西暦2024年弥生蝶人映画劇場 その2
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3554~58
1)ペラ・コーゲルマン監督の「アニアーラ」
汚染された地球を逃れて火星へ移住する8千人を乗せた宇宙船が事故で遭難し、こと座方向へ迷走する中で起こる2018年の悲喜こもごもSF。
2)パスカル・ボルドー監督の「ラスト・クライム」
ジャン・レノ主演の2018年の親子チームによる現金強奪コメディだが、あまり面白くはない。
3)チャン・イーモウ監督の「活きる」
1994年の中国映画。1940年代から現代にいたる或る家族の暮らしと政治と人間模様を鮮やかに切り取る手腕は見事。「影絵人形芝居」が重要な役割を果たしている。
4)チャン・イーモウ監督の「英雄」
秦の始皇帝とその暗殺者を描いた2003年の歴史ドラマなり。
5)チャン・イーモウ監督の「サンザシの樹の下で」
文化大革命の下放で知り合い愛し合うようになった2010年の純愛映画。されど白血病で男を死なせるとはなあ。
理想などこの際明後日に置いといてよりましな党に一票入れよう 蝶人