ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

鶴岡屋本店 (2) @岐阜県大垣市

2018年02月28日 | 岐阜県(西濃・老舗)

何年振りかで大垣市の「鶴岡屋」(創業明治35年・1902)年へ。ここではかつ丼しか食べたことがないが、”上”にすると玉子がのるっていうのをゲンゴロウさんのブログで見て、そういえば自分は今まで”並”しか食べたことがないかも、とすぐに訪問を決めた。建物が新しいので風情は全然無いが、表の看板には貫禄がある。店に入るとほぼ満席の盛況。混んでいるので注文は迅速に。もちろん「かつ丼」の”上”。小上がりが空いたので案内されたが、すぐに大きいテーブル席への移動と相席をお願いされる。その後も続々と客が入ってきた。

しばらくして運ばれた「かつ丼・上」には漬物、ひと口サラダ、それに薄切りの大根と葱の味噌汁が付いている。かつ丼のかつは細かいパン粉で揚げられていて、たっぷりとソースをくぐっている。こちらはソースかつと説明されることが多いが普通のウスターソースなんかではなく、うどんつゆをベースにソース、ケチャップ、醤油、みりんなどをブレンドした特製のものだそうだ。濃くて甘酸っぱくて、かつの油とも重なって旨いのなんの。途中で玉子の黄身を潰して風味を際立たせる。合わない訳がないよなァ。かつに包丁が入れてあったりして丼物としても食べ易く、ご飯の量もしっかりとあるが、丼ぶりを置く間も無く、あっという間に平らげた。(勘定は¥920)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 「大垣城ホール(旧・大垣市スポーツセンター)」(昭和28年・1953・建造)。何と元は飛行機の格納庫を移築改造したものなのだとか。建物に付随して商店のテナントが並んでいるのも面白い(空きがほとんどのようだが…)

 

↓ あまり馴染みの無い大垣駅西側の住宅街で”近代建築”の痕跡を探す。民家(建築詳細不明・場所失念)の玄関上に控えめな紋様が。

 

↓ 駅の西側、御殿町にあるカフェ「SUGO(旧・大垣ドレスメーカー学院)」(建築詳細不明)。木枠窓の昭和な建物を改造して洒落たカフェとして営業している。

 

 


 

鶴岡屋本店

岐阜県大垣市久瀬川町2-42

 

( 大垣 おおがき 鶴岡屋 つるおか屋 つるおかや 麺類食堂 大衆食堂 かつ丼 カツ丼 ソースカツ丼 ソースかつ丼 亜種 老舗 )

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根の上そば @岐阜県中津川市

2018年02月27日 | 岐阜県(東濃・老舗)

昨秋以来の岐阜県中津川市へ。この日はバイクではなく車で。駐車場に停めた車のトランクから折り畳み自転車を取り出し、市内散策。とその前に、早く着いたので朝飯代わりに中津川駅の立ち食いそば「根の上そば」へ。改札横の休憩室に入ると喫茶店と並んで目隠しの暖簾が下りている小さなスペースがある。こちら駅が開業した明治35年(1902)から駅弁を売っていた市内の料亭「梅信亭」から暖簾分けした安藤商店が商っているとのことで、以前は「木曽路釜めし」や「栗おこわ弁当」なども売ってそうだ。平成23年に弁当から撤退し、うどん、そばだけ残っていて、以前の暖簾には”釜めし”、”梅信亭弁当部”などと書かれていたとのこと。前回近辺を散策した時に見た、駅に近い太田町の古い建物「梅信亭弁当部」(写真下2枚)が営業所なのかな。こちら側とは反対のホーム側にも小さな立ち食いスペースがあるのだとか。

 

暖簾をくぐるとおばちゃんが1人。おばちゃんに「そば」を注文。すぐにそば玉が湯の中に落とされ、湯切りして丼ぶりに上げられる。熱いつゆが注がれて、刻みネギを盛って完成。その間約1分。つゆは色も味も濃いめ。食べる前からすでにいい匂いがしていたがなかなか旨い。そばの麺も思ったよりしっかりとしていて意外といける。少し七色を振ったりしてスルスルとお腹に入れて空腹と寒さを癒した。コレ、駅のホーム側で寒風に曝されながら、酒(売っている)をひっかけて、すぐ後に熱々のを食べたらもう1.2倍旨いだろうナ。(勘定は¥380)

 

根の上そば

岐阜県中津川市太田町2-5-26 JR中央線中津川駅構内

 

( 中津川 なかつがわ ねのうえそば ばいしんてい 梅信亭 駅弁 たちぐいそば 蕎麦 うどん 立食い 近代建築 ) 

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War Ina Babylon / Max Romeo & The Upsetters

2018年02月26日 | レゲエ・スカ

War Ina Babylon / Max Romeo & The Upsetters (1976)

レゲエの歴史を語る上で絶対に外せないアルバムのひとつであるマックス・ロメオ(Max Romeo)の「War Ina Babylon」。表題曲はあらゆるコンピレーション・アルバムに収録されるレゲエのマスター・ピース。自分も数限りなく所有しているはずだが、実はオリジナル・アルバムを丸々聴くのは初めて。もちろんプロデュースは怪人リー”スクラッチ”ペリー(Lee "Scratch" Perry)。ジ・アプセッターズ(The Upsetters)の実態はリー・ペリーのお抱えバンドだったはずだが、メンバーも流動的だったようでこの辺りの話はどうもよく分からない。ま、何しろリー・ペリーの溢れ過ぎる才能を受け止めたミュージシャン達であることは間違いない。

レゲエ・ミュージックはまるで古くからあるジャマイカの民族音楽のように捉えられている場合もあるが、実際はアメリカ南部からのラジオ電波に乗ったソウル、R&Bに影響を受けた60年代以降の新しい音楽。植民地支配や人種差別、宗教、貧困のイシューを歌詞に取り上げ、スカのリズムと結び付いた”反抗の歌”でもある(もちろんそうでないただのラヴ・ソング他もある)。ここで言う「バビロン」も彼らの多くが信仰するラスタファリ思想の対極にある悪徳資本主義を象徴する言葉のはずだ。

(もちろん皆がラスタファリ信仰者ではないだろうが)表題曲もある程度思想的な内容を伴っていると思われるので、宗教に疎い我々日本人にはピンと来ないどころか、さっぱり理解出来ないが、De Police Men(警察官)、De Dreadlocks Man(彼)といったところから想像を膨らませるしかない(話によると英語圏の人達でも何を歌っているかさっぱり分からない場合もあるとか)。何しろ大した語数じゃないのでどれほど歌詞に意味を持たせているのか知らないが、音楽に身を委ねているだけでも気持ちがいいことは確かだ。この頃のリー・ペリー仕事にハズレは無い。

オークションにて購入(¥608)

  • CD (1995/4/30)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : ISLAND
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和蕎庵 @岐阜県関市

2018年02月26日 | 岐阜県(中濃)

蕎麦に誘うとノってくる嫁を連れて、もとい、連れて行ってもらって関市の蕎麦屋「和蕎庵」へ。こちら今はどうか知らないが、休日になると駐車場に警備員も居たりする人気店。自分は随分前、たぶん店が出来てからわりと早い時期に一度だけ入ったことがある。その頃の印象はかなり細切りだなァと思った覚えがある程度。まぁ、その頃はまだ大して蕎麦喰いではなかったけれど。屋号には「京都・有喜屋」と冠が付いているが、こちらの主人は、主人が”現代の名工”にも選ばれているという「有喜屋」で10年修行したのだとか(ちなみにその有喜屋主人は「上野藪そば」が修行先だとのこと)。その暖簾分けの店という事になるようだ。

平日夜とあってすんなりと店に入り、まずは蕎麦前を(この為に2人で来たのだ)。「牡蠣の天ぷら」「いか粒うに」、そして酒は「菊正宗・上撰」を2合。嫁は注文を迷っていたので、食べ切れないことを承知で「鴨せいろ御膳」というのに誘導し、酒肴の種類を増やそうと画策する。釈然としない嫁に「天ぷらの盛り合わせ」を付けることで合意してもらった(笑)。

菊正宗の銘が入った徳利で酒が届けられる。猪口は選ばせてくれるのだが白磁の物が無かったので無難な厚みの陶製を選ぶ。「牡蠣の天ぷら」はなかなかの粒の大きさ。下には揚げた蕎麦切りが敷いてある。これがちょっとつまみにもなってそつがない。盛り合わせの方は予想通り海老が2本入っていたので1本かすめ取る。嫁の「御膳」は鴨つけせいろ、蕎麦寿司、味ごはん、小鉢、漬物(+アイスクリーム)となかなか豪華。横取りしながらいい具合に酒が減って(本当はもう少し呑みたいが)、ここいらで蕎麦を注文。「せいろ」を大盛にしてもらおうと思ったが、「ざるそば」しか大盛に出来ないとのことでそちらに。

届いた「ざるそば」には刻み海苔がふってある。しまった、これは外してもらえば良かった。「せいろ」と「ざる」、あるいは「もり」と「ざる」の違いは店によって様々だが、本当に刻み海苔がふってあるだけの違いの店もあれば、日本橋の「室町砂場」のように粉から違う場合もある(つゆの場合も)。総じて海苔がかかっている場合にその風味が良かったためしがないので、出来れば海苔は無しで食べたい。二八だという蕎麦は端正な切りでのど越しも良く、旨い。もっと”細打ち”だったようなイメージがあったがそうでもなかった。つゆは最初出汁の風味を強く感じるが、余韻では意外と甘さもある(酒を呑んでいるから信用ならない)。これが有喜屋風なのか、この土地に合わせたものなのかは知らない。スルスルっと手繰って蕎麦湯をもらう。なかなか上手いこといった夕餉だった。(勘定は¥6,000程)

この後の記事はこちら (2)(3

 

純手打そば処 京都有喜屋 和蕎庵

岐阜県関市小屋名103-2

 

( 関 せき わきょうあん わきょう庵 うきや そば 蕎麦 ソバ もり せいろ ざる そば切り 鴨せいろ 鴨つけせいろ 三嶋吉晴 黄綬褒章 )  

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CRAFT BEER KOYOEN @名古屋市中村区・名駅

2018年02月25日 | 名古屋(中村区・西区)

知人と一緒に夜まで飲むつもりだったある日。その日は最初から荒天が予想されていたが、外は晴れ上がっていたので問題無し、と余裕をかましていた。でも天気予報が言う通り、雪混じりの冷たい風が吹き始めている。知人が「今日は早く帰っておいた方がいいかも。」と言い出したので「大丈夫、大丈夫。」と留保に務める(←呑む気満々)。しかし当人が帰る気満々になってしまったので、仕方なく駅に近い店で一杯飲(や)って帰ろうということになってしまった。ただし時間はまだ夜営業開始前の中途半端な時間。柳橋市場近辺に行ってもまだ準備中の店ばかり。大きいビルなら開いているだろうと、結局まだ真新しい「KITTE名古屋」へ。地下の飲食店街に行くも、どこもランチと夜営業の狭間でやっているのかどうか微妙な感じで(やってはいるのだろうが)気軽に呑めそうな店が見つからない。ここの店の並びでは自分は一択なのだが、生憎知人はインド・スパイス系が苦手のようでノッてこない。確かに呑む店じゃないしナ。名駅での昼呑みにこんなに苦労するのかと嘆きつつ、結局寒いけれど「CRAFT BEER KOYOEN」へ。

こちらサッポロビール名古屋工場の接待所として大正15年(1931)に開業した「浩養園」が母体なのだろう。さっそくビールをお願いする。まずは「浩養園ゴールデンエール」を注文。外がかなり寒かったので微妙ではあるが、乾杯。爽やかな香りと苦味がありなかなか旨い。でも少ないのであっと言う間に空になり「浩養園ダークヴァイツェン」を追加。2人ともあまりお腹は空いていないので、つまみの「マリアージュプレート」なるものと「フラムクーヘン」という軽めのピッツァを注文した。「マリアージュプレート」はスモークハム、ドライフルーツ、ナッツ、チーズ、チョコ、いぶりがっこなどが少量づつ盛られたつまみで、ま、どうということもなし(少なくともチョコは合っているとは思えない)。「フラムクーヘン」は軽くてちょうど良かったが、どうしても外の天候が気になって盛り上がらない。他にも色々なビールやつまみがあったが、結局軽く切り上げて終了。帰宅の途につくことになってしまった。外に出ると…まだ全然大丈夫(←「ホラ、言ったでしょ。」※)。(勘定は¥2,500程/人)

※しかしその後、帰宅途中で天候が急変し暗転。雪も降って交通に若干の影響も出たので、知人の判断は間違っていなかったのだった(笑)。

 

CRAFT BEER KOYOEN

愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 KITTE名古屋 B1F

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき キッテ KITTE クラフトビール 地ビール クラフトビア こうようえん 浩養園 昼飲み )

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佐野屋 @岐阜県岐阜市

2018年02月25日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の伊奈波神社付近を歩いていて、おやつ代わりに何か口に入れようと、神社前に移転した「福丸」に向かったが、人が多そうだったので行き先を変更して、お好み焼きと焼きそばの「佐野屋」へ。半端な時間だったがちゃんと暖簾が掛かっていた。中に入ると眼光鋭い若い主人が1人居て、テーブルがいくつか並んでいる。先客は無し。腰かけて壁に貼ってある品書きを眺める。もちろん普通にお好み焼きと焼きそばがあると思ったが、お好み焼きの文字は無く、「(キャベツの)一銭焼」となっていて、東海地方ならではの折り畳んだ一銭洋食風のお好み焼の事を指しているんだろう。品書きの中に「名物・ねぎ焼」というものがあったのでそれを注文した。テレビを見ながら出来上がりを待つ。

鉄板で手際良く調理が進み、平皿一面に広がった「ねぎ焼」が完成した。「ねぎ焼」の表面にはソースが塗られ、少量の青海苔と鰹節粉がかかっている。さっそく箸を入れる。薄くてももちっとした生地で縁の方はカリッとしている。うん、旨い。中にはねぎの他、揚げ玉や紅生姜も入っている。シンプルなだけに生地の焼き加減や食感が大事だが、どちらもとても塩梅良く、これならお好み焼きや焼きそばも旨いに違いない。ビールが呑みたいが無いんだろうナ、やっぱり(←訊いてません)。次は「一銭焼」と「焼きそば」両方いっちゃうか。(勘定は¥300)

この後の記事はこちら

佐野屋

岐阜県岐阜市末広町31-14

 

( 岐阜 ぎふ いなば神社 伊奈波神社 さのや お好み焼 おこのみやき 焼そば やきそば ネギ焼き ねぎ焼き 一銭焼 )

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東京庵 @岐阜県大垣市

2018年02月24日 | 岐阜県(西濃・老舗)

岐阜県大垣市の駅前通りを南下したアーケードのある商店街の食堂「東京庵」。創業は大正12年(1923)と言うからもう少しで100年になろうかという老舗だ。以前から何度か訪れようとしていたがタイミングが合わず先延ばしにしていたので、今回は満を持して休日の昼前に訪問。ところがなかなか店が開かず(←ちゃんと調べろ)、また諦めて他所に行こうとウロウロした頃に開店。無事に入ることが出来た。

ガラガラッと音がする木戸を開けて中へ。こういう店の常で奥に長く、壁にはこれまた古い食堂でよく見る鏡が一面に貼られている。現在は3代目だといい、夫婦で商っているようだ。見るからに年季が入ったテーブルや棚。女将さんによると60年も前のテーブルをそのまま使っていて、あまり色が変わっているので主人が磨こうとして常連客に止められたらしい(笑)。椅子は3代目とのこと。すごい歴史だ。

暖簾の掛かった配膳窓横には若かりし頃のアントニオ猪木の写真が飾ってある(一緒に写っているのは息子さんだとか)。プロレスが盛んに地方興行していた頃によく店に来たそうだ。自分も小、中学生の頃は大のプロレス・ファンで、駅で毎週「週刊ファイト」を買ったりしていたぐらいなので、あの頃の精悍な顔つきの猪木にはグッとくる。まだガキだったけれど、呼び屋の力だったのか興業カードがいつも素晴らしい昔の岐阜市民センター(現・岐阜市文化センター)とか、愛知県体育館によく行ったなァ。そこでバスから降りてきたスタン・ハンセンに握手してもらおうと駆け寄って、持っていたロープで殴られたことも(笑)。

それはさておき、注文したのは名物だという「中華そば」。麺は自家製麺なのだとか。注文して待っている頃には年輩の常連客や、近辺で仕事をしていたらしき労働者が入ってきた。しばらくして配膳された「中華そば」は多めの刻みネギとチャーシュー1枚、カマボコが2枚、そしてメンマという布陣。縮れの少ない麺は麺肌がプリッとしていて、茹で加減はもちろん軟らかめだがとてもいい食感。旨い麺だ。鶏ガラ系のスープは淡い色のわりには塩分がやや高め。チャーシュ―の風味は好みでなかったが、スルスルっといただいて勘定してもらった。次はカツ丼にしてみようかな。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら (2)(3

 


 

↓ 「守屋多々志美術館(旧・大垣貯蓄銀行)」(昭和2年・1927・建造)。シンプルな外観だが、よく観察するととても凝った壁面デザインだということが分かる。

 

 

↓ 向かいの「大垣市多目的交流イベントハウス(旧・十六銀行郭町支店)」(建築詳細不明)。以前あったアーケードが撤去され、隣の土地も更地になり全容が露わに。あまり”らしさ”が感じられないが古い建物なのだろうか?。

 

 ↓ 郭町のスナックが入っている建物。あまり古くはないかもしれないが、よく見ると屋根部分や隣の和洋折衷の細い建物に年季の入った意匠が見て取れる。三業に関わる建物だったかも。

 


 

 

東京庵

岐阜県大垣市郭町1-76

 

( 大垣 おおがき くるわ町 とうきょうあん 麺類食堂 大衆食堂 和食 洋食 うどん そば ラーメン 中華そば 親子丼 近代建築 銀行建築 戦前 )

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The Getaway / Red Hot Chili Peppers

2018年02月23日 | オルタナティヴ・ロック

The Getaway / Red Hot Chili Peppers  (2016)

前作から5年ぶりのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のオリジナル・アルバム。それまでかなり長い間組んでいたプロデューサー、リック・ルービン(Rick Rubin)を起用せず、デンジャー・マウス(Danger Mouse)が担当した。自分はファンキーなスタイルの彼らが好きなオールド・ファンなので、彼らの音楽がしっくりこなくなってから随分と時間が経つ。ジョン・フルシアンテ(John Fruciante)が復活してから1、2枚はしっかり聴いたが、その後はライヴを除いてほとんど真剣に聴かなくなってしまっているので、ニュー・アルバムは惰性で買っているようなもの。前作もどんな曲が入っていたかさえ思い出せない体たらく。いつも買わなきゃいいと思うんだけれど、やはり若い頃に死ぬほど聴いたアーティストと決別するのは難しい。

一聴して、やはりシャウトしないアンソニー(Anthony Kiedis)や、フリー(Flea)の存在を強調させる為だけに存在するベース・ラインなど、相変わらずしっくりこないところも多い。アンソニーがああいったメロディアスな歌唱(下手だけど・笑)になってしまってから魂を揺さぶられるような曲には巡り会えていない。ロック、ファンク、ヒップホップ、ヘヴィー・メタルのミクスチュァが原点だった彼ら。もう若い頃のやんちゃな彼らの幻影を追うのは愚行だというのはもちろん分かる。でも仕方ないのだ。好き嫌いってそういうもの。でも今回は、何度も繰り返し聴いていて、以前より”聴けて”いて自分でもビックリ。自分も同じように歳をとってきたということか、それともやっと自分が”追いついた”のか。

中古店にて購入(¥540)

  • CD (2016/6/17)
  • Disc  : 1
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  • Label : WEA
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五味八珍 江南店 @愛知県江南市

2018年02月23日 | 愛知県(尾張)

五味八珍」という店が静岡のローカル・チェーン店で「浜松餃子」が”売り”だというのを全然知らなかった。最近それを知って、そういえば江南にずっと前からあったなァと訪問してみた。店は民芸調の大店で駐車場もたっぷり。店に入ると結構な客の入りで、チープなスピーカーからは歌謡曲が流れている昭和な雰囲気。カウンター席に座ってメニューを眺めた。メニューには店の紹介もされていて、昭和45年に屋台から始まった店なんだとか。静岡県内を中心に40軒以上の支店があるそうで、この店は直営の支店ではなくFC店だそう(違いはよく知らないが)。選んだのは「浜松餃子と五目チャーハンのセット」。給仕の女性に伝えると「浜松入りまーす!」と厨房に伝達(笑)。注文した後にメニューをじっくり眺めていると(←よくやる)、この日は”餃子の日”らしく、単品の餃子が安いのだとか。じゃあ、餃子と半チャーハンを別々に注文した方が良かったのか。

しばらくしてトレイにのせられたセットが運ばれた。丸く円を描くように置かれて焼かれた「浜松餃子」は12個。お約束通り真ん中には茹でもやしが添えられている。しっかりと焼き目が付き、素晴らしい焼き加減。数は多いがあっさりとした味付けなのでどれだけでも食べられそう。浜松餃子というと玉ねぎが使われているのが特徴だそうだが、さすがに食べてもあまりよく分からない。酢は用意されていなかったので、餃子用のタレにつけて美味しくいただいた。”定番”と称される「五目チャーハン」はなぜか蓋付きの耐熱皿みたいな容器に入っている。ハム、ネギ、赤と緑のピーマンなどが入っていて油はやや多め。セットだからか量は多くなく、作りたて感に欠けるのはたぶん…。添えられたスープは椎茸と玉子の白身?が入っていて、これも今ひとつ。でも餃子は旨かった。次はドライバーを連れて餃子とビールで。(勘定は¥993)

五味八珍 江南店

愛知県江南市江森町西156-1

 

( 江南 こうなん ごみはっちん 浜松餃子 ギョウザ ギョーザ ぎょうざ 炒飯 チャーハン ファミリーレストラン 中華ファミリーレストラン )

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ラク亭 (3) @名古屋市東区・筒井

2018年02月22日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

休日の名古屋市東区、筒井町商店街。先に昼食を済ませてから用事に行こうと名古屋屈指の老舗洋食屋「ラク亭」へ。創業は大正2年(1913)。正式に何時に開店するのか知らないが、まだシャッターは閉まったまま。店先には数人待ち客も居るが、まだ開く気配がないので先に用事を済ませようと一旦店を離れる。1時間程で戻り、店の中に入るとほぼ満席の盛況ぶり。休日とあってビールやワインを開けている人も。すぐにテーブルがひとつ空いたので座らせてもらった。この日は洋食の基本、この店のデミグラス・ソースをまた味わおうと決め打ちで来ていた。しかしメニューを眺めて愕然。頼むつもりだった一等高い「ビーフタンシチュー」がメニューから落ちている…(涙)。仕方がないので給仕で大忙しの女将さんに「ハヤシライス」を注文したのだが…「すいません、売り切れで。」とのこと。完全にデミグラス・ソースの口になっていたので次の候補がなかなか決まらない。仕方なしに未食の「カレーライス」を注文した。

大忙しの厨房では、高齢の主人に加えて以前は姿を見たことがなかった若い衆も手伝いをしているようだ。しばらくして「カレーライス」が運ばれた。別皿でたっぷりの福神漬と、味噌汁も添えられている。スパイスの調合から手作りというカレーは玉ねぎがたっぷりと使ってあり、昔ながらのとろみの強い舌触り。辛さはあまり無く、やさしい味わいで旨い。「カレーに赤出汁の味噌汁って…」とは思うが、これがまた旨い(笑)。忙しいからかご飯が少し軟らかめだったのが残念だったが、じっくりと煮込まれたカレーの味を楽しんだ。次はやっぱり「ハヤシライス」か「メンチエッグ」か。洋食屋の「カツ丼」っていうのも食べてみたいナ。(勘定は¥750)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4

 


 

↓ 泉の交差点にある「丸井医院」(建築詳細不明)。とても綺麗な状態で、パステル調に塗装された下見板張りの、いかにも”医院”という感じの素敵な建物。

 

 

↓ 主税(ちから)町近辺のやんごとなき人々の住む御屋敷(笑)。この辺りの家々は豪邸ばかりで建物を見ることが叶わないが、門や塀の奥に素敵な洋館が建っているのが確認出来る。

 

 


 

 

ラク亭

愛知県名古屋市東区筒井1-10-14

 

( 筒井 つつい 筒井町商店街 らくてい 洋食 洋食屋 老舗 スカロップ カレーライス デミソース オムライス ランチ 近代建築 ちから町 )

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