高齢の母に付き添って名古屋三越で買物。母は以前なら自分で三越、松坂屋、丸栄とデパートをハシゴして帰ってくるような買物好きだったが、さすがに寄る年波でもう長い距離は歩けなくなり、バスの昇降もゆっくり。買物もデパート1軒でいいとのこと。それでもデパートに着くや心ときめいて元気になるのだから微笑ましい。昼食はどこか別の場所でと思っていたが、2時間程も歩いて疲れていそうだったし、母が洋食好きなので階上の「東洋軒」にすることに。入った後に「私、ここよく来るのよ。」とちょっと不服そう(苦笑)(←先に言え)。ちょうど時分どきともあって店の前には何組もの待ちが出ていた。ここは眺めがいいのだが、残念ながら窓際の席には案内されず。雲ひとつない好天だったので惜しかったナ。
東洋軒は現在本店が津にあるが、知らないうちにモールなどに何軒も出店しているようだし、東京にも出店しているようだ。そもそもの歴史は明治30年(1897)に東京の三田で始まったそうだが、なぜ津に本店があるのかとかの詳しい経緯はよく分からない。東京の店もまだ新しいはずだが、ここにきて”東京”を強く打ち出しているようなので近年組織が変わったのかも(未確認)。自分はこちらの名物ブラックカレーをどこかで食べた覚えがあるのだが、それがどの店舗だったか思いだせない。もっとフランクな店だったような気がするんだけれど…(津の本店は未訪)。
この日は公共交通機関で来たので「呑んだら?。」という母の甘言に乗じてビールを所望。母は「牡蠣フライ&牡蠣の風味焼きプレートセット」を、自分は「ミートクリームコロッケ」を単品でお願いした。ビール(一番搾り中瓶)で喉を潤しつつ待っていると「ミートクリームコロッケ」が登場。紡錘形をしたコロッケの上にはフライドオニオンがのせてある。付け合わせはじゃがいも、人参、茄子、クレソン。ソースはグレイビーボートに入ったデミグラスソースが置かれた。まずはコロッケにナイフを入れ、そのまま。ぽってりとした口当たりで肉の風味が強いもの。次は濃厚なデミソースをかけて。旨い。案の定、母から牡蠣フライやら牡蠣の風味焼きが回ってきた。牡蠣フライにはタルタルソースや、こちらの”かける野菜”というネーミングの瓶入り特製ウスターソースをかけて。風味焼きは殻の上の牡蠣の身とオイルをオーブンで焼いてあるようだ。目算通り自分のプレートにライスなどを付けなくてよかった。(勘定は¥5,200程)
愛知県名古屋市中区栄3-5-1 名古屋三越栄店 9階
( 名古屋 なごや 三越 みつこし 三越百貨店 とうようけん 西洋御料理 宮内省御用達 ブラックカレー 今福 季節限定メニュー )