ある休日の昼過ぎ。遅い時間になって昼食を食べそびれそうになり、近くでどこかと探して訪れたのは各務原市のラーメン店「すみかゼロ(Sumika0)」。貝出汁のラーメンを出していると知ってブックマークしておいた店だ。以前は三重県のいなべ市で営業していたらしい。どうしてこちらに来たのかは知らないが、近辺は人気のラーメン屋がいくつもある”かかみがはら拉麺街道”とも称される地域。もう他の店は中休みに入ってしまっていたが、こちらはギリギリ入ることが出来た。多分自分が昼営業最後の客。店内はカウンター席のみで、店員は男性1人(主人かどうかは不明)、女性1人の2人体制。塩が貝出汁のようなので、券売機で「塩すみか」を購入して席に腰掛けた。
目の前で調理が進み「塩すみか」が完成。最近よく見る円錐形を逆にしたような鉢で提供された。この形の鉢はスープの量を抑えることが出来て店にとってもメリットがあるのだとか。色々工夫しているなァ。麺の上にはとても薄くて大きなチャーシューが2枚とブロック形のチャーシューが1つ、それに細メンマ、刻みネギ、三つ葉がのっている。麺は中細の縮れ麺。手もみ”風”だそう。スープは昔で言う塩ラーメンとは全く別物の旨味の強いもの。旨い。何でも蛤100%なのだとか。蛤だけでよくこんなスープが引けるものだ。チャーシューはピンク色をした所謂”レア・チャーシュー”と呼ばれる低温調理されたもの(本当にレアだったらヤバイが)。自分はこのタイプがあまり好みではないが、こちらのは切り出しが薄い分、食感にも影響されずなかなか良かった。麺を食べ終わったら”セルフ追い飯”が出来るそう。いい歳こいたオッサンが食べ終わった鉢を持って立ち上がるのはみっともないが、もう店内は自分1人だったのでやってみた(笑)。後ろにある炊飯器から自分でご飯をよそい、書いてあったお勧め通りに練りわさびをちょこんと加え、残ったスープと混ぜていただく。ま、お腹は膨れるが、オッサンにこれは蛇足だったかな。(勘定は¥870)
らぁ麺はうす Sumika0(すみかゼロ)
岐阜県各務原市那加石山町1-137-2
( 各務原 かかみがはら かがみはら すみかゼロ すみか0 Sumikaゼロ ラーメン 中華そば 貝出汁 蛤 )