ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

青山ロックン・ロール・ショー 2009.5.9 オリジナルサウンドトラック / 忌野清志郎

2019年09月30日 | ロック(日本)

青山ロックン・ロール・ショー 2009.5.9 オリジナルサウンドトラック / 忌野清志郎 (2009)

忌野清志郎が亡くなってから早いものでもう10年が過ぎた。これは”サウンドトラック”と称して青山の葬儀場で行われた彼の葬儀で流された音楽をコンパイルしたもの。式後かなり早く発表されたと記憶している。彼の長いキャリアからピックアップされた33曲がランダムに収録されていて、もちろんRCサクセション時代からソロ時代にまで至り、ゼリー名義のタイマーズ時代の曲も。デビューから約40年のキャリアがあるが、録音状態は別として驚くほど声は変わっていない。やはり彼のヴォーカルは他と違う。

今でこそどんな内容の歌でも、どんな歌い方でもアリなのは常識だが、彼の特異な視点、特異な言葉を用いて作られた曲はやはり唯一無二。”オイラ”なんて1人称は清志郎以外使っちゃダメだ。自分がレコードやCDでなく実際にライヴ会場で聴いて周りの空気感が変わるほどのパワーというかインパクトを感じたヴォーカリストは多くないが、日本人アーティストでは彼以外数人しか思い浮かばない。晩年は物分かりが良くなって”いい人”の空気を醸し出していた清志郎だったが、初期は観客を罵倒していたのは有名な話。自分の嫁もステージ脇でボーヤをブン殴っていたRC時代の清志郎を観たことがあり”引いた”のだとか(笑)。

どんな曲順にしたって、あれが入っていない、あれも入れて欲しいなんていうことになるに決まっているコンピ盤。こうして葬式の”サントラ”という形にして出したのはなかなか凄い思いつきだなと思う。原発に異を唱えていた清志郎が亡くなってすぐに人類史上最悪の原発事故が日本を襲う。予見していた清志郎は草葉の陰で「ほら見ろ。」と罵っただろうか、それとも悔恨の涙を流しただろうか。もし彼が生きていて、あの事故後の惨状を目撃していたら、次はどんな曲を作っただろうか。

オークションにて購入(¥1,260)

  • CD  (2009/7/29)
  • Disc : 1
  • Format: CD+DVD, SHM-CD
  • Label : MILESTONE CROWDS
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林屋茶舗 (2) @岐阜県岐阜市

2019年09月30日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

涼しくなって、やっと暑かった夏も終わりかと思っていたら、またまた暑さが戻ってしまった9月のある祝日に岐阜市役所前を通ったら「林屋茶舗」が開いていたので、今年はあまりかき氷を食べていないし、もうそろそろ食べ納めかと寄ってみた。相変わらず雑然とした店内に入ると先客が2組3名。大きい切り株テーブルに腰掛けて忙しそうに立ち回る女将さんに「かき氷」をお願いした。「普通の宇治金時でいい?」「ハイ。」と注文が通る。自分の後には5人ものグループが入ってきたが、もちろん座れる場所も待つ場所も無く、女将さんに「ちょっと…」と言われ、それでもまだ粘っていたがとうとう諦めて帰って行った。この店で5人はね…。

現役で回っている骨董品(たぶん)の黒い扇風機を眼で追っていると、しばらくして「おまちどうさま。」と「宇治金時」が運ばれた。深く濃い緑色の蜜は木の匙にべっとりとひっつくぐらいの粘度。それだけ口に含むとあまりの濃さに苦く感じるほど。相変わらず特異な蜜だ。それを徐々に氷に混ぜて口に含んでいく。次は甘いあずきの部分を多めに混ぜて…。練乳も入っているのでかなり甘く、しっかり氷と混ぜてもまだまだ濃いめの味だ。さすがお茶屋さん。店内が涼しい訳ではないが、氷のおかげで熱かった体も徐々にクールダウン。食後に「冷たいほうじ茶」か「熱い梅昆布茶」が供されるが、この日はほうじ茶にしてもらった。口をさっぱりさせて勘定をお願いする。店の外に”あずきと練乳なしにも出来る”旨の貼紙があった。そうか、次(来年?)はそうしてみよう。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 新桜町にある黒漆喰壁の風情ある建物(写真1、2枚目・建築詳細不明)。ガラスも昔のままの”おたふく窓”だ。水路を挟んでこちらも素晴らしい「水の音」(写真3枚目・建築詳細不明)。カフェ&ギャラリーの店舗として利用されている。

 

 

↓ 末広町にある日本料理・仕出し料理の「徳広(徳廣)」(建築詳細不明)。雰囲気のある素晴らしい建物。創業70年以上の歴史があるそうだ。店で食事出来るのかな。

 

 


 

林屋茶舗

岐阜県岐阜市神田町1-10-2

 

( 岐阜 ぎふ 林屋 はやしやちゃほ はやしや茶舗 かき氷 カキ氷 かきごおり 宇治金時 抹茶 近代建築 日本家屋 町屋 )

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すや本店 @岐阜県中津川市

2019年09月29日 | 岐阜県(東濃・老舗)

今シーズン早くも2回目の栗きんとん購入。前回の「川上屋本店」と同じく、デパートなど別の店で買ったり、戴いたりすることが多い中津川の大御所「すや」へ。この本店の前は何度も通っているが、季節ともなると沢山の人が群がっているので、いつも貰っているからいいやとここ本店での購入は後回しになっていた。創業は元禄年間で、そもそもは「十八屋」という屋号で「酢」を販売していたそうだ(つまり「酢屋」…)。「川上屋」と同じく9月に入って新栗が出回り始めたばかり。店の窓には”栗きんとん売り始めました”の色紙があった。この日は意外や人の姿が見えなかったのだが、逆光でよく見えなかっただけで、戸を開けて中に入るとひしめき合ように客が居た。その後ろには店員がこれまたわんさか。この時期の中津川の和菓子屋は大忙しだ。順番を待って「栗きんとん」を嫁の分と2つ、それに「栗こごり」というお菓子を購入した。

どこの店の栗きんとんも「旨い旨い」言うだけで比べたことがない。今回は「川上屋」のものを食べたばかりなのでちょっと比べてみた。滑らかな生地の口当たりは両店に共通。「すや」の方には砕いた粒が感じられてそれらが舌に当たる。甘さは「川上屋」の方が強いかな(ちなみに自作する時は公開されている「恵那川上屋」のレシピで作っている)。とは言っても総じて食感も滑らかな舌触りもよく似ていて、2つ並べられても当てる自信はほとんど無い(笑)。「栗こごり」はその名の通り板状に固まらせたもの。白い砂糖を吹いていて透き通った綺麗な黄色をしている。ひと包みは5枚ほど。口に含んでも栗の風味はさほど強くなく大人しめの味わい(もちろん甘さはしっかり)。さあ、次はどちらの栗きんとんをいただこうか。(勘定は¥800程)

支店の記事はこちら

 

すや (すや本店)

岐阜県中津川市新町2-40

 

( 岐阜 ぎふ 中津川 なかつがわ 栗きんとん くりきんとん 和菓子 栗菓子 老舗 )

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熊ちゃんラーメン @名古屋市中村区・名駅

2019年09月28日 | 名古屋(中村区・西区)

小さい頃からずっとある気がするので長いんだろうなァとは思っていたが50周年を迎えているとは知らなかった名駅・ミヤコ地下街の「熊ちゃんの店」。この日は隣の「タンドゥール」が混んでいたので、久しぶりに(子供の時以来?)入ってみようかと暖簾をくぐった。店に入ると昼をとうに過ぎた時間にも関わらずしっかりと客が入っている。広くない店に店員が6人も居て…。凄いなァ。カウンター席に座り、”サッポロラーメン”と言えば…の「みそラーメン」をお願いした。昭和の時代に一世を風靡したサッポロラーメンは、あっという間にラーメンのスタンダードになったが、平成を経て令和の時代ともなると全国チェーンや”サッポロ”を冠にするラーメン屋はどんどん少なくなっている印象がある。調理場では大量に器を並べてスープが注がれ、テボから一杯づつ麺が上げられ、分業体制で具材やらが盛り付けられていく。

ほどなくして「みそラーメン」登場。もやし、刻みネギ、メンマ、チャーシューという布陣。麺はサッポロで連想するような黄色い縮れ麺ではなく、白っぽい中細麺。スープにはビッと塩分が効いて、暑い中を歩いてきた身には滲みるほど旨い。現在主流のラーメン・スープは全体的に旨味が強くて濃いので、ここのような古い店では薄く(あるいはぼやけて)感じるだろうなと思っていたがそうは感じなかった。メンマにもしっかり下味。最近のチャーシューは箸でほぐれるように軟らかいけれど肉の旨味は飛んでしまったような物が多いが、こちらはしっかり味の昔風で肉を齧ってる感あり。これは好み。その昔ラーメンを食べ歩いていた頃には見向きもしなかった店だが(笑)、1周回って美味しくいただくことが出来た。(勘定は¥750)

 

サッポロラーメン 熊ちゃんの店

愛知県名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき 名古屋駅 くまちゃんの店 熊ちゃん 名駅店 ミヤコ地下街 札幌ラーメン さっぽろラーメン 味噌ラーメン 西山製麺 )

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加茂川 @岐阜県岐阜市

2019年09月27日 | 岐阜県(岐阜)

以前に岐阜市役所周辺をウロウロ歩いていた時に、立て看板が目に入って気になっていた高岩町の「加茂川」を覗いてみた。ビルの奥に入口があり、表からはちょっと分かりにくいかも。後から調べてみたら、市内で30年以上営業していた中華料理店「加茂川餃子」の味を受け継いだ手作り餃子専門店だとか。自分はその店を知らないが、この店は出来てからまだ1年未満らしい。扉を開けて中に入るとカウンター席があり、奥(というか手前)にはテーブル席もある。女性主人(たぶん)と若い女の子が予約が入っているだろう席の料理準備の真っ最中の様子。カウンター席に座らせてもらい、まずは瓶ビールをお願いした。キリン・ラガーの大瓶とお通しの生野菜、枝豆などが用意される。調味料にはコチュジャンが添えられていた。暑い中歩いて来たのでまずはグイッと一杯。そして品書きの中から「焼ぎょうざ」と「生姜ぎょうざ」をお願いした。

テレビのニュースを眺めながらゆっくりとやる。しばらく待っているとまずは「焼ぎょうざ」が供された。タレは卓上の醤油ダレと、最近流行りの”酢+胡椒”を勧められる。胡椒は粗挽きのタイプ。自分は酢+胡椒の時は粗挽きではない方が好きなので少しにしておいた。こちらの餃子にはニンニクが入っているそうだがあまり分からない程度。薄皮でしっかりと焼き目がついて旨い。これが先代の味なのだろうか。次は「生姜ぎょうざ」。しっかりと生姜が効いて、これもまた旨い。こちら餃子オンリーという訳ではなく、おでんやどてなどもある。「串かつ」があったので3本お願いした。(どて)味噌かソースか訊かれたのでソースにしてもらう。生キャベツが付いているのでソースをたらしながらつまんで出来上がりを待つ。酒はホワイトホースのハイボールを追加。主人が若い子にハイボールの作り方まで1から教えているのが微笑ましい。出来上がった「串かつ」はバッター液多めのゴワッとした食感。これは今ひとつだったかな。でもしっかり濃く出来上がったハイボールのスモーキーな味を揚げ物で楽しんだ。次は「しそぎょうざ」「水ぎょうざ」とおでんでももらおうかな。(勘定は¥2,600程)

ぎょうざ 加茂川

岐阜県岐阜市高岩町11

 

( 岐阜 ぎふ かもがわ 餃子 ぎょうざ ギョウザ ギョーザ 加茂川餃子 かもがわぎょうざ 居酒屋 おでん 酒場 White Horse )

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Not Fade Away (Uncut Magazine) / Various Artists

2019年09月26日 | 雑誌付録CD

Not Fade Away (Uncut Magazine) / Various Artists (2008)

英音楽雑誌「UNCUT」の2008年4月号の付録は、副題が”15 Classics That Fired Up The Rolling Stones”と付いたストーンズ(The Rolling Stones)が影響を受けたアーティストの特集。やり尽くされた感のある企画だが、当時ライヴで取り上げた曲(13)もピックアップしているし、正式に録音した曲だけでなくデビュー前にライヴで演奏していたといわれる曲(02、07、10、14など)も含まれるので、何曲かは新鮮味がある物が収録されている。自分もこの辺りの曲を演っていたというのは、以前に細かいタイムラインを載せたに記述してあったのを読んで初めて知った。ま、よく聴いた曲ばかりであっても、昔からアーティストのルーツを探るこういう企画物は個人的に大好物なので充分楽しめる。

この盤にはJB(James Brown)の07が収録されているが、そういえばちょっと前にストーンズがJBの「Try Me」をカヴァーしたスタジオ音源が発掘されて驚いたことがあった。もう出尽くしたと思っていた60年代初期の未発表スタジオ音源がまだ残っているとは。しかも高音質で(オルガンは誰が弾いているんだろう。スチュ?、もしかしてブライアンかな)。これからMarquee Clubとかデビュー前に演奏していた62~63年頃のクラブでのライヴ音源なんていうのが出てくる可能性はあるのかな。想像するだけでワクワクする。週末毎に観客数が膨らんであっという間に手狭になってしまったという若かりし頃のストーンズの勢いを味わってみたいなァ。 

  • 01 Chuck Berry - You Can't Catch Me  
  • 02 Howlin' Wolf - Baby How Long  
  • 03 Little Richard - Keep A Knockin'  
  • 04 Dale Hawkins - Susie-Q  
  • 05 Muddy Waters - I Just Want To Make Love To You  
  • 06 Buddy Holly - Not Fade Away  
  • 07 James Brown - Please, Please, Please  
  • 08 Bo Diddley - Who Do You Love  
  • 09 Jimmy Reed - Honest I Do  
  • 10 Gene Vincent - Pink Thunderbird  
  • 11 Slim Harpo - I'm A King Bee  
  • 12 Carl Perkins - Honey Don't  
  • 13 Roosevelt Sykes - Night Time Is The Right Time  
  • 14 John Lee Hooker - Dimples  
  • 15 Hank Snow - I'm Moving On

オークションにて購入(¥500)

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石田屋 新瑞橋店 @名古屋市瑞穂区・新瑞橋

2019年09月26日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

金山の「石田屋」に支店が出来ているというのを知ったのはまだ最近のこと。日中の酷い暑さがほんの少しだけ和らいだある日の夕方に店を探してみる。新瑞橋(あらたまばし)駅近くの路地にあった店はガラス壁と自動ドアで外から中が丸見え。白を基調とした”らしくない”明るい店内なのは他業種店舗の居抜きだろうか。調理場に居る男性は確かに本店で見たことのあるお兄さんだ。先客は1組。カウンター席に腰掛け、何は無くとも瓶ビール(キリンラガー大瓶)をお願いした。焼物は「さがり並」と「心臓」と「小袋」。品書きには”合わせて2本から注文”と書いてあったが、1種類2本という意味ではなく全部でということなので、それぞれを1本づつにしてもらう。本店同様味付けは”塩””タレ””しょうが”から選べるが、この日は気分で”しょうが”にしてもらった。

何だか「石田屋」に居る気分がしない明るくてだだっ広い店内で、焼き上がった串がアルミの皿にのって出された。まずは「さがり」のしっかりとした歯応えを楽しむ。生姜醤油がすっきりとしていてなかなかイイ。次は「心臓」の軟らかい食感を。「子袋」は独特なクニュッとした歯応え。それぞれ違って旨い。たったの3本であっという間に大瓶が空になった。サワー系の酒は普段あまり頼まないが、この日は気分で「レモンサワー」を追加してみた。本店では昔は生で出していた”逸品”は、生食禁止の為、現在は湯通しして出されるが、こちらは品書きに「茹で子袋」「肝」「さがり」「心臓」と4種も書いてあるわりに、この日は残念ながら無いとのこと。ただし「やわら」という豚の膵臓があるというのでそれをいただいた。茹でられた「やわら」は初めて聞く部位だが、ねっとりとした食感。少し重いがたっぷりとわさびを付けて爪楊枝でいただく。旨いのだが正直途中で飽きてしまう。この半分の量でいいかな。レモンの皮を擦って入れた「レモンサワー」で口中をすっきりとリフレッシュして勘定してもらった。(勘定は¥1,940)

本店の記事はこちら

とんやき 石田屋 新瑞橋店

愛知県名古屋市瑞穂区姫宮町2-75-2

 

( 名古屋 なごや 新瑞橋 あらたまばし いしだや いしだ屋 やきとん とんやき 焼きとん とん焼き 居酒屋 酒場 ホルモン焼 )

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カワイ @岐阜県大垣市

2019年09月25日 | 岐阜県(西濃)

どんな街にも学生御用達の店の1軒や2軒あるもの。学校帰りに寄り、遊んでる時に寄り、なんていう店。こちら大垣市の”焼きたてワッフル”の店「カワイ」がそういう店かどうかは知らなかったが、見れば幼稚園、小学校、中学校、高校に囲まれた立地。周囲は一方通行の道路が多くて辿り着くのに難儀した。店は一見何屋さんか分からないような地味な外観。中に入ると、飲物や缶詰が置いてあるが、いわゆる洋菓子屋という感じでもなく食料品屋がワッフルを焼いているといった感じ。ご年配のお母さんが1人で焼いていらして「今ちょうど焼けたとこ。」「1枚1枚焼くんやよ。」「売り切れてまう時もあるよ。」と教えてくれる。この日に置いてあったワッフルは5種類程度。注文票というのが置いてあって、それからすると全部で13種類程あるようだ。”冷凍”というものもあったが、お土産用なのかなと思ったら”学生向け”に冷たくしてあるのだとか。夏用ってことか。1番人気は「きなこフレーク」だとのこと。自分が選んだのは「フルーツ」と「マロン」。それぞれビニール包装してあるものを紙袋に入れてもらって持ち帰る。

帰ってから封を開けて食べてみた。生地はもちもちとした食感。見た目からもっとフワフワな感じを想像していたので意外だった。この生地自体は甘くはない。中に詰めてある生クリームは軽く、「フルーツ」にはピーチやパインのシロップ漬けらしきものが入っている(そういえば缶詰が置いてあった)。「マロン」の中にはマロン・ペーストが入っていて、栗の粒感も少しある。こちらはしっかりと甘い。濃いめのコーヒーを淹れていただいた。次は人気の「きなこ」、それと冷凍してあるものも食べてみたいナ。(勘定は¥200/個)

焼きたてワッフル カワイ

岐阜県大垣市寺内町1-93

 

( 大垣 おおがき かわい 焼きたてワッフルのカワイ チョコレート 小倉 カスタード )

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ニュー加茂 @愛知県一宮市

2019年09月24日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市で車を走らせていて昼時を逃してしまったので、中休みの無い喫茶店で昼食を摂ろうと周辺を探す。この辺りには詳しくないのでどこに行けばよいか分からなかったが、外に”今も変わらぬ人気・イタリアンスパゲティー・鉄板使用”の黄色い看板が目立つ「ニュー加茂」に入ってみた。名古屋・車道の喫茶「ユキ」の先代主人が考案したという”鉄板スパゲティー”は、東海地方の喫茶店ならごく当たり前にあるメニュー。その伝播の仕方は、まさに席巻したという感じだったんだろうな。郊外にあるこちらの店でも名物になっているようだ。外れた時間にも関わらず何組も客が入っている。年配のご夫婦がやっていらして、若い男の子が給仕をしていた。鉄板スパはイタリアン、カレー、ミートの3種類。「ミートスパゲティー」を注文した。

まずはバスケットに入ったウスターソース、パルメザンチーズ、タバスコ、それに紙ナプキンを巻いたフォークが用意され、「ミートスパゲティー」がジューッと音と湯気を立て登場。楕円ではなく真四角の鉄板が珍しい。もちろん玉子液が広い四隅まで流されている、いわゆる”玉子敷き”タイプ。麺は太くなく、茹で加減は”やわ”。これにトマト多めのミートソースがかけられている。玉ねぎの他にピーマンも入っている。早速熱々をフォークで絡めとって口に放り込む。ウマ…、熱いっ(←ハイ火傷)。早くも固まろうとしている玉子をすくい上げ、またひと口。冷たい水を含んで、またひと口。何しろ熱いうちにやっつけていく。旨いなァ。麺の量は多くないので、あっという間に平らげた。額に噴き出た汗をぬぐって、気の効く男の子が何度も足してくれた水を飲み干す。食後には梅昆布茶も持って来てくれた。次は”ニュー加茂特製”と書いてあった「ホットドッグ」を食べてみようか。(勘定は¥600)

 

ニュー加茂 ( COFFEE HOUSE NEW KAMO )

愛知県一宮市千秋町加茂新出東31

 

( 一宮 いちのみや ニューかも カモ 喫茶 喫茶店 ランチ スパゲッティー 鉄板スパ 鉄板イタリアン ミートスパ イタリアン )

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川上屋本店 @岐阜県中津川市

2019年09月23日 | 岐阜県(東濃・老舗)

中津川の秋といえばやっぱり”栗きんとん”。昔はこんなに有名では無かったと思うが、テレビ雑誌や有名作家に取り上げられたりして全国的に有名になった。発祥には諸説あるが近年の盛り上がりはすごい。地元の人に訊くともう地元で生産している栗だけでは賄えない量のはずだと言うが…(真偽不明)。古い街並みが残る本町にある「川上屋本店」(創業元治元年・1864)に寄ってみた。ここの栗きんとんは何度も食べたことがあるし、この風情ある通りを散策したことも何度もあるが、本店で買うのは初めてかも。この日はちょうど9月最初の日曜で、新栗で作られた栗きんとんが出たばかり。渋い店舗の中へ入ると、流石に季節始めとあって奥で作業服を着た店員がわんさかと箱詰め作業をしているのが見える。すっきりとした店内のガラスショーケースを眺めて「かち栗」、「栗かのこ」、そして「栗きんとん」を買い求めた(釣銭を店にばら撒いてしまった…)。

帰ってからすぐに味見。まずは定番の「栗きんとん」。実際に他店のものと食べ比べしたり、”各店詰め合わせ”なんていう便利な(無粋な?)ものを買ったことがないので、どれもそれぞれに旨いと思って食べているだけだが、こちらはとても滑らかな口当たりで、ちょっとだけ某店より甘く感じるかな?(自信無し)。「かち栗」は栗の形をした小さい最中。あんこの中には砕いた栗の粒も入っていて旨い。「栗かのこ」も栗の形をした最中だが(最中好きなもので…)、こちらは栗の餡。まるで水分の多い栗きんとんを最中種に詰めた感じ。こちらにも砕いた粒が入っていて、口の中が栗の風味たっぷりになって嬉しい。実は栗を貰うと栗きんとんは自作もするのだが、素材がシンプルだし作り方も難しくないのでド素人でもそこそこ上手く出来上がる。今年は貰えるのを待たないで栗を買って作ろうかな。(勘定は¥600程)

 


 

↓ 地歌舞伎が有名な岐阜県東濃地方。中津川にあるのは郊外の集落に建つ「常盤座」(明治24年・1891・建造)。奥行きがかなりある広い小屋だ。綺麗に修復もされているが、戦時中は軍の倉庫としても使われたのだとか。

 

 

↓ 中津川への往路は恵那市の「坂折棚田を通ってきた。稲がだんだん黄金色に色付いてきていて、もうすぐ稲刈りだ。

 


 

御菓子所 川上屋 (川上屋本店)

岐阜県中津川市本町3-1-8

 

( 中津川 なかつがわ かわかみや 栗きんとん くりきんとん 和菓子 もなか 栗もなか 子供歌舞伎 素人歌舞伎 ときわざ えな さかおりたなだ )

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