ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Ultimate 70's R&B Smashes! / Various Artists

2012年07月31日 | ソウル・ファンク・R&B

Ultimate_70s

Ultimate 70's R&B Smashes! / Various Artists (1998)

アトランティック(Atlantic)レーベルの70年代のヒット曲を収録したコンピレーション。このCDに関してはあまり情報がないので下に曲目を並べておきます。まさに名曲集だけれどナンバーワンになったような超有名曲ばかりでないところがミソ。3なんて自分の世代だと思い浮かぶのは「ドリフの早口言葉」なんだけど(笑)、娘は最近のSMAPのCMだそう。知っている方も多いかもしれないけれどドリフの志村けん氏はソウルミュージックマニア。こういう曲からリズムやリフを拝借して採用したらしいです。かっこいいね。

どの曲もベースラインが強力で印象的。70年代ソウルの特徴と言えるんじゃないかな。

1. Patches - Clarence Carter
2. The Ghetto, Pt. 1 - Donny Hathaway
3. Don't Knock My Love, Pt. 1 - Wilson Pickett
4. Rock Steady - Aretha Franklin
5. I'll Be Around - Spinners
6. Right Place Wrong Time - Dr. John
7. Sideshow - Blue Magic
8. Pick Up The Pieces - AWB
9. The Bertha Butt Boogie, Pt. 1 - The Jimmy Castor Bunch
10. Supernatural Thing, Pt. 1 - Ben E. King
11. Disco Inferno - The Trammps
12. Slide - Slave
13. Firecracker - Mass Production
14. We Are Family - Sister Sledge

オークションで購入(¥448)

  • CD (February 3, 1998)
  • Disc: 1
  • Label: Rhino / Wea
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Rare & Unreleased Recordings From the Golden Reign of The Queen of Soul / Aretha Franklin

2012年07月30日 | ソウル・ファンク・R&B

Aretha

Rare & Unreleased Recordings From the Golden Reign of The Queen of Soul / Aretha Franklin (2007)

アレサの黄金期と言ってよいアトランティック(Atlantic)レーベル在籍時のデモ、テイク違い、シングルB面曲などを集めた未発表作品集。66年最初期のデモ録音はバック演奏はごくシンプルでアレサのピアノにあわせてドラムやベースが添えられている程度。アレサはヴォーカルはもちろんだけれどもピアノの演奏が凄く魅力的。

86年にキース・リチャーズ(Keith Richards)のプロデュースで「Jumpin' Jack Flash」を録音した時も「絶対ピアノを弾いてくれよ」と言われたらしい。最初自分は「えっ、アレサにピアノ?」と思ったんだけど(当時はもう長い間弾いていなかったはず)なるほどそういうことか。後から昔のアレサを本格的に聴くようになってからやっと彼女のピアノのかっこよさが分かりました。

こういった未発表曲はCD期になってからボーナストラックとしてオリジナルアルバムの後ろにくっつけられる事が多いですが、それってオリジナルの雰囲気や尺やバランスまでも壊してしまうので好きじゃない。名盤であればある程気になってしまう。だからこうしてまとめられていた方が安心して聴けます。

普通だったら正式発表されなかった理由ってだいたい聴いて分かるもんだけど、この時期のアレサに関してはただこれらのテイクのさらに上を行くテイクがあっただけ、という気がする。それほどヴォーカル、ピアノ共に圧巻。

オークションにて購入(¥902)

  • CD (2007/11/6)
  • Disc: 2
  • Format: Import, from UK
  • Label: Rhino / Wea
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    BEST OF ROCK DVD (DVD)

    2012年07月29日 | DVD

    Dvd

    BEST OF ROCK DVD (2011)

    書店販売の音楽DVD。宝島社からの出版。第1弾が出ていて、凄い面子でとても値打ちなので買おう買おうと思っていて結局買い忘れていたものの第2弾を発見。

    60年代の「Beat Club」や70年代の「Musikladen」という古いロックファンにはおなじみのドイツの音楽番組からの抜粋。物凄い面子のスタジオライブ映像が時代を感じさせる当時の映像イフェクトと共にたっぷり楽しめる。80年代からレーザーディスクやVHSビデオでパッケージで売られていたが、さすがDVD。質、量ともに素晴しいし、何しろコストパフォーマンスが高い。何も考えず垂れ流すのがいいですね。こういうのもっと出して欲しいなぁ。

    古本店にて新品購入(¥600)

  • 出版社: 宝島社 (2011/11/11)
  • 言語 日本語 
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    No Talking Just Head / Heads

    2012年07月28日 | パンク・ニューウェーヴ

    Heads

    No Talking Just Head / The Heads (1996)

    ひねりのないタイトル(というかひねって一周回って戻っちゃった?←変な表現ですが分かりますか?・笑)とイマイチなジャケ。売れる要素が見当たらないデヴィッド・バーン(David Byrne)抜きのトーキングヘッズ(Talking Heads)。もちろん実力者達だし、すでにトムトムクラブ(Tom Tom Club)などのグループ外活動でヒットも飛ばしていただけに興味はあったが購入までには至っていませんでした。久々に見つけたら未開封新品の投げ売り価格だったのでつい購入。

    ヘッズ+ヴォーカリストというスタイルで、もちろん気になるアーティストはブロンディ(Blondie)のデビー・ハリー(Debbie Harry)とインエクセス(INXS)のマイケル・ハッチェンス(Michael Hutchence)、それにリチャード・ヘル!(Richard Hell)にハッピーマンデーズ(Happy Mondays)のショーン・ライダー(Shaun Ryder)など豪華。みんなヘッズにまつわるアーティスト達と言っていい。

    肝心の音はというと…うーん、当たり前だけどなんかバラバラ。アルバムとして聴くにはちょっと散漫でどれも心に残らない。ひとつひとつの曲は悪くないのでもっと聴きこめば面白みが出てくるような気がするが…。これアルバムでなくてそれぞれをシングルで発表した方が良かったような気がする。

    中古店で新品購入(¥105)

  • CD (1996/10/8) 
  • Disc: 1
  • Format: Import, from UK
  • Label: Mca Int'l
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    Under A Blood Red Sky / U2

    2012年07月27日 | エイティーズ

    U2

    Under A Blood Red Sky / U2 (1983)

    U2のライブ映像を初めて見たのはテレビ朝日系で放送された83年の「US フェスティバル」だったかな。ステージ上の櫓の上まで登って熱唱するボノ(Bono)が印象的だった。それともこのライブ会場映像のPVだったか。今でこそ代名詞ともなっているが、当時一番新鮮だったのはエッジ(The Edge)の特徴的なギター。当時はああいったイフェクトのかけ方は珍しかったような気がする。ライブでもレコード同様に再現されていてかっこよかった。

    このライブは初期のU2の熱さを知るには素晴しい素材だ。調べてみるとドイツ公演中心らしいレコードは収録時間が短かったので、当時手に入れる事の出来た12インチシングルのB面のライブヴァージョンなんかを編集して自分だけの特別なカセットテープを作って擦り切れるほど聴いた覚えがある。まだあのテープどこかにあるかな? 映像はVHSビデオがあって会場(コロラド州・レッドロックス)の特別な雰囲気が最高で繰り返し見た。

    中古店でCDを見つけて久しぶりに聴いてみたけれどやはりいい。自分はアルバム「ジョシュア・ツリー(The Joshua Tree)」位までが好きな守旧派なのだとあらためて確信(笑)。

    この時期(1983年)に初来日していて、実は中部地方にも来ている。ただ当時中学生の自分には「瀬戸市文化会館」(!)というのがどこにあるのかさっぱり分からず、行き方もよく分からないのでチケットの購入をあきらめた苦い思い出がある。ど、どうして名古屋市内の会場じゃないんだ…。今思えば全然遠くないんだが、当時は今のように簡単に調べる事が出来ず、中学生にはハードルが高かった。「瀬戸」っていうだけで「こりゃダメだ」と諦めて…あぁ、一生の不覚。

    中古店にて購入(¥105)

  • CD (1990/6/15)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from UK, Live
  • Label: Island
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    しげ吉 @岐阜県関市

    2012年07月26日 | 岐阜県(中濃)

    岐阜県関市はなぜか鰻で有名な店が多い。自分も初めて意識したのは20年ほど前に東京に住んでいた頃、雑誌かなんか(MONOマガジンだったかな?)の特集でナイフ(刃物)と一緒に紹介してあったのを見てから。確かに産地でもないし、大きな都市でもないのに並ぶ程有名な店がいくつかある。その中でも現在一番有名だと思われるここ「しげ吉」に日曜日の夜6時過ぎに、もちろん並ぶのは覚悟で訪問してみた。店の外には人があふれ、鰻を焼く香ばしい香りがあふれている。店に入って名前を伝えてからものの数分で店の若い人が外に出て来て、看板の電気を消し、営業中の文字看板が準備中に…。なんとこの時間で売り切れ終了。自分たちは一応ギリギリでOKだったようで、後からどんどん来る客も皆、店に確認しては玉砕。恐るべし人気店。フードコートでよくあるアラームを手渡され待つことに。隣に持ち帰り専門の建物もあるがこの日は稼働していないようだった。暇つぶしに駐車場の車のナンバーを見ると愛知県からの車も多い。

    小一時間程して店内へ。6月から値上げのお知らせがあったが以前いくらだったのか知らない。全員「うなぎ丼(並)」¥2,500を注文。さほど待つことなく、丼と肝吸い、漬物がテーブルに。丼は大きめでご飯も多め。香ばしい香りと焼きたてのサクッとした歯ごたえと柔らかな身の歯ごたえが同居していておいしい。焼き加減は焦げも多くなく、少し多めのたれは濃過ぎずちょうど自分の好み。こってりでないのでするすると胃の中に入っていく。米の炊き加減も悪くない。また、使用している山椒がとても香り高い。調べてみると自分の愛用している山椒と同じもののようで納得。超有名店故に実はあまり期待していなかったが文句なくおいしいと思う。ずっと以前からこんな人気店なのに2号店とか出さないのが偉い。

    この後の記事はこちらこちら

     

    しげ吉

    岐阜県関市山王通1-3-29

     

    ( 関 せき しげよし 鰻 うなぎ 鰻丼 うな丼 )

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    The Rose Original Soundtrack

    2012年07月25日 | サウンドトラック

    The_rose_the_original_soundtrack_re

    The Rose Original Soundtrack (1979)

    映画「ザ・ローズ」のサウンドトラック。主演のベット・ミドラー(Bette MIdler)自身が歌っているこの映画はジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)をモデルにしていると言われている。そして、このサントラのプロデューサーがポール・ロスチャイルド(Paul A.Rothchild)! 言わずと知れたジャニスの名盤「パール(Pearl)」やドアーズ(The Doors)の各アルバムの名プロデューサーだ。

    ライブ形式をとっているが、恥ずかしながら自分は映画は未見で、どのように収録されたのか分からない。 映画で生録(一発録り)は考えにくいのでひょっとすると擬似ライブなのかな。自分はこの映画をもっと古いものだと勘違いしていたが、実際は1979年公開とそんなに古くない。迫力あるベット・ミドラーの歌唱は素晴しい。女優としての方が有名な彼女だが、早い時期から歌手としての活動もしており、様々な賞も受賞している。歌手として意識したのはミック・ジャガー(Mick Jagger)と競演した「Beast of Burden」の痛快なPVからだが、アメリカでは日本で思っているよりスーパースター扱いで人気も根強かった。

    超定番の表題曲は世界中のアーティストによってカヴァーされているのだが、自分は正直こういうタイプの曲はちょっと苦手。

    中古店にて購入(¥500)

  • CD (2009/12/8)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from US
  • Label: Rhino Flashback
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    Greatest Hits / Eurythmics (DVD)

    2012年07月22日 | DVD

    Eurythmics

    Greatest Hits / Eurythmics (DVD)

    80年代最も輝いていたバンドの一つユーリズミックス(Eurythmics)。何しろプロモーションビデオ(PV)の印象が強い。ヴォーカルのアニー・レノックス(Annie Lennox)の強烈なヴィジュアル(当時オレンジ色の短髪女性は衝撃的だった)、実質的な音楽総監督デイヴ・スチュワート(Dave Stewart)の二人組。このバンド、ただMTVの時流に乗っかったエレクトロポップバンドかと思いきやちょっと違い、ファーストアルバム「イン・ザ・ガーデン(In The Garden)」にはカン(Can)のホルガー・シュカイやヤキ・リーベツァイトが参加していて当時から独特の世界観を持っている。もちろん当時はそこまでの知識なしで見ていたが、このPV集でもちょっとひねくれたセンスが垣間見られる。

    このDVDに収録のPVはそれこそ隅々まで見まくったので懐かしい。当時アーティストの映像を見るのは今ほど簡単ではなく、週に1度か2度、深夜のテレビ番組を値段の高かったVHS生テープに録画し繰り返し繰り返し見た。自分は小林克也司会の「ベストヒットUSA」と中部の地方局CBCテレビの「Rock-A-Vision」を必ずチェックしていた。24時間PVを流しつづけるチャンネルがあるアメリカを本当にうらやましく思ったものだ。(ただ実際に行って暮らしてみると、…当たり前だが1日中は見てられない・笑)←実体験

    それにしても当時のアニーの美しい事よ。「Sex Crime」、「Julia」のPVなんて美しすぎて神々しい。完璧な美しさ。自分は刈り上げショートヘアーの女性は嫌いだが(笑)、彼女だけは別だ。

    曲間の編集が90年代のDVD作品らしく少々うざったいが、PVが音楽やバンドイメージを語る上で非常に重要で、次から次へとアイデアが溢れ出て競い合っていた幸せな時代の貴重な記録だ。

    オークションにて購入(¥473)

  • Format: DVD-Video, NTSC, Import
  • Language 英語
  • Region: Region Free
  • Size: 1.33:1
  • Disc: 1
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    24 Nights / Eric Clapton

    2012年07月20日 | クラシック・ロック

    24_nights

    24 Nights / Eric Clapton (1991)

    エリック・クラプトン(Eric Clapton)は最初高校生の時にクリーム(Cream)のアルバムを(もちろん過去の名盤として)買って聴いて、ブラインドフェイス(Blind Faith)やデレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek & The Domions)、そしてソロをボチボチと聴いていたが、その後遠ざかっていて、知らぬ間にアンプラグド(Unplugged)が大ヒットして大人気になり、ちょっとその路線には興味が沸かなかったけどまた最近聴き始めて過去のカタログはリマスター版CDで買い直し、最近は来日するとライブを見に行く、というようなスタンスでつきあっている。つまり「ベタベタのファンではないが、ひと通り聴いている」といった感じ。

    このアルバムはまだ興味が失せていた時期に発表されたのでリアルタイムでは買っていなかった。たまたま中古店に激安で刺さっていたので購入。ちなみに…中古店を回っていると、日本ではコンスタントに売れるアーティストであるクラプトンは市場に出回る数も多いのか気の毒なくらい安く売られている。そう言いつつ自分も後から安価で集めているので本当に面目ない…。

    クラプトンのライブへ行って改めて気が付くのは「ギターが上手い」という事。…「当たり前じゃっ!コラッ」と怒られそうだが本当に感心するくらい上手い。ミストーンはほとんどなく、流麗なソロを奏で、思わず「クーッ」と呻きたくなるようなフレーズを紡ぎだす。しかも歌が本当に上手くなった。

    それで食ってますから、と言えばそうなんだけど…普段キース・リチャーズ(Keith Richards)の演奏を聴いていると、歳を経るに従って(昔もか)、ミストーンも味のうち、同じフレーズ繰り返し、両手ぶらりで手はお留守、ギター降ろして歌っちゃう…、挙句の果てに曲に入り損ねてバンド仲間をどつきに行くし(実際に大阪で見ました・笑)とやりたい放題…。(ちなみにこれらは全部キースに対しての褒め言葉でもあるのがファンとして複雑なところ…。) そういう意味でクラプトンは齢を重ねても全く破たんせず、しかも衰えを見せないどころか先述したように歌は上手くなっているし、向上しているところが凄い。

    このCDはかれこれ20年以上も前の作品だが、それ以降顕著になる「キャリアの総括」の手はじめみたいな位置づけなのだろうか、様々なフォーマット(少人数編成からオーケストラ競演まで)での演奏から選び抜いていて、当然の如くクオリティは高い。彼はどうしても60、70年代が全盛なんて捉えられがちだけれど絶対89年発売の「Journeyman」以降の方が活動クオリティが高いと思う。

    中古店で購入(¥210)

  • CD (1994/11/28)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Import, from US, Live
  • Label: Reprise / Wea
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    Direct Hits / The Who

    2012年07月19日 | クラシック・ロック

    Direct_hits

    Direct Hits / The Who (1968)

    正直な事を言うとCDサイズの紙ジャケってそんなに好きじゃない。もちろん手にした時は「おおっ」と思うし、日本人の執拗な(笑)細部再現クオリティーに驚愕するけど、やはり毎回取り出してニンマリするほどでもない。となると後はCDが取り出しづらく、棚に収めづらく、帯なんかあろうものなら保管にも気を使うし、といいところが見当たらない。それでも定価では買わないまでも、中古でちょっと安価で見つけたりしてしまうと思わず買ってしまう時がある。何たるいい加減さ。

    このタイトルもオリジナルLPは持っていないけど曲として新しいところはないので、極めて消極的にオークションに低価格で入札していたらなんと落札してしまった。アーティストやレコード会社にとってはなんの利益ももたらさない最低な購入者だ。

    で、その内容はというと…これがいい。1968年に発売された本盤は66年からのシングル曲やB面曲を合わせて作られた悪く言うとやっつけ(失礼)仕事なのだが曲順も新鮮で、不思議な統一感があり、ザ・フー(The Who)の魅力たっぷりで飽きさせない。…というかたったの30数分なのであっという間に終わってしまい飽きる暇もない。でも当時のLPってだいたい46分のカセットテープに録音できる位の尺が普通だったからみんなこんなもんだ。

    CDになって何が変わったかというとアルバム自体の尺が長くなった事。70数分なんて自分にとってはとても集中出来る時間の長さじゃない。だから昔ほどアルバム自体を聴きこまないのでどうしても印象が薄い。飛ばしちゃったりもするしね。なのにCDを手に入れて40分位の長さだと何か損をしたような変な気分になるから困ったものだ。昔と比べたらものすごく低価格で音源を手に入れられているというのに。アーティストやレコード会社側も駄曲で埋めたり、おまけ音源をつけようとして結果アルバムクオリティーが下がる、という悪循環に陥っている、と思う。

    このアルバムはもちろんザ・フーで最初に勧めるアルバムではないが、持っているとついプレーヤーに乗っけてしまう、そんなアルバムだった。

    オークションにて購入(¥863)

  • CD (2007/7/25)
  • Disc: 1
  • Format: Limited Edition 紙ジャケット帯付き
  • Label: ユニバーサル インターナショナル
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