蝶人物見遊山記第218回&鎌倉ちょっと不思議な物語第373回
毎度お馴染みのブンガクサンポ。今回は「ビブリア古書店の事件手帖」にちなんだ北鎌倉コース。円覚寺から始まって八雲神社、そして光照寺まで歩きました。光照寺は時宗ですが隠れキリシタン寺でした。
じつはわたくしテレビドラマにもなったというこの三上延選手のこの有名なシリーズを読んだことがなく、参加した皆さんが、「「ビブリア古書店」って、きっとこのあたりにあったんでしょうね」などと指差してもいったいなんのことやらさっぱりわからず、大いに顰蹙を買ったことでした。
だいたい北鎌倉には昔から古本屋なんてないはず。鎌倉だって小町通りにあった2軒はなくなって1軒だけになってしまったし、裏駅の紀伊国屋の近所にあった四季書林も潰れてしまったし、いまなお健在なのは長谷のなんとか堂くらいなもんでしょう。
大船駅前の目耕堂もコンビニになっちまったし、誰か虚構ではない本物の「ビブリア古書店」を北鎌に作ってくれませんかね。なんてことを思いつつ歩きました。
県道204の道端で死んでいたのは三太郎3本足の可愛いタヌキ 蝶人