Memphis Blues / Cyndi Lauper (2010)
シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)が2010年に発表した11枚目のオリジナル・アルバム。このアルバムは彼女のイメージに無いブルーズを演ったということで話題にもなったので知ってはいた。かといって買うまでには至らなかったが、ある中古店に刺さっていたので買ってみることに。詳細は知らなかったが、クレジットを見ると、あのアラン・トゥーサン(Allen Toussaint)をはじめ実力者揃いだし、ゲストにはBBキング(B.B. King)やジョニー・ラング(Jonny Lang)、手練れのハーモニカ奏者チャーリー・マッスルホワイト(Charlie Musselwhite)、それにアン・ピーブルス(Ann Peebles)まで参加していてなかなか豪華。話題性もあってか、彼女のキャリアで3番目に売れたアルバムになったそう。
果たしてあのシンディがどんなブルーズを歌うのかと興味津々だったが、冒頭から声はあのまま(笑)。故にちょっと軽いが、その軽快さが新鮮。選曲はブルーズでは有名曲ばかりだが、一般的に有名かというとそこまででもない。嘆き悲しむが故のブルーズだけれどネイティヴのリスナーは彼女の歌をどう捉えたんだろう。彼女が以前からブルーズに執心だったかどうか知らないが、選曲やアレンジにどの程度関わったのか興味深い。晩年のBBキングの歌声とギター、それにシンディとのやり取りが聴けるのも微笑ましい。
中古店にて購入(¥450)
- Label : Downtown
- ASIN : B003HTPHSQ
- Disc : 1