あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

立松和平作・伊勢英子絵「山のいのち」を読んで

2021-10-14 10:53:58 | Weblog


照る日曇る日第1645回

都会から田舎にやってきた少年がおじさんに導かれて都会では体験出来ない大自然の恵みに揺さぶられていくという或る種のビルダングスロマン絵本ずら。

死んだイタチの皮を活用してヤマメを釣り上げるシーンは感動的だが、エンデイングが唐突なので戸惑う。

つとに他界した立松選手が最初に手掛けた作品らしいが、余は彼の遺言としてこの童話を読んだのである。

  生きたまま引き裂かれたる榎の木よ朝は葉むらを靡かせおりしが 蝶人

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