ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

鰯組 @石川県金沢市

2013年11月06日 | 石川県

少し前、金沢の繁華街・片町で、夜にある鮨屋に飛び込みで入ろうと思ったら、閉店時間までまだかなり時間があるのに主人が店先で片付け中。週末だから早仕舞いはないだろうと思っていたが残念ながら行く先を失ってしまった。そこで片町周辺をブラブラとしていたが前に少し気になっていた居酒屋があったので探して入ってみる。

市内を流れる犀川沿いにあって、「鰯組」という名前通り、鰯中心の肴を出す居酒屋。表は木戸で中を窺い知ることが出来ないが、明かりは点いていたので思い切って開けてみる。店内は天井が高い吹き抜けになっていて、どういうものなのか人の名前が書いてある赤ちょうちんがたくさん並んでいて、全体的に民芸調。遅めの時間になってしまったからか、ほとんどの客が引けたあとのようで、先客は一組の3人のみ。もうかなり出来あがっているようだ。

店の人に、ちょっと品が少なくなっていますが大丈夫ですかと聞かれ、長居するつもりもなかったので、構わない旨を伝えてカウンターに座る。地元の純米酒と鰯のたたきなどを注文した。肝心の鰯のメニューは値段としてはあまり安くないが、店に名前を挙げているだけあって鮮度はなかなか。鰯に特化しているのが珍しく、火の通ったメニューも食べてみたかったが、ひとりだと食べきれそうになかったので断念。ここは何人かでメニューをつつきあって食べるといいだろうな。(勘定は¥2,500程度)

鰯組 (いわしぐみ)

石川県金沢市片町1-7-13

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乙女寿司 @石川県金沢市

2012年09月13日 | 石川県

金沢市内の人気店。福井県への出張があり、2日目に同業者に観光に誘われたのを蹴って金沢で降り、ひとりで訪問。以前から行きたいと思っていたので昼間に予約を入れておいた。繁華街から路地に入る。看板は駐車場の端にあり店が少しわかりづらいが、一歩敷地に入ると植込みと敷石があり雰囲気はとても良い。カウンターが8席位と座敷の小さなお店。

まず燗酒(黒帯・福光屋)を注文し、つまみをいくつか頼む。槍烏賊、蛍烏賊、のどぐろが出てきた(訪問は春)。どれも燗酒にぴったり。焼物担当はねじり鉢巻をしたいなせな若い女性。主人は物腰柔らかく、落ちついているのでゆっくり飲める。それから10貫ほどを握ってもらう。握りに鰻が入るのは珍しい。「お腹の具合はどうですか?」と尋ねられたので何貫か追加してもらった。食べた中でも小鯛や小肌などの仕事をしたタネの具合が自分に合っていて良かった。とても贅沢なランチタイム。

場所柄やはり自分のような観光客は多いようだ。それでもこの日ふらっと入ってきた地元の常連の老人に気さくに話しかけてもらい、土地にしっかり根付いているお店なんだなと感じた。残念だったのは一人の若い客が一眼レフカメラを持ちながら(!)1貫づつ握りを食べていた事。シャッター音もさせてるし、やはりカウンターにカメラはそぐわない。

チャンスがあればもう一度、ぜひ今度は夜に行ってみたいな。(支払いは酒2合で¥12000程)

乙女寿司(おとめずし)

石川県金沢市木倉町4-10

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