ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ハイカラ食堂21 @岐阜県岐阜市

2019年10月31日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市を流れる長良川、その北側の雄総(おぶさ)地区にある中華料理店「ハイカラ食堂21」へ。外看板にも残っているが、自分の記憶が確かなら以前は「サッポロラーメン21番・長良店」という店名だったと思う。かつてはもっとあったような気がする”サッポロラーメン21番”という屋号も、今あるのは暴力的な盛りで有名な「折立店」、21号線沿いの「ほづみ店」くらいなのかな(鵜沼店は改装して”サッポロ”が外れた)。店に入るとL字のカウンターとテーブル席があり、主人の他、女性が2人。かなり年季の入った店内なので、以前から変わっていないのだろう。カウンター席に座り見上げた所に掛かっている黄色い品札を眺める。基本のラーメンをはじめ、どの品も値付けが安い。その他にも黒板にセット物などが書かれており、その中に”当店人気メニュー”なる記述があった。「…?!」と気になったのが、”ハイカラ名物”「トルコライス」。ハイ、決定(笑)。中華料理屋でトルコライス、どんなのが出てくるんだろう…。

白い平皿に盛られて出てきた「トルコライス」は…、たっぷりのご飯の上にゆるく焼かれた玉子がのせられ、唐揚げが4つ、焼そば、生野菜のサラダが添えられた盛りのいい一品。これに別でスープが付く。長崎名物として有名な一般的なトルコライスは、ピラフ、ナポリタンスパゲティー、とんかつの3種が盛られたもの。その”中華版”といったところだろうか。玉子には上から餡のようなものがかけられているので、天津飯、唐揚げ、焼そば、という感じだろう。面白い。そういえば岐阜市内にはもう1軒「トルコライス」を出す「日之出食堂」があるが、あちらも中華なのが興味深い(仕様は全く違う)。それはさておき、盛りがいいので一気呵成にいかないとオッサンには厳しい。まずは唐揚げ、しっかりとした大きさで味付けは濃いめ。焼そばは薄味。ご飯の上の玉子は、少量なので分かり辛いがやっぱり天津飯のような中華餡の味付けがされているよう。サラダは最初からマヨネーズがかけてある。言ってしまうと”唐揚げ定食・焼そば添え”な感じだけれど、ワンプレートに盛られて”トルコライス”と名付けるところに面白みがある(笑)。果たして命名の由来は…。濃いめの味付けの中華スープを飲みながら楽しくいただいた。(勘定は¥750)

 


 

↓ 長良川河畔を自転車で流す。見慣れてしまって不感症になっているが、岐阜城を擁す金華山麓を流れる長良川の雄大な景色は他県の人にとったらなかなかの光景じゃないだろうか、きっと。(写真下・長良橋北詰の遊歩道より撮影、移っている山が金華山で、山頂に岐阜城がある)

↓ 長良橋南詰に位置する風情ある川原町の街並み。

 

 


 

ハイカラ食堂21

岐阜県岐阜市雄総桜町4-10

 

( 岐阜 ぎふ 雄総 おぶさ ハイカラ食堂㉑ トルコライス 中華料理 中国料理 中華 ラーメン 中華そば 定食 ランチ 長良川 )

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Jaco Pastorius / Jaco Pastorius

2019年10月30日 | ジャズ

Jaco Pastorius / Jaco Pastorius (1976)

ジャズ・ベースギタリスト、ジャコ・パトリアス(Jaco Pastorius)のファースト・ソロ・アルバム。名前だけは知っていたけれどほとんど聴いたことが無かった。1度くらいは聴いてみようと購入。若くして(35歳)悲劇的に亡くなった事もあるだろうが、その存在はある意味神格化されていて、彼のプレイに心酔するミュージシャンも多い。自分はかつて大好きだったレッチリ(Red Hot Chili Peppers)のフリー(Flea)が雑誌のインタヴューで彼の事を話していたのを読んで名前を認識した程度。ただこのアルバムと同時期に参加していたウェザー・リポート(Weather Report)のベスト盤は持っているので、彼のプレイをすでに聴いていたことにはなるかな。

70年代中頃から、ジャズの世界では”フュージョン”と呼ばれる音楽の全盛期。自分はジャズ・ファンクの流れから遡る形でフュージョン系アーティストのアルバムやコンピ盤を何枚か所有しているが、どちらかというと得意ではない分野。そこにファンキーな要素があればいいんだけれど、そうでないとどうにも退屈してしまう。いきなりどうだと言わんばかりのものすごい運指のベース・ソロ演奏から入り、ラッパの鳴りと共にヴォーカル入りの曲が始まる。おお、これはイイ。ベースという楽器の音質ゆえにある程度の音量が無いとその良さは感じ辛いが(なのでインナー型イヤホンで聴くとピンとこない…)、しっかりとベースライン(といってもボトムではなく完全にメロディー担当)がフィーチャーされている。パーカッションが多用してある曲も多く、ラテン風味強め。いかにもフュージョンといったメロウな曲はやっぱり苦手だけれど、ベースとしては奇抜なフレーズ、メロディーが興味深い。ベースを演っている人からすると琴線に触れまくるのだろう。

オークションにて購入(¥530)

  • CD  (2007/9/17)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Epic Europe
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リトルジョン @名古屋市緑区・本星崎

2019年10月30日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

馴染みのない名古屋市緑区の国道1号線沿いを車で走っていて、昼は鉄板スパゲティーでも食べたいナ、とその場で検索してヒットしたここ「スパゲッティハウス・リトルジョン」へ。店は周りに店舗の無い住宅街の真ん中にあり、アパートの1階テナントに入っている。ちょうど昼営業開始直前の時間に着いてびっくり、7人もの人が並んでいた。かなり人気のある店のようだ。列に加わった後も2人が自分の後ろに着いた。中に入ると喫茶店っぽい店内の大テーブルに案内され腰掛ける。厨房をはじめ給仕も含めて全員が女性のようだ。メニューを眺める。スパゲッティーやあんかけスパゲティーの店によくあることだが、メニュー名を見てもどんなものか分からない。こちらは名前だけで写真も材料も載っていないので尚更。普通だと鉄板スパは「イタリアン」か「ミート」「インディアン」くらいだろうが「ビッグ・エッグ」なるものに目が留まり、玉子敷きの上にオムレツでものっているかな、とあてずっぽうで注文してみた。デカいタバスコ瓶と粉チーズが用意される。同テーブルの向かいの客が注文し、前に置かれた「インディアン」がかなりデカい。Large(大盛)だととんでもない量になるんだなァ。そして、自分の注文した「ビッグ・エッグ」が…。

えーと…、まず、鉄板スパですらない(笑)。深めの大きな器に盛られた「ビッグ・エッグ」は一面を玉子が覆っている。麺はまだ見えない。玉子はふわっと焼かれていて軟らかく厚みもある。巨大なオムレツと言っていいくらい。一体玉子を何個使っているのやら。玉子の下から太い麺を引きずり出すもかなりの量。うへェ、やっちまったか…。茹で加減は”やわ”で、中に見える具材は玉ねぎくらい。”あん”と呼んでもよさそうな少しとろみのあるスープがかかっているが色は淡く、味付けは塩胡椒味のみ。つまりとてもシンプル。手繰るフォークを止めないようにどんどん口に放り込んでいく。旨い。旨いけど…、飽きる(笑)。一般的な量ならこの仕様でもあっという間に終わるだろうが、何しろ器が大きいし、油分も少なくない。味を変えるにもこの味付けにタバスコや粉チーズは合いそうにないし…。周りを見るとどの皿も盛りがすごい。ここは大盛りスパゲッティーで人気の店だったようだ。何とか完食して勘定してもらった(←それでも早喰いなので食べ終わるのは一番速い)。次は鉄板スパ(MSサイズ)で…。(勘定は¥915)

 

 


 

↓ 旧・東海道の作町交差点にあった「太田薬局」(建築詳細不明)と、隣の「早川自転車商會」(建築詳細不明)。どちらも大して古くないかもしれないが、裏手は日本家屋なので看板建築ということになる。太田薬局の表看板が窓に合わせて緑十字になっているのがミソ。

 

↓ こちら有松の古い街並みにつながる相原町の茶舗「松鶴園」(建築詳細不明)。ガラス戸も窓枠も木製で、細かいところに豆タイルが使ってある。

 


 

スパゲッティハウス リトルジョン

愛知県名古屋市緑区浦里4-181 フラワーハイツ1F

 

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鯱もなか総本店 @名古屋市中区・大須

2019年10月29日 | 名古屋(中区 老舗)

西大須にある「元祖鯱もなか総本店」へ。創業は明治40年(1907)で、創業地は御園町だとか。この辺りを歩いたのは初めてだったが、いくつもの花き(かき、花卉)市場があり、それに関する建物が多い(※「花き」とは観賞用植物全般の呼称だそうです)。この日は日曜日だったので周囲は閑散としていて人通りもほとんど無いし、通る車も少ない。店に入ると和菓子専門ではなく洋生菓子も扱っていた。こちらの名物「元祖・鯱もなか」は大正10年(1921)に創作されたのだそう。もちろん購入したのはその「元祖・鯱もなか」。

帰ってから包みを開ける。最中種はもちろん尾を高く上げたしゃちほこの形。早速いただいてみる。見た目いかつい最中種は、食んでみると意外と軽い口当たり。中はしっかりと粒が感じられるつぶ餡で、甘さは控えめ。凝った形なので食感がいい。こちら自分で餡が詰められるセットや、餅や生クリームの入った「洋風もなか」なんてのもあるようだ。次はそれらか「金シャチまんじゅう」を買ってみようかな。(勘定は(¥110/個)

 


 

↓ 近くに建っていた風情ある建物「高田食品」(建築詳細不明)。残念ながら休日だったが「こうじ(麹)」を扱う店のようだ。看板の「こうじ」の”こ”は変体仮名。隣の立派なお屋敷はこちらの住宅だろうか。

↓ 「松野屋製菓株式会社」(建築詳細不明)。横から見ると塗りの壁。瓦はよく見えなかったが、これも看板建築と呼ぶのかな。

 

↓ ちょっと気になったお屋敷(建築詳細不明)。2階のガラス窓がやけにデカいと思ったら欄干が内側にある。後年に改造したんだろうと思うが、中がどんな間になっているのか見てみたい。

 

 


 

元祖鯱もなか本店

愛知県名古屋市中区松原2-4-8

 

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泉味 (2) @岐阜県関市

2019年10月29日 | 岐阜県(中濃)

あまり自分から選んで入ることのない大陸系もしくは台湾系の中華料理店。今ではどんな小さな町にも2~3軒はあり、入れ替わりは激しいもののヴォリュームの良さや気軽さで客が入っている。この日は岐阜県関市で呑みOK(運転手有)の日。知人から「この店ではコレとコレが旨いヨ」と教えてもらった品を目当てに数人で以前にも訪れた「泉味(いずみ)」に寄ってみた。テナントの店に入るとすでに7割の客入り。テーブル席も小上がり席もみんなビールを並べて賑やか。相変わらず人気があるなァ。遅れてはならじと瓶ビール(キリンラガー)を注文。つまみは「鴨ロースのスモーク(小)」と「焼餃子」、そして連れの頼んだ「ポテトフライ」と「とりマヨ」(←絶対自分の選ばない品々)。まずはビールをグイッと。すぐに出てきたのは「鴨ロースのスモーク」。小でもたっぷりの量。冷製でハムのような食感。扁平の「焼餃子」は少しあっち系の下味が付いている。甘辛の「とりマヨ」はひと口だけ貰った。「ポテト」は…ポテト(笑)。

すぐに「トリスハイボール」を追加。次は「子袋」。これも冷製だが、しっかりと辛くて旨い。つまんでいると酒がエンドレス。知人お勧めの「トマトの玉子炒め」。シンプルだけれど家で作るかっていうと作らないな、コレ。旨い。締めは知人大お勧めの「台湾チャーハン」。まるであちらの料理のようなフリをしているが、もちろんあの「台湾ラーメン」の”台湾”なので純名古屋系。あちらの人の経営の店であっても必ず「台湾ラーメン」がラインナップしているのも東海地方ならでは。最近は”台湾まぜそば”の人気もあって無数に派生メニューが誕生している。これもそのひとつ(のはず)。要は大きく刻んだ唐辛子と辛くしたミンチが入ったチャーハン。食べてみると…おっと、しっかり辛い。なるほど旨い。これはクセになりそう。辛いのでついビールを追加。こういうチャーハン、元祖の「味仙」にもあるのかな(←あるようです)。(勘定は¥5,000程/3名)

以前の記事はこちら

 

中国四川料理 泉味

岐阜県関市旭ヶ丘3-2-10

 

( 関 せき いずみ 中華料理 中華 四川料理 餃子 ギョーザ ぎょうざ 台湾炒飯 たいわんちゃーはん こぶくろ コブクロ みせん  )

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福助支店 (2) @岐阜県岐阜市

2019年10月28日 | 岐阜県(岐阜)

平日はこの辺りに居られる事はほとんどないのでなかなか寄る事が出来ない岐阜市室津町の路地交差点にある麺類食堂「福助支店」。この日は祝日だったので伺う事が出来た。秋晴れの下、歩いて店に着き、暖簾をくぐるとテーブル席にご家族が集まっていらっしゃった。祝日だからか子供を含むご親戚の方々が訪れている様子。さっとテーブル席から引かれたが、団欒を邪魔してしまって申し訳ない。壁に下がった黒札白文字の品書きから「オムライス」を注文した。こちらは跡継ぎの若い衆も調理服を着ているが、まだまだ調理のメインは主人なのか、鍋を振っているのは主人。ここも麺は「桔梗屋」のものなんだなァと、桔梗屋の名が入った日めくりカレンダーを眺めたりしていると「オムライス」が登場。

銘が入った白い平皿に盛られた「オムライス」はクラシックな薄焼きタイプ。下までは巻かれていないものの綺麗に巻かれている。ケチャップが控えめにたらされていて姿がイイ。たかがケチャップだけれど、乱雑にかけられていたり、全体にどばっとかけられているより、中のライスとのバランスや完成した姿を考えてかけられている「オムライス」にはグッとくる。紙ナプキン巻のスプーンを解いてひと口。中はチキンケチャップライス。玉ねぎも入っているがみじん切りではなく薄切り。味付けは濃くないので、少し上のケチャップをスプーンですくいながらいただいていく。食堂らしくたくあんも添えられているので、冷たいお茶とで口をリセットしつつ平らげた。次は「コロッケ定食」か「ぎょうざ定食」にしてみよう。いつ来られるかな…。(勘定は¥700)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

 

福助支店

岐阜県岐阜市室津町1-8

 

( 岐阜 ぎふ 福助 ふくすけ ふくすけ支店 麺類食堂 大衆食堂 天ぷら中華 天ぷら中華そば 天中 丼物 洋食 )

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Legacy:ザ・エド・サリヴァン・ショー(DVD) / Various Artists

2019年10月27日 | DVD

Legacy:ザ・エド・サリヴァン・ショー(DVD)/ Various Artists (2008)

高視聴率を誇ったアメリカのテレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」。エド・サリヴァン(Ed Sullivan)が司会で1948年~1971年まで生放送され、ジャンルを超えた芸人が登場してトークや特技を披露した。1956年ににエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)が登場し、その後はロック関係の出演者も多くなった。7枚組で全82曲収録。この商品は日本盤なのだが、どうも通販限定で売られたもののよう。そういうのって特に映像作品はがっかりな物も多いのだが、これは違う。ちゃんとした海外プロダクションの映像作品の日本語字幕付き。この作品は2008年発売だが、最近でもパッケージを変えて再発されているようだ。テーマ毎に7つに分かれていて音楽演奏場面のみならず、ナレーションで時代背景や、バンドの解説、インタビュー映像も見ることが出来る(音楽演奏場面だけ視聴選択出来るのも〇)。「エド・サリヴァン・ショー」の映像に関しては、近年個々のアーティストに的を絞った作品も発売されているが、それらと遜色ない綺麗な映像だ。

前述のエルヴィスをはじめ、ビートルズ(The Beatles)、ストーンズ(The Rolling Stones)、JB(James Brown)、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)など、記述するとキリがないくらい豪華なアーティストが目白押しだけれど、クセのある大物司会者エド・サリヴァンはアーティストに大して都度色々な注文もつけていたそう。有名なところでは、例えばストーンズの「Let's Spend The Night Together(邦題:夜をぶっとばせ)」は、歌詞が「一緒に寝よう」の意味にとれるため「Let's Spend Somtime Together」に替えさせられたり(ミックは苦笑いしながらモゴモゴと歌っている)、ドアーズ(The Doors)の「Light My Fire(邦題:ハートに火をつけて)」では歌詞の「Girl, we couldn't get much higher」のGet Higherが麻薬でトリップする意味にもとれるため、「Girl, we couldn't get much better」に替えるように要請したり。でもジム・モリソンは楽屋ではハイハイと返事したのに本番ではそのまま歌ったため、エド・サリヴァンの逆鱗に触れ、以後1度も番組に呼ばれなかったそうだ(痛快)。それだけ司会者に大きな権限が与えられていたということだが、そういった当時の文化的な部分も垣間見られてとても興味深い。

全国(全米)放送で、今では信じられないほど番組の影響力も強かっただろうから、出演したアーティストも(きっと)緊張して気合入りまくりだったろう。ロック、ロックンロール、カントリー、リズム&ブルーズ、ソウル、ファンクと様々なジャンルの錚々たるメンバーの演奏を当時のファッションやドキュメンタリーと共に観ることが出来る映像。安く手に入れる事が出来て大満足。まだまだ映像の中に発見がありそう。

オークションにて購入(¥1,550)

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オッソブラジル @名古屋市中区・大須

2019年10月27日 | 名古屋(中区)

大須のアーケード商店街をひやかした事がある人なら必ず目にしたことがあるだろう、旨そうな匂いを漂わせながらクルクルと回る鶏の丸焼きグリラーと、外に出されたテーブルで賑やかにビールを空けている人達。ここ「オッソ・ブラジル」は創業してもう四半世紀という息の長いブラジル料理の食堂。今と違って大須が寂れつつあった頃から頑張っている店だ。家族と来てもこういう店はなかなか選べないので、いつも涎だけ垂らしてついぞ入ったことがなかったが、2階にもテーブル席があると知って、ある日の休日の遅い朝食代わりに寄ってみた(10時半)。まだ歩いている人は多くなかったが、もう30分もすると人でごった返し始めるだろう通りを抜けて店へ。開店とほぼ同時に店に着いた。脇に券売機があり、そこでチケットを買うようになっている。先客が悩んでいる間に自分も買う品を決め、購入。購入したのは「チキンコロッケ」、「チキンサンド」、そしてビール(ブラジルのビールは無いのかな)。本当は鶏の丸焼きかハーフに喰らいつきたかったが、1人なのでそれを材料としているという「チキンサンド」で妥協。ま、朝食だからちょうどいいだろう。店員はたぶん全員ブラジル人。カウンターに券を差し出すと、飲物と「チキンコロッケ」だけトレイに乗せてくれ、「チキンサンド」は後で届けるとのこと。2階で食べる旨を告げて階段を上がる。

2階にはずらりとテーブルが並んでいて、奥には個室っぽいスペースもあるようだ。窓際にカウンター席があったのでそこに腰を下ろした。まずはビール(アサヒドライ・中瓶)をグイッとやり、「チキンコロッケ」をいただく。コロッケは涙型でもちっとした食感。水分の少ない鶏のほぐし身が詰められている。味付けはシンプルなのであっさり。「チキンサンド」が届いた。白くふわっとしたバンズにほぐしたチキン、トマト、レタスが挟まれている。チキンは焼きたてのようでとてもジューシー。細かくほぐしてあるのでもう少し塊でもと思うが、そうすると食べ辛くなっちゃうのかな。味付けはこちらもシンプルに塩胡椒程度。なので自分で足したりして食べられるように調味料セットが入ったバスケットも一緒に届く。クノールのホットソース(Molho de Pimenta)があったので少しだけ垂らしたりしていただいた(これ辛いっ)。これにビールだもの、堪えられない朝食だ。ブラジル料理店のハンバーガーやサンドイッチはどこもパンが旨いし、味付けや調理もシンプルで肉の味がしっかり楽しめるのでイイ。他の料理も食べてみたいなァ。見下ろすと通りを行き交う人達も多くなってきた。上から見ているとみんな気になるのか、必ずこの店の様子をじっくり覗いていくのが面白い(笑)。(勘定は¥1,200程)

この後の記事はこちら

 

 

OSSO BRASIL (オッソ・ブラジル)

愛知県名古屋市中区大須3-41-13

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 大須商店街 ブラジル料理 大須名物 鶏の丸焼き チキン丸焼き サンドウィッチ ハンバーガー 居酒屋 ビール 食堂 Frango Assado )

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野内 (2) @岐阜県恵那市

2019年10月26日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県中津川市の馬籠宿方面からの帰り道、夕食は恵那市の「野内」に寄ることに。とはいっても市街地からは遠く、帰路からは大きく外れている。まったく1杯のカツ丼を食べるためにどれだけガソリンと時間を使っていることやら(苦笑)。田舎道を走り続け、やっと到着。夜営業の始まった頃の時間帯だったが、駐車場にはすでに沢山の車が。周りは何もない辺鄙な場所だが、ここだけはいつも異次元の盛況ぶり。店に入るとさすがに昼のような混雑はないものの、しっかりと客が入っている。店の人とのやり取りを見ていると客は地元の方が多い様子。カウンター席に案内されて、一応メニューを眺めてみる。ほう「オムライス」なんてのもあるのか…。で注文は?…もちろん「野内のカツ丼」。ちょうど厨房の調理の様子が目に入ったので見ていると、玉子はアルミの小鍋で別調理しているようだ。

しばらくして「野内のカツ丼」登場。カラッと揚がったカツが独特な醤油ベースのつゆをくぐり、その上につゆで染まった半熟の目玉玉子がのっている。玉子が綺麗に丸いのはアルミ鍋の底の形だろう。前はここまで整った円形ではなかった気もするが。カツは薄めで、脂身のしっかりある部位。この日は以前食べたものよりもあっさり感じる。例の甘辛いつゆが少なめなせいだろうか。メニューには”裏”と称して”Wたまご乗せ”や”つゆだく(無料)”という注文も出来るようだが、これならつゆだくを試してみるのもいいかも。途中で普通の玉子よりも薄い色をした黄身をつぶして流出させ、混じった所をカツと一緒に喰らう。濃いめの赤出汁と漬物を挟みながら、ワシワシといただいた。次はカツ丼以外の品をと思っているんだけれど…果たして。(勘定は¥830)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 落合宿と馬籠宿を結ぶ旧中山道に残る石畳の山道「落合の石畳」。高い木々の間を縫って800m以上の石畳が続く(ただし江戸時代の物は約70m程で後は後に整備されたものだそう)。

 

 

 


 

お食事処 野内

岐阜県恵那市山岡町下手向439-1

 

( 岐阜 ぎふ 恵那 えな のうち カツ丼 かつ丼 のうちのかつどん 醤油かつ丼 しょうゆかつ丼 カツ丼亜種 亜種 食堂 移転 落合宿 落合の石畳 中山道 )

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ロワール @岐阜県岐阜市

2019年10月25日 | 岐阜県(岐阜)

日差しの強い秋晴れの日、忠節橋通りの交差点にある真砂町の「ロワール」へ。窓や軒下の角が丸い意匠が素敵な昭和喫茶。以前は生ケーキも並んでいたようだが、現在贈答用以外のケーキ類は4軒向こうで2代目が営む専門店(パティスリー)の方に移っており、こちらは喫茶のみの様子。老夫婦がやっていらっしゃって、奥にいくつかの席がある。表にアイスクリーム看板があるし、店内に入ってすぐ脇に業務用アイスクリームメーカーがあったので、ダメモトで「コーヒーフロート出来ますか?」とメニューにない品をお願いしてみると、女将さんが快く受けて下さった。

しばらくして運ばれた「コーヒーフロート」は、自分の思惑通り、表のソフトクリームを使ったもの。おまけでマドレーヌも付いてきた。嬉しいナ。まずスプーンでソフトクリームをすくって食べる。喉にひんやりとした快感が走る。気温も高く乾燥しているところを自転車で走ってきたので、この上なく旨い。そしてストローでアイスコーヒーを啜り、次はソフトクリームがコーヒーと触れているシャリシャリとした部分(←ここが一番好き)を削っていく。1人の自分に新聞を持って来て下さったり、暑いからと何度も水を足してくれる優しい女将さんの心遣い。添えられたマドレーヌはフワフワで軽い食感。きっとパティスリーの方で焼いているやつだろう。次はそちらにも入ってみよう。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら

洋菓子店「ロワール」の記事はこちら

 


 

↓ 自転車で訪れた下茶屋町の「浅野鉄工所」(建築詳細不明)。こういう色の塗装、あるいは無塗装の下見板張りは珍しい。玄関の照明器具や庇の支え、木枠窓等から見ると結構古い建物だと思うがどうかな。

 

 

 


 

洋菓子・喫茶 ロワール 

岐阜県岐阜市真砂町11ー11

 

( 岐阜 ぎふ Loire 喫茶 純喫茶 洋菓子 ケーキ 生ケーキ ソフトクリーム コーヒー モーニング パティスリーロワール 高級洋菓子 手作りケーキ )

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