曇天どころかパラパラと雨模様のある日、妻と違って”そんな日は家でゆっくり”、なんて出来ない性分なので、車で岐阜県恵那市まで出掛けてみた。駅前の市営駐車場に車を停めて付近を散策。以前はささっと入ることの出来たみたらし団子の「あまから本店」には長蛇の列が出来ているし、食堂の「ひかり」にも待ち客が。まさかこんな田舎にもインバウンドの波かしら。そちらは避けて向かったのは駅から少し西に歩いた先にある「和洋亭ますき」。元々は「萬寿喜旅館」として大正12年(1923)に創業し、平成になってから「和洋亭ますき」となったそう。店の中に入ってびっくり。中は老若男女の客で大盛況。1人だったので壁に向かった小さいカウンター席に何とか座ることが出来た。注文したのは「たまごとじ味噌カツ丼」。
喧騒に囲まれて落ち着かないが、しばらくして盆にのった「たまごとじ味噌カツ丼」が運ばれた。味噌汁と漬物付き。もうメニュー名で大体どんなのか想像がついてしまっているが、蓋付きの丼にはぎっしりとカツが敷きつめられ、玉ねぎの入ったつゆが玉子でとじられて煮込まれている(多分)。さっそく箸でカツを持ち上げてまずひと口。玉子をとじたつゆはやや多めで濃いめの味わい。次はごはんと一緒に持ち上げいただいていく。旨いカツ丼ではあるが、つゆが濃いので味噌の存在が埋もれてしまっていてなかなか感じ取ることが出来ない。ちょっと拍子抜け。せっかく”味噌”と謳っているのでもっと味噌の風味を前面に出した味を食べてみたかったなァ。(勘定は¥1,070)
↓ 店の横の路地にあった旅館跡(建築詳細不明)◇。旧・国鉄の駅周辺のこの界隈、昔はこういう旅館がひしめいていたんだろうなァ。
↓ 食後は「中山道広重美術館」へ。浮世絵が好きで広重の画集などを集めているので定期的に立ち寄っている。ただ残念ながら本物は1枚も持っていない。やはり本物の浮世絵は画集で見るものと違ってテクスチャーの違いも感じられて別物。
岐阜県恵那市大井町245-12
( 恵那 えな ますき ますき本店 わようていますき 満寿喜旅館 和食 洋食 食堂 レストラン みそかつ丼 たまごとじみそかつどん 味噌カツ丼 亜種 かつ丼 廣重 )