今枝由郎訳「ダンマパダ ブッダ 真理の言葉」を読んで
照る日曇る日 第2028回
前4世紀の仏陀の没後100年ほど経ってパーリー語で編まれた最初期の仏典「法句経」の現代語訳である。
ページをめくると、「光り輝く神々のように、私たちは喜びを糧に生きよう。何も所有することなく、私たちは幸せに生きよう」というような永劫不滅の有難い箴言が次々に登場する。
「人は死すべきものである、と自覚しない人がいる。しかし人がそう自覚すれば、争いは鎮まる」とあるので、これはいいことを聞いた。早速阿呆莫迦ネタニヤフやプーチンに聞かせてやろうと思ったが、まてよ、そうすれば彼奴等はなおさら戦に狂奔するのではないかと、思い直して、止めたのよ。
字で書けば「空」の一語を呟いて愛犬ムクは身罷りにけり 蝶人