ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Queen Of Rock 'N' Roll / Tina Turner

2025年03月04日 | ソウル・ファンク・R&B

Queen Of Rock 'N' Roll / Tina Turner (2023)

2023年に亡くなったティナ・ターナー(Tina Turner)。自分が彼女の音楽を初めて聴いたのは、中学生位の時にレンタル・ビデオ・ソフト(死語)でアイク&ティナ・ターナー(Ike & Tina Turner)時代の映像を観てだったと思う。当時は過去のアーティストだと思っていたが、その後1984年発売のソロ作品「Private Dancer」が大ヒットして復活し、MTVなどの影響もあって完全に第一線に返り咲いた。元々色んなアーティストにリスペクトされている彼女なので数々の共演もあったな。晩年はなかなか活動が聞こえてこなかったが、50年代から活動をはじめ、1960年には舞台に立っていたというから充分に長いキャリアだ。

こちらはティナを”ロックンロールの女王”と奉っての3枚組のアンソロジー。逝去後すぐに編纂された追悼盤のひとつ。1曲目が1975年のツェッペリン(Led Zeppelin)のカヴァー「Whole Lotta Love」だから、それ以前のアイクとのソウル期の楽曲は無し。ボウイ(David Bowie)やクラプトン(Eric Clapton)、ブライアン・アダムス(Bryan Adams)らとの共演曲もばっちり収録。正直ロック色の強くない曲もあるので、”ロックンロールの女王”というタイトルのコンピとしては焦点がぼやけてしまっている気がしないでもないが、シングル・カットされた曲を中心にまとめてあるそうだし、3枚組というヴォリュームだけあって彼女のソロ・キャリアを総括するという意味では充分な内容になっている。自分は最後期の曲をあまり知らなかったので新鮮だった。

ネット・ショップにて購入(¥2,350)

  • Label‏ : ‎ PARLOPHONE
  • ASIN ‏ : ‎ B0CJVP5DW3
  • Disc ‏ : ‎ 3
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Live At Fillmore West : Don't Fight The Feeling / Aretha Franklin & King Curtis

2025年02月08日 | ソウル・ファンク・R&B

Live At Fillmore West : Don't Fight The Feeling / Aretha Franklin & King Curtis (2005)

アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)とキング・カーティス(King Curtis)が西海岸のフィルモア・ウエストで行った1971年の3日連続のコンサートを完全収録したCD4枚組。この音源は当時それぞれ「Live At Filmore West」として1枚物で発表され(ジャケ写真下)、どちらも名盤の誉れ高いライヴ作品。自分も愛聴している。今回購入したこのCDは当初Rhino Handmadeとして限定で発売されたはず。発売当時は買えなかったが、ふとネットで見つけて安く購入することが出来た。

 

バンドはキング・カーティス&キング・ピンズ(The King Pins)に、メンフィス・ホーンズ(Memphis Horns)、コーラスのスウィートハーツ・オブ・ソウル(Sweethearts Of Soul)にビリー・プレストン(Billy Preston)が加わっている。最終日には客として来ていたレイ・チャールズ(Ray Charles)が飛び入りするというサプライズ付き(ただし参加した曲「Spirit In The Dark」を全く知らなかったのだとか・笑)。

タイムマシンで過去に遡って観られるなら自分は絶対リストに入れたいこの3夜のコンサート。前座という形でまずキング・カーティスが演奏。場所柄ロックのヒット曲をアレンジした演奏も含みながらグルーヴィーな演奏を展開。ぶっといバックに重なるコーネル・デュプリー(Cornell Dupree)のギターもかっこいい。

そして女王アレサ登場。アトランティックに移ってよりソウルフルになって絶頂期を迎えていたアレサだけに、その歌声は強烈。しかもキース(Keith Richards)が事ある毎に「アレサはピアノを弾くべきだ」と言っていたほど定評ある鍵盤捌きも聴きどころ。初日はピアノだったらしいが、2日め以降はエレピ(Fender Rhodes)を弾きながら歌っている。自分は最初このフェンダー・ローズを弾いているのはビリー・プレストンだと思っていたので、アレサはちょろっと弾いているだけかと思っていたが、ネットで映像(※)を確認するとしっかりアレサが弾いていてビックリ。なんであんなに激しく弾きながらあんなにソウルフルに歌えるんだ?…。至宝。耳福。

なんと素晴らしい時代。この3日間のコンサートを白黒とはいえ映像で観ることが出来る!(撮っていたことにもビックリ)

初日)(2日目)(3日目

ネット・フリーマーケットにて購入(¥3,000)

  • Label ‏ : ‎ Rhino Handmade
  • ASIN ‏ : ‎ B0006SSOH2
  • Disc ‏ : ‎ 4
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Hum Along And Dance: More Of The Best (1963-1974) / The Temptations

2024年11月09日 | ソウル・ファンク・R&B

Hum Along And Dance: More Of The Best (1963-1974) / The Temptations (1993)

ある中古CD屋へ行ったらワゴンに✕枚でいくらという投げ売りセールが。ワゴンの中から普段なら買わないかもしれないけれど、この値段だったら「コーヒー1杯我慢して買おう」というタイトルをいくつか抜いてきた。

こちらは米ライノ(Rhino)から発売されたテンプテーションズ(The Temptations)の編集盤CD。「More of the Best 」というサブタイトルの通り、彼らの有名曲から漏れてはいるが魅力が十分に伝わってくる楽曲が18曲収録されている。リマスター担当はライノと言ったらこの人、ビル・イングロット(Bill Inglot)。

自分はモータウンのアーティストが全部好きという訳ではないが、このテンプスは特に60年代後半からのサイケデリック・ファンク期が大好き。テンプスもそうだが、この時代のアーティストは今と違って休む間もなく働いていたから次から次へとレコーディングしていたに違いない。それ故にヒット曲に隠れて表には出なかった佳曲は沢山。今ならアーティストが「クオリティーが…」とかなんとか泣き言を言って拒否しそうだが、ここに収録された曲はもちろん十分なクオリティー。縛りの1963-1974年というとテンプスがヒットを量産していた黄金期。彼らのもうひとつの特徴でもある世相を反映した社会的なメッセージを含んだ曲もしっかり収録されている。もちろんありがちなヒット曲の二番煎じ曲もあるが、それさえも楽しい。

中古店にて購入(¥165)

  • Label ‏ : ‎ Rhino
  • ASIN ‏ : ‎ B0000032YQ
  • Disc ‏ : ‎ 1
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First Ya Gotta Shake The Gate / Funkadelic

2024年10月30日 | ソウル・ファンク・R&B

First Ya Gotta Shake The Gate / Funkadelic (2014)

ジョージ・クリントン(George Clinton)総帥率いるファンカデリック(Funkadelic)が2014年に発表した目下のところ最新のオリジナル・アルバム。当時でさえ33年振りの作品(笑)。ファンカデリック名義で来日すると知って、慌てて直近のアルバムを聴いておかないとと購入。にしてもこのアルバム、存在も全然知らなかった…。離合集散を繰り返している80年代以降のファンカデリックやPファンク・オールスターズ(P-Funk All-Stars)の活動には疎いのでどんな状況になっているのかも知らなかったが、発売が大手レーベルではなかったりするところを見るとやはりメジャーで出た作品とは言えないのだろう。

それがまた驚きの3枚組33曲。何でも新曲ばかりではなく、ジョージ関連の楽曲を改変したり、かつての音源をサンプリング使用した曲なども多く収録しているらしいが、いわゆる昔のファンカデリックやパーラメント(Parliament)のスタイルのオールド・スクールなファンクは多くなく、どちらかというとヒップ・ホップ寄りのスタイルの曲が多い。彼ら周辺の音楽を集めてごった煮にしてドーンと出した感じ。来日公演時にはジョージの孫のような世代の若いメンバー(名前も知らないが)がラップを披露したりしていたし、総帥ジョージ・クリントンが「これがファンカデリックだ!」と言えばそうなんだろう。今のところ3枚続けて聴き通せたことは1度も無いが(笑)(←時間と体力の問題です)。

ネット・ショップにて購入(¥680)

  • Label ‏ : ‎ C Kunspyruhzy
  • ASIN ‏ : ‎ B00Q582NII
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Live At The Beverly Theater In Hollywood / P-Funk All Stars

2024年07月18日 | ソウル・ファンク・R&B

Live At The Beverly Theater In Hollywood / P-Funk All Stars (1990)

70年代に一世を風靡したジョージ・クリントン(George Clinton)率いるパーラメント=ファンカデリック(Parliament-Funkadelic)。ただ80年代に入るとレーベル問題やメンバー流出でバンドがバラバラになり、経済的にも難しくなって解散状態になったのだとか。ただ総帥はめげずにソロ名義の「Atomic Dog」が大ヒット。結局バンドを再編し、P-Funk All Stars(Pファンク・オール・スターズ)名義でツアーに出たのだそう。これはその1983年のツアー音源を収録した2枚組。大所帯の参加メンバーは以下の通り。

Vocals - George Clinton, Clip Payne, Gary Mudbone Cooper, Lige Curry, Robert "P-Nut" Johnson, Ron Ford
Guitar - Eddie Hazel, Dewayne McKnight, Cordell Mosson, Garry Shider, Garry Shider, Michael Hampton
Bass - Rodney Curtis
Drums - Dennis Chambers
Flute, Vocal - Maceo Parker
Horns - Bennie Cowan, Greg Boyer, Greg Thomas
Keyboards - Bernie Worrell, Jerome Rogers

自分はこの時期のPファンクに全然興味が無かったので、発売当時はもちろん今まで全く聴いたことが無かった。たまたま中古CD屋に安く刺さっていたので何となく購入。聴いてみてビックリ。バンドとしてのまとまりも良く、なかなか充実した演奏。80年代特有の安っぽいシンセ音が主流かなと思いきやそうでなく、元曲から大きくアレンジを変えている曲もあるが、グッと腰を落としつつもグルーヴィーな仕上がりになっている。バンドの特徴でもある”ごった煮”感覚ももちろん健在。ま、解散からそう時間が経った訳でもないし、腕っこきが揃っているからなァ。しっかり楽しめた。

そして何と、フェスで来日するファンカデリックの単独公演実現の知らせ。しかも名古屋ありだ(感涙)。なぜPファンクでなくファンカデリック名義なのかが謎だが、もちろんチケットは即ゲット。楽しみ。

中古店にて購入(¥550)

  • Label ‏ : ‎ Westbound
  • ASIN ‏ : ‎ B01130DTOY
  • Disc ‏ : ‎ 1
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James Brown's Original Funky Divas / Various Artists

2024年06月03日 | ソウル・ファンク・R&B

James Brown's Original Funky Divas / Various Artists (1998)

御大ジェームス・ブラウン(James Brown, JB)がプロデュースし、ザ・JBズ(The J.B.s)ら取り巻きが演奏を担当した女性アーティストの作品を一堂に集めたCD2枚組のコンピ盤全46曲。録音は1960年から1977年まで。収録されている女性アーティストは以下の通り。

Bea Ford
Sugar Pie DeSanto
Yvonne Fair
Tammy Montgomery
Anna King
Elsie Mae
The Jewels
Vicki Anderson
Marva Whitney
Kay Robinson
Shirley Jean & The Relations
Lyn Collins
Martha High

もちろん彼女らだけの歌唱ではなく、御大が表に出て一緒に歌っている作品も。ヴィッキー・アンダーソン、マーヴァ・ホイットニーやリン・コリンズらのソロ歌手として有名なアーティスト以外にも、長年に渡ってJBに仕えてバック・シンガーを担当したマーサ・ハイなんかも収録。タミー・モントゴメリーなんかはこの後にタミー・テレルとして有名になる。

バック・バンドがJBと共通しているので歌を抜いたらまんまJBズなんて曲も多いし、そもそも御大と同じ曲を歌っていることも多いが、どれも女性に歌わせることで歌詞の意味合いが違ってきたりするのが、異性でも主語が共通の英語の面白いところ。どのアーティストもさすがJBに見出されているだけあって強烈なシャウト!

驚かされるのはやっぱりJBのプロデュース能力。音楽はもちろん、自身の活動の合間に人材発掘から何から全部やるのだから凄い。ま、コントロール・フリークだったろうから他の人間に任せるなんて出来なかったんだろし、大変厳しいオヤジだったとも(苦笑)。ま、当人が「The hardest working man in show business」なんだから仕方あんめえ。マイルス(Miles Davis)やジョージ・クリントン(George Clinton)もそうだけれど、他人の才能を見抜いて面倒を見る力って誰にでも備わっている訳じゃないもんなァ。2枚組全部聴き通すと熱量でグッタリ(笑)。JBファン必携。

ネット・ショップにて購入(¥659)

  • Label ‏ : ‎ POLYDOR
  • ASIN ‏ : ‎ B0000067L7
  • Disc ‏ : ‎ 2
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Diamonds And Pearls / Prince &The New Power Generation

2024年05月30日 | ソウル・ファンク・R&B

Diamonds And Pearls / Prince &The New Power Generation (1991)

プリンス(Prince)が1991年に発表した13枚目のアルバム「Diamonds And Pearls」。バックを務めたのは新しい(当時)バンド、ニュー・パワー・ジェネレーション(The New Power Generation, The NPG)。当時ちゃんと聴いていると思ったがどれだけ探してもCDが見つからない。あまり聴き込んだ覚えもないので、あまり印象に残っていなかったのか、それともそもそも自分で買っていなかったか。ちょうどデラックス・エディションが発売されたというニュースを見て久しぶりに聴きたくなったのだが…。そこで中古店で安く刺さっているのを改めて購入した次第。

ヴァラエティに富んだ様々なタイプの曲が収録されているが、非プリンスのラップが多用されていて自分のイメージするプリンスの楽曲らしくないところも感じられて当時違和感があったのかも。ただこうして改めて聴いてみると、アルバムとしての統一感こそ希薄だがそれぞれの曲の出来は素晴らしく、自分の苦手な超メロウな曲以外はどれもいい感じで聴ける。ヒットした「Diamonds And Perls」「Cream」「Gett Off」なんかはさすがの出来。彼のコンピを組んだら絶対に外せない3曲。さすがにデラックスやスーパー・デラックス・ヴァージョンまでは手を出すことは無いと思うが…。

中古店にて購入(¥330)

  • Label ‏ : ‎ WARNER
  • ASIN ‏ : ‎ B000002L8Z
  • Disc ‏ : ‎ 1
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New Orleans Piano / Professor Longhair

2024年05月26日 | ソウル・ファンク・R&B

New Orleans Piano / Professor Longhair (1972)

ニュー・オリンズのブルーズ・ピアニスト、プロフェッサー・ロングヘア(Professor Longhair)のベスト盤。こちらはアトランティックの”Blues Originals”というシリーズの第2弾として1972年に発表された盤にボーナス・トラックを加えたCD。録音は40~50年代。ただこのアルバムが発表された70年代前半にはほとんど忘れられた存在だったそう。ここに収録された曲も当時シングルとして発表された物ばかりらしい(リーダー・アルバムは制作されなかった模様)。

自分が彼の音楽を初めて聴いたのはいつだったか思い出せないが、何かのブルーズ・コンピレーション盤に入っていて、その変わった名前で目に留まった程度。ただその後テーマをニュー・オリンズに絞ったライノから出たコンピ盤に彼も収録されていて、その独特なシンコペーションの効いた音楽と、ルーズでゴキゲンなピアノに引き込まれたと記憶している。ここに収録された16曲も転がるピアノに彼の飄々としたヴォーカルが重なるブギウギで、いかにもニュー・オリンズっていう”セカンド・ライン”の雰囲気が満載(←言葉では何とも説明しづらいが)。

中古店にて購入(¥650)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002I6Z
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Music For Your Mother (Funkadelic 45s) / Funkadelic

2023年12月16日 | ソウル・ファンク・R&B

Music For Your Mother (Funkadelic 45s) / Funkadelic (1992)

ファンカデリック(Funkadelic)のWestbound時代の45回転シングルと未発表曲をまとめたCD2枚組。年代でいくと1969年から1976年だとのこと。ファンカデリックのシングルっていうだけであまりイメージが湧かないが、こんなに出ていたんだね。70年代中盤の”いかにも”っていう雰囲気のグルーヴィーな曲は馴染みがあるが、意外と音楽性の振り幅が大きく、デビュー当時は特にちょっと変わった音楽性のバンドだった。ここにも収録されているがシリアスでサイケな部分があり、面食らったことがある。総帥ジョージ・クリントン(George Clinton)は、これに加えてパーラメント(Parliament)、そしてその総体であるPファンク(P-Funk)も主幸しているんだから凄い。関わっているメンバーも多く、それらが交わっているので正直区別は付けにくいのだが。

いきなりドロドロと不穏な始まり。これをシングルに持ってくるかな、普通(苦笑)。一転して彼らの出自でもあるヴォーカル・グループのような曲があったり、サイケ、ブルーズ、ヴォードヴィル的な曲があったりと振り幅が大きく、まだまだファンキーな面は表に出ていない。70年代に入るとその萌芽が見られ、だんだん腰を落としたグルーヴィーな曲が多くなってくる。これはやっぱりブーツィー(Bootsy Collins)の加入によるところが大きいのかな。そうなるとだんだん明るくユーモラスな部分も加算され、Pファンク・ワールドに。終盤は安心して身をゆだねることが出来るが、ちょっとクセの強いコンピ盤。

中古店にて購入(¥747)

  • Label ‏ : ‎ Westbound Records
  • ASIN ‏ : ‎ B01G473K90
  • Disc : 2
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The Very Best Of The Jacksons / The Jacksons

2023年10月01日 | ソウル・ファンク・R&B

The Very Best Of The Jacksons / The Jacksons (2009)

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の在籍したジャクソンズ(The Jacksons)のベスト盤CD2枚組。モータウン時代、つまりジャクソン5(Jackson 5)時代の曲もきっちり収録している。マイケルがジャクソン5に参加したのはなんと5歳の頃(!)。その時から長男のジャーメイン(Jermaine Jackson)に代わってリード・ヴォーカルを務めたというんだから余程モノが違っていたんだろうか。それまでのバンドからヴォーカル・グループになった彼らは各地のオーディション大会を総ナメしてレコード契約。音楽のみならず、アニメになったりコメディ番組に出演したりとその後は国民的グループとなって活躍。自分は80年代の後半になってアメリカで再放送で見たことがあるけれど、やっぱりずば抜けてマイケルが非凡だった。

凄いなと思うのはマイケルが成長して声が変わったりしても才能を維持し続けたこと。自分は特に好きという訳ではなかったが、モータウンのコンピ盤には必ずジャクソン5が選曲されていたので有名曲は知っていたし、マイケルがソロで大ヒットした時には人並みに聴いた(というかPVで観た)。このベスト盤ではマイケル離脱前のジャクソンズ時代の曲も多く収録しているが、自分が初めてジャクソンズ関連のレコードを買ったのはミック(Mick Jagger)と共演した2-13「State Of Shock」だったから随分と知らない期間が長い。その知らない時代に特化して聴いてみると、そのままマイケルのソロに繋がるようなポップで完成度の高い曲が揃っている。もちろんマイケルを前面に押し出しているので、だんだんとマイケル&ザ・ジャクソンズみたくなっていったのは仕方がないことだろう。ただマイケルが爆発的な人気を博した後、他の兄弟の苦悩は想像するに余りある。当時グループとしてどの程度評価されていたのかな。

中古店にて購入(¥330)

  • Label ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B00020JPI6
  • Disc ‏ : ‎ 2
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