Soul '69 / Aretha Franklin (1969)
1969年発売のアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のアルバム。67年からのアトランティック(Atlantic)レーベルの怒涛の名盤連発の中でなぜか持っていなかったこのアルバムを買ってみた。この前後はほとんど聴いているのでなぜこれを買っていなかったのかが不思議なくらい。それに何と言ったってタイトルが「ソウル’69」。ついいつもの路線を期待してしまった。
でもフタを開けてみるとこれがなんとほぼ全般ジャズボーカルアルバム(ソウルよりの曲も入ってはいるけれど)。もちろん彼女は以前はゴスペル、ジャズ路線で、ソウル、R&B路線になったのはアトランティック以降だから何ら不思議ではないんだけれど。でもタイトルは「ジャズ’69」の方が的を射ているような。
ただそれでもいいやと納得してしまうほどの彼女の声。何かのライナーノーツだったかに、「神の声が聴けたのならそれはきっとアレサの声と同じだろう」かなんかと書いてあったが、当時のアレサの声はまさにそう思えるような凄みが感じられる。
オークションにて購入(¥742)