ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

古川屋 @愛知県津島市

2025年02月01日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県津島市を散策。訪問先に酒造がある場合はなるべく立ち寄るようにしているが、直売をしているところでも大抵は日曜休みなので結局酒屋を探すことになる。この日も市内の「長珍酒造(株)」の建物は路上から観察するのみで(直売は不明)、検索して東柳原町の酒屋「古川屋」へ。創業は大正11年(1922)だそう。まだ真新しい感じの店舗は窓にしっかりとシェードが下がっていて、酒の管理をしっかりしていることが外からも分かる(酒は紫外線や温度変化で劣化する)。店内の酒を物色。地元の酒を中心に揃えている。ひと回りして手に取ったのは「義侠・生酒・純米原酒70%」の4合瓶。実は当然「長珍」を買おうとしていたのに、どちらも新聞紙で包装してあったので間違えて「義侠」(愛西市)(写真下左)をレジに持っていってしまった(←家に持ち帰ってから気付いた・笑)。

 

以前は生酒もよく買ったが最近は火入れした酒ばかり買っているので、正月と飲食店以外で生酒を呑むのは久しぶり。生酒ならではのフレッシュさが感じられる味わい。しっかりとしたボディもあるが、冷えて香りは立ちづらいので、ちょっと大きめのグラスを使ったりしていただいた。スイスイ呑めてしまうし、4合瓶なので酒肴を変えて色々試すほどには残らず(苦笑)。でも生酒の1升瓶は冷蔵庫内の場所を取って家人に顰蹙を買うんだよなァ。次こそは「長珍」、それに同じ津島市内にある「鶴見酒造」の酒も買ってみようっと。(勘定は¥1,525)

 


 

↓ 本町の津島下街道沿いにある「渡邉家住宅」(文化6年・1809・建造、昭和50年改築)。立派な”むくり屋根”(※)に、”屋根神様”の祠(今はお留守かも)が乗っかる。昭和30年代に国の重要文化財として打診があったそうだが辞退して住み続けたのだとか。現在はとても綺麗に再整備されている。再生には随分気を使ったのだそう。※柔らかな曲線を描く屋根

 

 

 


 

津島の酒屋 古川屋

愛知県津島市東柳原町1-16

 

( 津島 つしま ふるかわや 酒屋 酒店 ちょうちん 日本酒 酒 酒造 酒蔵 近代建築 文化財 起り屋根 屋根神 津島下街道 起り屋根 ) 

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キムラコーヒー店 @愛知県一宮市

2025年01月23日 | 愛知県(尾張・老舗)

いつもコメントを下さる南田神田さんに歴史ある店だと教えていただいていた愛知県一宮市の喫茶店「キムラコーヒー」へ。なかなか機会が無く、教えていただいてから随分経ってからの訪問。創業は昭和26年(1951)だそう。するとこの界隈では一番古い喫茶店かもしれない。黄色いテントの店先に売場があるので煙草なども扱っていらっしゃったかな(現在はコーヒー豆を販売)。店に入ると茶色のビニールシートのソファ席が並び、梁に合わせたような折り上げ天井に照明が配置してある凝った意匠。さすが昭和の喫茶店は外は地味でも気合が違う。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃった。水とおしぼりを持ってきて下さった女将さんに「ホットコーヒー」を注文すると、まだぎりぎりモーニング・サービスの提供時間内だったようで3種類から選べると教えていただいたので「Bのサンドイッチで」とお願いした。店内のメニューには「純喫茶キムラ」と表記があった。

しばらくして洒落たカップとソーサーで「ホットコーヒー」が、そして3切れのハムとキュウリのサンドイッチ、茹で玉子、豆菓子(ピーナッツ)が供された。コーヒーはすっきりとした味わいのもの。マーガリンの風味が懐かしいシンプルなサンドイッチもコーヒーの供としていい感じ。固茹での玉子は少し塩を振っていただいた。(勘定は¥400)

 

 

キムラコーヒー店

愛知県一宮市本町3-2-20

 

( 一宮 いちのみや 喫茶 喫茶店 純喫茶 キムラ COFFEE KIMURA キムラコーヒー 豆売り モーニング モーニングサービス )

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鳥静 @愛知県瀬戸市

2024年12月19日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県瀬戸市の「ますだ餅」へ立ち寄った際、ついでに寄ったのがすぐ北側にある精肉店「鳥静」。創業は昭和25年(1950)だとか(未確認)。店はホルモンがメインらしいが、店頭に大きく”てりかけ”とポスターがある。このてりかけ、瀬戸市の給食で人気ナンバーワンのおかずだという。もちろんそれを目当てに店に入ってみた。店にはもちろん精肉が並んでいるが、ホット・フード・ショーケースの中に目当ての「てりかけ」が並んでいた。こちらはグラムで買うのではなく、1個あたり140円で販売しているとのこと。それと「コロッケ」をお願いした。

透明パックに入れてくれたのを車中でいただく。「てりかけ」は片栗粉をまぶして揚げた鶏肉に甘辛い醤油だれをからめて胡麻を振ったもの。すこしとろみのあるたれで、もちろん想像通りの味わい。確かにこれでご飯は間違いないだろう旨さ。「コロッケ」は下味控えめでやや中がとろっとしたタイプ。両方ともあっという間に平らげて朝ごはん代わりに。しっかり見てこなかったけれど、ホルモンの方も気になる。こちらキッチン・カーも所有していて各種イベントに出店しているのだそう。(勘定は¥400)

 

牛豚馬鶏肉・牛豚ホルモン 鳥静

愛知県瀬戸市南仲之切町31-2

 

( 瀬戸 せと とりしず 精肉店 鳥静精肉店 モツバルオルモーネ チッキンてりトリィ せ•トリッパ どて煮 学校給食 )

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ますだ餅 @愛知県瀬戸市

2024年12月15日 | 愛知県(尾張・老舗)

天気の良いある休日、久しぶりに愛知県瀬戸市へ。すぐに向かったのは西本町にある「ますだ餅」。創業して80年だそう。以前立ち寄った時には何か祭事でもあったのか大勢の客が居て入店を諦めたことも。この日は特にそんなこともなく、道路を挟んだ向かいの駐車場に車を停めて店内へ。ガラス・ショーケースに並んでいるのは「大福」「おはぎ」「山菜おこわ」と「切り餅」ぐらいと潔い。奥の工房で餅をつく大きな音がしているのでこれからまだ色々出るのかも。先客は注文していた品を沢山両手にぶら下げて持ち帰っている。購入したのは「大福」と「おはぎ」。

家に持ち帰って妻といただく。昼前に買って、いただくのは夜になってしまったので大福の皮は少し硬くなってしまっているのは仕方がない。中はかなり甘さが控えめの粒あん。なのでさっぱりとした食後感。「おはぎ」の方はもち米の粒感はあまり感じない滑らかな口当たり。餡が同じかどうかは不明。こちらも旨いなァ。2人とも2個続けてぺろっと平らげてしまった。(勘定は¥440)

 

ますだ餅 (増田餅店)

愛知県瀬戸市西本町1-4

 

( 瀬戸 せと ますだもち ますだもちてん 増田餅 ますだ餅店 和菓子 大福 餅菓子 )

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いせ徳 @愛知県清須市 (2)

2024年11月02日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県清須市の麺処「いせ徳」へ。明治創業で現在4代目という歴史のある店。駐車場には沢山の車。何とか停めて店へ。まだまだ暑かった頃なので入口に立つロボットはパリ・オリンピック日本応援スタイル(笑)(写真下2枚目)。店に入ると案の定、老若男女の客でいっぱい。相変わらず流行ってるなァ。入口横の2人掛けの小さいテーブルのみ空いていたので座らせてもらう。酷暑なので温かいものは頼む気にならず「天ころ」をお願いした。麺は何にするか訊かれなかったけど、デフォは何が出てくるのかな。

しばらくして「天ころ」が運ばれた。麺はうどん。”ころ”(※)とはいってもつゆはたっぷり。天ぷらは海老、茄子、大葉、板海苔。他にわかめがのっている。刻みネギは別皿に。手繰ったうどんはしっかりとしたコシのあるもの。つゆは冷えているがキンキンにまでは冷えておらず、カエシはマイルドなものでするすると入っていく。旨かった。次は丼物も頼んでみようかな。(勘定は¥950)

※中部地方の麺類食堂で提供される「ころ」は麺を茹でて水で締め、つゆをかけて提供するスタイル。つゆの量、温度、具材等は店によって様々。

以前の記事はこちら (1

 

めん処 いせ徳

愛知県清須市新清洲6-5-23

 

( 清須 きよす いせとく 伊勢徳 麺類食堂 うどん そば きしめん きしめんスタンプラリー 麺処 丼物 天麩羅 天婦羅 )

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浅野屋 @愛知県清須市 (2)

2024年10月08日 | 愛知県(尾張・老舗)

久しぶりに愛知県清須市の麺類食堂「浅野屋」へ。創業は戦前らしいので80年以上の歴史がある。駐車場は無いので近くの公園の駐車場に停め、歩いて店へ。テーブル席が4つとこじんまりとした店内。すでに先客が1人食事をしていた。手前の席に腰掛けると白衣を着た高齢の主人がやかんに入ったお茶を持って来てくれた。壁の品書きを見ると「うなぎ」「ねぎとろ」「冷し中華」などが消されている(訪問8月中旬)。品数を絞っているのかな。お願いしたのは「天丼」。実は東海地方の絶滅危惧丼「天南丼」の店を探っているうちにネット上の写真でこちらの天丼がまさに「天南丼」のようだったので確かめに訪れたのだ。奥から出汁の香りが漂ってくる。途中から厨房の手伝いに入ったのは娘さんかな(未確認)。

しばらくして運ばれた「天丼」は海老天が2本のったシンプルなもの。わかめの味噌汁としば漬けが付いている。南蛮(ネギ)は使っていないので「天南丼」ではない。自分が見た写真はセット物の小さいサイズのものだったかな。海老天は中サイズ。海老の揚げ加減良く、旨い。昔は専門店以外の丼は揚げ置きの天ぷらを使うのが普通だったと思うが、しっかり揚げ立て。つゆの加減も甘過ぎず辛過ぎず、量もご飯の下に少し溜まる程度でいい感じ。あっさりとした味噌汁を挟みながら綺麗に平らげた。次は「ざるそば・天丼セット」にしてみようかな。天南丼は現れるだろうか。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1

 

浅野屋

愛知県清須市清洲509

 

( 清須 きよす あさの屋 あさのや 麺類食堂 大衆食堂 食堂 うどん そば 丼物 天丼 天南丼 てんなん丼 )

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野田屋菓子舗 @愛知県一宮市 (2)

2024年04月20日 | 愛知県(尾張・老舗)

久しぶりに愛知県一宮市の「野田屋」へ。創業は昭和20年(1945)とのこと。この辺りで”いちご大福”と言えばこちら。店がある場所は細い路地の奥なので決して分かりやすくなく、自分は地図アプリがないと到達出来ない。以前店に駐車場があったかどうかも覚えていないが(バイクだったので)、店に近づくと細い道の先に駐車場が。お、広くなってる。店舗前に綺麗な駐車場が確保されていた。その狭い路地に車がひっきりなしに入って来る。相変わらず凄い人気だ。買い求めたのは、もちろん「いちご大福」と、「さくらさくらの赤飯まんじゅう」という品。店の説明書きによると「いちご大福」を売り出したのは1985年、「赤飯まんじゅう」は1990年からだとのこと。

家に持ち帰って妻と分けっこ。「いちご大福」の苺はピンク色の餡の層に包まれている。齧ると中からたっぷりの果汁がしみ出てくる。もちろん旨い。もうひとつの看板商品「さくらさくらの赤飯まんじゅう」は、薯蕷(じょうよ)皮に桜の花の塩漬けが埋まっていて見た目も綺麗。以前は桜漬けって特に好みじゃなかったが、最近は自分で塩漬けを買って桜茶にしたりするようにもなった。中は粒感が残る赤飯でほんのり桜の風味がする。強い味ではないが、皮の塩漬けがアクセントになっていい感じ。旨い。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら (1

 

御菓子司 野田屋菓子舗

愛知県一宮市今伊勢町馬寄字呑光寺4-6

 

( 一宮 いちのみや 野田屋 のだや のだやかしほ 和菓子 苺大福 いちごだいふく イチゴ大福 かしつかさ 愛知の名工 ) 

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柿屋饅頭 @愛知県津島市

2024年01月16日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県津島市の津島神社近辺を散策。以前来た時に買いそびれた天王川公園のほとりにある「柿屋饅頭」へ。こちら創業は明治中期で現在5代目だとか。年季の入った渋い店舗の建物は昭和7年(1932)の建造だそう。木戸を引いて店に入ると年配の主人が出ていらした。店内にも古い看板などが置いてある。菓子のメインはもちろん「柿屋饅頭」。その他にも落雁や最中などがあるが菓子の種類は多くない。5個入りの「柿屋饅頭」を分けてもらった。

家に持ち帰って妻といただく。やや平べったい形をした酒蒸し饅頭。もちろん余計な物が入っていないので少し時間が経つと途端に皮が硬くなる。それはそれで旨いのだが、うちにある肉まん専用の蒸し器を使って電子レンジで温めると皮がふわっふわに復活した。酒蒸し饅頭特有の匂いも復活して立ち昇ってくる。旨い。熱いお茶を煎れてあっという間に2つ(妻は3つ)腹の中に。次は有名な天王祭のまきわら船の形を模した「まつり最中」っていうのも合わせて買ってこよう。(勘定は¥550)

 

 


 

↓ 津島神社の東側に位置する「旧・堀田廣之家住宅」(明治45年・1912・建造)。玄関脇の門や西側のレンガ塀(写真下4,5枚目)を含めて国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 


 

 

柿屋饅頭

愛知県津島市橋詰町2-16

 

( 津島 つしま つしまじんじゃ かきやまんじゅう 和菓子 酒蒸し饅頭 国登録有形文化財 近代建築 煉瓦塀 天王祭 宵祭 巻藁船 )

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角政 @愛知県津島市

2024年01月07日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県津島市の「津島神社」に参拝。この辺りは何度も訪れているがしっかりお参りするのは初めて。大きな鳥居のある東側の参道にある「角政」へ。参道には古くから伝わる「あかだ」と「くつわ」という一風変わった菓子を扱う店がいくつかある(←かつてはもっとあったらしい)。こちらの店の創業は天明時代というから230余年もの歴史がある。銘菓目当てに店に入ってみた。ショーケースには箱入りのものもあったが、選んだのはお土産用の小さい包装のもの。

  HPより

家に持ち帰って包みを開ける。「あかだ」(写真上左)は丸い醤油味のおかき。これがとんでもなく硬い。歯の弱い人では噛み砕くことが難しいかも。味は濃くないのでじんわりと醤油の風味が拡がる。「くつわ」(写真上右)は輪っかの形。団子を蒸して砂糖と胡麻を混ぜてから揚げてあるのだそう。こちらもとんでもなく硬い。噛み砕いているとじんわりと甘さが拡がる。どちらの菓子も噛む度に「ガキッ」とか「ボキッ」とか恐ろしい音がして、自分の歯が心配になってしまう(苦笑)。こんななので小さい包装でもなかなか減らない。思い出してはお茶と一緒につまんで、その度に自分の歯を心配する羽目に(笑)。これが伝統的に受け継がれているなんて面白いなァ。(勘定は¥1,000)

 

 

 


 

↓ 「津島神社」は本殿(慶長10年・1605・建造)と楼門(写真下右・天正20年・1592・建造)が国の重要文化財に指定されている。

 

 


 

 

総本家 角政

愛知県津島市馬場町7

 

( 津島 つしま つしまじんじゃ かどまさ 津島銘菓 和菓子 おかき あられ )

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三すじ @愛知県津島市

2024年01月01日 | 愛知県(尾張・老舗)

 

あけましておめでとうございます。

 


東海地方の100年を越すような歴史ある洋食店にしか残っていない不思議なメニュー「ミヤビヤ(ミヤベヤ)」。メディアでは現在残っているのは3軒(愛知・享楽亭、岐阜・あじろ亭、三重・中津軒)とするところが多いが、実際は他にまだあって、自分は岡崎の「安兵衛」などでも食べている。今回はまだ訪れていなかった愛知県津島市の「三すじ」を初訪問。創業は大正9年(1920)で現在3代目とのこと。まごうかたなき100年食堂だ。天気の良い暖かい日にバイクで出掛けた(訪問10月末)。広い駐車場もある店舗はまだ真新しい感じがする。店内はテーブル席が3つ、小上がり席が2つ、そしてカウンター席がある。メニューには看板通り和洋食が揃っており、セット、定食、丼物から刺身、麺類、そして酒肴まである。目当ての「ミヤベヤ」が見付けられなかったので、すわメニュー落ちかと心配したが、別紙にちゃんとあってひと安心。経験上「チキンミヤベヤ」だけでは足りないだろうと女将さんに「オムライス」も注文した。厨房の中までは見えないが、若い方も居るようだったので調理は主人と息子という感じだろうか。

まずは「オムライス」が登場。平べったいフォルムで玉子は下まで巻いてはおらず、かぶせてある感じ。メニューに”創業当時からの変わらない味、高級太陽ケチャップ使用」とあるように少し甘味のあるあの独特のケチャップがかかっている。中はチキンケチャップライス。旨い。歴史ある店に多いマヨネーズを使っていないポテサラが付いているのも良かった。

目当ての「チキンミヤベヤ」はグラタン皿に盛られて出てきた。メニューには”老舗の洋食店のみに伝わる幻の味”との記述がある。上から生卵が落とされているが、玉子の状態や焦げの有無からいくとオーブン調理ではないかも(未確認だが蒸しているという話も)。中身はチキン、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリー、しめじと多彩で、味付けはデミグラスソース。野菜類はシャキッとした歯応えを残していて、デミソースはちょっと甘味を感じる今までにあまり味わったことのないタイプ。ちょっと胡椒の風味もあるかな。誤解を恐れず言えばチョコレートのような甘さを感じて、甘味と苦味が同居。面白いなァ。次はそのデミソースを使っているだろう「特製ハヤシライス」か「かつ丼」、それと創業から受け継がれているという名物の「おでん」をいただきたいな。(勘定は¥1,650)

 

 

和洋食 三すじ

愛知県津島市江川町2-130-2

 

( 津島 つしま みすじ 和食 洋食 ミヤベヤ ミヤビヤ メアベア Meyerbear マイヤベーア きしめん 定食 丼ぶり )

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