岐阜市鍵屋町の「かぎや温泉」で汗を流した後、すぐにビールを呑めるところを検索して、歩いてベトナム料理の「フォハノイ」へ。夕方の開店時間の少し前に様子見で店の前を通ってみたら、たどたどしい日本語の看板はあれど、上の黄色い看板(そもそも店の看板かどうかも分からない・苦笑)にも何が書いてあるか分からないし、なかなかに敷居が高い。でも中から何やら嬌声が聞こえてくる。あれ、もうやっているのかな?。でも「まだです」なんて言われたら再度入りづらいので、近所を散策して時間潰し。店頭に表示されていた定刻(5時)に思い切って店のドアを開けてみた。中のテーブル席には先客が2組。みな若く、もちろんあちらの人のよう。「イラッシャイマセー。」という女性主人(?)に1人であることを伝え、入口近くのテーブル席に腰を下ろした。カウンター席もあるが荷物置きに使われているようで、店内はやや雑多な感じ。ホワイトボードに何か書いてあるがもちろん読めない(笑)。
メニューを眺めてみると色々な品が写真入りで載っている(日本語表記あり)。どれも何だか旨そう。こういう店ではありがちだが単品はシェアが基本のようで選びづらい。いくつかの盛り合わせなんて都合のいいのがあればいいのになァ。せっかくなら普段見ない食材をと「カエルとレモングラスの炒め」を指して「これ、量は多いですか?」と尋ねると「ダイジョウブトオモウ。」とのこと。「ベトナムのビールはありますか?」と尋ねると「ナマカハイネケン、ベトナムハナクナッタ。」との事。銭湯で喉がカラカラだったのでどちらでもいいやと「生ビール」をお願いした。生ビールをグイッとひと飲みして店内を観察。
店内はベトナム語(多分)で賑やか。片方のテーブルはハイネケンの空きビンが乱立し、みんな出来上がっているので騒がしい(しかも主人も加わっている・笑)。紫煙もきつい(みんな吸うんだな)。携帯電話でもスピーカーにしてみんなに聞こえるように喋っている。もうひとつのテーブルは男3人組が「NepMoi」(ベトナムの米焼酎だそう)と書かれた酒瓶からガラスの猪口に注いでクイッとやりながら鍋をつついている。すごく旨そうだ。あれやりたいナ。ベトナム旅行で地元の食堂に迷い込んだ気分(行ったことは無いけれど…)。
しばらくして給仕の若い男の子が平皿に盛られた「カエルとレモングラスの炒め」を運んで来てくれた。とりあえず、写真とは全然違う(笑)。ソースはオイスターソースを使っているだろうか、ニンニクも効いていて、茄子と骨付きのカエルの肉が沢山。身は小さく骨が多くて食べづらいが味は旨い。茄子がソースをしっかりと吸っていていい感じ。唐辛子も沢山入っているが後からじんわりと効く程度の辛さ。もちろんビールが足りないので「ハイネケン」を追加。瓶のままで呑みながらちまちまとカエルをやっつけていく。もう1本呑むならと何かを追加しなきゃいけない(1人には)中途半端な量なので、今日のところはこの辺で。もっと色々食べてみたいものがあるが、ベトナム料理やタイ料理で酒を呑むのは誰かを誘わないと難しいな、やっぱり。どう攻めるのが”正解”か、知りたい(笑)。(勘定は¥2,000程)
↓ 鍵屋町の通りを挟んで向かい(住所は徹明通8)にある「かぎや温泉」。浴場は2階で浴槽はやや狭い。壁の風車のタイル絵がいい。もう少しお湯が熱いといいんだけれど。
↓ 店の裏手にあった洋館付きの立派な日本住宅(建築詳細不明)◇。黒塀で見づらいが屋根際以外はあまり装飾はされていないのかな。
本格ベトナム料理 フォハノイ (フォーハノイ)
岐阜県岐阜市吹上町1-5
( 岐阜 ぎふ フォーハノイ Pho Ha Noi ベトナム料理 越南 蛙 近代建築 銭湯 閉店 廃業 )