あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2022年師走蝶人映画劇場その4

2022-12-25 10:44:39 | Weblog

西暦2022年師走蝶人映画劇場その4


闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3108~17

 

1)ロマン・ポランスキー監督の「水の中のナイフ」

1962年のポーランドには彼らのようなプチブル階級が存在していた。

はじめは中性的だった妻が、髪の毛をおろすと女らしくなって、遂には正体不明の若者と寝てしまう。嫉妬に駆られて若者を殺そうとする冷酷な夫。若者が去り、止まったままの車の中の夫婦はこれからどうなるのか?

 

2)ロマン・ポランスキー監督の「反撥」

カトリーヌ・ドヌーヴの魅力を最大限に発揮させたポラ選手の1965年の傑作ホラー。

 

3)ロマン・ポランスキー監督の「袋小路」

1966年の英国製サイコホラー映画であるが、なんというても25歳で夭折したフランソワーズ・ドルレアックの奔放さに圧倒されえる。生きていれば妹のカトリーヌ・ドヌーヴ以上の活躍をしていたものを。

 

4)オリヴァー・ストーン監督の「野蛮なやつら」

2012年の阿呆莫迦映画。オリヴァー・ストーンともあろうものが、下らない映画を撮ったものだ。

 

5)ミシェル・ドビル監督の「読書する女」

ミユウミュウが次々にいろんな人物のところを訪れて、いろんな本を読んであげると、いろんな事件が起こるという仕掛けだが、面白くも「おかしくもない1989年のおふらんす映画ずら。

 

6)中西健二監督の「花のあと」

藤沢周二の原作を女剣士役の北川景子主演で2010年に映画化。悪役を成敗してからの後始末をどうつけたのかいささか心配ずら。

 

7)吉田大八監督の「羊の木」

2018年公開のサスペンス映画。元殺人犯の再生を援助する市職員という山上たつひこの原作を吉田大八がうまく絵にしていて配役もよろしい。

 

8)ホン・サンス監督の「夜の浜辺でひとり」

2017年3月に公開されたキム・ミニの魅力?全開

 

9)ホン・サンス監督の「正しい日 間違えた日」

2015年の洒落た恋愛劇。一度やり損ねた出会いを映像でもういちどやり直す試みは、映画ならでは。ヒロインのキム・ミニがよい。

 

10)ホン・サンス監督の「クレアのカメラ」

2017年、カンヌにおけるキム・ミニとイザベル・ユペールの出会い! 素晴らしい。

 

  アキレスがもうすぐ亀に追いつくぞ世界の終りはあと100秒 蝶人

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