ある日の昼、岐阜市の柳ヶ瀬商店街を歩いていて昼食をどこにするか思案。弥生町の割烹「暫支店」に昼の品書きが出ていたので入ってみることに。店に入ると老主人と調理担当の2人。檜のカウンター席に腰掛けて「お昼の小さな懐石」を、イロハから選べる主菜の中から”(ハ)あゆ昆布巻”でお願いした。この日は公共交通機関で移動していたので「お酒」もつけてもらう。
先に出てきた酒(本醸造)は燗つけ用の木箱に入った徳利で出てきた(ちょっと気分が上がる)。正一合ありそうな太目の徳利には「花見蔵」とあるが中の酒は違うかも。昼間っからクイッとやるといい気分。しばらくして盆にのって出てきた小さな懐石は、メインのあゆ昆布巻の他、お造り二種盛り、茄子のにこごり、えびしんじょうてんぷら、味付けのゆで玉子、これにご飯と赤出し、漬物、水菓子が付くとても豪華な内容。昆布巻には野菜の炊き合わせも添えてある。造りは平目と甘海老。にこごりにはマイルドな胡麻のたれがかかっていて柚子皮が散らしてある。しんじょうには小さい野菜天付き。どの品もしっかりと仕事がしてあり、この値段とは思えないほど値打ちな内容。もうご飯は無視して酒をお代わりしたいところだけれどグッと我慢(笑)。最後に梨をいただいて腰を上げた。(勘定は¥2,500程)
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岐阜県岐阜市弥生町8
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