
ある晴れた日に 第547回
真綿のように我らの首を絞めるのはいま流行のやわらかなファシズム
沖縄よ断乎独立するべきだ日米の食いものにならずに
この街はいったい誰のものなるやわがもの顔にのし歩く観光客のもの
らちもなくらちがらちがと繰り返す安倍内閣よしっかりしろよ
その一瞬四年の辛苦を解き放ち選手らはみな潔く去る
アカシジミ車に轢かれた胃が痛いとりあえず県道が君の墓標か
アゲハ蝶トベラに寄るなサツキに来い
この花は長実雛罌粟(ながみひなげし)つまりケシ栽培は禁止されていない
脳漿の最深部から浮かび来る奇想あまさず掬い取りたし
夕食にスイカをたくさん食べたので夜中に何度もトイレに起きる
病院から履いてきたスリッパがあまり履きやすいのでずっと履いてる
藤袴は桜餅のように匂うとテレビで言うたが我が家の藤袴は匂わざりき
筒先に2つの穴があるためにバラバラ飛び出し便器が汚れる
プロパンガスを我が家に届けて半年後彼縊りたり郷里の家で
ボーカルの弱いバンドを率いてし甥は自らも唄わんとす
米国の第七艦隊の殆どは韓国方面に出航せり
ある時は自閉症また近頃は発達障害などと呼ばれる耕君
亡くなりてまた亡くなれど次々に現れ出るなり最高齢者
難病で寝た切りになった君のため念力を送ることしか僕はできない
人のため忖度できない奴のため忖度するのは下々のゲジゲジ
海外では絶対にお辞儀をしなようにしていても帰国すれば安心して平気でお辞儀する
トランプの子分にくせに安倍蚤糞日本に戻ると偉そうにする
安倍蚤糞が穢した伊勢靖国恐らく2度と行かんやろな
人間よりも犬猫を愛する人が増えてきた平成末期のアジアの孤島
「無断駐車するな!」と背なにタンカを貼り付けて赤いベンツは怒っているぞ 蝶人