ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Gilded Palace of Sin and Burrito Deluxe / The Flying Burrito Bros

2020年12月31日 | カントリー

Gilded Palace of Sin and Burrito Deluxe / The Flying Burrito Bros (1997)

グラム・パーソンズ(Gram Parsons)が在籍したフライング・ブリトー・ブラザーズ(The Flying Burrito Bros)の1969年に発表されたアルバム「Gilded Palace of Sin」と、1970年に発表された「Burrito Deluxe」の2イン1CDを購入。ストーンズ(The Rolling Stones)好きなら避けては通れないグラム・パーソンズ。一時は特にキース(Keith Richards)とべったりで、税金逃れの為に出国した南フランスのキース邸で撮られた写真や、カリフォルニアの砂漠地帯を旅行した写真で有名。実際にストーンズのアルバムにミュージシャンとして参加した形跡(クレジット)は無いと思うが、ストーンズの音楽のカントリー・サイドに大きな影響を与えたと言われる。ストーンズの名曲「Wild Horses」も、提供を受けた(それとも本当は共作?)彼らの方がストーンズよりも早く発表したはず。グラムと一緒にバーズ(The Byrds)を脱退したクリス・ヒルマン(Chris Hillman)が参加している。

彼が73、74年に残したソロ・アルバムは所有しているが、その前に当たるフライング・ブリトー・ブラザーズのアルバムは持っていなかった。彼とクリス・ヒルマンが結成したと言われるが、実際にどのくらいバンドの主導権を握っていたかはよく分からない。でも音を聴くかぎり、後のグラムのソロ作品と路線は変わらず、フィドル(バイオリン他の弦楽器)やマンドリン、それにドブロやスチールギターの音がフィーチャーされたカントリー・ロック。ヴォーカルはグラムとクリス・ヒルマンが左右トラックに分かれている。個人的にはロック系のアーティストが演るカントリー・テイストの曲は好きだが、もろにカントリー・ロックの曲と言うのは得意でなく、最近やっとバーズのカントリー期のアルバムやらを聴き出したばかり。ここではまさにカントリー・ロック(少なくとも自分がイメージする)そのものが収録されている。後の方のアルバムにはレオン・ラッセル(Leon Russell)もピアノで参加していた(知らなかった)。ミディアム・テンポで曲調も似ているものが多いので、本当はしっかり歌詞を理解しないと彼らの魅力は伝わってこないのかも。

オークションにて購入(¥880)

  • Label : Ume Imports
  • ASIN : B000024R2P
  • Disc : 1
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つるやパン (3) @滋賀県長浜市

2020年12月30日 | 滋賀県(老舗)

母を連れて滋賀県長浜市の木之本町を訪れた際、北国街道の通り沿いを散策していると母が「私ここテレビで見たわ。ちょっと買って帰りたい。」と言うので店に入ることに。相変わらず食べ物には好奇心旺盛(笑)。店の前は相変わらず人の出入りが多く、路上駐車していく車がひっきりなし。道幅が狭いので歩いていると結構危ない。歩みの遅い高齢者を引き連れて店内へ。店内ではパンこそたっぷりと陳列されていたが、レジに行列が出来る繁盛ぶり。相変わらず凄いなァ。母はもちろん「サラダパン」を。自分は食べたことのなかった「ランチパン」を購入した。

駐車場まで遠いので母を待たせて車を取りに走り、母をピックアップして木之本を離脱。長浜市街方面へ向かう車中で「ランチパン」を味見。長細い揚げパンの中に半割りにした魚肉ソーセージが入っていた。ここらしいチープな味わいだが、これが何とも”憎めない”味。今の若い人達がこういうパンを食べて”懐かしい”とは思わないだろうが、自分達世代だと、商品そのものは今まで食べたことないはずなのに、やはり「懐かしい」と言ってしまうパンやソーセージの独特の味わい。そういえば母に「サラダパン」の感想を訊くのを忘れたな…。(勘定知らず)

以前の記事はこちらこちら

 


 

↓ 店の向かいにある「竹内薬館(本陣薬局)」(建築詳細不明)。漢方を扱う薬局で現在の店舗は駅側にあり、明治26年(1893)にこちらの22代目が政府認定の薬剤師第1号なのだという歴史ある店の旧店舗。前に来た時は修繕工事の最中だったと記憶するが、すっかり整い、尚且つ風情はしっかりと再現されていた。風格ある薬の木製看板が並んでいる。

 

 

 

 


 

 

つるやパン

滋賀県長浜市木之本町木之本1105

 

( 滋賀 しが 長浜 ながはま 木之本 きのもと つるや コッペパン 惣菜パン サンドイッチ 秘密のケンミンSHOW 近代建築 )

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喜多川 @愛知県豊橋市

2020年12月30日 | 愛知県(三河)

豊橋で夜に呑みに訪れたのは少し前に天ぷらをいただいた「天源」のすぐ隣にある焼鳥の「喜多川」(看板表記は”㐂多川)。創業はいつか分からないが、看板や店構えの感じからいくとかなり古い店じゃないのかな。縄のれんをくぐって中に入ると長いカウンター席があった。年季が入って落ち着いたとてもいい雰囲気。割烹着姿の高齢の女将と給仕女性が2名、焼きは主人だろうか年配の男性が1名という布陣。先客は少なめだったが、自分の後に何組も入って来た。まずは瓶ビール(キリンラガー)をお願いする。お通しは牛蒡と牛肉を煮たもの。BGMはAMラジオ。グイッとビールをやって、階段下の壁に下げられた黒札に白文字の品書きを眺める。入口付近に座ったし、暗いので少し見づらい(めっきり視力が…)。中から「鳥刺身」をお願いしてみた。

出てきた「鳥刺身」はささみと砂肝。見た目からして新鮮そのもの。もちろん口に入れても鮮度は抜群で、砂肝なんて「これ砂肝?」って分からないくらい。これは旨い。すり生姜と醤油でいただいた。串を追加。「きも」「せせり」「皮」「しんぞう」。注文は1本づつでもOKだった。小さな焼き台で焼かれた串はどれもレア気味の焼き加減。たれの味付けは濃いめ。どれも旨いなァ。主人(未確認)はビールをひっかけながら焼いていて、緩い空気がまたいい感じ。「やき鳥」「つくね」を追加。「やき鳥」はいわゆるネギマ。これはちょっと焦げ気味(苦笑)。「つくね」には卓上にあった「やげん堀」の薬味を振っていただいた。品札に値段は無かったが、勘定も驚くようなことはなく安心。後から調べたら実は「カレーライス」が評判なのだとか。品書きが遠くてあったかどうか気付かなかったが、それも食べにまた寄ってみたいナ。(勘定は¥2,900程)

 


 

↓ 名鉄電車から以前に立ち寄った東岡崎駅の「岡ビル百貨店」を望む。取り壊しが決まっていると随分前に聞いた覚えがあるがまだ健在。またキッチン「こも」に寄りたいナ。

 


 

 

やき鳥 㐂多川 (喜多川)

愛知県豊橋市広小路1-42

 

( 豊橋 とよはし 豊橋駅前 きたがわ 焼鳥 やきとり 居酒屋 縄のれん 酒場 キッチンこも )

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マサムラ (2) @岐阜県岐阜市

2020年12月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

以前にコメント欄で中川区の人気店「人生餃子」のご主人から、岐阜市で薄焼きタイプのお好み焼きのお勧めの店を尋ねられて、どこがあるかなァと思案していた時に、ふと久しぶりに行ってみようと訪れた柳ヶ瀬商店街の「マサムラ」。現在3代目という歴史のある店だ。のんびりとした休日の午後、「サンデービルヂングマーケット」開催時は若い人で溢れるこの日ノ出町通り付近も、何も無い日はこの通り。店先では常連さんだろうか、ご近所さんだろうか、ベンチに座って主人らとのんびり談笑している。店に入ってテーブル席に座り、女将さんにビールと「お好み焼・玉子」をお願いした。

運ばれてきたビールはアサヒ・スーパードライの中瓶。喉を冷やしていると後から「お好み焼」が運ばれた。自分の記憶違いだったか、半分に折られて出てきたこちらのお好み焼は薄焼きタイプではなく、混ぜ焼きタイプ。パラリと青海苔が振られている。箸をつけると厚くはないがふわっと綺麗に焼かれていて旨い。すぐにビールで追っかけた。塗られたソースはべったりではなく、ウスターソースのようなサラッとしたタイプのものが控えめに塗られている。それを補完するためだろう、卓上にはソースとマヨネーズが用意されているが結局使わず。軽いのであっさりといただいた。”黒胡麻ペーストが生地に練り込んであります”とあったので敬遠した「ネギうす焼き」というのがイメージに近いやつかな。次はそれをいただいてみよう。(勘定は¥880)

以前の記事はこちら

 

焼そば お好み焼き マサムラ

岐阜県岐阜市日ノ出町1-11

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ まさむら マサムラ 正村 おこのみやき やきそば 焼きそば 焼そば ネギ薄焼き ねぎうすやき 皿台湾 )

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SOUL ATCHOO!! ~ ウルフルズ完全責任監修 70’s R&Bセレクション ~ / Various Artists

2020年12月29日 | ソウル・ファンク・R&B

Soul Atchoo!! : Ulfuls 70's R&B Selection / Various Artists (1999)

ソウル・ミュージックに造詣が深いウルフルズ(3人時代)の責任監修という冠付きのコンピCDがあったので買ってみた(ウルフルズは現在活動休止中とのこと)。何かの企画物なのかどうか知らないが、「Atchoo!!(訳:ハックション‼)」というアルバム名が面白い。ライナーに対談が載っていて、ちゃんと3人が曲に対してコメントしているので、しっかりとバンドとして監修したのだろう。彼らも自分と同じように、こういったアーティストへの入口はストーンズ(The Rolling Stones)だったりしたようで親近感が湧く。初っ端から重鎮ボビー・ウーマック(Bobby Womack)という選曲にグッとくる。その他の選曲、アーティストはこちら。

01 Across 110th Street(110番街交差点) / Bobby Womack & Peace
02 You're Welcome, Stop On By / Bobby Womack & Peace
03 Get Down Tonight / KC & The Sunshine Band
04 Heaven Must Be Missing An Angel (ディスコ天国)/ Tavares 
05 More Than A Woman / Tavares
06 Boogie Fever / The Sylvers
07 Cototon Candy / The Sylvers
08 Boogie Oogie Oogie(今夜はブギ・ウギ・ウギ) / A Taste Of Honey 
09 Movin' / Brass Construction
10 Ha Cha Cha / Brass Construction
11 You Sexy Thing / Hot Chocolate
12 I'm Sorry / Cody Black
13 Proud Mary / Ike & Tina Turner
14 Thank You Girl For Loving Me / Enchantment
15 Wanna Make Love / The Sun
16 I Won't Cry For You Anymore / The Persians
17 Rock You Baby / George McCrae
18 Love You Anyway / Dayton
19 My Baby Got E.S.P / Four Below Zero
20 Brothers And Sisters / Milton Wright

何となく曲調や音にディスコ期、あるいはその頃に流行ったっぽい匂いを感じるが、自分はその時代に青春時代を過ごした訳ではないので、その辺りの曲にあまり思い入れが強くなく、この盤で選ばれている曲は、01、03、11,13のような有名曲を除いてあまりよく知らないアーティストばかりだった。それでもサビに聞き覚えがあったりする曲もちゃんとある。アーティストが選ぶアーティストって興味があるので、こういうコンピ盤はライナーの対談を読みながら収録曲を楽しむのが一番いいと思うが、発言を読むと選曲に対してちょっと他人事みたいな発言もあるし、”選曲”とは書いていないから、ある程度まとめられたものを追認したというような形かもしれない。

オークションにて購入(¥490)

  • Label : EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN : B00003IQY4
  • Disc : 1
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五宝 @岐阜県加茂郡八百津町

2020年12月28日 | 岐阜県(中濃)

八百津町に”栗きんとん”を買いに行ったり(※)、食堂に寄ったりする時にいつも入ってみたいと思っていた喫茶「珈琲・五宝」。創業して50年以上にもなるのだとか。昨年の冬頃にも入る機会があったのだが、店の前まで来ると「しばらく休業」する旨の貼紙が下がっていて入れなかった。主人は高齢だし、その後コロナ禍になってしまったので、ひょっとしてこのまま…なんて心配していたが、紅葉も終わった晩秋のある朝にバイクで寄ってみると店が開いていたので入ってみることに。店に入ると主人の姿は無く、女将さんと手伝いの女性の2人のみ。先客は地元のお父さん方が数名。落ち着いた雰囲気の店内はカウンターとテーブル席が4つ程。自家焙煎して豆売りもしているらしく、コーヒーの種類は10種類以上もあるようだ。食事メニューもあるようだがサンドイッチ以外はスパゲティが消されピラフのみ残っている様子。朝食代わりに「ふわとろタマゴサンド」と「ブレンドコーヒー」をお願いした。

(※中津川とは別に、こちら八百津も”栗きんとん”発祥の地と言われています)

しばらくして運ばれた「ブレンドコーヒー」はシンプルな白のカップとソーサーで。柿の種が付けられている。しっかりと酸味のある味わい。”当店の自信作ブレンド”とメニューに書かれていたこのブレンドも主人のオリジナルだろう。「ふわとろタマゴサンド」には3枚分のパンが使われていて、間の2列に玉子が挟まれており三角にカットされている。パンにはマヨネーズが塗られているようで、挟んである玉子は名前通りふわっと焼かれている。まだ熱さの残るサンドイッチを頬張ると優しい口当たりで旨い。ピクルスはきゅうりではなくて瓜のように見えたがどうだろう。美味しいサンドイッチにコーヒーのいい香り。薄いとはいえ3枚分のパンでヴォリュームもあったので素敵な朝食になった。(勘定は¥1,050)

※ご主人は亡くなられたとのことです

この後の記事はこちら (2

 

 

珈琲 五宝

岐阜県加茂郡八百津町八百津3769-6

※一旦閉店されたようですが、現在営業を再開しています(令和6年4月現在)

 

( 八百津 やおつ ごほう コーヒー COFFEE 喫茶 喫茶店 自家焙煎 サンドイッチ サンドウィッチ 五宝滝 閉店 廃業 営業再開 )

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えびぱん (2) @岐阜県美濃加茂市

2020年12月27日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市で用事があった際、思いのほか時間が押して昼食時間をゆっくり取ることが難しそうだったので、近くにあったベーカリー「えびぱん」を再訪。駐車場に車を停めて中に入ろうとすると、コロナ禍ゆえの”入店人数制限”。ドアを開けてみないと分からないので開けてみるとギリギリ入れる人数の先客。店舗スペースは狭いからなァ。自分の後に来た客はベビーカーを引いた女性だったので申し訳なかった。店内はもちろん女性客ばかり。こんな奥まった場所にある決して分かり易い場所にある訳でもない店でも相変わらず盛況だ。オッサンは肩身が狭いのでささっと選んでトレイにのせ、勘定してもらった。

購入したのは昼食用の「丸メンチバーガー」、「焼きカレーパン」。そして嫁用の「パストサラミのバゲットサンド」、「フルーツミックスベーグル」、そして「くるみといちぢくのベーグル」。腹が減ったので飲物を用意する前に車の中で「丸メンチバーガー」に喰らいついた。以前にも購入したことがあるが、バンズには丸っこいメンチカツと千切りキャベツが挟んであり、やや甘めのソースで味付けしてある。美濃加茂で人気の精肉店「肉のかた山」の丸メンチを使用。肉のしっかり詰まった食感がいい。冷めてはいたけれど旨かった。帰ってから食べた「焼きカレーパン」は焼きとは思えないほど綺麗に膨らんでいる。空洞の中には肉片がゴロゴロと入った濃いめのカレーが詰めてある。辛さは弱いが味わい良く、旨い。お土産に買っていったベーグルやサンドイッチは嫁も気に入ってくれたようだ。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 別日に訪れた美濃加茂市の「ぎふ清流里山公園」。かつては「日本昭和村」と呼ばれていた施設。元々昭和をテーマにしていただけあって数棟の古い建築が移築されている。こちらは現・高山市で旧・朝日村の「朝日村旧庁舎」(昭和13年・1938・建造、のち移築)。平成15年まで使われていたそうだ。玄関横の円形の応接室が素敵。2階には議場も再現されている。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

えびぱん (EbiPain)

岐阜県美濃加茂市加茂川町2-9-2

 

( 美濃加茂 みのかも エビパン ebipain 惣菜パン バゲット パン 製パン 肉の片山 にくのかたやま 近代建築 朝日村 昭和村 )

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うな中 @愛知県豊橋市

2020年12月26日 | 愛知県(三河)

以前に豊橋市内をウロウロした時に、次に来たら絶対に寄ってみようと思っていた新本町の「うな中」へ足を運ぶ。前はアーケードがあったが撤去されたようだ。明るくなった通りで一段と風格がにじみ出ている店構え。狭い間口の店の暖簾をくぐって中に入ると奥に長く、正に”鰻の寝床”。優しそうな年配のご夫婦が立ち働く調理場を奥に進むと、風情のある凝った切り出しの木製テーブルが4つ(うち使用可は2つ・笑)と小上がり席が2つある。よく見ると店の普請も古びてはいるがなかなか凝っていて素敵。

ちょっとぐらつくテーブル席に腰掛け「お酒」をつけてもらう。壁に貼られた品書きには無かったが「肝焼きは出来ますか?」と尋ねると無事注文が通った。出てきたお酒は日本盛の1合瓶。ちびちびとやっているといい香りと共に「肝焼き」がやってきた。大きい肝が5つ盛ってあり千切りキャベツが添えてある。甘さは控えめのたれで、しっかりと苦味があって旨い。これは堪らんなァ。時間がかかってはあれなので「うなぎ丼」を追加しておいた。

盆にのって運ばれた「うなぎ丼」は一番小さいのと思って値付けの安いものを頼んだのだが、蓋付きの浅い丼に加え、吸物、大根のなますの小鉢、守口漬も入った3種の漬物、マカロニサラダの入ったサラダ、それにメロンも付いてきた。あ然。呑み直そうかという邪心を払い、蓋を開ける。鰻は2切れ。もちろん値段が値段なので鰻の数は承知だが、ふっくらと焼けていて旨い。副菜も水菓子も平らげるとお腹もいっぱい。風情ある店で肝と酒をやって、小丼他を食べてこの値段って…。こんな店を後にして歩く時は、腹はくちくなって重いが足取りは軽い。(勘定は¥2,150)

 

 


 

↓ 店を出て歩いていた時に不意に見つけた洋館(建築詳細不明)。「蓮泉寺」という寺の敷地内にある。2階の窓が塞がれているが1つしか見当たらないので倉庫等として使われているのかもしれない。

 

 

 

 


 

 

うな中

愛知県豊橋市新本町137-1

 

( 豊橋 とよはし うなちゅう うなぎ 鰻 鰻丼 うな丼 うなぎ丼 きも焼き 近代建築 )

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Live At Montreux / Marlena Shaw

2020年12月25日 | ジャズ

Live At Montreux / Marlena Shaw (1974)

1974年にブルー・ノートから発売されたマリーナ(マレーナ)・ショウ(Marlena Shaw)のライヴ・アルバムのCD版。オリジナルのアート・ワークは、ちょっとごちゃごちゃとしたブルー・ノートらしからぬデザインだったようだ(ジャケ写下)。時はすでに70年代だから、ブルー・ノートもかつてのクールさが既に失せていたのか、それともファンクの影響なんかもあったのかもな。

彼女の音楽を全然知らなかった自分が存在を知ったのはストーンズ(The Rolling Stones)が2003年のリックス・ツアーの際、ステージ移動のBGMとして採用したサンジェルマン(St Germain)の「Rose Rouge」を採用した際。この曲にマレーナ・ショウのこのアルバムからの一部(語り部分)がサンプリングされていたのだった。それから1度オリジナルはどんなのか聴いてみたいナと思って忘れていたが(笑)、急に思い出してポチッとやってみた。

自分はあまりヴォーカル・ジャズが得意ではないが、余裕しゃくしゃくといった感じで客を笑わせつつ自慢の喉を聴かせるマレーナ。前半はいかにもといった感じのヴォーカル・ジャズ。しっとりとした曲有り、ミドルテンポの曲有り。リラックスした中にもちょっとふてぶてしさがある。サンプリングの元曲であり代表曲のひとつでもある長尺の「Woman Of The Ghetto」では、流麗で、尚且つ題材ゆえにソウルフルなスキャットと歌声を聴かせてくれる。バックの演奏もグルーヴィー。特にオルガンとベースは70年代らしい”黒さ”、”ファンクネス”があってカッコイイ。当時の彼女のライヴ動画は観たことがないけれどどんなステージだったんだろう。

オークションにて購入(¥620)

  • レーベル : Blue Note Records
  • ASIN : B000008PBE
  • ディスク枚数 : 1
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まるもと @岐阜県岐阜市

2020年12月25日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市神田町の通り沿いにある和食の店「まるもと」へ。以前、まだ店が出来たばかりの頃に何度かフリで入ろうと試みたが満席だったりして入れなかった店。この日も予約は無かったが、コロナ禍で開け放しにしてある店を外から覗いてみると空きがありそうだったので入ってみた。入口にはテイクアウト用の惣菜類も並べられている。かろうじて手前のカウンター席に1つだけ空きを作ってもらい、検温をしてから着席。他は全員女性客で満席だ。昼はコースのみの提供のよう。卓上のメニューから飲物を選ぼうと眺めてみるも日本酒が見当たらない。和食の店でそれはなかろうと別のメニューファイルを何度も探すもやはり記述は無し。訊こうと思ったが、1杯ぐらいしか呑むつもりがなかったので白ワインでもいいやと「レアヴィンヤーズ・ブラン」という安価な物をお願いした(後から調べたらやはりあるようです…)。もちろんワイングラスで提供される。BGMは聴き慣れたマイルス(Miles Davis)の「Kind Of Blue」。1人でムードも何も関係ないけれど…(笑)。

オープンな調理スペースは狭く、思いのほか雑多な感じ。調理担当はめまぐるしく動いての調理。よくこんな場所で次から次へと時間差で料理を出していけるものだ。「昼のコース」の内容は、「鰆の焼霜造り」「北あかりまんじゅう」「ゆり根かきあげ」「鰤大根」「まいたけ御飯」「黒糖シフォン」「コーヒー」といった内容。基本調理の和食に創作を加えたという感じで、それぞれの皿に季節の具材であしらいが添えてあり、蓮根、柿、春菊、柚子、新牛蒡、いくらなどが使われていた(訪問11月)。使い方も新鮮なものがあり面白いし、味付けもなかなか。昼ということもあってかテンポよく提供が進み、短時間だったが美味しい料理がいただけた(酒は全然足りないが…)。最後はシフォンケーキとかなり濃いコーヒーだったが、この食事の後にはやはりミスマッチ。水菓子か小さな和菓子とお茶がいいと思うんだけれど、それだと型にはまり過ぎになってつまらなくなるのかな。若い子中心の店だったが、調理担当はよく気が付く人で、調理に忙しいのに気配りも出来て良かった。次は是非妻と夜に。(勘定は¥2,800程)

まるもと

岐阜県岐阜市神田町6-16

 

( 岐阜 ぎふ 和食まるもと 和食 コース ランチ 創作和食料理 割烹 ミシュラン ミシュランプレート ) 

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