Bridges To Bremen (DVD+CD) / The Rolling Stones (2019)
76歳のミック(Mick Jagger)が心臓の手術をして4月からの北米ツアーが中止になっていたストーンズ(The Rolling Stones)。無事というかやっぱりというか、何事も無かったかのようにミックが復帰をして振替えのツアーが始まった。声も動きも変わったようには見受けられない。凄過ぎる。恐ろしや超人(=変人)。それとタイミングを同じくして彼らが1997年のアルバム「Bridges To Babylon」に引き続いて行ったツアーの中から1998年9月のドイツ・ブレーメンでのライヴ映像が同音源のCDを加えて公式に(えらくシンプルなジャケで)発表された。アルバムはしっかり聴いたし、「Saint Of Me」なんかは今でも好き。海賊盤CDを一番集めたのもこの時期だったかな。正式に発売された97年12月のセントルイス公演のDVD「Bridges To Babylon Live In Concert」も持っている(ジャケット写真下)。それでも何故か忘れてしまったが当時の来日公演には行かなかった(もちろん後悔している)。
最近の驚く程の解像度の映像を見慣れているので、正直映像はこの程度かという感想(ブルーレイなら違うのかもしれない)。そりゃもう20年以上も前だものなァ。オープニングは飛んできた火の玉(?)が円形モニターを突き抜けて飛び出すような趣向があったのだが、何故か引きの映像でなくスケールの分かりづらいキースへの寄り映像でスタート。もう充分歳をとっていたメンバー(当時50歳以上)だが、さすがに最近の彼らと比べると若い(ま、20年後も現役でツアーをやっているという今が異常・笑)。当時はロングコートが流行っていたようでキース(Keith Richards)もロニー(Ron Wood )もダリル(Daryl Jones)も、途中でのミックもみんなロングコート(キースのは日本人デザイナー作だそう)。正直個人的にはキースのヒョウ柄のコートはいまひとつ好きになれなかったなァと思いだした。流行りもの好きのミックはドラムンベースなど当時の音楽界にも充分目配せしていたようだけれど、ライヴ映像を見る限り結局ツアー現場ではいつものストーンズ。このツアーの見世物と言えばやはりBステージ。今では当たり前になっている演出だがツアーに採用されたのはこれが最初(のはず)。当時メインステージから実際に橋がせり出してBステージまで橋が架かる大掛かりな演出には驚いたものだ(高価なセットだったろうなァ)。
amazonにて購入(¥4,766)
- Region Code : Region 2
- Disc : 3
- Label :Universal Music
- 2019/06/21