あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2024年卯月蝶人映画劇場 その8

2024-04-29 10:41:38 | Weblog

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3610~14

 

1)アンドリュー・ドミニク監督の「ジェシー・ジェームズの暗殺」

民衆の敵と恐れられつつその暗殺犯よりも民衆から愛された凶悪犯の半生を粛々とと描く2007年の快作ずら。

 

2)アネット・K・オルセン監督の「孤高のスナイパー」

過激派環境問題専門家による権力者への武装反撃を描く異色のデンマーク映画。1977年の作品を2013年にリメイク。いついかなる状況にあってもテロルは悪であり絶対許せぬという考え方には賛成できない。

 

3)小津安二郎監督の「父ありき」

笠智衆の父親と佐野周二の親子の情愛映画。戦前の脚本を基に1942年に映画化した。あの晩お酒を飲みすぎなければ父も死ぬことはなかっただろうに。

 

4)小津安二郎監督の「風の中の牝鶏」

佐野周二の留守中に子供の入院費を払うために売春した田中絹代を、葛藤の末に許すまで。田中絹代の階段落ちは迫力がある。1948年の問題作だが、てんでヒットしなかったので小津は黒澤張りの社会派路線を紀子もののような悟達路線に変更する。

 

5)ジョン・ミリアス監督の「風とライオン」

モロッコのタンジールで同国人キャンディス・バーゲンをを誘拐された「風」のアメリカのルーズベルト大統領が「ライオン」の盗賊ショーン・コネリーと張り合う訳の分からん大騒動。

 

立憲は政権交代を目指すべし低投票率でも勝てるんだから 蝶人

 

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