので「前に進む」意識になってしまいます。これはわかります。わかるんですが「嫌」です。結果「前に進む」という形にしたい。最初から「前に進む」のではない。頭でわかっていてもそれが実際にできないという部分がある。
ハードルドリルをやってからスイッチング&スキップ。珍しく毎日やっています。スイッチングは前の記事にも書きましたがやはり「進む」という感じになります。本当は「上から下」に力を加えたい。それが「進む」ことになってしまう。全体の練習を止めて話をしました。「やりたいこと」に対して理解をしてもらいたい。これまでと同じことをやっていたら「同じレベルの競技力」にしかなりません。より洗練して今の考え方があります。「できる」と「やろうとする」ことはつながります。「やろうとする」という意識があれば「できる」ようになる。今すぐの変化を求めるのではない。ここは重要だと思います。
加速段階T走をやってからチューブ5歩、前半マーク、40↑30→を。2本ずつですからほとんど走っていないですが。走りの質自体は少し変わってきていると感じています。「無駄な力」を使わないようにしたいと思っていますから。走るときにはあまり細かいことに触れないようにしています。あまりにも気になったら言いに行きますが。極力遠くから見たいなと。全体の流れを確認する感じかなと。「走り」をどうするかを考える。
本当はその前に原因がある。これは先日師匠と話しながら出てきた部分です。投擲や跳躍に関しては「課題」となる一つ前の動きにその「原因」がある。局面的に見てという話もあると思いますが、走ることに関しては「技術的な課題」があるから「結果」として走りがその形になっている。走っているときに「意識」をしても根本的は部分が改善できないので変わらない。そう感じています。
練習中に「スピードに乗ってきたら上半身がぶれる」と言ってきた選手が。横から見たら感じませんでした。前から見てみる。すると接地する脚が「内側」に入ってきていました。2軸ではなく1軸で走る。その結果上半身が横ブレをする。「上半身を保つ」ことを考えて「上半身」に意識を置くのではなくその「原因」を突き止めなければいけないなと。
時間が無くなってきたのでシャフト補強Bメニューを実施して最後に「50mT走×5 60m×2」を実施。ほかのメニューを削ってでもそのメニューだけはやるという話をしていました。走っていないので。T走、これまでは「接地」と「フォロースイング」がメインでした。が、今の練習の感じからすると走っている選手は違う感じを受けるのでないかなと。
反発を受けながらその力を利用して走る。それがT走ではうまくできないと思います。実はそこが課題になるのかなと。反発を受けにくい状況の中でどう走るか。砂浜で走るのと同じ感じになるのかもしれません。「同じ練習」であっても「意識する部分」が異なれば全く違う感覚になる。もちろん、接地は意識できると思いますしフォロースイングも意識できます。こういう動きの中で「反発で進むことができない」という感覚。工夫が必要になるのかなと。
変わってきています。選手も私も。根本的な動きは変わりません。走りは「結果」だと考えてやっていくと「見えるもの」も変わってきます。そうやってより良いものを作り上げていきたい。どこかで個の練習をやっているという話ではない。自分が「考える」中で見えてきたものです。間違いは許されません。だからこそしっかりと考えて見極めたい。
全力でやります。