kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

限られた時間の中で

2021-05-15 | 陸上競技
金曜日。この日から考査開始。学年によって終了時間が異なります。そうなると色々と問題が発生する(笑)2時間の生徒と3時間の生徒。更に写真撮影などもあったようです。かなり時間差攻撃(笑)それぞれのペースで練習を進めていくことに。テスト期間ですがある程度の時間が確保できます。その中でやれることをしっかりやって行けたらいいのかなと。

最初少しだけ採点をさせてもらいました。ハイペースで採点して練習へ。どこかでこういう時間を確保しておかなければ仕事自体ができません。何かをやろうと思えばどこかで時間を割いておかなければいけない。グランドで採点はできませんから。仕事をすることができて、次にグランドに行くようにしないと周囲からは認められません。当たり前の話です。

練習に行った時にはまだ補強をやっている所でした。ほとんど問題はないくらいの時間帯でした。学年が段差でやってきましたがそれぞれに合わせて練習を進めることができたかなと思います。最初はハードルドリルを。秋に向けて基礎的なことをやっておきたい。今はまだ勝負にならないかもしれませんが、秋には決勝に残って中国新人を目指すレベルになってくれたらなとと思っています。そのためにも走力を上げないといけないのですが。やることはまだまだたくさんあります。この日は専門練習があったのですが、この選手はドリルだけにしました。そこからは短い距離を中心に走る。秋に400mを53秒台くらいまで持っていければある程度は戦えるようになるのかなと。県総体は会見をする場になればいいなと思っています。

そこから時間がずれてヨンパの選手が。専門になった時からある程度細かい部分を。ワンステップハードルをやってから一歩ハードルへ。見ていると「あれ?」という感じが。少し上手くなっています。特別にハードルに特化した練習をしているわけではありません。ある程度はやりますがドリルばかりやっても効果はないと思うので。逆にハードルを跳んでいたら強くなるという話でもない。細かい部分も含めて。

一歩ハードルが進むようになっているのでこれは面白いなと。ロスが減ってきているので走りの邪魔をしなくなる。こうなったら面白い。そのまま3台目までの入りの練習をすることに。この辺りで次の選手が来たのでこちらにも対応しながら。なかなかバタバタです。

ヨンパ選手は1台目までで詰まります。本人は「大きく行っても少し遠い感じがするので24歩になる」と言っていました。最初は遠目に見ていた(ハードル基本をやる場所とヨンパの練習場所が真逆)のですがあまりにもちょこちょこなるので近くに行って確認。数えてみると22歩。スタンディングからとはいえ22歩で少し詰まる感じになっていました。大きく走るイメージができてきたのでそれがそのまま1台目までの流れになっているのかなと。かなり改善されました。

これまではハードルに対して近くで踏み切っていたのでかなり浮いていました。一歩ハードルがきちんとできるようになっているということはきちんと踏み切れるということなのでこの辺りは上手く対応できるようになります。その結果、腰が残るハードリングが改善されてきました。着地の姿勢についてもかなり話をしているのでスムーズになってきました。いや、これは面白い。かなり手応えがあります。これまでもレース前には感じが良くなっていたのですが本番でうまくいかないレースが続いていました。あとは今やっていることを実践でできるかどうかです。良い感じ。

ショートハードルはこの間に5歩でリズムアップを。この部分は自分でもできます。当然ですが。で、ヨンパを見ている間に自分でスタブロを出していました。この日の練習課題は1台目までのアプローチだなと思っていたので感覚的に近かったのかなと。これまではハードル全体の改善に時間を使ってきました。しかし、ある程度のことができるようになってきたので今度は細かい所を詰めていけたらいいなと。1台目までの入り。ここが課題となります。

スタブロから出るときに足が外に逃げます。それを改善しなければこれまで以上のスピードを出すというのが難しくなります。真っ直ぐ走っていく。それをやるためにはやはり「スタブロ」の改善かなとkd先生と一緒に見ていたのでその辺りのことを確認しながら。ここはkd先生が細かく見てくれました。本人との感覚を合わせながら。今はスプリントの部分をkbt先生がしっかりと作ってくれます。私はそれに合わせて色々やっていくという感じです。専門的な部分をやらせてもらえるのは本当にありがたい。だからこそ選手にとって一番プラスにになる形にしたいなと思います。それは「速く走れる」という部分です。

kd先生が修正してくださったのでスタブロからの出がかなり改善されました。そこからハードルに入っていく。まだ本数が足りない部分はありますが総体に向けてやっていければ結果につながるなという手応えがあります。複数顧問の最大メリットです。色々な角度から選手にアプローチしていける。私自身も勉強になります。本当に。

最近特に陸上競技に対する「面白さ」を感じる部分が増えています。色々なタイプの選手がいて。そこに対してどのようにやっていくか。様々な形がある。指導させてもらえる環境に感謝しかありません。本当に。

まとまりませんが。この日のことはまた書きます。まだ色々とあったので。
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専門練習を

2021-05-14 | 陸上競技

順序が逆になっていました。こちらの記事を更新してつもりが水曜日の記事が先にアップされていたというお粗末な話。まーそれでも更新しておきます。


またも更新が滞っています。できるだけ早く書かないと自分の中の感じを忘れてしまいます。それは避けたい。自分がその時に何を思ってやっていたのかを書いておくことは必要なことだと思っています。何を目指して。何をやろうと思って。この部分は重要です。

 

火曜日。この日は検定の事務作業に追われました・・・。授業以外の時間が本当に大変です。当たり前と言われたらそうなのかもしれませんが「息つく暇がない」というのがあります。いろいろとやることもありながら・・・。これって体が持つのかなという不安も。グランドに行くことが気分転換になっているところはありますが、「体力的な部分」に関しては回復しません。持つのかな・・・。やるしかないのですが。

 

放課後はできるだけ早めにグランドへ。考査期間中なので時間も短い。グランドに行くことげずいぶん救われます。気持ち的に。選手が練習をしている姿に救われます。すでに体幹補強が始まっていました。テスト期間中は先日提案したメニューで補強をしてくださっています。こういう部分の配慮にも感謝ですね。ありがたいです。道具の関係で練習のタイミングをずらしました。プレートが必要な種目では数が足りなくなるようなので。工夫。補強には正確性を求めたいのでかなりしつこく声掛けをしました。これが良いか悪いかはわかりません。自分たちで意識して正確にできるとよいのでしょうが最初の段階は難しいと思います。しつこく言い続けるのは得意。

 

そのあとにkd先生から全体への話が。kbt先生やkd先生とは練習中に気づきを話します。私たちは外から来た状況なので「これまで通り」という部分とは違う視点から見ることが多い。良い部分もあればもっと改善していけばよくなる部分もあります。選手は一生懸命やっているでしょうから気づかない。この部分に関してどうするか。「考える」という部分の中で「本当に必要なこと」をどう感じてもらえるか。よりよい状況を作っていけたらいいなと思っています。

 

ある程度身体を動かしてから専門練習。いつもよりも長めに設定されていました。ハードル練習をしたいということだったので短時間で動きの確認をしてから実践的な練習にしました。これまでの指導の中では「ドリル」を抜き出して練習をするというのはほとんどありませんでした。時間がかかるからです。最低限の動きの確認だけをすれば十分ハードルが跳べると思います。こういう時にはワンステップハードルがメイン。短時間で確認ができます。本数は最小限にして。

 

そこから各種目に分かれて実施。これは大変です。男女のショートハードルと男子の400mHがあります。ショートハードルも2か所でなければできません。400mHはショートハードルから一番遠い場所でやります。「自分たちでやっていく」という流れの中で進んでいますから「できる」とは思います。とはいえ、せっかくなのでより改善できる形になっていけばいいのかなと思っています。単純にハードルを越えて「よかった」「悪かった」だけではなく次につながる改善点を見出しながらできるほうがいい。

 

男子の110mHに関しては「ユースハードル」での実施としました。練習が十分に詰めていない部分もあります。その中で何ができるかを考えたときに「走ること」かなと。ハイハードルであればどうしてもスプリントが落ちます。高さがあるので今の段階ではまだ「高く跳ぶ」形になります。そうであればハードルインターバルで走れない。よりスプリントに近づけるためには「低くする」ことも重要ではないかなと思っています。これも感覚的な話です。

 

400mHに関しては「22歩」「15歩」の練習です。先日、15歩の感覚を作るための練習を入れました。本当は短期間で詰め込むといいと思うのですが、やることがたくさんあるのですべてはできません。この日は課題となる部分を克服させたいなと思っていました。ある程度感覚は作れているのであとは自信をもって走ってくれるだけでよいのですが。ハードリングに課題があります。着地時に腰が引けてしまうのです。この部分を改善するためにどうするか。これも先日やっていました。最初の段階では17歩くらいで「着地姿勢」を意識しながらやっていき続いてスピードを上げてのハードル。ずいぶんロスがなくなってきました。とにかく勝たせてあげたい。そこが大きい。それだけではなく55秒台に突入して中国大会で戦えるようにしたい。そのための準備を。

 

ショートハードル女子は2人。複数種目をやっているのでそちらも気になります。本人たちの申し出を受けながらです。私としては「ハードルをやりたい」と言われるとうれしいですがそこだけではありません。より戦える種目を選びながらだと思います。戦うために練習をしています。より上のレベルを目指せる種目選択をしながらですね。

 

女子のショートハードルの課題を。1台目の入りを速く。よりスプリントに近づける。ここが自分たちで課題として挙げてきたのでそれに対応するための練習。前回と同じように1台目を低く設定してより鋭く1台目に走れるようにしました。そこから高さを戻して1台目まで。段階を追うことでで「やりたいこと」ができるようにしていく。大切だと思いますね。そこから数台抑えて跳ぶ練習をしてから5歩ハードルへ。ここも望み通りという感じです。今は「~がしたい」という部分に合わせて練習をする形です。通り一辺倒の練習ではない。これも私にとっては面白い経験です。こちらから「与える」だけではなく「必要なこと」を自分たちが挙げてくるのでそれに応じてです。

 

5歩ハードルいつもより少し狭く設定しました。理由は簡単です。より「走るため」に。これも「段階」に応じてハードル練習で求める部分は変わってくると思っています。3歩でぎりぎり届くかどうかの選手に「ハードルインターバルを刻む」という話をしても「教科書通り」でしかありません。速い選手が「刻む」ことを求めていたとしても目の前の選手に何が必要なのかを考える必要があります。届かないのであれば「どうすれば届くか」を考えさせる必要があります。ここは重要。ここに私が感じる「楽しさ」があるのですが。その段階に応じて何をすればよいのか。提供できるかどうかですね。

 

今は女子のショートハードルに関わる時間が増えています。トータルとしていろいろな選手とかかわっていければと思ってはいます。限られた時間なので自分が最大限にできることをしていきたいなと思っています。こうやって見ているとやはり「体幹強化」は必須です。「走っていたら筋肉はつく」という人もいるのだと思いますが。ハードルなどの「非日常的な動作」をしたときにわかる部分もあります。着地に耐えられない部分に対しては「技術的な要素」よりも「筋力的な要素」が重要になるのです。ガンガンにウエイトをやって筋肉量を増やすという気はありません。今ある筋力と体を使てどのようにパフォーマンスを上げるかです。残念ながら「筋力的に弱い」選手に対しては「補強の勧め」をします。強くなるために必要な要素は絶対にやらないといけない。

 

専門練習をしたいと望んでもそれを支える土台があるかどうかは重要です。自分の走りのレベルを上げるために。やっていることが「動きの変化」につながっているなと感じる部分がいくつもあります。これは楽しい。13秒台を目指す練習と15秒台を目指す練習を同時展開で実施できているのも面白いですね。どのようにして効果を上げるか。ここを考えながらやっていきたいと思います。

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何が必要かを考える

2021-05-13 | 陸上競技

ぼちぼちの更新。なかなか時間の確保が難しい部分があります。

 

この日はありとあらゆる雑務に追われている感じでした。「スクラップ&ビルド」というのではなく「ビルド&ビルド」的なところがあります。とにかくやることが増え続ける感覚。一つの業務を終わらせる間に2つ業務が増えているのではないか。恐ろしい。タブレット端末が配布されています。が、1年生に関してはその「設定する時間」がありません。スマホのように渡されたら好き勝手に使えるというものでもない。「端末へのログイン」という概念さえない。その中で何かをやろうと思うと戦場のようになります。さらにWIFIに接続できない状況となり過剰にエネルギーを使いました。いや、これは洒落にならない。疲弊×500くらいでしょうか。

 

そんなこんなでヘロヘロの状態でグランドへ。天気が悪く雨でした。私が到着した時にはすでに体幹補強を。テスト期間中は毎日同じ補強がアップになっています。継続することで身につく部分が出てきます。分かってくる部分も出てきます。ある程度基礎的な部分ができるようにはなっているなと感じています。できればもうワンランク上げてほしい。クランチなどでプレートを使って負荷を増してくれるともっと筋力的に上がってくるのかなと。太くするという感じはりません。「強くする」というイメージです。出力上げるためにやるという部分が大きいなと。

 

少しだけ動きをやってからトレーニングへ。何人かが強い負荷をかけられないので「補強」の中で不足分を補っていくのかを考えながら進めていきました。この日は「補強担当」です。実際、補強をやっていくのは好きです。その選手にの足りない部分をどうするのかを考える。本人と確認をしながら正確に補強をする。補強だけで3日間やり続けることができる自信があります。選手の体が持たないかもしれませんが(笑)。

 

強い負荷をかけるのではなく「身体をどのように使うのか」も含めて。自重を使いながら上半身と下半身の連動を。これまでの流れ的には補強は「自分たちで考えて行う」形だったようです。kbt先生が「どんどんやらせていい」と言ってくださったのでバランスを考えながらやっていけたらいいのかなと思っています。ハードル関係と同じですが「何が必要なのか」を考えさせてそれに応じて行う。「補強やりたいので教えてください」ではなく「自分は〇〇が弱い。そこを強化するためにどうすればいいか」という具体的な話ができるかどうかだと思っています。

 

1年生の導入段階でこれができるかどうかは別問題だと思っています。補強の必要性もわからない状況でしょうから。ある程度のところまでは「一律でやらせる」というのも必要だと思っています。kd先生と笑い話で話すのですが、krkくんが陸上雑誌に「高校時代はやらされる練習だった」と書いていた。いや、そうじゃないとやらなかったですよね?!という感じもあります。が、ある一定の水準までは補強なども含めて「しっかりとやる」部分は必要だと思います。自分自身の競技に関しても「中学時代と同じでなんとかなる」と思っている部分もあるでしょう。ここをどうするかだと思っています。

 

腰が痛い、足が痛いという選手がいたのでそれに応じて。実際問題、補強は退屈です。目に見えて成果が出るわけではないですし。本当は走練習ができる選手よりも「強くなる」という感覚でやっていかなければいけないのです。そこは目に見えない部分ですから難しい。今回は「~を強化したい」という申し出に応じて種目を設定しました。大半は「体幹補強」です。股関節周辺や腹筋背筋を。段差を使っての内転筋などを徹底的にやりました。2セットずつ。さらに「軸系」も。激しい運動でなくても「強化」はできます。初期段階ではこの手の練習でもかなりの負荷がかかると思います。限られた時間の中で選手に必要なことを提供したいなと思っています。

 

汗をかいていました。当然ですが。こういう性格ですからひたすら「意識する部分」をひたすら言い続けていました。こういう指導がいいのかどうかはわかりません。自主性を重んじる部分はありますが、「意識する」「課題を克服する」というのはある程度のことができるようになってからで十分かなと。せっかくやるのであれば「決まり切ったこと」をやるのではなく「必要なこと」をどうやっていくのかだと思います。できるだけ「2人1組」の補強を入れないようにしています。他の2人の指導者が「時間効率が悪いから単独でやるほうが良い」と考えているのでそれに合わせて(笑)。待ち時間を作るとこういう時間がないときには無駄な時間が生まれます。それを減らしていくためには単独でできるようにする。自重でやるようにすれば道具も使いません。休まずやっていけます。「ウエイトよりきつい」と言っていましたが休んでいないのできついと思います(笑)。

 

こういう時間になにをするのか。重要かなと思います。全国に進めそうな選手に対して「身体づくりの必要性」を何度も何度も言い続けられるのは大きいかなと思っています。苦手な部分かもしれませんが「大化け」するためにどうするかです。補強をしなくても身体が強くならなくても「ある程度」まではいきます。そこから先は別問題。能力的に高かければ全国まではいくのかもしれません。それ以上に対してどのようにするか。目指すところを高く設定できればいいなと思っています。

 

案外疲れています。やはり帰宅後は力尽きていました。忘れたころに息子を迎えに行かなければいけなったのですが寝ていました。慌てて起きて迎えに行く。こうでもしないと息子に会う機会さえなくなっています。これはこれで大きな問題だと思いますが。私に必要なのは「休養」なのかもしれません。考えさせられます。

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相変わらず・・・

2021-05-12 | 陸上競技

月曜日。この日は朝から出張でした。県総体のためのプログラム編成会議へ。一応地区の役員になっているので・・・。

 

今後のことについていろいろと考えさせれる時間でした。本当に大会が開催できるのか。状況としては昨年度よりも明らかに悪化しています。とはいえ、「やるという方向で考える」というスタンスです。感染予防対策をしながらやっていくことで可能な限りやっていきたいと思います。気になることもあるのでこちらから提案。ここに関しても「考え方」はあると思います。私自身思うこともありますが。

 

「原理原則」があると思います。しかし、そこに縛られていたら「誰のためなのか」を見失います。ここは重要なのではないかなと考えています。現状を踏まえて何が重要か。そこを考えていけたらと思います。ここに関してもあまり書きません。気分的にも。

 

会議が終わったのが17時。ここから学校に戻るかどうか。電話をしましたが「戻ってきたらちょうど終わる」という話でした。こうなると戻る意味がありません。あきらめて帰宅しようかなと。会議の途中に電話がかかってきていました。実は県記録会が終わってからお店に商品の注文をしていました。新しいサングラスを購入しようかなと。この部分にはこだわりがあります。靴とサングラスは何となく重要だと思っているので。オーダーでサングラスを注文。このサングラスが2週間くらいで納品されるということだったので「届いた」という電話かなと。

 

かけなおしてみるとどうも微妙な空気。どうしたのかなと思って聞いてみると「サングラスが届いたのだが・・・」と言葉を濁される。「届いたのだが、レンズに傷がついている」とのこと。それも「商品」として渡すことができない傷だということでした。いやいや(笑)。その辺においてあるものを「これください」と購入するのではありません。店頭に置いてある商品であっても「サングラス」の「レンズ」に傷がついていたら売り物になりません。今回はオーダーです。どうなんだ?!

 

販売員の方は本当に申し訳なさそうに謝罪されていました。すぐに製造元に連絡をしたようです。これが日本で作っているのではなくアメリカで制作しているのでまた2週間かかるという話でした。どうなんですかね。普通の人がこの手の商品購入の形で何かを買ってもこんなことにはならない気がします。もう毎回毎回過ぎて慣れてきました。運が悪いという話ではなく根本的な部分が間違っている気がします(笑)。

 

しばらく待つことに。届くまでは今回届いている「傷物」の商品を使用していいのかを営業に確認をするという話でした。まーこうなったらどうでもいいんですが。気持ちの問題です。どれくらいの傷なのかも見てみたい気はします。

 

相変わらずです。奇跡的な展開が私の身の回りには常におきます。なんとか受け入れていかなければいけないのだろうなと・・・。天才的。我ながら加速している感じがしますね。

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鳥肌が立つ&涙が出る

2021-05-11 | 陸上競技
ねまー私があれこれ書くことではないのですが。記録として。

日曜日、前任校の選手の練習を見させてもらいました。その後テレビでオリンピックのプレ大会をみました。全然意識していませんでしたが、調べてみると高校時代に関わることができたkrkくんが出場することになっていました。昨年度49秒19で走っていました。この記録は速いと思いますが彼のポテンシャルからすれば「ありえる話」なのかなと。もちろんすごいことなのですが。

高校時代、「日の丸をつけて走ってほしい」という話をしていました。それだけのポテンシャルがある。どう考えてもダイヤモンドアスリートでした。他者と比較しても負けていない。天才的なハードリングや伸びやかな走りはこれまで関わってきた選手の中で最高レベルでした。最高というか見たことのないレベル。kd先生の配慮により指導に関わらせてもらうことができていました。こちらがやりたいなと思うことを全て体現してくれる。色々な意味で「別格の選手」でした。

本人は「パリオリンピックを目指す」みたいなことを言っていましたが、こちらとしては本気でそうなるだろうなと思っていました。日本一というレベルではなく世界レベルになるんだろうなと。

どうでもいい話ですが彼が月刊陸上に取り上げられた時にkd先生だけではなく私の名前も挙げてくれました。kd先生の指導で彼は強くなりました。私はサポートさせてもらっただけ。kd先生の配慮により「関わらせてもらった」というのが正しい話だと思います。それでも一緒に大阪に行ったり国体の時に四葉のクローバーを探したりと「関わり」はありました。私の役割としては「尻を叩く」という係りだったと思いますが(笑)

前置きが長くなりましたが。今回のレース、ヤバいくらい速かった。前半の13歩は次元が違うなと感じました。同じレースを走っている選手の中で一番ハードリングがうまい。逆脚も半端なく上手い。天賦の才だと思います。圧倒的なハードリングで駆け抜けていく。後半でもインターバルが詰まる感じでした。フィニッシュした瞬間に記録も見ずにkd先生に電話。2人とも言葉にならない興奮がありました。「行くだろう」と常に話していましたが、実際にその走りを見たら「現実」のものとなります。48秒68(笑)。もう我々の想像を遥かに越えています。オリンピック参加標準記録も突破。実質日本一になりました。kd先生の元にはひっきりなしに各方面から連絡があったようです。まー本当にオリンピアンになる感じがあります。

私個人としては関わらせてもらえたことだけで本当にありがたいことです。国体があったから戦略戦術について話をすることができた。kd先生の気遣いにより関わらせてもらえた。このことは本当に宝です。今はどうか分かりませんが高校時代はkrkくんがこのblogを見ていて「先生だけラーメン食べに行くというのはズルい。今度連れて行ってほしい」と言っていました(笑)走っている時のkrkくんは本当にすごい。走っている時は(笑)

有名人です。もっと有名になってkd先生に彼の「面白話」を紹介してもらえたらいいなと思います(笑)

48秒68。いやー、もうこうなったら想像が付きません。フィニッシュした時には鳥肌が立ちましたし、涙が止まりませんでした。走っている時の彼の姿は本当に素晴らしい。あれだけ前半から突っ込めるというのもなかなかない。110mHと400mHの二つの種目でこれだけハイレベルの記録を出している選手というのは過去にいないのではないかなと思います。110mHでも13秒7くらいでは走らのではないかなと思います。彼の鋭いハードリングはトッパをやることでさらに磨かれたのではないかなと思います。素晴らしい。

感動しました。本当に。なかなか人の走りを見て鳥肌が立ったり涙が出ることはありません。元々感情移入しやすいタイプですが今回はまた格別です。

幸せな気持ちになりました。早熟型とはまた全く違います。これからの伸び代も半端ない。楽しみに見守りたいなと思います。日本記録更新してほしいですね。楽しみ。関わらせてもらえたことに心から感謝です。
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見る目を養う

2021-05-11 | 陸上競技
引き続き。日曜日。この日も前任校な選手の練習を見させてもらいました。頼まれている部分はありますが私からすれば「指導させてもらえてありがたい」と思っています。前の記事にも書きましたが「グランドで見ることでしかわからないこと」が沢山あります。これによりGW前後から1日も休んでいません。それでも自分にプラスになると感じています。それが前任校の選手にとってもプラスになるのであればありがたいことだなと。

前日からの続きで。前日はメニューに補強系が入っていましたが、この日はそこを減らして走る練習を増やしてもらいました。本人たちがトーイングをしたいということだったのでその部分は任せました。競技場での練習だったので夕方16時くらいからの練習となりました。午前中はスタッドレスからノーマルタイヤに交換。もう本当に時間がなくて5月までタイヤ交換ができませんでした。バタバタしていることが伝わる話かもしれません。

練習に関しては選手達が決めたメニューに従いながら。ここは変わらず。毎日見ているわけではないのでこの子達のリズムの中でやっていくことが大切だと思っています。私自身ちょっと距離を置きながらやっていかなければいけないと思っています。全てを与える立場ではないですから。

前日と同じ流れの中で進んで行きました。片足スキップ、腰押し、スティック5歩。ここでは「後ろ脚」の部分が気になりました。構えは作るのですが後脚が雑。角度的に良くないなと思ってのでその辺りの話をして修正。常に付いてみているわけではないので細かい部分も指摘しておきたいなと考えています。自分ではできていると思ってもそこが違う。スタンディングになると何故か後脚が遠くになってしまう部分があります。構えは大切。そこがスタートにつながる。しつこくしつこく。

二次加速スティックをやってから前半マーク。そのままスタート練習を。スタブロを使っての練習というのはなかなかできない。特にタータンの上でやるという機会は少ない。移動時間にかなりの時間を要するので勿体ないという部分もあって。今もそこは同じだと思います。しかし、貴重な機会なのでここはやっておきたいなと。個別に課題となる部分を指摘しながらやっていきました。限られた時間の中でやるしかないので。10mと40mにマークを置いて。もう少し時間があるとありがたいなと思いながらも欲張らず。

トーイングをしてから追い風で走りたいのでバックストレートへ。ここでどうしてもやっておきたい練習がありました。タータンでの練習の時にはほぼ毎回「カーブ直線」を入れます。カーブから直線に入る時に最大スピードが出るからです。この感覚を掴みたい。これまでは学校でその練習ができないので競技場練習の時に必ず入れるようにしていました。今回は私が最も好きな練習を入れたいなと思っていました。好きというか感覚作りに効果的だと思っている練習です。 

カーブ直線にスティックを加えます。最大スピードが出たところでタイミングを合わせる。ここでの動きのコントロールができるかどうか。これは初任校で400m選手が走りを崩していた時にやった練習です。走りのタイミングが合わなくなっていたので無理矢理進もうとしていました。その部分を修正するためにこの手の練習をしました。見ていて気になった部分があったのでそこをやっておきたいなと。最大スピードを出すだけではなくそこで動きをコントロールする。追い風というのもありましたがある程度の感覚は作れたと思います。

最後に本人達が「走練習をしたい」というので実施。セット数は減らしてもらいました。言わないと好きなだけ走りそうなので。距離も本数も絞ってやってもらう。追い風というのもあり良い動きができていました。こういう部分を見ると意味があったなと思います。もちろん私がこの場面にいたから動きが良くなったのかどうかは分かりません。やらなくても良くなっていたのかもしれない。走れないと苦しんでいる姿を見るよりはこうやって笑顔で走ってくれる姿を見れるのは幸せなことだと思います。

専門練習はしなくて良いかなと思っていました。前日にハードルなどはやっています。そこだけに特化してしまっても根本的な部分が足りなくなる。まずは走れること。そこがなければ意味がなくなります。2セット走ってこの日も終了。

最後に少しだけ話をしました。「ありがとう」という話です。この子達の練習を見させてもらうことで私自身が学べます。色々なタイプの選手に対してどうアプローチしたらいいのか。何が選手にとってプラスになるのか。ここも含めた自分自身の技量を高めることができる。指導させてもらえなければ気づきもありません。批判されようが最終的に選手にプラスになるかどうか。表面的な話ではありません。自分の中での正義が常に正しいとは思いません。だからこそ「指導を頼まれる」ということは自分にとってプラスなのだと感じています。私にとってプラスになるのであれば選手にもプラスでなければいけない。

グランドで選手を見ること。私にとってはすごく大きな意味を持ちます。しんどいかもしれませんが一日中グランドであれこれ考えても苦痛ではありません。もちろん「強くなりたいと一生懸命に取り組んでいる」という全体があります。そうでない場合は何も与えないと思います。批判を受けようが関係ない。プライベートな時間を完全な競技指導に使っているだけなので。

グランドは楽しい。ここで倒れるなら本望です。まー本当に倒れたら周りに迷惑をかけるのでそれだけは避けたいなと思いますが。色々なことが自分の糧になります。しっかりと学びたいと思います。指導させてもらえたことに心から感謝。何とかしてあげたいという気持ちがあります。感情移入しすぎると選手達もしんどくなるので冷静に。やれることを冷静にやっていきたいと考えています。

まとまりません。お許しを。
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見ることから学ぶ

2021-05-10 | 陸上競技
色々と。書くことで批判を受けるのかもしれませんが。記録として残しておきたいなと思っています。

土曜日。夕方から前任校の選手の指導を。頼まれたので断ることもなく。ここに関してはあれこれ意見はあると思います。今の学校の選手に対しての部分もあります。今の学校の選手に対しては学校の練習の時にできることを最大限やらせてもらっています。一切の手抜きはしません。バランスを考えながら色々とやっています。前任校の選手に対しても色々な想いがあります。だからといって学校の練習を二の次にしてそちらの指導をするということはありません。

できる限り力にはなりたいと思っています。短距離の技術的な部分に関しては普段なかなかできないところもあると思います。地方公務員、公立高校の職員ですから「異動」はあります。そのことに対してどうこう言うことはできません。他校であっても力になれるのであればできることはしたいなと考えています。県全体のことを考えてという気はありません。頼られたらそれに返したいなと思っているだけです。私が選手の役に立つのであれば多少なりと何かしたいなと。

実際問題、ライバル関係にある選手もいます。そうなると複雑な部分が出てきます。どちらに対してもその場でできることはしっかりとやりたい。今の関係を考えると普段関わりが多い選手に対してのアドバイスの方が圧倒的に多くなります。ここに対しても「不満」や「批判」が生まれる可能性はあると思います。分かっているならblogに書く必要はないのではないか。そう感じる人も多いかもしれません。それでも書いておきたいなと。私がどのように考えて行動しているか。もちろん一緒に指導している方にはある程度話をしています。独断で勝手にやっているわけではない。

ライバル関係にある選手を指導する。ここは一方の選手にとっては面白くないなと感じられると思います。が、切磋琢磨してレベルを上げて行くというのは大切だと思います。繰り返しになりますが「県全体のレベル」を上げるというよりは「関わっている選手が少しでも速くなればいいな」という想いが大きいなと思います。相手に勝つためにどのように力を上げていくのか。意図的に「相手はこれくらいはできる」という話をします。

今の学校の選手も私にとっては大切な存在です。同様に前任校の選手も大切な存在です。不要であれば頼られることはないと思います。そうであればこちらから売り込んでいって指導をさせてもらうというのは避けたいと思っています。親切の押し売りになるので。前任校の選手であっても「別に指導を必要としない」というのであればわざわざこちらから何かを言うつもりはありません。取捨選択は自由意志です。残された時間を有効に使うために利用してもらうのであれば問題はない。

繰り返しになりますが最優先事項は今の学校の選手です。そちらの練習が優先。試合会場で私の姿を見ると前任校の選手は複雑だと思います。それはそれで申し訳ないなと思いますが。性格的にドライになって割り切れるような部分があれば良いのかもしれませんが。どうしても気になる部分はあります。

「練習を見て欲しい」と頼まれても普段の練習の流れが分かりません。これまで私がメニューを作っていたのでその流れに従って自分達で作っている。こうやって「見て欲しい」という話になっても私がメニューを作るのはしません。自分達で考えたメニューに対して動きや気になることを伝えるという形です。私自身、こうやって「走る姿を見る」というのは大切な時間だと思います。目の前にいる選手がどうすれば速く走れるようになるか。ここを客観的に見ることで自分自身が勉強になるからです。

分かってもらいにくいかもしれませんが。選手が走る姿をじっくり見ることで「何をすればいいか」を考えるようになります。単純に走っている姿を見ていたら分かるという話ではありません。YouTubeなどてトップ選手が走る姿を見るのとは違います。目の前で走っている選手がどうすれば感覚的に良くなるのかを考えることで私自身の見る目が養われると思っています。これが長い目で見た時に今の選手に還元されることになる。色々なタイプの選手の指導をさせてもらうことは自分自身の幅が広がると考えています。これも意見が分かれる部分かもしれませんが。

加速段階。教科書的には「前傾を保つ」という部分があります。が、それがどれだけの選手に当てはまるのか。まずは「構え」を作るのは必須。この辺りのことはなかなか議論されません。前足側の力の加え方は少し話ますが後脚に関しては言わなかったりする。前足側の角度だけではなく後脚も大切なのではないか。見ていてそう感じる部分もありました。ワンハンドからのスタートであっても後ろ足が伸びきっている状態では重心が後ろになるし前方向に素早く引き出せない。そうであればやはり構えからきちんと作りたい。

また、「前傾を保つ」と言いながら「前屈」になっている選手が複数いる。加速段階を作るために何をするか。腰が残った前傾をすることで足が後ろで回ることになります。それを克服するためにどのような方法がいいのか。これも「見る」ことから学ぶ内容だと思っています。そういう視点で指導をさせてもらえるという機会を与えてもらえるというのは自分にとっても選手にとっても間違いなくプラスになります。

この日の練習の中では「腰を入れる」という部分がポイントになるのかなと感じました。多くのことはできませんが、課題になるところを明確にしてそれを走りに落とし込む。何本か走る中で感覚の擦り合わせをする。「前傾を保つ」という教科書通りの話をしていてもこの辺りの動きは改善されません。目の前の動きに対してどうすればもっと走れるようになるのかを考えてやることで「変化」は生まれると思います。

見ないと分からないと思います。もっというと「何をどうするか」という視点の中で走りを見なければ改善する方法が分からない。試行錯誤する。どこかで誰かがやっている練習だからそれが正しいというのではないなと改めて感じています。どうしても練習メニューは「最大公約数」に対してのものになります。多くの選手にとってある程度の効果があるメニューが大切になる。しかし、細かい部分に関してはやはり「個別に見る」「それぞれにあったものを選ぶ」必要があるのかなと。

前から書いていますが私自身は「陸上競技」が好きです。ここに関しては他の人とは感覚が違うかもしれないなと思っています。グランドに立ち続けたい。競技力云々ではなく「一生懸命にやる」選手に対してどのように関われるかというのは大きいなと。関わりがあるかないか、感情移入できるかどうかも大きいのですが。

上手く言葉が出てきません。感情のコントロールも必要になります。何が正解なのかは分かりません。越権行為になることだけは避けたい。「指導して欲しい」と頼まれたらきちんと応えたい。そこだけは変わりません。親しい指導者から頼まれることもあります。頼ってもらえるというのは存在価値があるということなのかなと感じています。

見ることから学ぶ。ここは私の中でかなりあります。さまざまなタイプの選手と関わることで間違いなく自分の中の幅が広がります。それは必ずし選手に還元できる。そう思ってやっています。

自問自答しながらも前を向きたいと思います。まとまりません。
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見ながら考える

2021-05-10 | 陸上競技
土曜日。この日も練習でした。限られた時間の中で最大限にできればというかんじでし。多くのことをやるのではなく絞って実施かなと。県総体に向けてどう準備をしていくのか。もちろん勉強もしなければいけません。きちんとメリハリをつけてやっていくというのは学生にとって大切なことだと思います。勉強だけ、練習だけというのではない。学校生活も同様。この辺りの感覚を広く持ってもらえると良いなと。

アップは前日と同じように体幹補強。この日は10分間という限定の中で。前日やったメニューと同じですから問題なくできると思います。種目などのことがあるのでこちらが早く終わった選手に次の種目の指示を出していきました。意識するポイントは繰り返し言いながら。かなり汗をかいていました。他の補強と組み合わせてベーシックな練習ができていくと良いなと思います。

そこから少し気功治療をしながら練習を眺める。限られた時間の中でしたが専門練習の時間が確保されていました。リレー練習をする選手もいますし、それぞれの専門練習をする選手も。少し時間に余裕ががあったのでハードルはドリルをやってから実際に跳ぶことにしました。ドリル的な動きが本当に必要かどうかは分かりません。実際問題、ハードルドリルをしなくてハードリングが上手い選手もいます。この辺りは難しいなと思います。導入段階ということでしっかりとやった方が良い選手もいる。繰り返しになりますが「技術的なこと」ばかりやっても走らなければレースで力は発揮できない。バランスが大切だと思います。

リード脚と抜き足の基本的なことをある程度やりました。それを走りの中に生かす。本当に基礎ですが。ヨンパ選手は着地時のフォームが気になっていました。余裕のある時に改善しておきたいなと。もちろん一朝一夕で変わるとは思いません。丁寧に繰り返したい。

時間的にドリルだけではなく実際にハードルを跳びたいなと思っていました。上手く繋げていかなければ「ドリル」と「ハードリング」が別々のものになってほしくない。何のためにドリルをやるのか、どの部分で意識するのか。リードの締めや抜き足の感覚は丁寧にやっておかなければいけないと思っています。合宿などではないので「実践」を重視しなければいけない。練習の紹介という形ではなくなるからです。実際にハードルを越える中で課題を克服していくという感じになります。

ある程度ドリルをやってからヨンパは15歩のための練習。ストライドを覚えてもらうという感じです。単純にハードルを跳ぶという練習ではなく「15歩のストライド」の感覚を身につけてもらいたい。「走る」「跳ぶ」という2つのことをやります。ショートハードルとは違って「走る」が多くなります。この部分は意識なくても出来る選手もいます。苦手な選手に関してはここを抜き出してやる必要がある。ヨンパはそういう意味では「器用さ」が必要になります。種目選択の時に視野に入れながらやっていかなければいけません。

ショートハードルは2足詰めで跳ぶことに。正規の距離で跳ぶことを求める指導者もいると思います。ここは考え方だと。私はその部分にはそれほどこだわりはありません。その日の課題に応じてインターバルの調整をします。この日は「走りたい」と思っていたので意図的に詰めました。速く走り抜けたいなと。

そこから5台準備して4台目を抜いて走る。5歩ハードルとは違いますが「走る」ことを意識させる部分です。前日に1台目までの入りを意識した練習をしていました。その流れの中でハードルインターバルをハイスピードで走る。ここは「必要だと思ったからやる」という部分です。本当は同じ課題を何度も修正して行く方がいいのかもしれませんが。飽きないように(笑)

この手の練習をするとやはり「体幹の強さ」が気になります。スピードが上がってくるとそのスピードに耐えられなくなる。この部分を時間をかけて作っていけたらいいなと思っています。本人達は目標が明確になっていますから、1ヶ月前と比べると補強に対しても意欲的になってくれています。結構本気で「13秒台」を狙ってみたいなと思っています。私だけではなく選手も他の指導者も同じ気持ちだと思っています。そのための準備をしっかりと。

補強が苦手な選手。どうしても「周りと比べて自分が弱い」というのが気になるようです。そこに対して少しだけ話をしました。筋力は他者と比べても仕方ないと思います。過去の自分と比べてどうか。少しずつ筋力が上がっているのであればそこに効果があるということです。できなかったことができるようになってきている。それが走りにつながります。そこを意識づけできたらいいなと。

腰が痛いという選手に対しては「固定系」の補強を教えました。ウエイトなどもできないようなので体幹が弱い。その部分を放置するわけにはいかない。そうなると別の形で強化していきたいなと。「軸作り」という意味合いでも固めるという形で筋力発揮をする方法を教えました。あとはこれをどれだけやってくれるか。やりたい動きがあってもそれを支える筋力がなければできないと思っています。地道な努力。

全体に「勉強の合間に補強を」と伝えました。これまで何度も言ってきたことですが。気分転換にもなります。普段できない「弱い部分」の強化をこの時期に少しずつしておくと良いと思います。その話をしてから数人が「〜が弱いのでそれを補う補強を教えて欲しい」と申し出てきました。こういう姿勢。自分のために何をするのかという部分です。結果に繋げてあげたいなと思います。

長々と書いてしまいました。まとまらないのはいつものことですが(笑)。記録しておきます。
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短時間補強と必要な練習2

2021-05-09 | 陸上競技

文才がありません。そのため記事が長くなったり、同じことを繰り返し書いてしまう感じがあります。かなり長い間これを書いているので少しくらいは才能が開花してもいいと思うのですが。小説家や本を書くという作業には向いていないことがわかります。端的に書けない。書いているうちにダラダラ長くなってしまう。反省しかないですね。

 

前の記事の続き。ある程度の時間、専門練習の時間がありました。スプリント系の選手は走る。それ以外の選手は技術的な練習の時間となっていました。私自身は「練習を見てほしい」と申し出てきた選手に合わせての指導となりました。前の記事の続きにもなりますが、「技術的」なことと「筋力的」なことは同時並行でやっていく必要があると思います。どちらか一方を優先的にやるという時期ではないと思います。1年生は長いスパンでやっていく必要があると思います。しかし、3年生は県総体や中国大会までに残された時間がそれほどない。筋力を強化しつつも専門的な部分の強化をしておきたい。

 

ヨンパの選手はこの日は走練習が中心。150mの間にハードルを置いてそれを越えてい行くという感じでした。このタイミングは寮生の補強と完全に重なっていたので遠目に見ることしかできませんでした。申し訳ない。ランダムハードルに近い部分はありますが、1台目までは正規の距離にしておきました。45mを走る感覚は作っておきたいなと。もともとハードル自体が得意ではありません。もう少し時間があれば根本的な修正もできるのですが、これも「兼ね合い」だと思います。走りながら、必要なハードリングを磨いていく。走力とハードリングの両立。前も書いたかもしれませんが400mHは「ショートハードル」から伸ばしてきた選手と「400m」から移行してきた選手というのが大半です。「400m」選手はハードリングに課題があります。ここをどのように克服していくのか。これ自体も私の中では面白い題材です。何とかしてロスナイはードリリングに変えていきたいなと思いますね。

 

ショートハードルも2回に分けての練習。跳躍系と兼ねている部分もあるので本当はどちらもやらないといけないと思います。時間のバランスをしっかりと考えていきたい。「勝負できる種目選択」というのは重要です。ハードルで上を目指すのか、跳躍系で上を目指すのか。本人の意思を尊重しながらもしっかりと考える必要はあると思います。練習時間のずれもあり2人に対して別のアプローチを。これはこれで本当に面白いなと思います。タイプによって全然違ってくるのです。

 

一人は「走れるようになる」というのが課題なので5歩ハードルで。ハードルインターバルをしっかりと走る。ここによりほかの種目にもプラスの部分が出てくると思います。サブ種目がハードルになるだろうと思っています。とはいえ、ハードルインターバルを5歩で速く走ることはスプリント強化にも跳躍の助走にも生きてきます。ハードリングを磨くというよりはその部分が大きいのかなと思います。ここは重要な話ですね。細かい技術もですがこういう部分は大事。筋力的に足りないのでスピードが上がってくると着地に耐えられません。そのあたりのことも話しました。苦手な補強に対してどう取り組むか。「目標」に対して必要だと感じてくれると必ずやるようになります。ハードル練習がきっかけになってそういう部分の変化が生まれ専門でさらなる力の発揮ができればいいのかなと。

 

もう一人は「次のレベルを目指して」という感じでした。目標意識が明確になってきているのでそれに応じてどのように練習をするか。ほかの種目との兼ね合いがあるのでそこも考えながらです。短時間での練習となったので一歩ハードルをやってからハードルアプローチ。この日は「1台目までの積極的な入り」を課題としました。このblogのなかではほとんどショートハードルについては触れていきませんでした。ショートハードルを指導する機会が少なかったというのもあります。合宿などでは基本400mHになります。一人で複数の種目を指導するというのはなかなか難しい。100mHと400mHでは練習場所が離れてしまうからです。とはいえ、「その選手に何が必要か」を見極めながらやっていくことでやることは見えてきます。

 

先日のレースでは「出遅れ」がありました。ここは反応の部分です。ここの練習はまた別にすればいいと思っています。普通のスプリント練習で改善できるからです。それとは別に「1台目までのアプローチ」に関してはしっかりとやっておきたいなと思っていました。ここは少し工夫して。より積極的に1台目に入れるようにしました。鋭く入る。これをやりながら4台目まで伸ばしていく。こちらがやりたいと思っていることに対して本人が積極的にやってくれるのでこれは本当に充実した時間になります。かなりいい感じでした。楽しい。ありがたい話です。

 

その後、スプリント練習も1セット行うということでした。目指すところに向けてどうするかですね。本当によく練習をします。無理をさせないように見守っていけたらと思っています。怪我をさせないことが非常に重要だなと思っています。

 

練習の最後に跳躍の練習の話をkd先生から聞く。正確に言うと「跳躍選手に話をされている」という場面に一緒にいて話を聞いていただけなのですが。ここでも「必要なことだけをやる」という話でした。多くの情報を与えすぎない。かといって「何も言わない」というのはまた違う。持っている情報をすべて与えることが「指導」ではない。このことを目の前で見ることができるというのは私自身の「指導」にとって大きなプラスになります。「教えられないから言わない」のと「教えられるけど言わない」というのは同じ「言わない」でも全く違います。また、「本当はわからないのに分かったふりをして教える」というのも絶対に避けたいなと思います。マイナスでしかない。こういう「教えたがる」人が増えているとkd先生が言われていました。このことは自分自身にも言い聞かせていきたいと思います。

 

「教えすぎない」という部分。よりよくしようとして「多くの情報を与える」と選手自身が混乱します。何をしたらいいのか処理できなくなる。間違ったことを「これが正しい」と教えることもマイナスになる。選手とかかわるうえで「何が必要か」を見極めながらその場に応じたかかわりをしていくことが重要になってくるのだと改めて感じました。kbt先生とkd先生と一緒にグランドに立てる。私の人生において本当に大きな経験だと思います。楽しい。

 

やはりまとまりませんでした。記録として残しておきます。何が伝えたかったのかわからなくなっていますが(笑)

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短時間補強と必要な練習

2021-05-09 | 陸上競技

金曜日。この日から考査期間に入ります。練習はある程度の時間が確保できるようです。県総体までの期間を考えるとやれることはやっておきたいという部分はあります。もちろん勉強と両立することが重要です。何か一つだけやるというのではなくしっかりと努力を重ねるという経験はこれから先に生きていきます。

 

話によると考査発表の日は「寮の大掃除」があるようです。寮生は1時間程度大掃除をしてから練習参加になります。そのため練習開始時間がずれることに。この日は「体幹補強を考えてきてほしい」というkbt先生からの要望に応えてアップの時点でトレーニングを。最大の問題が10分程度で終わるメニューにして欲しいという部分(笑)。そうなると時間効率を上げるために「2人1組」の補強はできません。待ち時間が「休憩」になるように設定していますがそうなると補強時間は5分程度になってしまいます。最大限の補強をするために別メニューで考案。といっても複雑なものや道具を使うものにすると意識する部分が増えるので極力シンプルで体幹を強化できるメニューがいいかなと思って。こうやって「任せてもらえる」という部分があるのは本当にありがたいなと思います。こちらも最大限にそれに応えたい。

 

一番最初だったので全員が同じペースで進める形になりました。時間ではなく回数で実施するようにしていたので終わり次第次に進むほうが効率が良いと思います。この日にそれをやるとわからないままやってしまう選手が出るのでそこは避けたいなと。決められた回数を実施した後は少し待ってもらう形になりました。それでもある程度の負荷をかけながらできたというのは多きいかなと思います。休憩時間は基本的にはないので有酸素系にもなります。10分程度なので大きな時間的な負担にもなりません。まずまずの形で導入できたかなと思います。体幹強化という部分ではいろいろな形でできると思います。特殊な形のトレーニングをするのではなく極力「ベーシックな形の補強」をやることで基礎筋力の強化に努めたいと思います。

 

この部分。特殊な道具などを使うと「目新しさ」はあります。しかし、本当に狙ったところに負荷をかけられるかどうかは別の話になります。正確にやれば効果はあるのかもしれませんが、その前段階で「基礎基本のベースアップ」が重要になるのではないかなと考えています。目立つような練習をすると「やっている感」はでます。この部分は昨年kd先生に指摘されたことがあります。私が意図してやっていた練習が他校が持って帰ってやった時に「全く違う形」になっていたと。一生懸命にやろうとしているが「本来の目的ではない形」になってしまっていたようです。そうなると最大限の効果は出ません。ここは私自身しっかりと考えていかなければいけない部分なのかなと強く感じています。


そういう部分も頭の中にあって「正確にやる」ことを徹底したいなと。ひたすら選手に対して声かけをしていました。うるさいと思われるかもしれません。それでも意識づけをするためには必要だと考えています。こういう部分は私の得意分野です。補強に関してはかなりしつこいですから。そこから壁抜き、ハードルを使ったドリルをやったのでその辺りも細かく言いながら。人数が多いので全体に目が届かなくなります。練習を止めて説明するというのはこの段階では効率が悪い気がします。個別に声かけをして何をしないといけないのかを指摘する方が良いかなと感じているので、極力全員に声かけをしながら関わっています。


その辺りで寮生が練習に来たので今度はそちらに同じメニューを伝える。少人数で教える方がやりやすいのは間違いないと思います。細かいところまで目が届きます。同じようにやっていきました。終わってから選手が「hoshoはいつもこんな感じでやっていたのか?」と聞かれました。この手のメニューはやっていないと思います。10分間で限定してやるというのはなかなかないですね。道具を使ってやることが多かったですし。今のように人数が多いので道具が足りなくなるという心配もありませんでした。かなりの数があるので今でも同じ位は出来そうですが。複雑になると大変なことも増えるので今は基礎基本のトレーニングを徹底することができればいいなと思いますね。


前日の練習の時に「今後の目標」について数人と話をしていました。関わりが深い選手に対してはこういう部分でとサポートできればと思っています。高い目標を掲げる中で足りないものは何か。県総体、中国大会に向けてどのように取り組んでいくか。話をする中で「高い目標」を決めました。こうなると面白いなと思います。この日の最初のトレーニングも必死に取り組んでいました。こういう部分は大きな変化です。私が異動した意味が少しはあるのかなと。


また、この日は少し前から気になっていた部分も少しサポート。加速段階での「構え」に関しては先日も指摘をしました。もったいないですからね。それに加えて「進まない」という選手もいるのでそこをどうするか。練習を止めないように短時間でできることを。「膝と腰の移動」を作るのが最大目標です。動いているけど進まないというのもあります。そこを克服するために「腰押し」を数本。転びそうになりますが感覚は作るべきだと思います。


少し進みました。「スーッと進んだ」という言葉が出たのでこれも少しは意味があったのかなと。人数が多いので色々な角度から複数の目で見ていくことが必要になるのかもしれません。やりたい動きがあってそれをどのように身につけていくのか。この辺りを考えるとこれまでとは違った形で選手と関われるのかなと思います。色々なタイプの選手を見れることは指導の幅が広がります。面白いなと感じています。


もう少しこの日のことは書いておきたいなと思っています。多分そのうち書きます。多分。

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