The Best of Stevie Ray Vaughan / Stevie Ray Vaughan (2011)
ブルース・ミュージシャンのスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)を最初に聴いた(見た)のは1984年の「Cold Shot」のPV(残念ながらこのベストには未収録)。その頃はまだブルースを聴き始める前だったが、コミカルなヴィデオだったので、ブルースうんぬんを意識せず見ていたように思う。実はその前にボウイ(David Bowie)のヒット作「Let's Dance」(1983)に参加していたから音は聴いていたはずだが、参加していたことを知ったのはずっとあとだった。ツアーにも参加予定だったが(ツアー前のリハーサルの海賊音源が残っている)、取り止めになったのだとか。もし参加してそのまま来日していれば、名古屋市国際展示場で行われたコンサートで自分も目撃するはずだったのに。
彼の音楽を語る上で避ける事が出来ないのがジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)の存在。このベスト・アルバムでも2曲収録されている。2「Little Wing」は本家と違い歌無しだから余計にジミっぽさがくっきり。7「Voodoo Chile」ではヴォーカルを聴けるが、ほんのサワリ程度。彼自身は影響を受けたアーティストを色々挙げているが、どう聴いたって音も手癖もそっくりで、どちらもアレンジもほとんどそのままの真正面カヴァーだ。愛用している帽子も、ジミがエクスペリエンス時代に被っていた帽子の影響かもしれないなァ。彼のベストは色々出ているが、ソニー傘下の廉価レーベルから出ている15曲入りのこの盤はコンパクトにまとまっていてなかなかいい。
ブックオフにて購入(¥540)
- CD (2011/5/17)
- Disc: 1
- Format: CD, Import
- Label: Camden International