ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Sumika 0(すみかゼロ) @岐阜県各務原市

2024年04月30日 | 岐阜県(岐阜)

ある休日の昼過ぎ。遅い時間になって昼食を食べそびれそうになり、近くでどこかと探して訪れたのは各務原市のラーメン店「すみかゼロ(Sumika0)」。貝出汁のラーメンを出していると知ってブックマークしておいた店だ。以前は三重県のいなべ市で営業していたらしい。どうしてこちらに来たのかは知らないが、近辺は人気のラーメン屋がいくつもある”かかみがはら拉麺街道”とも称される地域。もう他の店は中休みに入ってしまっていたが、こちらはギリギリ入ることが出来た。多分自分が昼営業最後の客。店内はカウンター席のみで、店員は男性1人(主人かどうかは不明)、女性1人の2人体制。塩が貝出汁のようなので、券売機で「塩すみか」を購入して席に腰掛けた。

目の前で調理が進み「塩すみか」が完成。最近よく見る円錐形を逆にしたような鉢で提供された。この形の鉢はスープの量を抑えることが出来て店にとってもメリットがあるのだとか。色々工夫しているなァ。麺の上にはとても薄くて大きなチャーシューが2枚とブロック形のチャーシューが1つ、それに細メンマ、刻みネギ、三つ葉がのっている。麺は中細の縮れ麺。手もみ”風”だそう。スープは昔で言う塩ラーメンとは全く別物の旨味の強いもの。旨い。何でも蛤100%なのだとか。蛤だけでよくこんなスープが引けるものだ。チャーシューはピンク色をした所謂”レア・チャーシュー”と呼ばれる低温調理されたもの(本当にレアだったらヤバイが)。自分はこのタイプがあまり好みではないが、こちらのは切り出しが薄い分、食感にも影響されずなかなか良かった。麺を食べ終わったら”セルフ追い飯”が出来るそう。いい歳こいたオッサンが食べ終わった鉢を持って立ち上がるのはみっともないが、もう店内は自分1人だったのでやってみた(笑)。後ろにある炊飯器から自分でご飯をよそい、書いてあったお勧め通りに練りわさびをちょこんと加え、残ったスープと混ぜていただく。ま、お腹は膨れるが、オッサンにこれは蛇足だったかな。(勘定は¥870)

らぁ麺はうす Sumika0(すみかゼロ)

岐阜県各務原市那加石山町1-137-2

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら すみかゼロ すみか0 Sumikaゼロ ラーメン 中華そば 貝出汁 蛤 )

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大源 @名古屋市中区・矢場町

2024年04月29日 | 名古屋(中区)

この日は池田公園近くのある麺類食堂へ向かうも、午後1時過ぎでもう暖簾が仕舞われてしまった。そこでもう少し先まで足を延ばすことにして、エスニックな店が目白押しの地域を通り抜け、丸太町交差点近くの「大源」へ。店は名古屋高速高架脇の空港線沿いにある。入口の間口は狭いが奥に長く、和風なバーのようなカウンター席を抜けると奥にテーブル席と小上がり席がある。年配のご夫婦でやっていらっしゃる様子。お酒も得意なようで品書きには酒肴も載っていたので「蓮根のはさみあげ」と日本酒(石川・銘柄失念)をお願いした。

「蓮根のはさみあげ」はしっかり揚げのものが4つ、半分に切ってあるので8切れ。「お味は付いていますがよろしければ塩を。」と女将さん。間に挟んであるのは鶏ミンチかな。醤油でもあれば別だがこれはビールの方が合うかも。こちら蕎麦、きしめん、煮込みうどんとあって全て手打ちなのだそう。選んだのは「ざる蕎麦」。麺上げは女将がやるようだ。運ばれた「ざる蕎麦」は手付きの桶にこんもりと盛られている。わさびと刻みネギ、大根おろしは別皿に。蕎麦は細切りで一部が平打ちのようになっていて笹の葉が敷いてあった。つゆは色濃くやや甘味があるタイプ。麺の艶良く、喉越し良く、旨い。あっというまに手繰り終わった。サラッとした蕎麦湯をいただき、了。こちら石川県からも酒を仕入れているようで、気安く声をかけてくれた女将も正月の大地震による酒蔵の被害を案じていらっしゃった。まだまだ食べてみたいものが沢山。夜にも来てみたいな。(勘定は¥2,100)

 

 

手打ちそば処 大源

愛知県名古屋市中区栄5-23-12

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ やばちょう 手打ち 手打 蕎麦 饂飩 味噌煮込み みそにこみ 丼物 酒場 酒肴 日本酒 契 CHIGIRI )

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Troublizing / Ric Ocasek

2024年04月28日 | オルタナティヴ・ロック

Troublizing / Ric Ocasek (1997)

1997年に発売された元ザ・カーズ(The Cars)のリック・オケイセック(Ric Ocasek)の5枚目のソロ・アルバム「Troublizing」。この時までに5枚も出していたとは知らなかったが、購入してみようと思ったのはスマッシング・パンプキンズ(Smashing Pumpkins)のビリー・コーガン(Billy Corgan)が共同プロデュースを担当していたと知ったから。しかもバックの演奏はスマパンのドラムス(当時)、マット・ウォーカー(Matt Walker)と、ホール(Hole)でも活躍したメリッサ・ダ・マー(Melissa Auf der Maur)。ギターはバッド・レリジョン(Bad Religion)のブライアン・ベイカー(Brian Baker)、キーボードにはカーズの盟友グレッグ・ホークス(Greg Hawkes)という豪華な布陣。

自分は当時スマパンが好きでハマっていたので、何でその頃に聴かなかったのかなと調べてみたが、ちょうど(スマパンの)メンバーのゴタゴタがあって興味が薄れた時期だったようだ。冒頭からあの特徴的なリックのクールなヴォーカルとポップなメロディーが目白押し。サウンド自体はさすがに80年代のMTVポップからは離れ、ハードなオルタナのまさにスマパンのあの頃の音といった感じ。それでもビリーはカーズ好きを公言していてカヴァーもやっていた位なので、ハードになり過ぎないよう気を使ったんじゃないかな、きっと。師匠と弟子と言ったらアレだが、どちらもメロディーが秀逸な2人だけに相性はぴったりという気がする。話題性も盛り沢山なのに当時あまり印象に残らなかったのが不思議なくらい。

中古店にて購入(¥330)

  • レーベル ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B000002BUP
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
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蜂蜜まん本舗 @三重県津市

2024年04月28日 | 三重県(老舗)

三重県津市を訪問した際に、お土産を購入する目的で立ち寄ったのは「蜂蜜まん本舗」。創業は昭和28年で現在3代目だとか。こちら元々は養蜂業をやっていて、昭和40年にはこの菓子舗1本に絞ったのだそう。店は建て替えたのかまだ真新しい感じ。店の前には頻繁に車が停まって買い求める客が降りてくる。店は作業場が見えるようになっているが、見た限り女性ばかりが立ち働いていた。中に入ると明らかにイートインと思われるスペースもあるが、現在は持ち帰りのみの営業。「蜂蜜まん」以外は無いので窓口で数を伝えると包んでくれる。10個お願いした。

家に持ち帰って妻といただいた。しっかりと重みがある「蜂蜜まん」は思ったよりも薄い皮で包まれていて、中にこし餡がたっぷりと入っている。甘い皮に蜂蜜が含まれているのかな。底面はまだサクッとした感じが残っていていい感じ。でも店の前ですぐに1個焼きたてのを食べるべきだったか。妻はあっという間にいくつも食べてしまっていた。翌日に持ち越したものは皮が少々硬くなってしまったが、オーブンで少し炙るとまた違った風味と食感になって旨い。(勘定は¥700)

 


 

↓ 柳山津興(やなぎやまつおき)という地名の場所にある「旧・伊東醫院」(昭和16年・1941・建造)。下見板張りの医院。寄棟総二階で医院としては珍しい形。元は塗装されていただろうか。隣接する母屋も破風が立派な日本家屋だ。

 

 

 


 

 

蜂蜜まん本舗

三重県津市大門8-5

 

( 三重 みえ 津 つ はちみつまん はちみつまんほんぽ 和菓子 洋菓子 まんじゅう 蜂蜜饅頭 水谷養蜂場 はちまん 近代建築 伊東医院 テイクアウト )

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キリマンジャロ @愛知県一宮市

2024年04月27日 | 愛知県(尾張)

ある日の午後、少し遅い時間に昼食を摂ろうと訪れたのは愛知県一宮市の今伊勢にある喫茶レストラン「キリマンジャロ」。なかなか大きな店構え。駐車場に車を停めて中に入ると、広い店内にはテーブル席沢山。自分が座った窓際の席からは他にどれだけあるのか見通せない。給仕はアルバイトの女の子2人。メニューを眺める。定食やスパゲティー、はたまた”さぬきうどん”まであるが、気になったのは「ハンバーグマドラス」。マドラス? とは言っても内容は”カレーピラフにハンバーグと目玉焼き・ボリューム満点メニュー”と説明されてしまっている(これ無い方が面白いのに・笑)。でも結局それを注文した。

しばらくして「ハンバーグマドラス」が運ばれる。少し深さのある鉄板での提供。グリーンピースの沢山入ったカレー風味のピラフと、マッシュルームの入ったデミグラスソースがかかったハンバーグが呉越同舟。目玉焼きが添えられている。ハンバーグはみっちりとした昭和タイプ。ナイフとフォークを駆使して、たっぷりとデミソースを絡めたり、途中で目玉を潰して絡めたりしていただく。旨い。ピラフの方は淡い味付け。カレーはほんのり香る程度。デミソースが濃いからライス代わりにちょうどいい感じ。鉄板にこびりつかないように敷かれた油は多めだが、難無く完食。次は「キリマン弁当」か「イタリアン(スパゲティー)」とハンバーグやカツを組み合わせた「イタスパコンビ」のどれかにしてみようかな。(勘定は¥1,080)

CAFE REST キリマンジャロ

愛知県一宮市今伊勢町本神戸高野池25

 

( 一宮 いちのみや 今伊勢 いまいせ カフェレスト カフェレストラン KILIMANJARO 喫茶 喫茶店 ランチ 定食 洋食 スパゲティー 鉄板スパ 讃岐うどん )

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幹 @岐阜県岐阜市

2024年04月26日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の岩田にある食事処「幹」へ。店は移転前の「へそまがりラーメン」があったのと同じ飲食テナントのひとつ。ここには以前にも伺ったことがあるが、その時は「しばらく休みます」との貼紙があって振られていた。店内はカウンター席と小上がり席が2つ。店は親子3人でやっていらっしゃるのかな(未確認)。事前には知らなかったが、こちら”本場おちょぼ(千代保稲荷)の串かつ”を扱っているとのこと。店内には写真も貼ってあったりするのであちら出身の方なのかな。以前から店頭に名前があった「ライダー丼」というのが気になっていたけれど、事前に内容を知ってしまっていて盛りがかなり凄いようなので迷う。ちょうど自分の隣の若い客に配膳されたのを見てちょっと怯んだ。そこで日和って「ポークレモンステーキ(ライス・サラダ付)」というのにしてみた。ドリンクが付くそうなのでウーロン茶にする。

しばらくして「ポークレモンステーキ」が完成。熱い鉄板で提供され、豚肉の下には玉ねぎが敷かれている。ポテサラの入ったミニサラダ付。豚肉はステーキと呼ぶにはちょっと薄く、豚の生姜焼きのレモンバター置換といった感じ。基本の味付けはにんにく醤油かな。もちろん旨い。ご飯は多めだったけれど、どんどんと進んでいく味付け。味噌汁も付ければ良かったかな。ドリンクの代わりに味噌汁だと尚いいのに。次はしっかりとお腹を空かせてから「ライダー丼」を注文してみよう。それとも夜に来て串かつで一杯やろうかな(勘定は¥690)

 

お食事処 幹

岐阜県岐阜市岩田西1-859

 

( 岐阜 ぎふ みき ランチ 定食 丼物 麺類食堂 食堂 大衆食堂 串かつ 串カツ おちょぼ おちょぼいなり ) 

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たなべ @名古屋市中区・栄

2024年04月25日 | 名古屋(中区)

栄(さかえ)の繁華な伊勢町通沿いにある長崎ちゃんぽんの「たなべ」へ。創業は昭和57年(1982)だとか。年季の入った店はカウンター席のみ。年配の夫婦(多分)でやっていらっしゃるが、思ったよりは若いので代が変わっているかも。ちょうど昼時だったので界隈のサラリーマン客が多く、ほぼ満席の盛況ぶり。注文したのは「長崎ちゃんぽん」。店内に貼られた”長崎ちゃんぽんの健康効果”なんてのを読みながら、主人の所作を眺めつつ出来上がりを待つ。

北京鍋で主人が1回づつ味見して完成した「長崎ちゃんぽん」が配膳される。「ハイ、小。」と言って出されたが、大きな鉢にこんもりと野菜類が盛り上がっていて「食べ切れるかな…」とちょっと怯むぐらいの量。見える具材は、たっぷりの豚肉、キャベツ、人参、ネギ、もやし、ちくわ、キクラゲ、なると、と盛り沢山。麺はつるんとした麺肌の黄色っぽいもので、口当たりはまるでリングイネみたいな感じ。最近のチャンポンは昔と違って麺がラーメン寄りになっていっていると聞いたことがあるが、こちらはラーメンの麺とは全くの別物。旨いなァ、コレ。ただ本場長崎では食べたことが無いので比べようはないが。白濁したスープはしっかりと野菜の甘味が出ていて軽い感じの味わい。塩加減もピッタリでいい感じ。するすると食べ進めていける。卓上には色々な調味料も置いてあるがどれも全く使う必要が無かった。食べ切れるか心配した具材も、意外とすんなり平らげた。お腹もいっぱいに。みんな若いとはいえ、これの大盛を食べてよく午後から仕事が出来るものだ(笑)。次は人気だという「カレー皿うどん」にしてみようかな。(勘定は¥900)

 

本場長崎 ちゃんぽん たなべ (栄店)

愛知県名古屋市中区栄3-4-24

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ ちゃんぽんたなべ たなべ栄店 長崎ちゃんぽん 皿うどん 支那うどん 唐灰汁 炭酸ナトリウム約90% とうあく 四海樓 )

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Live In Concert / The Stranglers and Friends

2024年04月24日 | パンク・ニューウェーヴ

Live In Concert / The Stranglers and Friends (1995)

ストラングラーズ(The Stranglers)が1980年に行ったライヴ音源のCD化。こちらはジャケ違いでも出回っていた音源で「and Friends」となっているのには事情があり、ライヴ開催時にヴォーカルのヒュー・コンウェル(Hugh Cornwell)が麻薬所持の罪で刑務所に収監されて出演出来なくなり、ヒューの代わりにマネージャーが呼んだ数多くのアーティストがゲストでヴォーカル他を担当したライヴが収録されているというもの。会場はロンドンのレインボー。

参加したアーティストは書ききれないほど居るが、キング・クリムゾン(King Crimson)のロバート・フリップ(Robert Fripp)、現妻のトーヤ・ウィルコックス(Toyah Willcox)、キュアー(The Cure)のロバート・スミス(Robert Smith)、イアン・デューリー(Ian Dury)、ウィルコ・ジョンソン(Wilco Johnson)、スティッフ・リトル・フィンガーズ(Stiff Little Fingers)のジェイク・バーンズ(Jake Burns)等総勢20名。全てがストラングラーズと交流のあったアーティストなのかは知らないが、凄いメンバーが集まったものだ。

寄せ集めの付け焼き刃、しかもオクラになっていのだからさぞ聴きづらい音源かと思いきや、意外と聴ける。もちろん基本の演奏はヒュー以外のメンバーなので安定していて、そこにゲストが色を添えるといった感じ。歌に関してはヘイゼル・オコーナー(Hazel O,Connor)とトーヤの女性ヴォーカルのキーに好みが分かれるかな。でも他の男性陣のヴォーカルも五十歩百歩か(笑)。こういうのってどれくらいリハーサルを重ねるものか知らないが、パンクというバック・グラウンドがありながら、そもそも他のバンドと違って年配で演奏力のあったストラングラーズだから成り立ったんだろうな。にしてもストラングラーズとロバート・フリップに繋がりがあったとうのが意外。

ネット・ショップにて購入(¥580)

  • Label ‏ : ‎ Receiver Records
  • ASIN ‏ : ‎ B0000005UO
  • Disc ‏ : ‎ 1
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麦のはな @愛知県春日井市

2024年04月24日 | 愛知県(尾張)

愛知県春日井市である食堂に向かうも少ない駐車場が満車の様子。そこで来る途中で見かけて気になった点心の店「麦のはな」に戻ってみることに。店の横に駐車場があったので車を停めて中へ。まだ新しい感じの店なので若い人がやっているのかなと思ったが主人らしき中年の女性1人。店内は小さいテーブル席が4つとカウンター席。注文が先という事なのでメニュを眺めてどうするか思案。じっくりメニューを眺めることが出来ないので、どういう注文がいいか悩む。とりあえずメニュー一番上の2つ「小籠包」と、「水餃子」の”しいたけ”をお願いした。飲物はポットの「ジャスミンティー」と迷ったが、結局「ノンアルコールビール」にした。

テーブルで出来上がりを待つ。主人の調理の手元は見えないが、その場で包んだりしているのかな。しばらくして両方一緒に提供された。「小籠包」は蒸籠に入った小さめのものが5つ。丸ごと収めることの出来る専用の丸いレンゲが付いている。そちらに箸でつまんだ小籠包をのせ、慎重に皮を破るも…思ったよりスープは出てこず。こちらは用意されたポン酢でいただく。熱さも火傷するほどではなかったので丸っと口に入れた。「水餃子」は厚いもちもちの皮。餡には玉ねぎとかは入っておらず、五香粉とかの香りのするもの。用意された醤油は濃くてたまり醤油のような風味のあるもの。これは中国醤油かな。椎茸の風味はあまり強くないが旨いものだった。この量だとセットにしたとしてもさすがに昼食には足らないのでまさに飲茶という感じだが、次は「肉まん」や「ちまき」を食べてみたいな。(勘定は¥1,500程)

 

手づくり点心のお店 麦のはな

愛知県春日井市篠木町4-1-1

 

( 春日井 かすがい むぎのはな 点心 飲茶 ヤムチャ 中国料理 中華料理 餃子 すいぎょうざ しょうろんぽー 肉饅頭 中華ちまき )

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更科 @三重県津市

2024年04月23日 | 三重県

三重県津市の市内を散策。「中津軒」で軽く昼食を摂ったが、他にも行きたい店があったので注文を控えていた。ただその後に予定していたある洋食店に行ってみると、残念ながら貸し切り営業。しかも今は予約しての営業のみになってしまっているらしい。そこで候補にしていた海岸町の麺類食堂「更科」に行き先変更。もうすぐそこは海という場所の店まで歩いていくことに。繁華な場所から寂れている海側の町をはるばる歩く。道中はいくつか商店もあるにはあるが閉鎖している所ばかり。

到着すると暖簾が掛かっていたのでホッとした。こちら創業は昭和41年だそうで、ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる。店内はテーブル席が4つに小上がり席。タイガースのユニフォームが飾ってあるのを見てここが関西圏だと悟る(同じ三重県内でも四日市あたりだとドラゴンズだったりすることも多い)。品書きは壁に掛けられた紙短冊に。こちら、一番高値の定食でも1,000円ちょっとの店だが「天丼」だけ”時価”と書かれている。むぅー、気になる(笑)。でもここで「時価っていくらですか?」とは訊かない。女将さんに「天丼」をお願いした。その時点でも特に値段の提示は無い。

しばらくして蓋付きのプラ丼と小鉢の冷奴、たくあんとお浸し、そして菜っ葉とナスの味噌汁が届いた。さぁ、と蓋を取ると…真ん中にはさつまいもの天ぷらとさやえんどうがのっていて、その下に小さい海老が”いかだ”になって揚げられた天ぷら。築地で食べた「天房」みたい。衣の状態からすると天ぷらはつゆに浸してある感じ。この大きさの海老だと三河湾と繋がった伊勢湾だから”アカシャ海老”かな(未確認)。海老は6×2で12尾ほど。海老天は頭も尾もついたままなのでカリッとした歯応えが残っていて旨い。つゆをくぐった衣と海老の風味が一緒になってご飯をより旨くしてくれる。これでこそ丼物。最近は天種の衣がサクサクでないと評価が低い風潮があるが、サクサクの天ぷらを食べたいのなら丼じゃなくて定食で食べればいいのだ。

食べている途中で前席で背中を向けていた客が支払いに立ち上がった。同じ丼があるからきっと同じ「天丼」を食べたに違いない。女将さんが「3,400円です。」と告げた。おぉ、なかなかの値段だなと覚悟を決める。全て平らげ、女将さんに勘定をお願いすると…「1,400円です。」。マスクをしているのでよく聞き取れない。「え?2,400円?」「いえ1,400円です。」ハーイ。案ずることなかった(笑)。(勘定は¥1,400)

 

 


 

↓ 店から少し行くと堤防の先に伊勢湾が見える。雨こそ止んだが曇天なのでカモメも寒そう。

 

↓ 道中、大門にあった土蔵造りの酒・タバコの店「松島屋酒店」(建築詳細不明)。朽ちかけの古い看板が掛かっていた。手巻きの煙草や葉巻も扱っているらしい。

 

↓ 津市市街にはこんなひと1人通れるぐらいの路地がいくつもあった。楽しそう。夜になると雰囲気が変わるのかな。

 


 

 

更科

三重県津市海岸町15-11

 

( 三重 みえ 津 つ さらしな 麺類食堂 大衆食堂 食堂 天麩羅 天婦羅 てんぷら てんどん 海老天丼 近代建築 )

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