闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3605~09
1)モーリス・ピアラ監督の「愛の記念に」
1983年のサンドリーヌ・ボネールの華麗な?男性遍歴ずら。こんな女性と結婚した男性はたまらないだろうな。
2)ジョセ・ダヤン監督の「スパイ」
元レジスタンスのグループが集まり、指導者を殺したスパイを探り当てるナタリー・バイ主演の集団劇映画。
3)溝口健二監督の「武蔵野夫人」
大岡昇平の原作を1951年に映画にしたが、どうも登場人物のすべてがミスキャストのように思われる。武蔵野の自然描写だけは流麗である。
4)ジャック・コンウェイ&ハワード・ホークス監督の「奇傑パンチョ」
メキシコの農奴に土地を齎した英雄サンチョ・パンサの生涯を豪快に描いた1934年の傑作。
5)フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー最終章」
第3作の冒頭にコッポラ本人が登場して挨拶するのとエンデイングの一部をいじっただけで、それほど大きな変動はない。カバレリア・ルスチカーナの舞台が進行するのに合わせて敵も味方もじゃんじゃん死んでいき、最後主人公がボロボロになって死んでいくところは平家物語の諸行無常を思わせる。
出席を「プレザン」と言わせて悦に入るお仏蘭西語講師ヒラオカトクヨシ 蝶人