ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松屋コーヒー本店 @名古屋市中区・大須

2015年11月30日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋は大須、賑やかな万松寺通りにある「松屋コーヒー本店」。創業は明治42年(1909)という老舗。コーヒー豆や器具、それに他の食材を直売する店に、「LE PIN(るぱん)」という喫茶が併設されている。こちらは現地農園と契約したり、自家焙煎を行っていて、淹れるコーヒーも「松屋式ドリップ方法」というのを紹介していて、専用の金枠なども売っている(まだ試したことはないが、喫茶ではこの方法で提供されるのだそう)。

この日購入したのは3種類のブレンドの「ドリップオン」タイプをパックした「名古屋のコーヒー」というサンプル的な商品。大須ブレンド、るぱんブレンド、マイルドブレンドの3種が入っている。自宅ではペーパードリップや、フレンチプレスで淹れる事が多いが、仕事場ではもっぱらドリップオンタイプを使用している。最近では広く一般的になったけれど、これって日本独自の技術なんだとか。すごい。1杯づつ簡単に、しかも本格的に淹れられるし、香りが飛ぶこともなく、本当に便利。ヘタな店より美味しく淹れられるんじゃないかな。店でこれを使っていたらがっかりするだろうけど(笑)。

大須ブレンドは戦前の味を再現、復刻したものなんだとか。HPには深く煎らずにマイルドと書かれているが、実際に飲んでみると香りは甘いが、味はビター。酸味もしっかり出た濃いタイプ。ある意味、昔ながらの名古屋っぽいコーヒーと言えるのかな。系列の喫茶店の仕様だというるぱんブレンドは味はビターだけれど、すっきりとしていて爽やかな口当たり。味の濃さは注いだ湯の量でも違ってくるので何とも言えないが、一度「松屋式ドリップ」の専用器具を使ってみたいな。(勘定は¥399)

松屋コーヒー本店

愛知県名古屋市中区大須3-30-59 OSU301ビル 1F

( 大須 おおす 松屋 まつや る・ぱん LE PIN  ルパン 珈琲 コーヒー 焙煎 自家焙煎 )

 

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小菜中華 hiro (2) @岐阜県岐阜市

2015年11月29日 | 岐阜県(岐阜)

ランチタイム、嫁と一緒に岐阜市役所裏にある中華料理「小菜中華hiro」へ。駐車場は無いので近隣のコインパーキングに停め、店まで歩く。いつもは混んでいるが、この日はタイミング良く、すぐにテーブル席に案内された。ランチ・メニューの他に、2人以上だとコース料理が注文出来るんだけれど、嫁は「コースまでは…」と言うので今回もお預け。自分はまだ食べたことが無かった「ふんわり蟹玉ご飯」を。嫁は予想通り「土鍋の麻婆豆腐」を注文。そうこうするうちに席も埋まってきた。

まずは前菜が2品。じゃがいもの山椒和えと蒸し豚の葱ソースが登場。どちらもほんの一口だが、洗練されていて旨い。特にシャキシャキとしたじゃがいもが気に入った。次は名物の小籠包。その場で包んで蒸し上げた小籠包がそれぞれに3つ入った蒸籠(せいろ)が置かれる。そのままでも美味しいが、針生姜の入った酢醤油が添えられていて、風味がすごくいい。コレうちで真似しようっと。レンゲにのせて穴を開け、スープを啜ってから一口で…熱ッ。性懲りもなく口の中を軽く火傷(笑)。そしてメインの蟹玉ご飯。楕円の器で、ご飯の上にオムレツのように綺麗な紡錘形をした蟹玉。上から餡がかかっている。しっかり蟹の身と、(たぶん)戻した干し貝柱が入っていて風味は抜群。酸味は抑えめでやや甘めの餡。最後はすっきりとした杏仁豆腐で終わり。嫁は近くのココに続いてお気に入りの麻婆豆腐が出来たと喜んでいた。なんとか夜に来たいなァ。(勘定は¥1,700)

前回の記事はこちら

 

↓ 上太田町にある「醸造会館」(詳細不明)。鶯谷トンネル手前にある建物で、寄棟総2階のシンプルな建物だが近代建築らしい味がある。

 

小菜中華 hiro

岐阜県岐阜市鷹見町13番地7 OKAMOTOビル 1F

( 岐阜 ぎふ 岐阜市 ぎふし しょうさいちゅうか ヒロ ひろ しょうろんぽー ランチ 岐阜市役所 )

 

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グリルあかつき @岐阜県岐阜市

2015年11月28日 | 岐阜県(岐阜)

道路や公園の整備が進む旧・岐阜総合庁舎界隈。その裏手に店を構える洋食屋「グリルあかつき」。いくつかの情報を見ると創業は1971年頃だろうか。煉瓦色の壁の落ち着いた雰囲気。中に入ると昭和の喫茶店然とした佇まい。給仕は奥様で、厨房の主人の様子は見ることが出来ない。この日の店には近所の人達だろうか、奥様連中が集まってランチをしたり、年輩の男性一人客が目立った。客層からもしっかり地元に根付いているのが分かる。壁には本日の日替りメニューが書き出してある。この日はわかさぎフライなど。洋食メニューはどれも好きで迷ってしまうが、好物が2つも合わさった贅沢な「ビーフシチュー・オムライス」というメニューを見つけたので注文した。

奥の厨房から聞こえる調理の音に耳を澄ましつつ待っていると、平皿にのったやや大きめのオムライスが運ばれた。その後にはサラダや味噌汁も運ばれてヴォリューム満点。オムライスにはビーフシチューがたっぷりかけてあり、角切り肉が4つも5つものっている。いい眺めだなァ。しっかりとしたコクのあるシチューで、単体でももちろん旨いが、オムライスと合わせて口に放り込むと幸せいっぱい。シチューはビーフだが、オムライスの中はポークとたくさんのしめじ。どっしりとした重量感があり、満足。食べ終わるとコーヒーまで出てくる。素晴らしい。次はフライものを注文してみようかな。(勘定は¥1,200)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 2013年に閉庁した「旧・岐阜総合庁舎」(大正13年・1922・建造)。今は無粋な柵で全周が囲われているが、再利用はされるのかな? 

 

 


 

グリルあかつき

岐阜県岐阜市伊吹町2-2

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜市 ぎふし あかつき グリル 洋食 ビーフシチュー オムライス ハヤシライス 岐阜庁舎 岐阜県岐阜総合庁舎 )

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At San Quentin (Legacy Edition) / Johnny Cash

2015年11月27日 | カントリー

At San Quentin (Legacy Edition CD+DVD) / Johnny Cash (2006)

ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の傑作、1969年発表の州立刑務所でのライヴ「At San Quentin」。自分がジョニー・キャッシュにハマるきっかけにもなったライヴ盤で、当時の世相、社会背景をも含め、時代を超えて聴き継がれていくだろう名作だ。アナログでは10曲入りだったが、2000年のCDリイシューでキャッシュの演奏が”コンプリート”とされ18曲入りとなった。この「レガシー・エディション」では、前座のカール・パーキンス(Carl Perkins)、妻ジューン・カーター(June Carter)を有するカーター・ファミリー(The Carter Family)などの演奏を含む公演の全貌が2枚のCDで明らかに。また、当時イギリスのグラナダTVで放映されたこの公演のドキュメンタリー番組をDVDで収録しているという充実した作品だ。

このサン・クエンティン刑務所はカリフォルニアで一番古い刑務所で、凶悪犯(死刑囚)を収容する刑務所として知られているらしい。当時の映像や写真を見ると、アメリカの刑務所特有の大らかさ(飲み物を片手に講堂に集まったりとか)はあるものの、警備する方もされる方もピリピリとした雰囲気が流れていて、会場入りするキャッシュも緊張していることが分かる。そんな中で人生の落伍者を歌ったり、人殺しの歌を歌ったりするんだから囚人達の胸にグッとこないはずはない。「この演奏は録音されてイギリスで放送されるんだ。奴らはあの曲を演れ、あの曲は演るな、あそこに立て、こうやって演じろ、なんて言ってくるけど、そんなの知ったこっちゃない。俺はお前らの好きな曲、それに俺の好きな曲を演るからな!」と啖呵を切るキャッシュは完全に反体制側だ。痺れるほどカッコイイ。極め付けはこの刑務所の名前を付けた曲「San Quentin」。もちろんここで初めて演奏され、完全に囚人側の視点に立ち、自分の運命とこの刑務所を呪う歌詞を知った時の囚人らの地鳴りするような驚きと歓声は、何度聴いても震えるほど凄い。

発表する音楽や発言、私生活、共にアウトローとして知られているキャッシュ。社会的弱者をかばうだけでなく、厳しい一撃をも加える彼の音楽はカントリーやゴスペルを基礎としているが、そんな音楽スタイルを超えてしまっている。

オークションにて購入(¥1,894)

  • CD (2006/11/16)
  • Disc : 3
  • Format: CD, Import
  • Label : Sony/Bmg

 

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御幸亭 (2) @名古屋市中区・大須

2015年11月26日 | 名古屋(中区 老舗)

大須にある創業大正12年(1923)の老舗洋食屋「御幸亭」に久しぶりの訪問。昼時に訪れたが、店はほぼ満員の盛況。1人だったので相席の大テーブルに案内された。座ってすぐに待ちが出るほどの入り。その大テーブルでは昼からビールと洋食をやっつけている男性や、出来上がったばかりのオムライスを頬張る人が。でもこの日はハヤシライスにしようと決めて来ていたので、どう見てもビートルズびいき(ご子息?シャツの柄がビートルズ…)の店員にハヤシライスを注文。この店、トレードマークになっているたくさんの「猫」の絵の他にもビートルズのポスターが飾ってあったりする。厨房の様子はあまり見ることが出来ないが、中にはコック帽を被った年配の2人が忙しく立ち働いている。主人と奥様だろうか。

思ったよりも早くハヤシライスが運ばれた。いつもの「Miyukite」(最後の「i」は無い)と書かれた白い平皿に、肉と玉ねぎがたっぷり入ったソース。ライスの量はごく普通。玉ねぎは煮込んだものではなく、後から炒めたものが和えてあるので、シャキシャキの口当たり。少し甘味の強いデミグラスソースは、しっかりとコクと旨味があるが、くどさは無く、さらっとしていて旨い。あっという間に完食。もっと食べたいなァと、何か別の品を追加しようと思ったが、店がかなり混んでいるので止めた。次はオムライス+αかな。(勘定は¥950)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

 

御幸亭

愛知県名古屋市中区大須三丁目39-45

 

( 大須 おおす みゆきてい 洋食 洋食屋御幸亭 レストラン御幸亭 オムライス チキンライス タンシチュー 大須観音 )

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入船 @岐阜県関市(2)

2015年11月25日 | 岐阜県(中濃・老舗)

前回初めて店に入った途端に、店内のその風情ある佇まいが気に入ってしまった岐阜県関市の大衆食堂「入船」。前回はカツ丼だったが、今回は先達がブログに書いていらして気になっていた「中華そば」を目当てに訪れた。この日は先客がおらず、店に入ってすぐの大テーブルに腰を下ろす。中華そばの他に「五目中華そば」と「焼豚めん」があり、どちらも100円上がるだけだったので「焼豚めん」を注文した。飴色になるまで時を経たガラス棚や、座敷への上がり框に置かれた小さいテーブルを愛でながら、忙しく立ち働くお母さんの様子を見眺める。大テーブルのある土間には調理場とは別の囲われたスペースがある。そちらにも小窓が付いていて、帳場のようにも見えるが、現在は岡持ちが仕舞われている。現役時はいったい何に使われていたんだろう。今度訊いてみようか。しっかり事前に丼ぶりを温めて、その場で刻んだ葱や焼豚などを散らす丁寧な仕事ぶりを経て、中華そばが運ばれてきた。

濃い和出汁が香るスープは、かえしも濃いめでしっかり色付いている。葱、蒲鉾、メンマがのり、胡椒は最初から振られていた。細ストレートの麺は”やわ”に茹でられていてスープとの相性もいい。店の壁に掛けてある鏡に製麺所の名前が入っていたので麺はそこから仕入れているのかな。焼豚は脂身のついた部位で、ほんのりピンク色。厚みがあり、しっかり肉の食感と香りが残っていて、旨い。焼豚の脂がだんだんスープの熱さで溶けなじんできて更に旨くなる。これで100円増しなら是非こちらをお勧め。大衆食堂でありがちな化学っぽさも無く、スープをグビグビと飲み干した。(勘定は¥600)

別の日にはうどんを食べてみようと「カレーなんば」を注文。この日は地元のサラリーマンらしき人達が先客。自分は念願の上がり框に置かれた小さいテーブルの席へ。座布団に腰かけ、足は土間に投げ出す。いいねぇ、この小さなテーブル。「カレーなんば」はとろみが強い餡。辛味はしっかりあり、葱、鶏肉が入っている。うどんは中細の麺でヤワヤワの茹で加減。自分はとろみの強い餡のうどんが好みではないので、このうどんは口に合わなかったが、カレー丼だったら食べてみたいかな。(勘定は¥530)

前回の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10

 

入船 (いりふね)

岐阜県関市大平町2-6

 

( 関 関市 せき せきし いりふね 大衆食堂 麺類食堂 中華そば チャーシュー麺 カレーなんば カレー南蛮 かつ丼 かつどん )

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えびすや 勝川店 @愛知県春日井市

2015年11月24日 | 愛知県(尾張)

秋晴れの日曜日、早い時間からバイクで犬山市の「博物館・明治村」まで走って、開園してすぐの園内で近代建築散策を楽しむ。汗ばむような陽気で、革ジャンが重くて暑い。ここに来るのは何十年かぶりだが、園内は遠い昔の記憶からそう変わっていない。小さい頃は親に連れてこられ、何が面白いのかさっぱりだったが、近代建築に興味が出来た昨今の意識で園内を歩くと、まさに宝の山。すごい歴史の建物がずらりと並んでいるので、街中で生きている近代建築を見つけた時のような感動はやはり無いものの、壊されて消滅してもおかしくなかった建物を多数移築保存するのはまさに大英断だったことが、この歳になってやっと理解できた。

明治村を出てから向かったのは春日井市にある「えびすや勝川店」。創業は昭和55年(1980)だとかで、もちろん本店は栄のあの店。最近「きしめんスタンプラリー」などが開催されて、この地方に昔からある手打ちのきしめんやうどんを見直す活動があるのは頼もしい。昨今こうした店の数は減っていくばかりのようだが、この地域では当たり前の「手打ち」麺処の文化が、他所の土地へ行くとそうでもなかったりするらしいので、もっと誇っていいところ。こちらの店もそんな先達の情報から「幅広きしめん」を出していると知って、前から訪問してみたかったのだ。

のんびりとした昼下がり、マンションのテナントに入った店に入ると遅い時間なので先客は1組だけ。もうそろそろ中休みの時間かな。まだ大丈夫か確認して並んだテーブル席のひとつに腰かける。お茶は蕎麦猪口で出された。なんかいいね。暑かったし、きしめんを一番シンプルに味わえるので「ざるきし」にしようと思っていたが、品書きを見ても見当たらない。給仕の奥さんに尋ねるとすんなり注文が通った。品書きには「きしめん580円」と載っていて「ざるプラス330円」と書いてあるのだが…ま、いいや。しばらくしてざるきしめんが運ばれる。確かに幅が広く、麺肌はつやつや。つゆは濃いめで葱と山葵が付いている。早速きしめんを手繰る。しっかりと厚みがあるので重量感がある。口に含むとドゥルンドゥルンの期待した通りの食感。旨い。少し山葵を付けたりして楽しむが、幅広の場合、あっという間に麺が少なくなっていくのが寂しい(笑)。この麺なら温かいのや、煮込みでもいってみたいなァ。(勘定は¥850)

この後の記事はこちら

 

↓ 秋晴れの明治村で撮影した近代建築の風景(写真のみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えびすや 勝川店

愛知県春日井市旭町2-19

( 春日井 かすがい 勝川 かちがわ かちかわ 幅広きしめん きしめんスタンプラリー 明治村 博物館明治村 近代建築 レトロ )

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What The World Needs Now / Public Image Limited

2015年11月23日 | パンク・ニューウェーヴ

What The World Needs Now / Public Image Limited (2015)

今年発売されたPIL(パブリック・イメージ・リミテッド)のニュー・アルバム。彼らのような歴史的バンドでも昨今は大手レコード会社との契約は難しいようで、独自のレーベルからの発売。ジョン・ライドン(John Lydon)は発売にあたって「早く買わないと売り切れるゾ!」とハッパを掛けていた(笑)。往年のバンドがここにきて活発な活動を続けている。ライヴでの充実度、PVやメイキングの様子なんかからすると、現メンバーと余程ウマが合っているんだろう、はつらつとしているのが分かる。相変わらず譜面を置いて、歌詞は覚えられないようだ(苦笑)。

先行して発売されたシングル1「Double Trouble」はまさにジョンならではの叫び。目をひんむいて歌う姿が頭をよぎる。静かな雰囲気の6「The One」、昔を彷彿とさせるような音の暗さがある3「Bettie Page」(コーラスはバカバカしい・笑)など立て続けに(チープな)PVで発表された曲をはじめ、聴きどころは多い。アルバム全体としてはグッと腰を落として落ち着いていて、過去のようなアバンギャルドさを期待するのはもはや無理かもしれないが、後半のマイナーコードの曲にはやっぱり”らしさ”がしっかり。音楽的にはとても充実しているように感じられる。残念ながらもう名古屋に来ることは無いだろうが(注・参照)、いつでも真面目で、サービス精神がたっぷりで、お茶目なジョンがますます好きになっている。

amazonにて購入(¥1,728)

  • CD (2015/9/4)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Pil Official

 

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大和屋 @岐阜県郡上市

2015年11月22日 | 岐阜県(中濃・老舗)

曇り空の下、バイクで北上し、郡上白鳥(しろとり)まで走る。これまでずっとアメリカンタイプのバイクに乗っていたので、最初はネイキッドの運転姿勢に戸惑ったが、やっと慣れてきた(と言うより、アメリカンが普通と違うのか)。特に目標は無かったが、しっかり腹は減る。美濃白鳥駅の前の通りまでやってきた。日曜の昼だからか、いつもそうなのか、酒造など風情ある建物がいくつもあるが周囲はひっそりとしている。通りでひときわ「名代かつ丼」の看板が目立つ「大和屋」へ。創業は昭和5年(1930)だとか。いかにも街の食堂といった雰囲気。暖簾をくぐって店の中に入ると、閑散とした外とは大違いでお客さんがいっぱい。家族連れ、学生、夫婦、老夫婦、職人、と客層は様々で大賑わい。みんな地元の人のような感じだった。というのも給仕のおかあさんに一声かけて勝手に引き出しを開けて物を取ったりと慣れた感じの人が多いのだ。土間にはテーブル席、そして小上がりがあり、奥が厨房になっている細長い造り。まだテーブルに何ものっていない客が多く、時間がかかりそう。すばやく「かつ丼」を注文した。店は出前もしているようで、注文の電話や調理もひっきりなし。すごい人気だなァ。

おかあさんが置いてくれたスポーツ新聞とテレビを眺めながら待った。やっと「かつ丼」が運ばれる。岐阜県は地域によって様々なヴァリエーションのカツ丼(注)がある面白いところなので、奥美濃~飛騨地方のこの店はどうかと楽しみにしていた。どうだったかというと…意外にもオーソドックスなかつ丼。玉ねぎと揚がったカツをつゆと玉子で煮た”カツ煮”タイプ。つゆがたっぷり入っており、薄めのかつが最初から小さく切ってあるのが面白い。しっかりつゆの浸みたかつとご飯をかきこんだ。こちらは洋食もあるので、オムライス、チキンライスやポークチャップ、グリルドチキン定食なんてハイカラなものも。初訪の今回はかつ丼一択だったが、次に来たら迷うだろうなァ。(勘定は¥750)

 

 


 

↓ (下左)店のすぐ斜め前に建つ町家「原邸」(明治40年頃・1907頃・建造)、(下右)通りにある近代建築らしき雰囲気の建物。何の店だったんだろう?

 

↓ ひっそりとした「美濃白鳥駅」(昭和8年・1933・建造)

 


 

 

大和屋

岐阜県郡上市白鳥町白鳥993-2

 

( 白鳥 美濃白鳥 しろとり みのしろとり 郡上白鳥 ぐじょう やまとや 名代かつ丼 大衆食堂 麺類食堂 洋食 郡上踊り 郡上おどり 亜種 )

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あさの @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2015年11月21日 | 岐阜県(岐阜)

前から名前は聞いたことがあったが、どこに店があるのかは全然知らなかった、スパゲティで有名な岐阜市の「あさの」。店は岐阜駅から西へ行ったところにあり、1階が駐車場(向かいにも有り)、2階が店舗になっている。2階だし、地味な看板しかないし、通りから入ったところにあるので、知る人ぞ知るというか、地元の人中心だろうな。2階へ上がり、店に入ると往年の喫茶店の雰囲気。それよりも驚いたのはこんなに居たのかという客の数。昼どきではあったがほぼ満員だ。周囲に何かあったり、便利な場所とも言い難いので、人気の程がうかがえる。特に若いサラリーマンや、肉体労働の人達が多かったのには故が有り、結構な”盛り”で出す事でも有名なのだ。

小さいメニューには「特製あんかけソース」と書かれ、色々なスパゲティが載っている。基本はあんかけスパゲティのようだ。「ランチ」というのもあり、これはワンプレートにスパゲティやら揚げ物やらライスやらがのるみたい。周りを見回してみると、スパゲティやランチでも1.5倍盛りや大盛(2倍盛り強)にしている人が多いが、見た感じかなりの量。心が揺れたが、大盛は心して取り組まねば失礼(笑)ということで、(万が一でも残すのは絶対嫌なので)今日のところは普通サイズの「ミートボール」を注文した。

しばらくして鉄板にのってジューッと音を立てているスパゲティが登場。たっぷりのソースがかかったスパゲティの上には目玉焼きと大きなミートボール(もう”ハンバーグ”サイズ…)が2つのっている。これだけでもかなりの量。大盛にすると鉄板でなく平皿で出されるようだ。さっそくフォークでスパゲティを引きずり出し、火傷を顧みず丸めて口に放り込んだ。少し太めのスパゲティは「アルデンテって何?」と言わんばかりの昭和の食感。特製ソースはとろみはさほど強くなく、少しピリッとするものの、一般的ないわゆる「あんかけスパ」のソースよりはマイルドで、トマトソースベースではなさそうな独特の風味。これも旨いなァ。でかいミートボールを時々あいだに挟みながら楽しんだ。もちろん並でも量は充分。メニューには「チキンレバー」っていうのもあって気になる。次はそれを1.5で…。テーブル席のみで相席はさせないようだから、次から次へと狭い店に入って来る後客と交代して店を出た。(勘定は¥780)

※残念ながら閉店されました(令和3年7月現在)

この後の記事はこちら

コーヒー&スパゲティの店 あさの

岐阜県岐阜市福住町1-14

 

( 岐阜 ぎふ ぎふし あさの 喫茶あさの スパゲッティー スパゲティー 鉄板スパ あんかけスパ あんかけ 玉子敷き 大盛 ガツ盛り 閉店 廃業 )

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