ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

香蘭園 (2) @名古屋市中区・伏見

2021年12月31日 | 名古屋(中区)

帰る前にちょっと呑んで帰ろうと伏見の「香蘭園」へ。店に入ると一時ほどの混雑ぶりはないものの、しっかりと客が入っていた。コロナ禍の第5波が終わり、まただんだん客足が戻って来たようだ。仕切られるようになったカウンター席に腰掛け、ビールと「揚げ餃子」、それに前から食べてみたかった「ネギ頭」をお願いした。こちらの店員は調理担当以外ほとんど全員あちらの子のよう。今、都心ではコンビニでもホテルのフロントでも外国人ばかりだが、そういう子らもコロナ禍で大変だろうナ。調理担当は雑に見えるけれど、しっかりひとつひとつ味見しながら調理している。

まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶)をガラスコップに注いでグイッと。そして先に出てきた「ネギ頭」に箸を付ける。「ネギ頭」はこちらで定番のつまみ。1人だと量がちょっと多いかなと今まで敬遠していた。ごついチャーシューを分厚くカットして、多量の白髪ネギともやしを辛味と共に和えてある。これが辛いのなんの。硬いチャーシュー自体も塩が強いし、ネギらと食べても更に辛い。唐辛子でなく塩の辛さ。定番でみんなが頼む品だけれど、いつもこんなに辛いのかな。辛い物大丈夫な自分でもここまで塩辛いと…。ご飯でも頼むかな(笑)。「揚げ餃子」は小さめのが8つ。カリッカリでいい感じだが、いかんせん前半の「ネギ頭」の塩辛さが響いて旨さも飛んでしまう。もう1回試してみようとは思うが、いつもこの塩辛さなら「ネギ頭」は大勢で来た時の一口でいいや。(勘定は¥1,850)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

 

中国料理・餃子の香蘭園

愛知県名古屋市中区栄1-7-4

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ こうらんえん 餃子の香蘭園 名古屋餃子 中国料理 中華料理 ねぎあたま ギョウザ ギョーザ 名古屋ぎょうざ 名古屋ギョーザ )

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NME Classics / Various Artists

2021年12月30日 | クラシック・ロック

NME Classics / Various Artists (2008)

1951年という昔から続く英音楽紙「New Musical Express(以下NME)」(現在紙版は休刊)による選曲(多分)のオムニバスCD3枚組。副題に"61 Classic Tracks From The History Of NME."とあるので、少なからずこの老舗音楽誌の歴史に係り合いのある曲が選ばれているのだろう。収録曲とアーティストは以下の通り。

1-01 MC5 – Kick Out The Jams
1-02 The Velvet Underground – I'm Waiting For The Man
1-03 The Stooges – No Fun
1-04 The Doors – L.A. Woman
1-05 New York Dolls – Jet Boy
1-06 Patti Smith – Gloria
1-07 The Damned – Neat Neat Neat
1-08 X-Ray Spex – Oh Bondage Up Yours!
1-09 Richard Hell & The Voidoids – Blank Generation
1-10 Dead Boys – Sonic Reducer
1-11 Iggy Pop – Lust For Life
1-12 The Saints – This Perfect Day
1-13 Ramones - Sheena Is A Punk Rocker
1-14 The Only Ones – Another Girl, Another Planet
1-15 Siouxsie And The Banshees – Hong Kong Garden
1-16 Blondie – One Way Or Another
1-17 Magazine – Shot By Both Sides
1-18 Buzzcocks – Ever Fallen In Love (With Someone You Shouldn't've)
1-19 XTC – This Is Pop?
1-20 Television – Marquee Moon
1-21 David Bowie – "Heroes"

2-01 The Clash – I Fought The Law
2-02 Stiff Little Fingers – Suspect Device
2-03 The Jam – Going Underground
2-04 The Vapors – Turning Japanese
2-05 Generation X – Kiss Me Deadly
2-06 The Pretenders – Brass In Pocket
2-07 The Selecter – On My Radio
2-08 The Beat – Mirror In The Bathroom
2-09 Madness – One Step Beyond
2-10 Bad Manners – Special Brew
2-11 The Specials – Ghost Town
2-12 The Cure – The Lovecats
2-13 Talking Heads – Psycho Killer (Live)
2-14 Kraftwerk – Tour De France
2-15 Malcolm McLaren – Buffalo Gals
2-16 New Order – Blue Monday (Original 12" Version)
2-17 Echo & The Bunnymen – The Back Of Love
2-18 Aztec Camera – Walk Out To Winter
2-19 The Jesus And Mary Chain – Just Like Honey
2-20 Prince – Sign 'O' The Times
2-21 Joy Division – Atmosphere

3-01 Morrissey – Suedehead
3-02 The Stone Roses – She Bangs The Drums
3-03 Happy Mondays – Step On
3-04 Inspiral Carpets – This Is How It Feels
3-05 Depeche Mode – Enjoy The Silence
3-06 Orbital – Chime
3-07 Massive Attack – Unfinished Sympathy
3-08 Primal Scream – Movin' On Up
3-09 Suede – Animal Nitrate
3-10 Oasis - Live Forever
3-11 R.E.M. – What's The Frequency, Kenneth?
3-12 Ash – Girl From Mars
3-13 Supergrass – Caught By The Fuzz
3-14 Radiohead – Just
3-15 Pulp – Common People
3-16 The Chemical Brothers feat. Noel Gallagher – Setting Sun
3-17 Blur – Song 2
3-18 Manic Street Preachers – A Design For Life
3-19 The Verve – Bitter Sweet Symphony

60年代の元祖パンクと呼ばれるバンドから、ニューヨーク・パンク、ロンドン・パンク~2トーン・スカ~ポスト・パンク~ニュー・ウェーヴ~マッドチェスター~シューゲイザー~ブリット・ポップまでの61曲が収録されている。NMEの長い歴史からするとえらくパンク、ニュー・ウェーヴ寄りの選曲に思える。自分はNMEを読んだことがないので分からないが、こっちよりの音楽新聞だったのだろうか。NMEといえば、毎年”Single Of The Year”を選んで発表しているはずだが、これらがそれに該当している曲という訳でもないようだ。

自分は若い頃からこっち寄りの音楽を沢山聴いていたのでこの選曲はドンピシャ。アーティスト毎の選曲も順当だろう。もちろん知っている曲ばかりだが、こうして並べて聴くと新鮮。選曲が英国寄りなのは仕方がないところだが、逆に選ばれている非英国アーティストはその影響の大きさが絶大だった証拠でもある。

amazonにて購入(¥1,098)

  • Label ‏ : ‎ Virgin TV
  • ASIN ‏ : ‎ B0012R08GG
  • Disc ‏ : ‎ 3
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さいわいジョイフル店 @岐阜県多治見市

2021年12月30日 | 岐阜県(東濃)

用事で寄った岐阜県多治見市。昼時を過ぎてしまい、いくつかの店に寄ってみたがどこも中休み時間に入ってしまっている。喫茶店ならいいだろうと多治見駅の北にある「さいわいジョイフル店」へ。本店(光ヶ丘店)は3代目で創業明治43年(1910)という歴史のある店だ。店は再開発された界隈の新しいビルの1階にある。こちらも表に出ていた看板に書かれたランチタイムは少し過ぎてしまっていた。ま、サンドイッチぐらいにしようと中へ(→実際には他の食事メニューはOKだったようだ)。店内には年配の客が多い。店員は女性ばかり数人。客と親しげに会話を交わしていて、本店と同様地元客に慕われているようだ。メニューから選んだのは「ホットドッグセット」。ブレンドコーヒーの値段に少し足すとセットになる。コーヒーは本店と同じくマシンから抽出されているようだ。

しばらくしてまず銘入りの大きめのカップとソーサーでブレンドコーヒーが供された。びっくりしたのは籠に入った山盛りのポップコーンが付いていたこと。これ1人分ですか? 嬉しいけれど食べ切れないよ。手で触っちゃうし、残してしまって申し訳ない。コーヒーはクレマが浮かぶエスプレッソ・タイプ。苦味もしっかりあって旨い。後から「ホットドッグ」が登場。半分に切ったバンズにそれぞれソーセージが1本づつ。下にはサンドイッチで使うような潰した玉子とケチャップ、それにキャベツが敷かれている。すごいヴォリューム。これで充分昼食に足りる量だ。本店と変わらずコーヒーも旨いし、お腹も満たされた。これでたった250円増しとは。さすがサービス過剰な東海地方の喫茶店。次はランチに間に合う時間に。(勘定は¥650)

本店の記事はこちら

 

さいわい ジョイフル店

岐阜県多治見市音羽町1-35-1 ジョイフル多治見1F

 

( 多治見 たじみ 喫茶 珈琲 コーヒー ランチ ホットドッグ サンドイッチ エスプレッソマシーン 老舗 )

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極 (3) @岐阜県岐阜市

2021年12月29日 | 岐阜県(岐阜)

ある夜に連れとどこかで軽く食べて帰ろうと寄ったのは、山形の板そばを出す岐阜市長住町の「極(きわみ)」。近くのコインパーキングに車を入れ、歩いて店へ。案内されたテーブル席に腰掛ける。こちらは「玉こん」や「芋煮」等の郷土料理もあって酒をいただくのも楽しい店だが、生憎運転があるので蕎麦だけで我慢。自分は「穴子天ぷら盛板」を、連れは「牡蠣天盛板」をお願いした。出されたそば煎餅をお茶でつまみながら出来上がりを待つ。

しばらくしてすのこが敷かれた大きくて四角い木箱に盛られたそばと天ぷらが届いた。天ぷらは穴子だけでなく、かぼちゃ、ししとう、茄子、舞茸などもあった。熱いうちにとまず穴子の天ぷらをいただく。サクッと揚がった穴子を塩でいただいたり、つゆに浸けたり。つい酒が欲しい…と思ってしまう卑しい口(笑)。そしてそばに移行。平たく盛られたそばは二八だそう。平打ちのそばはのど越しのいいものだが、何だかいつもと違ってもそもそとした口当たりだし、心なしか麺肌に艶もない感じがする。こだわりを沢山載せているような店なのでまさか茹で置きではないと思うが。徳利に入ったつゆもちょっと量が少な過ぎ。かといって追加を頼む程ではないし…。隣の客がそばを注文したら給仕の女性が「無くなったのでこれから打ちます。」と言っていたが、それと何か関係あるかな。山葵をちょこんとのせながらいただくも終始調子は上がってこなかった。幸い連れは牡蠣の天ぷらが美味しかったと言ってくれたので良かったが。こんな日もある。(勘定は¥2,580)

以前の記事はこちらこちら

 

羽前そば道場 極 (きわみ)

岐阜県岐阜市長住町5-4-3-2

 

( 岐阜 ぎふ 長住町 きわみ 極み 蕎麦 そば ソバ 山形蕎麦 山形そば 山形名物 板そば てんぷら 天麩羅 天婦羅  )

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サンミッシェル辨天堂 @岐阜県海津市 (※閉店)

2021年12月29日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県海津市の平田町今尾の古そうな商店街を歩いて散策。その時に前を通った洋菓子店「サンミッシェル辨天堂(弁天堂)」。一度通り過ぎたけれど、正直洋菓子店とは気が付かなかった。入口からショーケースが見えて、ああ商店かと。通りを流して帰って来た時にどうしても気になったので覗いてみることに。店先では猫がお出迎え(写真下)。店に入ると生ケーキの他に焼菓子も揃っていた。ケーキはクラシックな感じの物が多い。この日は生菓子は買って帰られなかったので妻の好きな焼菓子を選ぶことに。どれも2枚づつぐらい入っている小さなパッケージの焼菓子がいくつもあったので、味見程度と5種類程買って帰ることに。「お願いしまーす」と声を掛けるも誰も居ない。奥に向かって叫んでもダメ。全く気配が無いので困っていると、外から自転車に乗った主人が帰っていらっしゃった。「すいません、銀行行ってたもんで。」と(笑)。田舎だなァ。勘定してもらうが、値段を聞いてビックリ。

袋に入れてもらった菓子は「サブレ」「エンガデナー」「クロッケ」「ココ」「サンテ」の5種類。コーヒーを淹れて妻と分けっこ。「サブレ」は控えめに周りに砂糖粒がまぶしてある。サクッと軽い食感で旨い。シンプルだけに「おっ!」という感じ。「エンガデナー」はヌガーが中に入った菓子。分厚い。ヌガーは軟らかめでナッツの風味がとてもいい。「クロッケ」はカカオ生地のクッキー。歯触り良くこれも旨い。「サンテ」だけはふんわりとした口当たりの菓子。あまりに地味な店構えから正直期待していなかったのだが、どの菓子も甘さの加減と歯触りが絶妙で、自分たちの好みにドンピシャ。値段を知らせずに食べた焼菓子好きな妻が絶賛。後から値段を知らせたら驚愕していた。確かに価格とクオリティーが(良い意味で)全然釣り合っていない。「また買いに行ってきて」と言われたけれど…、遠いんですよ(苦笑)。(勘定は¥500)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 平田町の路地にあった「建友社」(建築詳細不明)。古い建物かどうかは分からなかったが、こういうのも”看板建築”と呼ぶのかな。

 

↓ 店と同じ今尾商店街の通りにあったタイル壁の建物(建築詳細不明)。雰囲気からいくと前は醫院といった感じだがどうだろう。

 

↓ 通路の奥の敷地内に銭湯跡と思われる立派な建物があった(建築詳細不明)。近寄って見たいけれど多分私有地なので断念。後から調べてみたけれどよく分からなかった。

 

 


 

サンミッシェル辨天堂

岐阜県海津市平田町今尾2969

※店の様子からすると閉店されたようです(令和5年10月現在)

 

( 海津 かいづ 平田町 ひらたちょう 弁天堂 べんてんどう サン・ミッシェル辨天堂 ケーキ 生ケーキ 洋菓子 クッキー エンガディナー 近代建築 銭湯建築 )

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Alone With Chrissie Hynde (DVD) / Chrissie Hynde

2021年12月28日 | DVD

Alone With Chrissie Hynde (DVD) / Chrissie Hynde (2018)

大好きなロック婆さん(←もう姉さんとは呼べない…)クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)のドキュメンタリー作品。嬉しい事にボーナス映像として1981年のオリジナル・メンバーによるRockpalastのライヴが丸々収録されている(というかこれを買った理由もコレ)。メインはブラック・キーズ(Black Keys)のダン・オーバック(Dan Auerbach)がプロデュースしたプリテンダーズ(The Pretenders)のアルバム「Alone」発売前後のクリッシーへの密着。ライヴやラジオ出演時の映像を挟みながら彼女の日常を切り取って様々な発言を引き出している。相変わらず丁寧な口調とは言えないが、菜食主義だったり、ヒンズー教に傾倒していたり、絵を描いたりする彼女のもう一つの面も浮き上がらせている。恋多き彼女だけれど、今はパートナーが居ないのかな。ライヴ映像は完奏無しなのが惜しい(これもボーナスで付けてくれればいいのに)。歳をとったがやっぱり彼女の正直な生き方はカッコイイ。

ボーナス映像というか目玉はオリジナル・ラインナップでのライヴ映像。Rockpalast(※ドイツの有名なテレビ音楽番組)なので珍しくはないが、正規映像なのはやっぱり嬉しい。この後にギターのジェームス(James Honeyman-Scott)とベースのピート(Pete Farndon)が相次いでドラッグのオーヴァー・ドーズによって亡くなるので、その意味でも貴重な映像ではある。ファーストとセカンド・アルバム収録曲の、溌剌とした上り調子のライヴが楽しめる。ここでのクリッシーはもちろん若いが実は当時既に30歳。彼女のその後を見るとこのDVDの前半に出てきた本人(当時67歳)はなかなか健闘しているというか、歳不相応に若い。さすが現役ロックンローラー。声の調子が昔とあまり変わらないように聴こえるのは女性だからか、それとも彼女が特別か。

amazonにて購入(¥1,458)

  • Label ‏ : ‎ Eagle Rock
  • ASIN ‏ : ‎ B07B62QP5P
  • Disc ‏ : ‎ 1
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泉玉 @名古屋市中村区・稲葉地 (※閉店)

2021年12月28日 | 名古屋(中村区・西区)

稲葉地のある洋食屋に昼食を摂りに行ったが、残念ながら臨時休業。時間的に制約があったので近くで済まそうと寄ったのは、前から入ってみたかった太閤通り沿いにある麺類食堂「泉玉」。交差点の反対側にある駐車場にバイクを停めて信号を渡り、暖簾をくぐった。店内はテーブル席が4つ程とこじんまり。奥の方には小上がり席もあるのかな(未確認)。年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。品書きにはうどん付きのセットや、定食、丼物、チャーハンやオムライス、ハンバーグまである。最初はオムライスにしようと思っていたが、気が変わって「相もり」をお願いした。

しばらくして「相もり」が登場。特に指定した訳ではなかったと思うが、きしめんとそばの合い盛りだ。塗りの蒸籠に盛られていて刻み海苔がかけてある。つゆは揃いの塗りの猪口に入っていて、濃くて甘味を感じるこの地方の古い店によくあるタイプ。練りわさびと刻みネギは小皿に別盛り。さっそくきしめんから手繰っていく。幅は標準。白っぽい麺。ちょんとわさびを箸先につけ、ズズッと啜る。この日は快晴で割合温かく、バイクに乗っていると汗が滲むくらいの陽気だったので喉を通るきしめんが旨い(訪問11月)。そばはもちろん”趣味蕎麦”とは違うが、こちらも喉越し良く旨かった。あっという間に平らげて勘定してもらう。次はうどんとのセットにしてみようかな。(勘定は失念)

 

 

泉玉

愛知県名古屋市中村区稲葉地本通3-37

※令和5年6月を以って閉店されました

 

( 名古屋 なごや いなばじ 中村公園 いずみたま うどん泉玉 生そば 麺類 丼物 大衆食堂 麺類食堂 うどん そば 洋食 定食 閉店 廃業 )

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玉木酒店 @岐阜県多治見市

2021年12月27日 | 岐阜県(東濃)

用事があって多治見に行った際、前から気になっていた本町の商店街の杉玉のぶら下がる渋い店構えの酒屋「玉木酒店」に寄ってみた。日中は店内がよく見えず古い酒屋という感じしかしていなかったけれど、夜に前を通ると電球色の灯りで店の中がよく見え、絶対に代替わりがやっているだろうことが分かる洒落た陳列が見えたので自転車を停めて入ってみることに。店頭には先代女将なのかご高齢のお母さんが座っていらして「ありがとうございます」と迎えて下さった。賄っているのは女性(下のイラストの方だと思う)。若女将だろうか。後から入って来た客も若い人が多い。ぐるっと店内を見て回る。置いてある酒は多くなく、主力銘柄は地元の「三千盛」、八百津の「玉柏」、新潟の「緑川」に絞られているようだ。何で玉柏なのかなと思って訊いてみたら、玉柏の杜氏が多治見の出身なのだとか。なるほど。棚に「玉柏」の冬季限定だという「純米・むかしのまんま・900ml」というのがあったのでこれにしてみた。1升瓶は持って帰られなかったのでちょうどいい。

 

家に持ち帰ってから、まずひや(常温)で、その後で燗をつけてみた。猪口の中は山吹色に色付いている。酒造好適米は「ひだほまれ」。”むかしのまんま”なんていうネーミングだから甘口の酒かと思いきや、意外とすっきりした味わい。吞み口が綺麗でどんな料理でも受け付けそうだ。燗をつけても印象は変わらず。ある程度のボディもあり、自分が食中酒で好んで呑むタイプだったのであっという間に空けてしまい、3日ともたなかった(苦笑)。次に多治見に行ったらまた寄ってみようかな。屋号にある「角冨」って何だろう。(勘定は¥1,485)

 

旨き酒取り扱い処 角冨 玉木酒店

 岐阜県多治見市本町4-46

 

( 多治見 たじみ 酒屋 酒店 たまきさけてん かくとみ 純米酒 玉柏 たまかしわ 三千盛 みちさかり みちざかり 緑川 みどりかわ )

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更科 (6) @岐阜県岐阜市

2021年12月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

主人が逝去されて閉店していたが再開したと聞いた京町の喫茶「ニューカトレア」に行くも店は閉まっていた。前を通った「更科」に並びが無かったので入ることに。自転車を停めて暖簾をくぐると午後3時という外れた時間にも関わらず、相変わらずほぼ満席の盛況ぶり。完全にコロナ前に戻った感じ。土間の長い卓に座って「おばけ」の小をそばでお願いする。すると給仕の女性が「天かす入らないきつねそばですけど…」と。分かってます(笑)。壁の木製品書きには”おばけ”としか書いてないし、大昔の卓上の品書きにも”おばけ”と書いてあるだけだったが、今は「おばけ・きつね」って書いてあるしね。ただ今の品書きはちょっと読み辛いし、他所で”おばけ”というと大抵揚げ玉も入っているから注文してから「あれっ?」と思う人が居るのかもしれない。

2分で運ばれた「おばけ」は小さめの鉢に揚げが3枚と刻みネギのみとシンプル。まごうかたなききつねそばだ。そばは「冷したぬき」と同じ軟らかめに茹でたやや太めの麺。つゆも多分(他の温かいそばと)同じだろう。熱々のつゆにはしっかりと塩分があるので飲み干すのはやめておこう。こちらも2分程で食べて勘定してもらう(何と効率のいい商売だ・笑)。寒くなってきたので次は「味噌煮込み」にしようかな。(勘定は¥520)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4)(5

この後の記事はこちら (7

 

信州そば 更科

岐阜県岐阜市京町3-4

 

( 岐阜 ぎふ さらしな そば更科 おばけ きつねそば おばけそば 冷したぬき ひやしたぬき 冷やしたぬき ソウルフード  ) 

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More Blood, More Tracks (The Bootleg Series Vol.14) / Bob Dylan

2021年12月26日 | クラシック・ロック

More Blood, More Tracks (The Bootleg Series Vol.14)  / Bob Dylan (2018)

ボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレグ・シリーズ第14弾は「More Blood, More Tracks」と称した1974年のレコーディング・セッションのお蔵出し。70年代で最も人気のあるディランの1975年発売のオリジナル・アルバム「Blood on the Tracks(邦題:血の轍)」(ジャケ写真下)のセッションに当たる。

セッションはニューヨークとミネアポリスの計6回。何でも一度終了したニューヨークのセッションが気に入らないとミネアポリスでやり直したのだとか。この音源は発表と同時か少し前くらいにアメリカのネット・ラジオ局がサンプラーとして一部音源を発表していたのでそれをダウンロードして聴いてはいた。なのでずっと購入を控えていたんだけれど、そこは悲しき昭和の男、結局フィジカルでも欲しくなってCDを購入。もちろん恒例のデラックス・エディションも出ているのだが、そちらは6枚組という絶対聴かないだろう枚数なので1枚物を。

何でも最初のニューヨークのセッションで録音された方も充分出来が良かったので、皆やり直しを訝ったらしいんだけれど、そこは天才ディランがそうすると言えば仕方がなかったんだろう。アルバム収録曲の初期テイクはシンプルにアコギとハーモニカなので60年代のディランを彷彿とさせる。なので余計に評判が良かったのかも。一般的にはイメージと違う”声変わりカントリー期”があったし(自分はこの時期のディラン好きだけれど)。確かにこの60年代前半のスタイルに近いスタイルのディランには抗えない魅力があるし、音像もオリジナル・アルバムよりリアル。でも当時はバンド・スタイルしか眼中に無かったんだろう。通常アーティストが発表するアウトテイクは、オリジナル・アルバムに収録されなかった理由が何となく分かるような、あきらかに楽曲や歌詞が未完成だったり流して歌っていたりする場合がほとんど。ただこのシリーズ当初から言われているけれど、ディランに関しては明らかにオリジナルよりいいんじゃないの?というテイクが頻発するから恐ろしい。天才のなせる業。

ネット・オークションにて購入(¥600)

  • Label ‏ : ‎ LEGACY
  • ASIN ‏ : ‎ B07H5VVL81
  • Disc ‏ : ‎ 1
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