名古屋市の北、豊山町にある食事処「キッチンくま」。創業は昭和42年(1967)とのこと。かつて名古屋空港(現・名古屋飛行場)に国際線が稼働していた頃はよくこの前の道を通ったので印象に残っている。大人になってからはもちろん、親に確かめたことは無いが子供だった頃も入ったことは1度もないんじゃないかな。ある日にバイクで近くを通った時に入ってみようと到着すると、駐車場が車でいっぱい。いまだにこんなに流行ってる店だとは予想外。店に入ると入口付近は昭和のまま古くなった感じでやや雑然(混沌?)としている。中は大盛況で、座敷からは団体と思しき多人数の客の声も聞こえてくる(法事?)。奥に進むとテーブル席が並ぶ場所があるが、出てきた給仕女性に「少し待っていただかないと…。」と言われ、入口に置いてあるクッションの抜けたソファーに腰掛けて待つことに。
座って待っていると後から入って来た家族客が奥へ進んでいく。すると別の給仕女性が空いたばかりの席にその家族を案内してしまった(→調理場等からは玄関口は死角になっている)。さすがにそれはと奥へ行き、ずっと待っている旨を伝えると、自分に応対した女性(女将?)が慌てて「申し訳ありません、すぐ代わってもらいますので。」と…。内心(いやいや、もう座ってしまっている家族を立たせること出来るか?)と思っていると案の定「すいません、もう少しお待ち下さい。」ということになった。ただこの後もなかなか席が空かない様子。結局しばらく待った後「2階のテーブル席でもいいですか?」と言われ、どんな席か知らないので構わない旨伝えると、案内されたのは何と電気もエアコンも付いていないだだっ広い宴会場!(苦笑・写真下、食事中に撮影)。
すぐに電気とエアコンが付けられたが、なぜか椅子も整っていないし、宴会場の外は座敷の大人数の家族が食事を終え、小さな子供達が奇声を上げて大騒ぎで走り回っている…。待っている間に注文した「豚しょうが焼き定食」が盆にのって運ばれた。他にはお浸し、奴豆腐、小皿の煮物、漬物、味噌汁。ごはんは「五目御飯」が選べたので替えてもらっている。たった1人、異空間で食べ始める(笑)。しょうが焼きは細かい豚バラ肉と玉ねぎでタレがたっぷり。付け合わせの千切りキャベツの下まで溜まる程かかっている。甘過ぎないタレでなかなか旨い。ただご飯を五目御飯にしたのは失敗だった。この味にはやや甘い味付けの五目御飯は合わない。白いご飯にしておくべきだった。平らげてお茶のお代わりを貰おうと思っても店員を呼ぶ術もないので、大人しく下に降りて勘定してもらった。勘定場も死角なので先程の給仕女性と顔を合わせることも無く…。この体験を帰って妻に話したら「〇ちゃん、もってるねー。」と言われたが、何を?(苦笑)。(勘定は¥900程)
愛知県西春日井郡豊山町豊場若宮118
( 豊山町 とよやまちょう きっちんくま キッチンクマ 定食 丼物 ランチ 食事処 レストラン 生姜焼き )