あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2024年卯月蝶人映画劇場 その6

2024-04-20 11:53:14 | Weblog

西暦2024年卯月蝶人映画劇場 その6

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3600~3604

 

1)ロバート・モンゴメリー主演・監督の「湖の女」

1947年のチャンドラー原作の私立探偵マーロウ物。他の作品と同様筋が入り組んでいてちっとも面白くないが、マーロウとカメラの視線が同一なのでチョっと目新しい。「罠」のオードリー・トッターがヒロインだが、冒頭に出る受付嬢の方がずっと気になる存在ずら。

 

2)ジョナサン・モストー監督の「ターミネーター3」

旧型ロボットのシュワルツェネッガーが知恵を絞って最新型を倒し、未来に生きる2人を助けるという2003年の感動物語い。

 

3)ロバート・ワイズ監督の「罠」

あのドキュメンタリー映画の名匠による物語と映画の進行を一致させた1948年の傑作拳闘映画。中年ボクサー、ロバートライアンが八百長試合に勝ったためにヤクザに恨まれて右手を煉瓦で叩き潰されるが、妻のオードリー・トッターとの新生活へ旅立つ。

 

4)パトリック・ジュデイ監督の「ジェラール・フィリップ 最後の冬」

1959年11月に36歳の若さで命終した名優の2022ネン製作のドキュメンタリー映画である。巴里占領中はレジスタンス運動に従事し、生涯共産党支持者だった彼だが、筋金入りのファシストだった父親が処刑されようとしたときには裏で手をまわして命を救ったこと、映画での活躍はさることながらルシッドなどの舞台俳優として世界的な名声を確立していたこと、自らは肝臓がんに侵されながら肺がん防止運動の先頭に立つなど、今まで知らなかった名優の姿を捉えた。

 

5)エリック・ラルテイゴ監督の「エール」

父母と弟が難聴者の中で育ったヒロインが、巴里に出て音楽家へと羽ばたいていく2014年の人情劇。

 

「なんとなく良さそう」とした内閣があんたの首をギリギリ締めてる 蝶人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする