ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ミミ @名古屋市南区・本星崎

2024年06月21日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

高架のある1号線沿いを車で通った折りに目が離せなくなった南区本星崎の喫茶「ミミ」。その”シャトー”とでもいうべき昭和パワフルな建物はもちろん、壁面や看板の文字、それに駐車場に舞い降りた無数の鳩と、どこを取ってもツッコミどころ満載(笑)。もちろん機会を狙って訪問してみた。この日も店の前には無数の鳩。自分が近寄っても全く逃げる様子が無い。

店に入るとダウンライトに照らされた店内は、茶色のビニールソファのテーブル席が並び、稼働は不明だがゲーム卓もある昭和仕様。老齢の店主夫婦がテレビを見ながら談笑していらっしゃった。午後の遅い時間とあって先客は1人のみ。食事メニューもあったので何か食べてみたかったが、生憎昼はちゃんと食べたので「ホットコーヒー」のみお願いした。

あっという間に運ばれた「ホットコーヒー」はこの地方らしい濃い色付き。柿の種付き。インフレが続く令和というのが信じられない激安の値付けのコーヒーだがちゃんと旨い。ご夫婦で見ていらっしゃるテレビと有線か何かのBGMを聞きながら休憩させてもらった。次は何か食べに来ようっと。店を出てから分かったのだが、鳩は主人が撒いてくれるパンくずをずっと待っているのだった。(勘定は¥280!)

 


 

↓ 大高にある、今をときめく「醸し人九平次」の製造会社「萬乗醸造」(敷地内最古・文政12年・1829・建造)。醸造の創業は正保4年(1647)だそう。敷地内外のあらゆる建造物が国の登録有形文化財に指定されている。かつて今ほど高くなく、手に入れ易かった頃に「九平次」は何度となくいただいたが最近はめっきり…。

 

 

 

 

 

 

↓ 萬乗酒蔵のすぐ近くにある曹洞宗の寺「春江院(大高山春江院)」。「山門」(文政13年・1830・建造)を入ると「不許葷酒入山門(クンシュサンモンニイルヲユルサズ)」(写真下4枚目)と石碑が建っている。この日は車だったので呑んでいないし、ニラとかニンニクとか食べていないと思うけれど…(笑)。

 

 

↓ 「本堂」(文政13年・1830・建造)。

 

↓ 本堂に繋がる「庫裏(くり)」(昭和8年・1933・建造)。この総二階の建物がとても大きくて立派だった。中はどんな造りになっているんだろう。紹介した建造物は全て国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

喫茶 MIMI (ミミ)

愛知県名古屋市南区本地通5-2
 
 
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さくら豊月 @名古屋市南区・桜

2024年06月16日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

南区呼続(よびつぎ)の名鉄「桜」駅近くの旧・東海道から路地に入った所にある「さくら豊月」へ。”豊月”の屋号といえば千種と瑞穂にも店があるので同じ系列なのかな。店の横にある駐車場に車を停めて店内へ。看板には”手打うどん”とあり、中には麺打ち場も見える。入口近くに囲炉裏を模したテーブル席があり、そこに案内された。品書きを眺めるとうどんにだけ”手打ち”の文字が。他はそうでない? 品書きの先頭もうどん。でもこの日の気分は蕎麦だったので「小えびかき揚げ天ざる」というのをお願いした。

待っていると年配のグループ客がどやどやと入って来た。自分の座っている囲炉裏席に相席で向かいになったが、年甲斐もなくはしゃいで盛大におしゃべり。お元気なのは結構だが収束気味とはいえコロナに罹患している人もまだまだ多いらしいのでヒヤヒヤ。幸いその喧しさに気付いた給仕女性が空いたテーブル席に移動させてくれたのでよかったが…。

閑話休題。「小えびかき揚げ天ざる」が運ばれた。かき揚げは高さがあって大迫力。海老も”小えび”と呼ぶには大きなサイズのものがたっぷり10尾ほど。他には分厚く切った椎茸、イカなんかが入っている。かき揚げは粗いのですぐに崩れてはしまうが海老のプリッとした歯応えが存分に楽しめて旨い。せいろに盛られたそばは2段。刻み海苔がたっぷりと振られている。店によっては風味に難ありのことが多い刻み海苔だが、こちらのは大丈夫。別皿に刻みネギとわさび、大根おろし。そば切りは麺肌の白っぽい更科で細切り。濃い色のつゆはかき揚げが大きいからか猪口ではなく小碗に入っていて、徳利にもたっぷりと入っている。そばをどっぷりと浸けて手繰る。わさびを付けたり、崩れた天玉をつゆに入れたりしてたっぷり2枚平らげた。(勘定は¥1,550)

 

 


 

↓ 大高北小学校近くの常滑街道沿いにある「学区資料保管庫(奉安殿)」(昭和3年・1928・建造、平成9年復元)。かつて戦前の国民学校に建てられた天皇・皇后両陛下の御真影と教育勅語を納めた奉安殿。戦後はGHQの指令によってほとんどが解体されたが、こちらは戦後に埋められたものを平成9年に発掘し復元されたもの(何で埋めた?)。菊の紋章は当時のままのものだそう。市内に残っている奉安殿は残り2つくらいなのかな。

 

↓ すぐ近くの常滑街道を挟んだところには塀で囲まれた立派なお屋敷が。この街道沿いは探せばまだ名も知らぬ古い建造物が残っていそう。

↓ 尾頭橋に「中日スタヂアム(ナゴヤ球場)」が出来るまでプロ野球でも使われたという「鳴海球場」。現在は敷地跡が「名鉄自動車学校」になっているが、そのすぐ西の住宅街にある洋館(建築詳細不明)。ドイツ壁で、戸袋が朱あるいはピンク色に塗られていたりとなかなか素敵な外観。地味だが門柱上部にも装飾が。

 

 

 


 

手打うどん さくら豊月

愛知県名古屋市南区桜本町2-22

 

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伊勢屋 @名古屋市南区・新瑞橋

2024年06月11日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

新瑞橋(あらたまばし)の南にある麺類食堂「伊勢屋」へ。南側に駐車場がある。車を停めて暖簾をくぐると待っている客が1人。店内はテーブル席が5つと小上がり席が2つ。でも相席はさせないようなので大きなテーブル席に1人で座っている客も居る。タイミングが悪くまだ誰も配膳されていない様子。立て込んでいるようで案内が無いので入口近くで待機。切り盛りしているのは自分が思っていたより若いご夫婦。女将さんは客が退いた後のテーブルの、品書きから調味料から全部丁寧に拭いてから次の客を案内している。しばらく待ってやっと声を掛けてもらい、空いた席に腰掛けることが出来た。注文したのは「かつ丼」。プラス100円でミニ麺が付くというので「ミニ麺・きしめん」の冷たいのをお願いした。人気があるようで自分の後も次々と客が来て外待ちも出来ている。

ここからもまだ時間がかかったが、やっと「かつ丼」と「きしめん」が配膳された。事前に知ってはいたが、こちらのかつ丼は玉子を溶いたとろみのある餡をかけた”あんかけタイプ”。岐阜県瑞浪市でいくつか見られるアレだ。このタイプは名古屋市内では珍しいはず(ここ以外にどこかあるのかな)。「加登屋」ほど玉子や餡の量は多くないが、和出汁の餡はかつの上からたっぷりとかかっている。でもご飯の白いところも残っているのが嬉しい(丼物で匙が必要なほどつゆが多過ぎるのは好みでないので)。味付けはしっかりめ。旨い。このタイプのかつ丼って丼物としてのまとまりがあるし、もっと他にあっても良さそうな気がするなァ。刻み海苔とほうれん草がのっているきしめんは薄平タイプ。手打ちだという麺はしっかりと張りがあっていい感じ。つゆはあっさりだが丼物の供にはちょうどいい。これはきしめんだけでも食べに来たい。漬物を挟みながら両方綺麗に平らげた。自分が食べ終わった午後1時頃にはもう「売り切れました」と出ていたので早仕舞いもあるみたい。(勘定は¥800)

 


 

↓ 名鉄「呼続(よびつぎ)駅」の踏切脇にある雑貨屋「宇津野商店」(建築詳細不明)。営業は不明だが年季の入った看板が渋い。裏手は瓦屋根なのでこれも一種の看板建築だ。

 

↓ 廃業した「旧・山大醸造合資会社・事務所」(建築詳細不明)。現在はリノヴェーションしてカレー屋が入っている。醸造の創業は明治38年(1905)だそうで、この建物は60年以上経っているそう。裏手の日本家屋(写真下6枚目)は更に古そうな感じ。

 

 

 

↓ 天白川に近い元鳴尾町の住宅地の中にある「鳴尾公会堂」(明治5年・1872・建造)。 かつては「鳴尾小学校」の校舎だったそう。今は全面塞がれてしまっているが、中には黒板等も残っているらしい。

 

 

 


 

手打 めん処 伊勢屋

愛知県名古屋市南区駈上1-11-27

 

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セドラ @名古屋市港区・甚兵衛通 (2)

2023年10月29日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

以前に入ってみて気に入った港区にあるエジプト料理の「セドラ」を再訪。実を言うと本当は近くのスリランカ料理の店に入ろうとしてここまで来たのだが、そちらの2台分しかない駐車場がなかなか空かず、昼食を逃してしまいそうになったのでグルグル回ってこちらに来た次第。相変わらず厨房内には少なくとも5人働いていて、客席もなかなかの入り。この日は日本人客の姿も何組か。前回同様スマホで注文。この日は「バミヤタジン」「焼き立て自家製ピタパン」を選んでみた。スマホでの注文って、確認がある訳ではないので本当に注文が通っているか不安になる。

しばらくして無事料理が供された。「バミヤタジン」は蓋付きの銀食器に盛られている。メニューの説明には”オクラと牛肉のエジプト風トマト煮込み”と書かれていたが、しっかりと煮込まれてホロホロになった黒っぽい牛肉が入っていて、味もまさにその説明通り。特に辛いとかスパイスが強いとかはなく、比較的あっさりとした味わい。旨い。「ピタパン」は直径30㎝程もある大きさ。デカい。中は中空にはなっていないので具材を挟んだりする訳でなく「バミヤタジン」をいただきながらそのままちぎっていただいた。この「バミヤタジン」、ライスと合わせても旨いだろうナ。何しろ馴染みの薄い料理ばかりなので次も楽しみ。(勘定は¥1,260)

以前の記事はこちら (1

 

SEDRA Egyptian Arabian Restaurant

愛知県名古屋市港区甚兵衛通1-17-1

 

( 名古屋 なごや じんべえどおり 荒子川公園 セドラ Sidra エジプト料理 アラビア料理 エスニック ラムチョップ HARAL ハラル )

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丸平 @名古屋市南区・柴田

2023年10月17日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

南区柴田にあるラーメン屋「丸平」へ。店は柴田本通から1本入った路地にある。日曜とあって周辺はひっそり。店の横にある駐車場に車を停めて暖簾をくぐった。店内はL字のカウンター席のみ。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃるようだ。壁に貼られたメニューを眺める。メニューの先頭は「カレーラーメン」。普通なら自分が頼まない品だが、先頭だし、外に幟が何本も立っているし、”人気No1”なんて書いてあるからついお願いした。主人が北京鍋に野菜と肉を投入して炒め、鍋の中で味を決めるカレーのようだ。調理途中で主人が無言で何か渡そうとするのでよく見ると紙エプロンだった。気が利いている。

出来上がった「カレーラーメン」はとろみのついたカレー餡がたっぷり。具材は豚肉の他、玉ねぎ、人参といったところ。麺を下から引きずり出しいただく。麺はごく普通のちぢれ麺。太さもラーメンと変わらない。餡は玉ねぎの甘さがあるものの、しっかりと辛い。暑いし辛いしで食べ進むうちに汗だくに。個人的にとろみのついた餡の麺類は得意ではないが、上手くまとまっていていい感じ。案の定カレーの滴を飛ばしていたので紙エプロンがあって良かった(笑)。カレー餡を全て平らげることは出来なかったが、出来るだけ回収して勘定してもらった。次はシンプルな「中華そば」か「ワンタンめん」をいただこうっと。(勘定は¥770)

 

ラーメン専門店 丸平

愛知県名古屋市南区柴田町3-6

 

( 名古屋 なごや 柴田 しばた 丸平ラーメン まるへい カレーラーメン 中華料理 中国料理 中華そば ワンタン麺 )

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坂本屋 @名古屋市港区・築地口

2023年08月07日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

以前に近くの中華料理屋に入った時に路地をウロウロしていて、いくつか良さそうな店が見つかった。そのひとつ、お好み焼の「坂本屋」に入ってみた。店内は鉄板付きのテーブル席が5つ程並んでいる。鉄板が稼働しているかどうかは分からなかったが、唯一鉄板が無い席があったのでそこに腰掛ける(←自分は基本的には店の人に焼いてもらいたいので)。年配の主人1人でやっていらっしゃる様子。この日は日差しが強く暑かったが、前回と同様に自動車だったのでノンアルコールビールがあるかどうか尋ねるも、「無い。」とのこと…。壁に掛かった札の品書きには、お好み焼、焼そばの他、なぜかカレーライスとエビピラフもある。大人しく「焼そばイカ玉子入り」だけお願いした。

奥で主人が調理してくれ、白い平皿に盛られた「焼そば」が運ばれた。刻み紅生姜が添えてある。麺は細縮れ麺。麺の量はやや多めって感じ。細かく刻んだイカにキャベツ、上には綺麗に焼けた目玉焼がのせてある。ソースの味付けは濃いめ。これビールでやりたいナ…。上の目玉は黄身に箸を入れても流れない程度の火入れ。美味しくいただいている途中、食べ終わってテレビを眺めている先客の爺さんが続けて煙草を2本続けてふかし始めた。自分は喫煙者には寛大な方だが、なぜか紫煙が自分に直撃するので、あわてて平らげ勘定してもらった。次は是非ビールといただこうっと。(勘定は¥500)

 

坂本屋

 愛知県名古屋市港区名港1-19-5

 

( 名古屋 なごや 築地口 つきじぐち さかもとや おこのみやき お好み焼き やきそば 焼きそば )

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SEDRA(セドラ) @名古屋市港区・甚兵衛通

2023年07月17日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

今ではインド・ネパールの店を始めエスニックな料理を出すレストランは数えきれない。それでも「エジプト料理」となるとあまり覚えが無い。こちらエジプト・アラビア料理の「セドラ」を知ったのはまだ最近のこと。未知の味に興味があって、わざわざ港区の甚兵衛通まで車で出掛けた。店舗は大通りに面していて、形からいくとコンビニの居抜きかも。駐車場に車を停めて中に入ると、テーブル席と奥に豪奢なカーテンを引くことの出来る小上がり席があった(あちらの人達のグループ客はそちらに入ってすぐに自分でカーテンを閉めていた)。さすがに1人でそちらを使う訳にはいかず、窓際のテーブル席に腰掛ける。揃いのユニフォームを着た男性店員(もちろん全員あちらの方)が何人も居て活気がある。他に日本人らしき客も何組も居て盛況。メニューと水を持って来てくれた店員が「チュウモンハQRコードデ。」と言い捨てて戻ってしまう。えー、面倒臭いなァ…。仕方なしにメニューを眺めて見当を付け、QRコードを読み取って注文ページを開く。食べてみたい品は沢山あったが、1人なので注文が難しい。お願いしたのは(ってポチっとしただけだが)「ホムモスファラフェル」と「カブサラムチョップ」の2品。もうこれで注文は通ったはずだが、確認する術はないので待つのみ。

オリエンタルな雰囲気の中、宗教的な雰囲気のする音楽のBGMの下で出来上がりを待つ(→内心はちゃんと注文出来ているのか不安)。しばらくしてまず「ホムモスファラフェル」が運ばれた。ひよこ豆のペーストとひよこ豆のフライ。小さめの金縁の素敵な金属製平皿に盛られている。薄く盛り付けてあるのをフォークですくっていただく。お、旨い。基本的にはにんにくとオリーブオイルで調理してあり、パンとかにも合いそう。メニューにはピタパンやチャパティも合ったので追加したいが、次の料理がどのくらいの量か見当がつかないので止めておく。ひよこ豆のフライは色々なスパイスを混ぜてゴマをまぶして揚げてある。こちらも旨い。

次に「カブサラムチョップ」が登場。結構大きな平皿に盛られていて、ビリヤニみないなご飯の上にグリルしたラムチョップがのせてある。食べ切れるかな…。ラムチョップは強めの焼き色が付いているが、身の部分は軟らかく上手く焼けている。カブサとはスパイスと人参で味付けした混ぜご飯とのこと。辛そうに見えるが辛くなく食べ易い。バスマティライスで中にはクローヴやローリエをそのまま入れて炊かれているようで、スパイス感は強いがあっさりとした味付け。ナッツがたっぷり入っている。結局パクパクと食べ進み、完食。1人だとこのくらいしか食べられないが、他にも色々食べてみたい品が沢山あった。妻はこういうスパイスの強い料理はあまり好まないので誘うのは難しいかもしれないが、また来ようっと。(勘定は¥1,800程)

この後の記事はこちら (2

SEDRA Egyptian Arabian Restaurant

愛知県名古屋市港区甚兵衛通1-17-1

 

( 名古屋 なごや じんべえどおり 荒子川公園 セドラ Sidra エジプト料理 アラビア料理 エスニック ラムチョップ HARAL ハラル )

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天津楼 @名古屋市港区・築地口

2023年07月09日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

ある日曜、名古屋港手前の築地口近くの和菓子屋を目当てに車を走らせるも、調べていなかったのであえなく定休日に当たってしまった…。こんな遠くまで来たのに何たる無計画か。昼はこの辺りで済ませることにして車をコインパーキングに入れ、付近を散策。いくつか候補はあったが大通りに面した中華料理の「天津楼」に入ってみることに。もちろんボンボンの「天津楼」とは無関係だろう。

開け放した入口から中にはいるといくつかのテーブル席は先客で埋まり、カウンター席にも数名の客が。昼間からどの客も例外なくビール瓶を置いている。近くに鉄火場があるから呑み客が多いのかも。店は年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。カウンター席に腰かけ品定め。壁に掲げてあるメニューとは他に紙に書いたセットが貼ってあった。そこから「ワンタン+炒飯」を選んでお願いする。主人がはきはきと答えてくれた。

炒飯の調理は女将さんが行うようだ。ある程度下処理して冷蔵してあったご飯を炒める感じかな。出来上がった「炒飯」は楕円の鉢に盛られていて、具材は玉子、葱、叉焼片とシンプル。しっとりを通り越して”やわ”な出来上がりだったけれど、それはそれで旨い。ただ紅生姜ぐらい添えてあると色味もいいのにな。「ワンタン」はラーメン鉢に。スープはたっぷりで、ワンタンは7つ程。刻みネギが沢山散らしてあり、醤油味のスープはやや濃いめ。ワンタンの皮はトゥルントゥルンの口当たりで旨い。炒飯を途中で止めてワンタンに注力し、また炒飯に戻るを繰り返して平らげた。後客もみんなビール。是非次は自分もビールを…。(勘定は¥880)

 

中華飯店 天津楼

愛知県名古屋市港区名港1-19-15

 

( 名古屋 なごや つきぢぐち 名古屋港 名港 てんしんろう 中華料理 中国料理 雲吞 チャーハン )

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やまだや @名古屋市南区・柴田 (2)

2023年06月12日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

ある日、バス移動していて南区の柴田本通を通っていた際に、ふと思いついて柴田のバス停で途中下車し「やまだや」へ。暖簾をくぐると、いつもの席にいつものおばちゃんが鎮座(先達によると店の方ではないらしい)。奥から女将が出て来て大きな声で「ご飯かー、呑みかー。」と(苦笑)。「お酒(日本酒の意)ある?」と尋ねると「あるよー。」と返事があったのでお願いした。惣菜の入った冷蔵庫へ行って酒肴を探す。取り出したのは「きんぴらごぼう」と「ししゃも」。「温めるわ。」と女将。そして冷えた白雪・本醸造の1合瓶と、電子レンジで温めてくれたおかずを持って来てくれた。

テレビを眺めながら冷たい酒をコップに注ぎ、ちびりとやる。普段本醸造酒を冷蔵庫で冷やすことはないので新鮮。「きんぴらごぼう」はかなり濃いめの味付け。おかずは量が少なめで、あっという間に無くなったので「玉子焼」をお願いした。これは一から作ってくれる。平皿に盛られた「玉子焼」は大きめで、包丁は入れず焼いたまま。千切りキャベツが添えられている。味付けはやや甘め。少し醤油をたらしたりして残りの酒をあおる。立ち上がって奥に向かって「ご馳走様」と声をかけると、座っていたおばちゃんが「ちょうど1,000円です。ありがとうございました。」と(笑)。この方、一体何者?。(勘定は¥1,000)

以前の記事はこちら (1

 

 

御食事処 やまだや

愛知県名古屋市南区柴田本通3-12

 

( 名古屋 なごや 山田屋 やまだや食堂 食堂 やまだ食堂 大衆食堂 酒場 セルフ 居酒屋 )

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西龍 恵土支店 @名古屋市南区・本笠寺

2023年05月23日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

ずっと前から1度入ってみたいと思っていた本笠寺駅近くのホルモン焼の「西龍恵土支店」へ。自分は本店主義(笑)なので、本店がある場合はなるべくそちらを先に訪問することが多いが、この日は生憎すぐ近くの本店が休業日。じゃぁと徒歩1分のこちらの店前まで歩いて行くと、店の前には開店を待つ先客がもう何組も並んでいた。創業は本店が昭和23年(1948)、この支店が昭和42年(1967)とのこと。5時に暖簾がかかると待っていた客がどっと店内へなだれ込んだ。店内には鉄板付きのテーブル席が並ぶ。腰の曲がった高齢のご主人が「こっちへ。」と奥の席を案内してくれた。早速「ビンビール大」と「牛ホルモン」「キモ」をお願いする。

運ばれたビールはサッポロ・ラガーの大瓶。本当は既に満員になっている店内の様子を眺めつつ喧騒を味わいながら杯を重ねたいところだが、主人が1人の自分を気遣ってくれたのだろうテレビの前の店内を背にした席だったので、ついついテレビに目をやってしまう。喉を潤していると主人が肉を運んできて、目の前の鉄板でコテと肉がのっていた銀皿を駆使して焼いてくれる。「牛ホルモン」は色々な部位が混ざって入っていて概ねどれもしっかりめの歯応え。野菜は玉ねぎとキャベツ。まぶしてあるタレは比較的あっさりめ。なので小皿に用意されたつけダレも使いながら口に放り込んでビールをゴクッと。ウメー。「キモ」のねっとりとした口当たりも楽しんだ。焼肉屋で1人だと、2種類も平らげるとお腹が膨れてしまって色々な部位が頼めないのが難点。開店してから滞在時間たったの20分で勘定してもらった。次は誰かを連れて来て色々頼んでみようっと。(勘定は¥1,740)

 

 

西龍 恵土支店

愛知県名古屋市南区前浜通73-4-5

 

( 名古屋 なごや 本笠寺 もとかさでら せいりゅう せいりゅうえどしてん せいりゅうえど 焼肉 焼き肉 ホルモン焼 鉄板焼 赤星 酒場 )

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