あまでうす日記

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聖書協会2018年版旧約聖書で「ダニエル書」を読んで

2020-07-15 15:11:41 | Weblog


照る日曇る日第1428回


ダニエルも、ネブカドネザル王の捕虜としてバビロンに連れて行かれた「拉致された」人です。

彼は、悪人の詭計によってライオンの穴に投げ入れられながら奇跡によって生還した逸話でも有名ですが、ネブカドネザルのみならず、その跡継ぎのペルシャツァルや、バビロニアを滅ぼして同地を支配したペルシャのキュロス王やダレイオス王からも信任を得て、預言者のみならず、政治家としても活躍した有能な人物でありました。

「ダニエル書」では、ペルシャツァル王が宴会をしている時に出現した「壁に書かれた謎の文字」の占いをする有名なシーンがあります。

主の助けで見事に謎解きを果たしたダニエルは、その功績で「王国第3の地位」に登るのですが、まさにその夜、「王が殺された」とあるのは、いったいどういう因果の吹きまわしによるのでしょうか。


最期までコロナ禍の世を見据えつつ岡井星墜つ文月十日 蝶人
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