kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

更新できないな~

2020-12-21 | 陸上競技

更新予定にしてましたがなかなかたどり着きませんでした。

 

水曜日。この日も引き続き基礎的なことを。ある程度続けています。それなりにできるようになってきたかなという気はしています。これからどのように変化をしていくのか。本当であれば「走練習」を中心にしたかったのでもう少し基本の部分を省略してもよかったのですが。冬休みが来るまではしばらく「動きの基礎」をしっかりとやっていきたいなと思います。走練習自体は60mTと60スプリントの組み合わせ。補強サーキットとハードルジャンプをやって終了。ぎりぎり。

 

木曜日。朝練習のみ実施。放課後は休みとしました。

 

金曜日。この日はスタート中心で。アップはサーキット行ってから縄跳びとDM投げ、腸腰筋補強。基礎的なことを。スタート中心にする予定だったのでドリルをどうするか検討しましたが実施。時間不足が懸念されたのですが強行してドリルまで。スプリントのほうは少しずつ変化がみられます。こうやって自分の走りを作っていくことは重要だなと思います。時間がかかります。体力的な面も含めて。少しずつ続けていきたいなと。加速段階の練習に関しては途中から別件が入ってきたので遠めに見ながらという感じです。細かい部分を見たいなと思うのですが。バトン走までやって終了。

 

土曜日。この日はsmshが来校。わざわざ足を運んでくれました。私は午後から予定があったのでそれまでという感じになりましたが。「補強をしたい」ということだったので比較的ベーシックな補強を。上半身下半身を。そこから補強を織り交ぜながら走る。前日の影響からかうちの選手に走りは少し精彩を欠く感じがありました。これはこれでいいかなと。できることをやり続けるしかないなと思っています。この日は冬季初めての120m。120mTと組み合わせながら行いました。やはり中盤以降で動きが保てません。これも冬の間に克服していけたらと。シャフト補強をするまでの段階で時間的に間に合わなくなったので私は退散。申し訳ないですね。

 

こんな感じだったのでとてもじゃないけど振り返りさえできませんでした。うーん。記録として。書ける部分、振り返りたい部分に関してはまた書いていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基礎練習の続き

2020-12-17 | 陸上競技
火曜日。この日は朝からかなり気温が低かったですね。その中でもやるべき事をやりたいなと考えていました。

アップの内容に関して少し前に見直しを図りました。これまでよりも補強関係を少しずつ増やしていこうかなという部分があります。大きな筋肉だけではなくもう少し細かい部分もやりたい。明らかに動き自体は良くなってきていますが、もっと改善していくためにはやはり筋力アップは必須だと思います。

この日はバランス系をやってからサーキット。マネージャーが不在だったため私がタイム測定を。この時に何度も繰り返して言葉かけをしました。上述のような事です。必要な筋力を上げる。何をやろうとしているのかを考えていかなければいけません。筋力を上げるために正確性を重視しながらきちんと負荷をかける。しんどくなった時に「少しくらい」という気持ちは出ます。そこを変えていけるかどうか。声かけひたすら。

その後、セラバンド補強をやってからハードル股関節を。前日に引き続きその場での股関節回しを実施。毎日やっていこうかなと考えています。この辺りを強化したい。腸腰筋を強化していく地味な補強も含めてこういう形で「足を前に運ぶ」ために必要な事をしていきたい。サーキットなどもやりますがこういう細かい補強も常にやっていきたいなと。

この日も動きの基礎。ここに時間をかけることになりますが、やはりやり続けたいなと。動きに必要な事を気づくたびに伝えます。それにより「流れ」が止まってしまう部分もある。本当はもっとスムーズに進む方がいいのでしょうが。しかし、「意識付け」や「確認」のためには必要だと思います。年内はとにかく徹底。ドリルの頻度を増やしています。他の部分を削ってでも身に付けさせたいと思います。

この辺りからかなり寒くなってきました。気温は測っていませんでしたが。1〜2度くらいになっていたのかなと。それでも練習は継続。やりたい事、やらないといけない事をしっかりとやる。そこだけは譲れないなと。状況によっては「練習を大幅変更」というのもありなのかもしれません。しかし、雪が積もってできないという状況でなければ問題はないと思います。継続して目標に向かって進んでいく。

スパイクを履いてからスイッチング、片足スキップ、スタート腰押し、チューブ5歩、二次加速スティック、前半マーク。代わり映えしません。この数年は毎日毎日色々な事をやろうとしていました。比較判断するための「ルーティン」のような種目を入れていきたい。これを毎日やっていく事でその日の調子や動きの感じを自分自身で判断できるようになるのではないか。ベーシックな考え方かもしれませんが、狙いを明確にしていきたい。そしてこれはスプリントにとって重要な要素だと思っています。少しずつ話をしながらやっていけたらなと。

バトン走を。これからの練習の中にも定期的に入れていきたいと考えています。冬の間はなかなかバトンを使わないと思います。私は常にバトン走をやりたいとと思っています。冬だからこそできることがある。距離感やバトンパスの感覚を作るためには一朝一夕ではできない。だからこそ継続的にやっていきたい。前任校ではほぼ毎日やっていましたが、この冬は2日に1回くらいはやりたいなと思います。最大スピード練習にもなります。

走練習の最後に中間マークを。本当にこの辺りから寒かった。雪がパラつく中でどう取り組むか。筋肉が温まらない。それでもやっていく。寒いと最高の動きができない。分かっています。それでもやらなければいけない部分がある。寒さ対策もしっかりとしながらかなと。中間までの動きを徹底してやっていくことが次につながると思います。本当はどこかで120くらいは入れなければいけないと思いますが。少しづつ移行して行けたら良いなと思いますね。

終わってからシャフト補強。数名は土曜日から負荷を増やしています。しんどいと思いますが。最後にホッピングをやって終わり。ほぼ予定通りの時間帯に終わりました。

寒い。それでもやることは変えない。これは春に向けての準備です。寒い中でこれくらいの動きができれば暖かくなればどうなるか。考えるとワクワクしてくるのではないかなと思います。怪我なくそれを続けていくことが必要になります。やれる事をしっかりとやっていく。ここしかない。

寒い。グランドに立っている人が少なくなります。他の部活動も寒いので早めに終わったりします。活気がなくなると気持ちも下がります。だからこそ全員が声を出して前を向いて取り組まないといけない。少しづつですが確実にできるようになってきていると思います。成長が伺えます。

少しずつ。進んで行けたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スプリント練習

2020-12-17 | 陸上競技

月曜日。この日は7時間授業。練習は通常通り17時前からに。

 

時間の関係もあってドリル的なことを少し割愛。アップの補強を少し増やしたいなと思っていました。しっかりと声を出して雰囲気づくりをしていくというのもこの日のテーマ。自分たちの練習を自分たちで作る。そういう部分は重要だと思います。ある程度の成長を感じられます。こうやって「自分のためにやる」という感覚が身についてくれればきっと動きも変わってくるだろうなと。

 

上半身下半身をやってからDM∞。そこからハードル股関節を。前日のハードル練習会で行った「その場での連続抜き」を通常練習の中に入れようと考えました。スプリントに必要な動きもここに入ってきます。股関節強化という意味合いも強い。重心移動のない状況下でしっかりと股関節を動かす。これが基礎筋力向上につながるかなと。そこから前に進むハードル股関節。ずいぶんよくなってきたかなと感じています。基礎的なことを徹底しながら。

 

朝練で軽くドリルをやっています。そのため午後はなし。本当はやったほうがいいのですが「取捨選択」をする中で短時間で何かをやろうと思えば何かをやらないという部分が必要になってきます。メニュー的にT走はやりたかったのでその部分を優先。限られた時間の中でしたが補強をしっかりと入れてそこからスイッチング、スタート腰押し、チューブ5歩、二次加速スティック、前半マークで。慣れてきたのもあるのでテキパキと練習が進んでいきました。所要によりグランドを少し離れましたがきちんとやってくれていました。

 

メインはT走。60mT×3-60mスプリントを。これを2セット実施。土曜日はこの本数を減らさなければいけませんでしたがこの日はすべてやり終えることができました。気が付いてみると練習自体は予定よりも早く終わる。全員が声を出しながら素早く次の行動に移っていたのも影響していると思います。そのため延長せずに終わり。早く終わったのでもう少しできたらいいかなというのもありましたが欲張っても何も変わらないと思って実施せず。「やりたい」と思っていたことができたのであればそれはそれで十分なのではないかなと。


テストが終わってからも継続的に「基礎的なこと」をやっています。そこに時間を割いているので走る練習などが不足しているのかもしれません。しかし、焦らずやっていきたいなと考えています。面白いことにかなりの選手の動きが改善されています。スピードが出るようになっている。寒くなっているので最大スピードは出ないのかもしれませんがそれでもかなり良くなっている。


走る時に腰が残ってしまう選手はこの段階では十分な改善ができていないという感じはあります。走る時に腰が進まないので足だけの動きになってしまう部分があります。共通して言えることは「重心が後ろにある」ということです。このタイプの選手はなかなか進みません。ここの改善をどうするか。歩く時から「前重心」でやるように言っていますが定着しません。「意識」の「無意識化」ができるようになればいいなとは思っています。


少しずつ進んでいきたいと思います。年内は焦らず縦の動きの徹底。色々なところにヒントが転がっている気がします。やるべきことを見極めていきたいですね。原点回帰。続けていこうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハードル練習会2

2020-12-16 | 陸上競技

続き。

 

基本的なことをやりました。午前中は「ハードルに必要な動き」の説明。アームアクションも含めてです。浮かないようにどのように腕を使うか。色々な動きの中で腕の使い方を覚えてもらいたいなと思います。そして「ハードル選手のためのドリル」もやりました。私の中では「基本」だと思っています。が、実際にやってみると「上手くできない」選手が多くいました。あー、これは良くないなと。練習の最初の段階で「体のコントロール」について話をしていました。自分の身体を上手く動かすことができるかどうかは重要。ハードル選手には必要な能力だと思っています。うちが練習で「ダンス基礎」をやるのもこのあたりが目的だったりします。自分の身体をどのように動かすのかをしっかりと理解してもらいたい。

 

タンブリングといって「空中で移動する感覚」を作る練習もしました。これは昨年の冬の県合宿に参加していた選手はある程度できました。この2年間くらいは私がやりたいなと思う動きを全てkrkくんにやってもらっていました。私の意図を汲んでくれる部分があります。こういう「感覚の共有」に関しては彼は本当に優れています。今回は仕方なくある程度私も手本を示しました。あまり運動をしていないので「手本」として相応しいかどうか疑問が残りますが。自分がイメージしている動きと実際の動きが異なる場合もあります。かなりの確率で私の身体が思うように動いていないと思います。それでも「雰囲気」が伝わればいいなと思っています。タンブリング。ハードル上で移動して一気に降りてくる。リード脚と抜き足は同時くらいです。この時にリード脚は伸ばしません。さらには抜き足も縦抜きでも良いという話をしています。リードと抜き足のタイミングの話だけで良いかなと。

 

午後は「ワンステップハードル」にしました。こちらのほうが「汎用性が高い」と思っています。うちの選手にはこの部分を移動距離を大きくして実施していました。しかし、基礎的な動きが疎かになってしまっていたので今は「最低限の距離」でしか行っていません。あくまで「スプリント」に活かすための「ワンステップハードル」でなければいけないかなと。ハードル選手にも「基礎」が必要です。しかし、「ハードルドリル」を細かく見てもらって指導を受ける機会は通常の学校の練習では少ないと思います。そうであれば「必要最低限の動き」ということで「ワンステップハードル」をやると良いと思っています。リード脚の締めや抜き足を立てるという部分もここに詰まっています。きちんと意識してやってくれればそれだけで「ハードルの基礎」は身につきます。

 

選手はどうしても「ハードリング」を良くしたいと思います。空中でかっこよく越えていく。たしかに必要なことだとは思います。無駄なエネルギーロスをなくしていくことでタイムの短縮ができます。しかし、「空中フォーム」を意識してもどうにもできない部分があります。ハードリンク自体は「踏切」で決まるからです。ここでしっかりと踏み切れていればあとは自然にハードリンクができます。空中でこういうふうに動こうと思ってもできないのです。そのあたりのことを意識させるために「一歩ハードル」を多用します。一歩ハードルでは「抜き足」がそのまま「踏切脚」になります。きちんと前まで持ってきて踏み切れなければ届かなくなります。当たり前の話ですが。「遠くから遠く」の感覚を作るためには必須かなと。このとき、「リード脚」に関しては伸びなくていいと思っています。そんな暇はないので。前にリード脚をもってくるときに伸びるのではない。振り下ろす結果として伸びてくるのだから一歩ハードルでリード脚が伸びるということは考えにくい。意識的に伸ばしている選手もいるでしょうが。ここも少し説明をしながら。

 

あとは3歩(4のリズム)で越えていく。これはよく試合の時のアップで行われているような動きです。実際の試合時は5歩(6のリズム)だと思いますが。ハードルが並んでいるときにスピードを上げずにハードルを越える練習をしている姿を見たことがあると思います。この動きですね。通常越えていく時には「すり足」のように速く処理して越えていきます。が、個人的にはあまり好きではありません。実際の動きと離れているので。分かりにくいとは思いますがこの日は「もも上げ」のような形で処理して跳ぶ練習をしました。実際のレースの時はすり足で動くことはありません。そうであればもう少し走りに近い形でやっていく必要があるのではないかと考えています。膝を上げずにすり足で速く動くのではなく「走り」に近づけながら足を上げながら踏み切る。距離はかなり詰めています。かなり改善が見られました。

 

最後はある程度の時間を与えて3歩(4のリズム)で練習。距離はかなり詰めました。男子が8m、女子が7mと6m。当然詰まります。シューズでやっていきました。この中でどのように走るか。ハードルとしては低いものを使用。それでも女子は「ディップ」をきかせ始めます。ほぼ無意味な状況になる。これがハイハードルなら違ってきますが、女子の低いハードルでディップをきかせる必要性は低いと思います。ディップをすることで着地時に頭が起きる。それにより「前へ進む推進力」が打ち消されます。そうであれば軸を傾けた状態でそのまま走るほうが速い。ディップをかける選手ほど着地時のブレーキが大きかったですね。そのあたりも何度も説明しながら。

 

ハードルを越えていくスピードが上がるので「癖」が出てきます。リード脚が過剰に伸びたり、抜き足が寝始めたり。こう時には原点に戻って「基礎の動きの確認」をさせました。高いスピードの中で修正するのは不可能だと思います。正確な動きを意識づけてからそれを実際の動きに生かしていく。「ハードルをひたすら跳んだら速くなる」とは思っていません。こういう部分は重要なことなのではないかと思います。かなりの時間をかけてやりました。やはりある程度の選手に「変化」が見られました。表情も明るくなります。こういう部分が重要なのかなと思っています。

 

「速い選手」が「速くなる」というのはそれほど難しくないと思っています。しかし、「普通の選手」が速くなるためにはいろいろな工夫が必要です。また、原理原則に基づいて「身に着けていくべき動き」をしっかりと伝えていく必要があります。それをどう生かすのか。時間があるときに「継続して練習をする」ことをお願いしました。一時的な変化はあってもやらなくなったり、間違った形で練習をしていくとまた元に戻ります。その部分も踏まえて練習をしていってもらえたらいいのかなと。

 

1月、2月にも同じように練習会があります。天候などのこともあるので実際にできるかどうかは分かりません。今回は基礎です。実際に細かい部分を教えていくことで何かしらの変化はあるかもしれません。しかし、長い目で見るとやはり「基礎」の徹底が重要なのではないかと思います。できないことをできるようにしていく。これが重要。段階を分けてやっていくことができればいいなと思います。比較的収穫のある練習会になったのではないかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハードル練習会

2020-12-16 | 陸上競技

日曜日のこと。

 

この日は以前からハードル練習会が実施される予定となっていました。跳躍練習会に入れてもらう形での実施でした。一時期「ハードルの基礎をもう少し徹底していきたい」という気持ちがありました。その時単独でやろうかなと話をしていたのですが跳躍練習会が先に実施され始めたので、そのまま私個人の考えは立ち消え。先日、「ハードルはやらないのか」という意見をいただきいろいろな葛藤の中でやっていくことにしました。

 

実際問題、ハードルに関しては「何もしなくても上手い選手」がいます。昨年度大活躍してくれたkrkくんなどは典型的な例です。元々ハードルを跳ぶのがうまい。センスは抜群でした。しかし、その手の選手にはできても「普通の選手」にはできないことが多い。リード脚にしても抜き足にしても「見様見真似」でやっていることが多い。さらには導入段階で「見た目の動き」を重視したドリルなどをやるので「良くない癖」が付いてしまってそれを修正することが困難になる。なかなかだと思います。そういう部分を本当は早い段階で修正しておく必要があります。女子のハードル過剰に「ディップ」をしてしまう選手が多いのも大きな問題点だと思っています。そんなことよりももっとやるべきことがあると思っています。

 

基本は「足が速い」というのが重要です。スプリント種目で活躍できないからハードルをするという選手もいます。ハードルインターバルが届かない状況でのレースをする。速い選手が多いチームではこのあたりの苦労はあまり感じないかもしれません。「普通の選手」であればハードルインターバルをどのように走るのかというのが重要になります。ここの「基礎」をどれだけ理解できるか。一般的に「ハードルインターバルを刻む」と指導する方もいます。実際の動きを見ていたら「刻む」意識で走れる選手はごく一部です。高校生の大半は「届かない」のです。そちらに意識をおいた指導ができるかどうか。ここは重要。krkくんレベルになると「戦略」を重視して「どのようにレースを作るか」という感じになりますが、「普通の選手」にどのようにレースに臨ませるかは全く別の話です。

 

今回は「抜き足」と「空中での移動」を中心にしました。ある程度走れる選手も参加していましたが「基礎的な動き」としては不足する部分があります。単純に「足が速い」から速いという感じがあります。持ちタイムだけではなく「基礎」をしっかりと身につけていくことは重要。これができてきてから「実践的な練習」に入るほうが良いと思います。ハードルを何本も飛ばしたりすればうまくなるというのは違うと思っています。あくまで私見です。それでも速くなるのかもしれません。スプリントもハードルも「基礎の徹底」ができなければ次の段階の積み上げはできない気がしています。この部分は私自身冷静に見ていかなければいけない部分かなと。「ひたすら走る」「ひたすら跳ぶ」というのは最終的に「非効率的」ではないかと思います。

 

基礎的なこと。最初に簡単なドリルをやりましたがなかなかできません。普段やらない動きをしているというのもあると思います。午前中は「ハードルドリル」をしました。これは「ハードル選手のために特化したドリル」です。通常学校でやる「スプリントに活かすためのハードルドリル」とは少し違います。やりたいことは同じなのですが。例えば「リード脚」のドリルであれば「リード脚の引き上げ」と「腰の移動」を一緒にします。膝を締めて上方向に引き上げる。これで同時に腰が移動します。スプリントであれば「上」ではなく「前」になります。また、リード脚を伸ばしてしまう選手も多くいます。これは「早く降りる」事を考えているのかもしれません。「現象」として「膝から下が伸びてくる」というのではなく「意図的に膝から下を降り出す」とい動きをしてしまう選手がいます。低いハードルやハードルインターバルが短い練習であれば有効かもしれません。が、実践的ではない。こういう「癖」をなくしていく必要性がある。

 

特に「抜き足」の動きが大きな課題になります。これができない。間違いなくどこかの段階で「抜き足」を教わっています。しかし、ここですでに「本来やりた動きではない」部分を身につけてしまっています。これはしんどい。ハードルを数台並べて一般的なドリルをする。ここで「抜き足を寝かしてしまう」のです。見た目の動きとしては「寝ている」かもしれません。しかし、これは間違いなく「実践的ではない」と思います。股関節が上手く使えていない中での抜き足です。実際には「立てる」という話をします。きちんと「股関節を詰める」という練習をしていく必要があります。動きながらそれができるとは思わないのでその「前段階」をやっていく必要があります。普段の練習の中でも使える動きだと思っています。ハードルドリルの中には間違いなくスプリントに活かせる動きが含まれています。

 

「抜き足」の運び方に加え、「どのように抜き足を接地するか」も重要だと思います。私はハードルを「4のリズム」で越えるほうが良いと思っています。ショートハードルであれば「3歩」という言い方をしますが、これは「抜き足を1」として数えます。「リード脚を1」として数えるとリズムが安定していくると思っています。この話を大学院で競技をしていた国体選手と話をしたときに「修士論文」は「4のリズム」で走ることについてやったというようなことを話していました。これも考え方です。「1」が接地しても「抜き足」の「2」がきちんと使えなければハードルインターバルでの走りがつながりません。特に高校生のレベルではこの「抜き足」で地面にどのように力を加えるのかが重要だと思います。大半の選手が抜き足が「寝てしまう」ので、前まで持ってくることができずに終わります。それによりハードル間が届かなくなる。考えれば当然の話しです。

 

踏切位置。人によっては「近くから踏み切る」と言われるようです。これに関しては私自身「理解できない」ので説明できません。物理的に考えて水平方向の移動を生み出したいのに近くから踏み切れば鉛直方向に動くことになります。高校生レベルでは「遠く」から「遠く」でいいと思っています。ある程度の水準になったら「走る」事が重要になるので「早く降りる」ことも必要になります。が、「ハードル上での移動」ができなければ「ハードルインターバルが届かない」という状況になる。「インターバルを走る」ほうが速いに決まっています。しかし、レース後半にバウンディングのようになるのであれば大きな失速は避けられません。私達が指導しているのは「普通の高校生」です。その選手に必要なことをやっていく。

 

うーん。かなり長くなりました。書きたいことを書けたかどうか。まだまだ書き足りない部分があります。参加した選手がこのblogをみて「課題の確認」をすることができれば良いのかなとは思います。機会があればこの手のことも書いておきたいなと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合同練習

2020-12-15 | 陸上競技

記録として。

 

土曜日。tb高校の来校。こちらからお願いして「一緒にやりませんか」と投げかけました。こういう部分は得意です。本当は我々が訪問するべきなのかもしれませんが。どちらかというと「来てもらう」ということが多くなっています。tb高校の選手のおかげでエネルギーをもらいながら練習を進めることができました。感謝です。

 

私にとってはtb高校は「仲間」だと思っています。私が最も尊敬する師匠の学校でした。私が指導を始めて本格的に競技として進み始めた時に、師匠に様々なことを学びました。これは今でも同じですが。何かあれば師匠に相談してアドバイスをもらいながらやっています。「1人立ちできない指導者」と思われるかもしれません。別にそれでもかまいません。一人で何かを成し遂げるということに意味があるのかどうか。「本当の意味で頼れる人」に頼りながらやっていくことは「選手にとってプラス」になります。

 

師匠が異動され、合宿なども実施できない情勢の中でした。コロナの影響は大きい。夏には一度指導する機会がありましたがそれ以後はほぼなし。毎年毎年一緒に練習をする。私にとってはtb高校の選手は「うちの選手の次」位に特別な部分があります。あくまで「うちの選手」の「次」ですが。


補強もやりたいとは思っていましたがやり方などを覚えてもらうだけで時間がロスしてしまいます。その部分を考えるとやりたいと思っていることが出来なくなる。せっかく来てもらったのだから何かしらの収穫がないといけない。バランス系なども最小限にしながら進めていきました。


tb高校の選手には夏休みに一度指導しています。今シーズンはその時だけ。去年のことがあるのでそれぞれと話をしながらやることができます。普段学校でやっていることと似通っている部分がかなりあります。それはうちの練習自体が師匠から学んだことをベースにしているからです。そういう部分も感じてもらいたいなと思っています。基礎的なことを徹底してやっていくというだけです。今シーズンは私自身が一歩先のことをやろうとし過ぎてしまった感があります。この冬のテーマは「基礎の徹底」です。タイミングが良かったかなと思いますね。


補強をしてドリルをして。そこから短い距離中心の練習を。普段うちがやっている練習したをそのまま実施しました。よそ行きの連鎖をする意味はないと思っています。スプリント練習に関しては毎回「ルーティン」のようにやる種目を決めています。チューブ5歩、二次加速スティック、前半マーク。これはどの日も入れるようにしています。さらに数日前から「腰押し」も入れました。1歩目の重心移動を作るためです。上手く行かないと止まってしまいます。腰を押してくれるペアの力も必要です。


限られた道具を使いながらやっていくので上手く回せるようにしました。スプリント準備をしてから40mT×3-40mスプリント×2の組み合わせ。これは2セット。そこから60mB-60mDM-60mスプリントを2本ずつ。そこから60mT×3-60m×2。これは2セットやろうと思っていたのですが時間の関係で2セット目は60mT×2-60mで。走練習の量としては少ないのかもしれないなとは思っています。全て全力ですから疲労感は出てきます。その中でどう取り組むかだと思いますね。


そこからシャフト補強。何人かは少し重さを増やしました。漸進性の原則です。慣れてきたら少しずつ負荷を増やしていかなければいけない。大きく増やすのではなく少しずつです。かなりキツそうではありました。身体作りは重要だと思っています。練習中に何度も何度も声かけをします。今回は私が言わなくても全体的に声かけをしながら練習に取り組めていました。こういう部分は重要だと思いますね。


最後にホッピングをやる。跳躍選手が来てくれていたのでお手本を見せてもらいました。三段跳のホッピングですから独特です。うちはスプリントに繋げていくためのホッピングをしています。色々な形で見ていくことは重要。選手にとってプラスになります。この冬はしっかりとジャンプ系の練習を継続していきたいと考えています。ケアも含めて取り組んでいきたいと思います。


しっかりと練習ができました。わざわざ足を運んでくれたtb高校の選手達には感謝です。色々な形で恩返しができたら良いなと思っています。また年明けに一切にできると思います。できることをしっかりと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

blogについて

2020-12-12 | 陸上競技
今日明日の更新については自粛させていただきます。

申し訳ありません。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただただ

2020-12-10 | 陸上競技
さらにバタバタしている感じがあります。何故なんでしょうか。余力が持てない今日この頃。ひとまず少しだけかいておきたいなと。本当は練習について細かく記しておきたいのですが。その前に力尽きてしまうというのがあります。

禁酒4日目。禁ラーメン4日目。禁間食4日目。水2リットル生活4日目。前の記事にも書きましたがそこまで我慢し続けて本当に意味があるのか。別に病院から指定されたわけではありません。摂生したほうが体に良いだろうなと判断しているだけです。数日間で劇的に回復するとは思いませんし、そんなことは絶対にない。それでも目に見えて違ってくるのを期待してしまう。無理なんですが。

職場で禁欲生活をしていると宣言しています。言わないと自分が負けてしまいそうなので(笑)。そして我慢し続けているので周りの人が間食しているのが羨ましくなります。誰かが何かを食べていたら近寄っていって「間食は身体に良くない」と言い続ける←めちゃくちゃ迷惑。キャラメルくれるという人がいたので「禁間食している」と告げ、「カロリーが高いから食べない方がいい」と意味のわからないアドバイス。こうなったら巻き込みたい。

昼間にssk先生から「ラーメン」の画像が送られてきました。これはなかなかです。人間関係が大きく崩れそうな予感さえするくらいの仕打ちです。同じタイミングでogw先生から週末の練習会の昼食をどうするかという連絡が。「弁当キャンセルですよね?」と。まーこれまでは弁当を食べずにそれぞれの土地でラーメンを食べ続けてきました。弁当を食べないのが当たり前という感じになっていました。

きちんと「弁当を食べないといつ自分勝手な行動を許してはいけない。全員弁当を食べるべきだ。」と返信しておきました。集団行動を乱すというのはよろしくない。是非ともこの辺りを主張し続けたいですね。巻き込みたい。

ほとんど椅子に座る時間がありませんでしたが先を見てエビを観察。これまでの反省を生かしてしばらくは餌の量を減らします。バラける餌を避けて固形の餌をカッターで切って与えることにしています。こんな感じです。


いや、本当に可愛い。しばらくして明らかに食べ切っていたので、丸々一個入れてみました。よく食べていましたね。こんな感じ。



週末に他のチームと合同練習をすることにしました。日曜日はハードル練習会。全く計画は立てていません。が、そこまで考える力は残っていない。ぼちぼちやります。

雑記ですね。近いうちにきちんと書きます。健康になっていくと信じて。ストレスで更に身体がやられるのではないかという心配もありますが(涙)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はぁー

2020-12-09 | 陸上競技
余力なし。テスト週間にこれだけバタバタすることがあるのか?!採点を一気に終わらせることに。結構なエネルギーです。

水曜日だテスト終了でした。が、明日明後日で全てのテストの返却。かなりハード。火曜日と水曜日で4つ採点するものがありました。これはなかなか。

更新しようと思っていましたがそんなエネルギーはなく。採点の合間?に練習をしました。これで数時間経過。終わってから再び採点。終了がかなり遅くなりました。

書きたいことはあれこれあるのですが。練習についても色々と感じること、考えていることがあります。なんとか書きたいのですが。

禁酒3日目。禁ラーメン3日目。禁間食3日目。水2リットル生活3日目。かなりの節制。これっていつまでやれば健康になりますか?!一生こんな生活をするのはとても耐えられません。はぁ。

ちなみに。




新しいエビを購入。今度こそ。今度こそ。ブリーダーになりたい。育てたい。

はぁ。力尽きているのでこれくらいで。すみません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

組み立てる

2020-12-08 | 陸上競技

練習について。

 

これまでは多くのことをやっていました。これによりある程度の練習時間が必要になってくる。しかし、コロナの影響で色々と考える時間が続きました。そのため「これまでとは違う視点」を持とうと考えてやっています。

 

学校は通常通り行われます。そのため朝練習は継続することにしました。通学時間が他者と重ならない時間にする。ある程度の人数は電車に乗っているようですが8時前後に到着する電車に比べれば間違いなく少ない。放課後も同様。「部活動をやってはいけない」という状況であれば下校時間が重なります。多くの人と一緒に密な状態で行動をすることになる。それを避けるために練習をします。2時間程度か。もう少しやるかもしれませんが「ぎりぎりまでやる」ということはしません。長くなりそうであれば削ります。必要以上の負荷をかけるというのはしない。

 

これも「最低限の配慮」だと思います。電車に乗るというのはリスクが大きくなる。っ学校があるのであればそれをどうやって避けるのか。休むという選択肢もありますが授業は進みます。本当であれば「休校」がいいのかもしれませんが。あるからにはどう対応するかは重要。

 

元々練習自体が「密な状況」ではやりません。身体接触もほぼない。その中で「加速段階」「中間」という感じで「ポイントを明確にする」ように組み立てています。多くのことはやらない。加速段階を中心にやるときには最後に少しBDMなどをやって終わる。必要以上に負荷と量を増やさない。

 

更に近くで口出しをしない。よほど気になることがあれば言いますが極力言わない。練習の意図を理解してやるべきことをやっていってくれれば走るは変わると思います。やるだけの練習であれば何も変わりませんが、「何故その練習をするのか」を伝えながらやることで変わっていく。多くの要素を入れずに組み立てることでより練習の意図が明確になる。

 

どんな状況になっても「補強をする」部分は外さないようにしています。道具を介して感染のリスクがあるという話はありますが、終わった後には必ず手洗いをする。そこも徹底しています。うがい手洗いをひたすらする。その部分も重要だと思っています。手に着いた菌を除菌することができれば感染のリスクは低くなります。

 

走るだけではなく「筋力を低下させない」というのがテーマです。ひたすら補強をするというのではなく「走るために必要な筋肉」をどう使うか。鍛えた後にそれをどう使うか。ここにこだわっています。走る本数は本当に少なくなっています。刺激を入れたものに最低限の動きをさせる。何本も何本も走って覚えさせるというのではない。

 

そして1日で「解決しない」ということも考えています。その日のうちに徹底的に動きを修正するというのがありました。しかし、この状況でそんなことに時間をかけていたらマイナス。できるだけ早く終わらせるためには「ある程度の練習成果」で「良し」とするという考え方も必要だと思います。前回よりは今回のほうが余良かったかな~くらいの感覚で十分。

 

「速くなるための練習」をする。そこだけではないと思います。距離を置きながら話をするときに「今自分たちが置かれている状況」について伝えます。練習自体よりも「考え方」「心」の部分を大事にしていきたいなと思っているからです。この「コロナ」による情勢の変化の中で「自分の立ち位置」を見極める必要がある。「練習をするのが当たり前」と感じていた部分から抜け出す。そこが重要だと思っています。

 

試練です。しかし、それに対して愚痴を言っているだけで何かが変わるとは思いません。不平不満を言い続けることは簡単です。うちが練習をしていることに対して「不平等だ」と思う人もいるのは間違いないと思います。だからこそ選手も私も「何故練習をするのか」という意味を考えたい。そこまでしてやるべきことではないかもしれない。しかし、今回のことを通じて「何をするべきか」を考える。自分勝手な行動はどれだけ多くの人に迷惑をかけることになるのか。そういう部分も伝えるための「ツール」になると思っています。

 

この先どうなるか分かりません。しかし、練習はしています。身体を動かこと自体が「悪」だとは思いません。その方法論については考える余地があると思っています。

 

まとまりません。思うことをただひたすら書き留めておきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする