Tourist / St Germain (2000)
エレクトリック・ダンス・ミュージック+ジャズという音楽性のフランス人DJ・プロデューサー、Ludovic Navarreによるユニット「サンジェルマン」(St Germain)。以前、ファースト・アルバムを紹介したが、こちらは2000年に発売された3枚目のアルバムの日本盤。まぁ、カテゴリーはテクノ、デジタルでもいいんだろうけど、とりあえずジャズにしておいた。
以前の記事で述べたように、このアルバムを知ったのは、2003年のローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のLicksツアーで、ライヴ中盤のステージ移動の際にバックで1・「Rose Rouge」が流れたのを聴いてから。サンプリングされたループするリズムに、クールなラッパの音が加わってかっこいい。この曲はシングルとしても発売されたらしい。ループしているドラムとベースはあの有名曲、デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)の「Take Five」から。それに語り部分はマリーナ・ショウ(Marlena Shaw)の「Woman Of The Ghetto (Live)」からサンプリングされている。また、後から知ったが6にはつい最近取り上げた映画のサントラ「Hot Spot」の収録曲がサンプリングされている。なるほどあのアルバムのクールな世界観と共通するところがあるかも。
手に入れたのは日本盤で、3曲のボーナス・リミックス曲が追加されている。時代が時代だけに、ドラムンベース(懐かしい)っぽいリズムと、ちょっとダンサブル過ぎるアレンジ。なんでもかんでも付け加えればいいというものではないけれど、付いている盤と付いていない盤が同じ値段であったら、やっぱり付いている盤を買ってしまうかな。オリジナル・アルバムこのユニット(かどうかも知らないが)の実態はいまだによく知らないのだが、まだ活動しているのだろうか。
オークションにて購入(¥344)
- CD (2000/7/12)
- Disc: 1
- Label: EMIミュージック・ジャパン