あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2022年葉月蝶人映画劇場その1

2022-08-04 11:36:42 | Weblog

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2993~97

 

1)ディヴィッド・リンチ監督の「インランド・エンパイア」

ローラ・ダンが怪演する2006年の脳内妄想怪奇サスペンス映画だが、3時間は長すぎる。半分で再編集せよ、この愚か者。

 

2)ローレンス・カスダン監督の「再会の時」

トム・ベレンジャー、グレン・クローズ、ジェフ・ゴールドプラム、ウィリアム・ハート、ケヴィン・クラインなどが再会を懐かしむ1983年の青春よ再び映画ずら。

 

3)ピーター・シーガル監督の「リベンジ・マッチ」

昔は大活躍したライバル・ボクサーのスタローンとデ・ニーロが老いをものともせずリングで対決すると言う2013年の後期高齢者スポーツもの。乳母桜キム・ベイシンガーの登場にビックラ。

 

4)シャウム・コレット=セラ監督の「アンノウン」

2011年の良く出来たサスペンス映画。すっかり騙されちまったずら。

 

5)ベン・アフレック監督の「夜に生きる」

ベン・アフレックが主演監督する2016年の良く出来たギャング映画ずら。

 

  甥っ子たちみな遠くに行きたれど長男のみは手元で変わらず 蝶人

 

 

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すべての言葉は通り過ぎてゆく第106回

2022-08-03 10:59:04 | Weblog

西暦2022年月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第361回

 

「詩が広まったことは一度もなかったし、今もそうだ。そうだ、そうそう、知っているよ。、豊かな感情や深遠な真実を数行の簡潔な言葉で表現することができた李白や昔の中国の詩人たちがいた。」byチャールズ・ブコウスキー書簡集・中川五郎訳7/1

 

「人を催眠術にどっぷりかけてしまうような詩の書き方をしなかったりすると、何だか響きが悪い下手な詩を書いていると決めつけられてしまう。彼らは、自分たちがいつでも耳にしてきたようなものを聞きたいだけなのだ。」byチャールズ・ブコウスキー書簡集・中川五郎訳7/2

 

今頃になってサハリン2のプーチン反撃に、「困った、どうしょう」などとうろたえている阿呆莫迦政府。ロシアと戦争してるのは、お前さんだよ。7/3

 

「恋愛がどんな原因、どんな結果をもっているかを、とくと考察してみることほど、人間の空しさについて教えられることはない。全世界がそのために変化するほどである。(クレオパトラの鼻)」byパスカル・田辺保完訳「パンセ」より7/4

 

財布の中は空っぽなのに、やれコロナだ、やれウクライナだ、後進国支援だ、軍事費倍増だ、積極財政だと、空手形の国債を乱発して返済不可能な借金経営を続けているうちに、この国の財政は完全に崩壊してしまったが、誰が責任を取るの?7/5

 

国はとっくの昔に破産し、国民はみな判断放棄の痴呆状態になり、そんな連中の上に立って指導者面したがる連中が、国際秩序とか現状維持を阿呆ダラ経のように唱え続け、哀れ米国の米つきバッタとなって久しいことよ。7/6

 

「君は教わってきたことをすべて忘れようとしなければならない」と老人は言った。

「夢を見始めなければならないんだ。これからあとは、周囲の騒々しい声に耳を閉ざさなければならない」byS.アンダーソン「ワンズバーグ、オハイオ」上岡伸雄訳7/7

 

倍々の猛スピードでコロナ第7波が列島を急襲しているのに、なんらの行動制限をしないで放置しているは、官民ともども「もうコロナなんか存在しない」と決めたからだ。7/8

 

時として政治家は、われら民草と同様、あるいはそれ以上に、不条理な死を死なねばならない存在であるということが、この度の参院選のすべての候補者たちに理解されているのだろうか。7/9

 

憲法違反の安保法制、モリカケサクラの民主主義蹂躙、アベノミクス強行による国民生活と経済破壊、北方領土外交失敗による国益棄損、核共有、敵基地攻撃の積極的戦争主義、官邸主導・司法立法行政の一元支配に拠る専制支配。どれをとっても民草のためにならない政治家だった。7/10

 

安倍暗殺への同情が無党派を自民党に向かわせたが、最若年層の多くも、盲目的に政権党を支持していることに留意せよ。あらかじめ未来を剥奪された若者とその予備軍が、もっとも重量感のある存在に、すでに取り込まれている事実に、戦慄せよ。7/11

 

降って湧いたようなアベ暗殺事件に諸人こぞって夢中になっている間に、コロナは大増殖し、ウクライナはずるずる敗北し続けているようだが、別に誰もなんともいわないよおだ。アベ事件だって、すぐに忘却の彼方に流れ去っていく訳だし。7/12

 

コロナが第7波に突入し、またしても感染者がⅠ万人を超えたのに、行動制限にはまったく触れず、病院ベッドの数だけ勘定している緑のタヌキ。7/13

 

大谷が投げて、打つときしか勝てないエンジェルスが、その定石通り、今日も勝っている。しかも相手は、無敵のアストロズだから、大したもんだ。7/14

 

憲法違反の安保法制、モリカケサクラの民主主義蹂躙、アベノミクス強行による国民生活と経済破壊、北方領土外交失敗による国益棄損、核共有、敵基地攻撃の積極的戦争主義、官邸主導・司法立法行政の一元支配に拠る専制支配。どれをとっても民草のためにならない政治家が「国葬」?7/15

 

旅行、歌舞音曲、物見遊山、府県を越えた移動、海外への渡航、海外からの来日をただちに制限、禁止しなければ、第7波は未曾有の猛威をふるうだろう。7/16

 

立憲の泉が安倍国葬について、岸田に「聞いてみる」だと。敵はなにがなんでもやる気でいるのだから、粉砕すればいいだけの話。だからお前はダメなのよ。7/17

 

瞬く間にオミクロン感染が猛威を揮う第7の大波。かつて安倍が、菅がそうであったように、今度は岸田が、コロナ対策の不備を衝かれて、辞任に追い込まれるだろう。7/18

 

戦争も、暗殺も、羽生現役引退も、オールスターゲームも、私たちの生死も、暫く経てば、当初の衝撃が失せて、常に変わらぬのっぺりした日常に併呑されていくようだ。7/19

 

暗闇の中でしか見えないものがあるとあのときなたが教えてくれた。7/20

 

遠からず我が国にも、タリバンの「勧善懲悪省」と同様の組織が出来て、われら民草の箸の上げ下ろしについても、うるさく官憲が取り締まるような世の中になるのだろう。7/21

 

「私はいま、一歩後退二歩前進という言葉を思い出します。……日本の労働者および農民万歳!我々は団結せねばならない!」1947年2月1日、伊井弥四郎全官公共闘議長7/22

 

けふも朝から真夏だなあ。アベ元首相じゃないけど、もう人間いつ死ぬか分からないし、窓の外でコジェケイとニイニイ、ミンミンが誘うように鳴いて、カワセミが番で飛ぶ姿を初めてみたから、久しぶりに詩でも書いてみようかな。7/23

 

34年間来る日も来る日もチンしてくれた日立の電子レンジがついに往生してしまったので、ノジマ東急店に買い替えに行こうとしたのだが、旧製品が持ち上げられないほど重く、あまつさえ太陽が目が眩むほど照りつけるので、とりあえず本日は断念す。7/24

 

早朝の俄か雨に喜んだのか、今まで見たことのない小さな蟹が、水飛沫が撥ねる道路を、走り回っている。車に轢かれては可哀想なので、捕まえて川に入れてやろうとしたが、素早くどこかに隠れてしまった。7/26

 

西崎憲さんが企画・取材・編集・製作された、歌人、奥村晃作さんのインタビュー動画が公開されている。紀貫之以降現在までの本邦の和歌・短歌史を理路整然と論じ、最後に自身の「ただごと歌」の代表歌10首を飄々と自吟される1時間は、まるで夢の中の出来事のようだ。https://www.youtube.com/watch?v=No5m2mdaynQ 7/27

 

昔は確か「知恵遅れ」と言うておったのを、それはあんまりな蔑称じゃないかと、「知的障害者」と呼ぶようになったので、無い物ねだりの珍妙なる表現ではないかと思ったのだが、あにはからんや、「本当の知性は、知的障害者にしかない」と気づいたのは、つい最近のことである。7/28

 

「書くことの目的はまず第一に、愚かな自分自身の救済だ。それさえできれば、書かれたものはおのずからおもしろくて、読み手の心を捉えるものとなる。」チャールズ・ブコウスキー著・中川五郎訳「死をポケットに入れて」7/29

 

「作家は自分自身の糞の臭いを嗅ぎたがるものなのだ。わたしもその一人だ。」チャールズ・ブコウスキー著・中川五郎訳「死をポケットに入れて」7/30

 

「死はそれを待ち望む者のもとにも、待ち望まない者のもとにも訪れる。」チャールズ・ブコウスキー著・中川五郎訳「死をポケットに入れて」7/31

 

   己らの怠慢すべて棚に上げ「コロナは自分でなんとかし給え」 蝶人

 

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なにゆえに第101回~西暦2022年文月蝶人蝶人花鳥風月狂歌三昧

2022-08-02 09:47:01 | Weblog

ある晴れた日に 第694回

なにゆえにサハリン2にうろたえるお前がロシアに喧嘩を売った

 

なにゆえにまたぞろコロナが増えて来た増やすようなことしかしてない

 

なにゆえにアストロズ勝ちエンゼルス負けるヤクルトが虚人をやっつけるがごとし

 

なにゆえにまだワクチンを打たぬ我医師が止めたり副作用ゆえ

 

なにゆえに与党と与太野党を支持するか日本崩壊の元凶なのに

 

なにゆえに大雨台風と大騒ぎする雨なんざ一滴も降らんかったぞ

 

なにゆえに巨人のユニフォームをデザインす阪神ならば許してやるが

 

なにゆえに第7波かもしれないととぼけてる梅雨かも知れないというように

 

なにゆえにどの宗教団体か明言しない選挙に差しさわりがあるというのか

 

なにゆえに自民党に投票する金八おニャン子が大好きだから

 

なにゆえに泉代表は辞任しないお前の非力で立憲は負けた

 

なにゆえに北海道から飛んできて赤の他人の葬儀に出るの?

 

なにゆえに感染拡大を放置する史上最悪の被害が出るぞ

 

なにゆえに国葬などに値するろくでなしの政治家なりしを

 

なにゆえに国葬などに値する百害ありて一利もなきを

 

なにゆえにヤクルトに試合をやらせるコロナで全滅しているのに

 

なにゆえに伊之助は「待った」をかける江戸時代ならその場で切腹

 

なにゆえに筒香は打てないもう大洋ホエールズに帰ってきなよ

 

なにゆえに内閣支持がまた上がるまた良いことでもしましたか?

 

なにゆえに行動規制に乗り出さない第7波から目を背けて

 

なにゆえに巨人は試合を中止するヤクルトは満身創痍でぐあんばったのに

 

なにゆえにアベ国葬を強行する党内右翼をヨイショするため

 

なにゆえに電子レンジがお陀仏になる34年間働き続けた

 

なにゆえに素早い子蟹が道路を走る明け方の俄か雨を喜んで

 

なにゆえに次々物が壊れていく電気釜、風呂栓、電子レンジ

 

なにゆえに燕が6羽並んでいる今日は君らの旅立ちの時

 

なにゆえに行動制限に乗り出さない経済社会は死んでしまうぞ

 

なにゆえに無能な知事共が居直っているコロナはインフルエンザと同列ではない

 

なにゆえに宮田茂樹も死んじまった島本脩二の後を追うように

 

 

 なにゆえに妻子と離れて生活してる息子がコロナにやられたために 蝶人

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西暦2022年文月蝶人蝶人花鳥風月狂歌三昧

2022-08-01 10:51:17 | Weblog

ある晴れた日に 第693回

 

Urological Clinicに行ってますって、もしかして泌尿器科のこと

 

芸能人の愚にもつかないコメントを垂れ流しているモーニングショー

 

東西の阿呆莫迦知事が決めたのでコロナなんかもう存在しない

 

われわれの識字の力を信じない参院選のかな文字ポスター

 

決断と実行力に欠けるので角栄なんかに憧れてしまう

 

0・3カ月分1371円の夏季賞与を頂戴し障害者施設より息子帰宅す

 

さんざんに民主主義を甚振りし元宰相が凶弾に伏す

 

ついにいく道とはかねて聞きしかどきのう奈良とは思わざりけり

 

教会と政治屋と母と自分との絆を断ち切る2発の銃声

 

シネシネと念じておれば本当にシヌこともあるのかこのたびのシ

 

蛇蠍よりなお嫌われし宰相の遭難現場に花を捧げる

 

自由とか民主の息の音を止めた首領に額ずく奴婢共数多

 

世の中をこれほどまでに悪くした張本人をなぜ国葬にする

 

国内外にオミクロン株を撒き散らすアベ国葬を葬り去るべし

 

教団と安倍元首相の暗闇に光が入れば真が見えよう

 

「棺」てふ漢字を眺めていても分からないまさか「ひつぎ」と読むなんてことは

 

祖国ロシアのいくさに心を痛めつつをバッハを奏でるアレーナ・バーエワ

 

ネオナチのファシズム国家ウクライナを打倒するとかプーチンはんが

 

プーチンが出て来る度にチャンネルを変えつつ思うアベと同じだ

 

いちんちじゅう同じ噺を延々と繰り返すのがテレビのニュース 

 

疼痛があればすなわち後遺症があるされどデータの無きが哀しき

 

生きているそのこと自体が楽しくてぐるぐる泳ぐメダカ8匹

 

瓶の中にメダカの子供がいるかいないか確かめてから水捨てる妻

 

スポンサーからは広告料、消費者からは広告抜きの視聴料2重に儲けるSNSユーチューブ

 

朝刊を2つの束に分けて読むうちの奥さんを密かに憎む

 

唐突に息子を怒鳴り散らすのは私に巣喰う悪魔の私

 

感染者が1万人を超えたのにベッドの数だけ気にするタヌキ

 

「おれのバスを泥で汚すな」と息子に怒りし小長井氏死す89歳

 

列島をファシズムの嵐が吹き荒れる3年間を国内亡命

 

      万犬が虚に吠えつつ文月尽 蝶人

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