ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

味乃家 @岐阜県土岐市 (2)

2025年02月19日 | 岐阜県(西濃)

むかし何度も通ったつけ麺の店が岐阜県土岐市に移転して8年ぶり位に復活と聞いて何度も訪れているが、臨時休業だったり、いつも駐車場がいっぱいで待ちの並びも酷かったり。この日も全く停められる場所が無く、諦めて向かったのは以前に”てりカツ丼”を食べた麺類食堂「味乃家」。と、こちらもタイミング悪く駐車場はいっぱい…。少し待ったら1台出たので停めて暖簾をくぐる。店内のテーブル席4つと小上がり席3つはもちろん満席。給仕の女性と目が合ったが案内が無いので相席をさせるのかどうかも分からず、仕方なく店内で立って待っていた。しばらくしてやっとテーブル席が空き、声を掛けられて着席。この日はなぜか食べたいものが決まらず(つけ麺の口だったので・笑)、適当に好物のひとつ「カツカレー」を注文した。

程なくして浅い鉢に盛られた「カツカレー」が運ばれた。赤い福神漬添え。早速カレーにスプーンを入れる。口にすると味わいも肉片のほぐれ方も、多分アレ…(未確認)。喫茶店では時々この味わいに遭遇して、うーん仕方がないかと思うこともあるのだが、こういう食堂では珍しい。上にのったカツは薄く小さめ。4つにカットされているが、真ん中は対角線で三角にカットされているので実質3切れ程度…。カツカレーの場合、薄いのは逆に食べ易くバランス的に良かったりするので構わないが、この貧乏臭いカットは流石に興醒め(苦笑)。しかも更に残念なことにカレーがちょっとぬるい…。パパッと3分で平らげて勘定してもらった。次は別の品にしようっと。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら (1

 

味乃家

岐阜県土岐市土岐口北町1-35

 

( 土岐 とき あじのや 味の家 かつ丼 てりかつ丼 てりカツ丼 亜種 天ぷら中華 中華そば ラーメン 食堂 麺類食堂 大衆食堂 Bukko ぶっこ麺らーめん )

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松葉吉原 @岐阜県大垣市

2025年02月10日 | 岐阜県(西濃)

昭和の頃に東海地方にいくつもの店があった喫茶レストラン「松葉」。”珈琲とステーキ”といった表記とレンガ調のゴージャスな建物が特徴のローカル・チェーン(とはいえ実態はフランチャイズのよう)で、喫茶と洋食の両方で賑わっていたと記憶する。幼少の頃に自分が入った店がどこだったかは記憶に無いが。令和の現在チェーンは解かれているようで、別の名前になったり閉店したりして数は少なくなっている。

こちらは岐阜県大垣市の258号線沿いにある「キャッスル・松葉吉原」。当時のままと思われるお城のような外観。自分の持っているかつてのチェーン店記載のマッチには「大垣松葉」というのもあるが、この店と同一なのかは不明。現在店は昼過ぎまでの営業で食事は出来ない。以前はそれを知らずに来てしまったことがあった。現在はドリンクに手作りのドーナツ2つとうどん、茶碗蒸しが付いたモーニング・サービスで賑わっている。この日も店にに入ると年配の客ばかりで盛況。かつての大箱のままだが、使っているのは手前の方の席のみの様子。かなり大きな厨房が往時の盛況ぶりを物語っている。老主人夫婦だけでやっていらっしゃるのかと思いきや、厨房や給仕には若い方も居て、どうして大盤振る舞いのモーニングだけの営業でやっていけているのか不思議。自分は「ブレンドコーヒー」を注文したが、もう昼に近い時間だったのでうどんや茶碗蒸しは断ってドーナツだけお願いした。

しばらくして厚みのあるカップでコーヒーと、”おやじが作ったヘルシードーナツ”も置かれた。コーヒーは色付きも味も名古屋のチェーン店のように濃いもの。ドーナツには粉砂糖がまぶしてあり、ふんわりとした軽い口当たりのもの。甘さも控えめ。豆腐を使って作ってあるのだとか。にしてもこれにうどんと茶碗蒸しって(笑)。まだ正午前だったが、自分の後から入って来た客は女将さんに「ゴメン、もうドーナツ無くなってまったで…。」と入店を断られていたのでギリギリだったか。商売っ気無いなァ。ところで店名の”吉原”って地名なのか苗字なのか何だろう?(勘定は¥480)

 

 


 

↓ 「西濃記念館(旧・西濃運輸本社社屋)」(昭和22年・1947・建造)。地元企業の西濃運輸の元社屋。昭和58年から記念館として社員教育や見学に利用されているのだとか。見学施設だが飛び入りは出来ない様子で管理棟は不在だった。

 

 

 


 

 

キャッスル 松葉吉原

岐阜県大垣市外渕2-147-3

 

( 大垣 おおがき まつば キャッスル松葉吉原 キャッスル松葉 大垣松葉 喫茶 喫茶レストラン モーニング モーニングサービス 豆腐ドーナツ ドーナッツ )

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比那屋 @岐阜県土岐市

2025年01月19日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県多治見市の「岐阜県現代陶芸美術館」で開催されていた「美濃のラーメンどんぶり展」(終了)が面白そうだったので見に行った際に、少し足を延ばして土岐市の駄知方面へ(訪問11月)。そこで昼食に寄ったのは、以前から一度入ってみたいと思っていた食堂「比那屋」。道を挟んだ駐車場に車を停めて暖簾をくぐる。店内はカウンタ―席とテーブル席が4つのみだが奥に座敷があって大人数の予約が入っているようで給仕のおばちゃんが何人も居て準備に忙しそう。メニュー(英語メニューも有り)には近年になって加わったと思しき色々な創作丼も載っているが、あまりそういうのには興味が無いので、創業時からあるという「かつ丼」をお願いした。田舎にしてはやや高めの値付け。

座敷の方の準備で時間がかかるかなと思っていたが、意外と早く「かつ丼」が完成。味噌汁と漬物(刻みたくあん)が付いている。「かつ丼」はかつを玉ねぎとつゆで煮込み玉子でとじた一般的なかつ煮タイプ。亜種が豊富な岐阜のこちらの地方でこれが出てくると逆に驚く(笑)。かつはご飯の上一面に敷かれ、その上に更に2切れのっている。刻んだカマボコも入っているのが珍しい。つゆの加減は甘過ぎず旨い。食べ進んでいくうちにちょっと多めかなと思っていたつゆがご飯に滲み込み丁度いい具合に。合わせ味噌の味噌汁と漬物を挟みながら綺麗に平らげ箸を置いた。次は餃子などの中華にしてみようかな。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ セラミックパークMINO内の美術館で開催された「美濃のラーメンどんぶり展」。思っていたよりも歴史あるラーメン屋の丼の展示数は多くなかったが、ラーメン丼の90%がこの地方で生産されているのだそう。知らなかった。

 


 

 

御食事 比那屋

岐阜県土岐市駄知町1468-3

 

( 土岐 とき 駄知 だち ひなや 食堂 大衆食堂 麺類食堂 洋食 中華 丼物 カツ丼 美濃焼 ラーメンどんぶり 東濃地方 )

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魚信 @岐阜県海津市

2025年01月07日 | 岐阜県(西濃)

暑さがひと段落してやっとバイクで気持ち良く走れるようになった10月後半、木曽川の堤防を南下して岐阜県海津市方面へ。昼食に寄ったのは木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)が集まる地域にある川魚料理の「魚信」。田畑に囲まれた長閑な場所だが、店に到着するとすでに何台もの車が停まっており、看板の掛かった焼き場からは鰻の焼けるいい香りが漂っていた(写真下左)。

 

いただけるスペースは表に回った玄関口から。ごく普通の日本家屋風情。途中には川魚の生簀もある(写真上右)。玄関から暖簾をくぐって中に入り、卓が10程ならんだ入れ込みの座敷に上がる。お願いしたのは「うなぎ丼・4切」と「コイの刺身」。どれも値付けが安い。お願いした後に手洗いを借りるために奥へ行き、帰ってきたらもう料理が用意されていた。

木製の丼に盛られた「うなぎ丼」は鰻が4切れ。もちろん地焼き。香ばしく甘辛いたれの量が多過ぎず、ちょうどいい。茶色っぽい色付きの粉山椒も使いつついただいた。「コイの刺身」は赤味噌の酢味噌でいただく。鯉刺しには珍しく厚めの切り付け。コリッとした歯応えも良く旨い。出来る機会は多分無いだろうが、次は願わくばこういうのは酒と一緒に…。(勘定は¥2,000)

 

川魚料理 魚信

岐阜県海津市海津町万寿新田7

 

( 海津 かいづ うおしん 鰻 うなぎ 鰻丼 うなぎ丼 うな丼 鯉刺し コイ刺し 鯉刺身 川魚料理 ナマズ 鯰 )

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パンダ @岐阜県羽島市

2024年10月19日 | 岐阜県(西濃)

ある日曜の午後に立ち寄ったのは岐阜県羽島市にある喫茶レストラン「パンダ」。以前からブックマークしてあった店。ここといい、同市のパンダ焼きの「まるちゃん」といい、多分”パンダ・ブーム”の勢いを駆って命名したんだろう(カンカン・ランランの頃かな)。店に入るとすぐにサンプルの並んだガラスケースがあり、さらに入ると何と窓口の付いた勘定場がある。凝ってるなァ。広いフロアーは柄の入ったクッション・フロアーで、壁には漫画がぎっしりと詰まっている。年配の夫婦でやっていらっしゃる様子。席に腰掛けると他の客の顔がちょうど見えない高さの鉢を乗せたパーティションがある。こういう雰囲気って懐かしい。実は事前に店を調べた時に「ハムエッグライス」というのを見付けていたのだけれど、どうもメニュー落ちしたみたい。残念。そこで「カツサンド」と「コーヒー(ブレンド)」をお願いした。

しばらくして運ばれた「カツサンド」は普通のトーストよりも厚い手切りのパンで挟んであり、両側からカツがはみ出ているという怯むくらいのヴォリューム。パンにマヨネーズが塗られ、カツときゅうりとレタスが挟んであり、中濃ソースで味付けしてあるのかな。大口を開けて頬張ると熱々のカツでハイ、火傷(笑)。柄物のカップとソーサーで出てきた「コーヒー」は濃いめ。これに豆菓子だけでなくミニドーナツ、乳酸菌飲料が付く。凄いなァ。全て平らげると、軽く腹に入れるつもりだったのにお腹はいっぱいに。勘定してもらったえらく安いので訊くと、カツサンドと一緒だとドリンクが安くなるのだとか。他の客はがっつり食事している客ばかり。次は自分もご飯物をいただいてみようっと。(勘定は¥850)

 

 

珈琲&食事 パンダ

岐阜県羽島市江吉良町1557

 

( 羽島 はしま 喫茶パンダ 喫茶レストラン かつサンド 珈琲 喫茶店 定食 丼物 洋食 麺類 )

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松川食堂 @岐阜県安八郡安八町 (2)

2024年10月13日 | 岐阜県(西濃)

久しぶりに岐阜県安八町にあるセルフ式の食堂「松川食堂」へ。昼には遅い時間帯だったが、先客は何組も。労働者が多いが、家族連れの姿も見える。こちら棚にある惣菜を自分で取って、ご飯や汁を注文するタイプの食堂だが、午後2時を過ぎると麺類や丼物などの単品を注文することが出来る。なのでカウンターに行って「チャーハン」と「豚汁・小」をお願いした。「持っていきますよ。」と言って下さったので席に着いて出来上がりを待つ。

しばらくして土間のテーブル席に運ばれた「チャーハン」は、八角の皿に盛られていて刻み海苔が振られている。ネギと玉子のシンプルなチャーハンで、パラパラの炒め具合。味付けは濃過ぎず、自分にはちょうどいい感じ。旨い。合わせ味噌の「豚汁」はこなれて小さくなった具材が入っている。ほのかに粕を使ったような風味もして旨い。ささっと平らげて盆を持って行き勘定してもらった(後払い)。次は「焼そば」か「かつ丼」にしてみようかな。(勘定は¥570)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店のすぐ裏手にある三洋電機(当時)が建造した太陽光発電施設 「ソーラーアーク」(平成14年・2002・建造)。デザインはKajima design。東海道新幹線や名神高速からも見える巨大な建造物は全長315mだとか。当時太陽光発電は最先端技術だったので、自分も中にあった「太陽電池科学館ソーラーラボ」を見学に行ったっけ。平成23年に企業体が変わって”SANYO”から”Panasonic”ロゴに。そして時代が移り変わって敷地工場が売却され、現在は筺体のみ残してもぬけの殻。この後どうなるんだろう。

 

 

 


 

 

松川食堂

岐阜県安八郡安八町大森419-1

 

( 岐阜 ぎふ あんぱち 安八町 まつかわ食堂 セルフ食堂 定食 丼物 食堂 大衆食堂 炒飯 チャーハン ソーラー・アーク SOLAR ARK )

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正扇 @岐阜県羽島市

2024年10月09日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県羽島市の文化センター近くにある食事処「正扇(しょうせん)」へ。こちら近くにあった「竹扇」(※令和元年閉店)の分店だとのこと。広い駐車場に車を停め、暖簾をくぐる。店内は広いフロアーにテーブル席が4つ。奥には座敷もある様子。年配のご夫婦と給仕女性でやっていらっしゃる。「竹扇」と同じく蓮根料理が名物。県内の蓮根の6割は羽島市で生産されているのだそう。メニューに”オススメ!”とあった「れんこんよくばりセット」をお願いした。自分の後には多人数の家族グループ客も奥に通され盛況。

しばらくして盆に盛られた「れんこんよくばりセット」が運ばれた。「れんこんカツ丼」「蒲焼」「梅酢れんこん」、それにかぼちゃの煮付、味噌汁、つぼ漬け、水菓子(すいか)という盛り沢山な内容。「れんこんカツ丼」は浅い丼に盛られていて衣を付けて揚げられたれんこんが玉子でとじられている。真ん中に紅生姜がのって色合いがいい。れんこんは厚く切って揚げてあり半分にカットされている。つゆの味わいはあっさり。それがれんこんカツにぴったり。旨い。遠い記憶だが本店と同じ仕様に違いない。「蒲焼」は1切れ。れんこんを擦ったものを板海苔の上に敷いて焼き上げてあるのかな。蒲焼ではあるが意外に味付けは薄め。「梅酢れんこん」はその名の通り梅酢で漬けてあるれんこん。さっぱりとした箸休め。自分はれんこんが大好きなので、どれも美味しくいただいた。(勘定は¥1,150)

※閉店した「竹扇」の記事はこちら

 

 

和食処・れんこん料理 正扇

岐阜県羽島市竹鼻町丸の内11-91

 

( 羽島 はしま しょうせん 蓮根料理 レンコン料理 和食 レンコンかつ丼 かば焼き 蒲焼き レンコン )

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まるちゃん @岐阜県羽島市

2024年10月02日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県羽島市に行った際、解体中の市役所を見た後に立ち寄ったのは「まるちゃん」という持ち帰りの店。お好み焼き、たこ焼き、だんご、そしてパンダ焼きと書かれている。目当ては「パンダ焼き」。何でも羽島市民のソウルフードなんだとか。自分は名前を聞いたことがあっただけでどんな形のものなのかも知らなかった。餡は2種類あるようで「あんこ」と「カスタード」。女将さんにそれぞれ2つづつお願いしようとしたけれど、カスタードが1つしかないとのことで3つ購入して帰ることに。

家に持ち帰って妻とまずあんこを1つづついただく。写真を撮り忘れたのだが、1.5頭身くらいのパンダの形をした皮でラップに包まれている。顔はちょっと怖い(笑)。買った時には少し温かさが残っていたが、もう冷めていたのでトースターで少し温め直してからいただいた。意外と大きいが、中のあんこは甘過ぎず、妻によると周りにピーナッツバターみたいなのが塗ってあるんじゃないの?とのこと(未確認)。自分はパクパク食べて全然気が付かなかったが。カスタードの方は頭と胴を切断して分けっこ(笑)。このカスタードはもちろんのこと、カステラのような洋風な皮なので、どちらもコーヒーにもよく合って旨かった。次は2つ折りのようだった「お好み焼き」を買ってみようっと。(勘定は¥360)

 


 

↓ まだ建物の存続が議論されていた時期に見に来たことがある「羽島市役所・本庁舎」(昭和34年・1959・建造)。ル・コルビュジエに師事した地元の巨匠建築家、坂倉準三の設計で日本建築学会賞も受賞している建物。存続とはならなかったようで、隣に新庁舎が建ち、旧庁舎は解体の途中だった。一度中に入ってみたかったな。

 

 


 

まるちゃん

岐阜県羽島市竹鼻町錦町72

 

( 羽島 はしま 甘味 持ち帰り テイクアウト おこのみやき お好み焼 たこやき たこ焼 みたらしだんご みたらし団子 パンダやき 羽島市役所 )

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タコシン @岐阜県羽島市

2024年09月24日 | 岐阜県(西濃)

愛知県と岐阜県の県境を分かつ木曽川。ここにまだ渡し舟(愛知県営西中野渡船場)が残っているというのは以前から知っていたが、何でも現在建設中の橋(新濃尾大橋)が完成すると廃止になるのだという。是非その前にと訪れてみることに。特にその地域に用事は無いので(笑)、確実に駐車スペースがある岐阜県側から乗ることにして羽島市下中町の河岸へ。ただ定休日以外にも休日があり、渡船失敗。リサーチ不足(苦笑)。

仕方なく昼食に近くの「魚勝」へ行くも、店内の勘定場(先払い)奥の廊下に長い行列が出来ている激混みっぷり。しかも目当ての「鯉丼」がメニュー落ちしているようなのですぐに諦めて北上し、以前から訪れる機会を探していた竹鼻町の喫茶「タコシン」へ。店は交通量の多い交差点にあり、オレンジ色のテントが目立っている。微かに演歌が流れる店内は、茶色のビニールソファが並び重厚でウッディな装飾が施されている。UFOのようなペンダント・ライトが下がる席に腰掛け、給仕の女性に「カレー焼きそば」を単品でお願いした。席には「おじいちゃんが1人で作っていますのでお時間がかかる場合がございます」との注意書きも。

心配する程ではなく、しばらくして「カレー焼きそば」が登場。この地方定番の熱々の鉄板(ステーキ皿)に盛られていて上に目玉焼がのっている。中に入っている肉からいくとカレーはアレかもしれないが、それに玉ねぎとキャベツが炒め合わせてるのかな。少し粘度があるカレーで辛味の無いマイルドな口当たり。カレーソースと絡めて焼きそばをずるずる啜りながら、途中で黄身を潰したりして美味しくいただいた。次は「オムライス」か「カツ丼」にしてみようかな。(勘定は¥600)

 

 


 

↓ 「愛知県営西中野渡船場」の岐阜県側乗り場。ハンドルを回して旗(写真下右)を掲げると、反対側岸から船がやって来る手筈。乗船料は無料。ただ…、来ない(笑)。反対側の岸に動き無し(写真下3枚目)。待機所に電話しても通じず。炎天下、途方に暮れる。掲示板をよく見てみると月木定休日以外の休日の記載があった(←ちゃんと調べろ)。(※後日再訪して無事乗船しました)

 

 


 

 

タコシン

岐阜県羽島市竹鼻町119-1

 

( 羽島 はしま たこしん 喫茶 喫茶レストラン TAKOSHIN カレーやきそば 焼きそば 渡し舟 渡し船 渡船場 )

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サンパウロ @岐阜県大垣市

2024年09月21日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の喫茶店「サンパウロ」へ。創業は昭和38年(1963)とのこと(※昭和39年という記述もあり)。今までに何度も訪れたが、コロナ禍の頃は休みが多かった様子だし、なかなか入店が叶わなかった。こちら、店のマッチが1964年東京オリンピックのエンブレムと公式ポスターをデザインをした亀倉雄策氏によるものとして有名(写真下)。

 

この日は店の前を通って営業を確認してから近くのコイン・パーキングに車を停めて歩いて訪問(※後で気付いたが店の向かいに駐車場があった…)。酷暑で汗だくになって店のドアを開ける。店内は緑のベロアのソファのテーブル席が並ぶ。ソファの上に座布団が敷いてあるのは座面がヘタってしまったのかな。上品な物腰の高齢のご夫婦でやっていらっしゃる。お願いしたのは「炭火焙煎コーヒー」と「アイスクリーム」。

しばらくして洒落たカップとソーサーで「炭火焙煎コーヒー」が供された。ヘイゼルナッツのチョコレートと小包装の菓子付き。コーヒーはネルドリップだそう。香りよく、すっきりとした味わい。「アイスクリーム」は脚付きのガラスの器にバニラ・アイスの山が2つ、いちごジャムが少したらしてあり、キューブにカットしたスイカが付いている。コーヒーは熱いが、アイスでクールダウン。女将さんに勘定してもらい店を出ようとすると、わざわざ奥に居た主人を呼び戻して下さり、マッチの事を説明しつつひとつ分けて下さった(写真下)。何でも北は北海道から南は沖縄までこのマッチ目当てで客が来るそうで、皆にひとつづつ分けているのだとか。嬉しい。

 

本当に素敵なデザイン。これ、内箱が上のポスターの日の丸のような赤色になっていて、カラーリングがオリンピックをほうふつとさせるのも素晴らしい。駐車場が分かったので次はもう少し涼しくなったら食事でも寄ってみようかな。(勘定は¥1,050)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くにある「プリンセス洋裁教室」(建築詳細不明)。何てことの無い昭和な建物だが、入口に壁面に少し角度が付けてあったりするのがいい感じ。この近辺はかなり年季の入ったビルが残っているが、こちらは現役で使われているのかな。

 

 


 

 

COFFEE & TEAROOM サンパウロ

岐阜県大垣市高砂町2-9

 

( 大垣 おおがき 喫茶サンパウロ コーヒー 炭火焙煎珈琲 アイスクリーム 東京オリンピック 1964東京オリンピック 公式ポスター 公式エンブレム 亀倉雄策 デザイナー )

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