ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

トスカーナ @岐阜県美濃加茂市

2013年03月30日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市の郊外にあるイタリアン・リストランテ。ホームページ(音楽に注意)によると何とすでにこの地で13年も営業されているそう。こちらのシェフはイタリア人で、今でこそどこにでも見るようになったがピッツァ専用の薪釜がある。田んぼに囲まれた土地だし、店はかなりの大箱であるにも関わらず、昼夜とも客が絶えない地元に根付いた人気店だ。お店の雰囲気も大衆食堂っぽさがあり、気取らず明るい。

昼は1500円位までのランチセット、そして夜はアラカルトで注文出来る。昼のランチはだいたいパスタかピッツァを頼んで前菜、デザート、ドリンクが付いており、同行者女性は食べきれない事もある位でお値打ち。夜にもコースは設定されているが、可能なら出来るだけ多人数で行ってアラカルトで注文し色々なメニューをシェアする方が楽しい。箱が大きいのでまず飛び込みで行っても断られる事が無いのもうれしい。

今までに基本的なメニュー、スパゲッティをはじめとするパスタ、ニョッキ、ラザーニア、ピッツァなどはひと通り食べているが、どれも本当に旨い。まず基本のトマトソースのパスタが旨いのではずしが無く、どれもしっかりした味付けで上品過ぎる事もなく、イタリアのリストランテではこんな味なのかなと想像させてくれる(残念ながら行ったことありませんが…)。ワインは6種類位で特に力を入れているようではなさそうだが、あまりこだわらず楽しめる位のものは置いてある。子供を連れて行ってもデザート・ピッツァや各種のイタリアン・デザートが用意されていて飽きさせない。そのデザートもシンプルで美味しい。

ある日は子供1名を含む7名で行って前菜2種、パン、パスタ3種、ピッツァ3種、追加で2品、それにデザートを3種とドリンク(ワイン1.5本含む)を注文してみんなでシェアして20,000円弱と値打ちで素晴しい。ここなら少し位遠出しても充分に満足出来るんじゃないかな。(勘定はワイン込みで2,800円/人程)

この後の記事はこちら(2)(3)(4)(5)(6)(7

 

トスカーナ

岐阜県美濃加茂市下米田町今270-1

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Sunflower, Surf's Up / The Beach Boys

2013年03月29日 | クラシック・ロック

Bb1 Bb2

Sunflower, Surf's Up / The Beach Boys (1970, 1971)

ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の魅力のひとつにあのコーラスがある。楽しい曲でもさびしい曲でも聴かせるあの独特のハイトーン・コーラス。これが曲によってはとても楽しい情景を思い起こさせたり、また、ある曲ではとても物悲しい寂しさを思い起こさせたり。聴く人の心の状態によって様々な効果を与える「必殺」の武器だ。サーフ・ソング時代を過ぎ、アルバムとしての評価が高い「Pet Sounds」をも過ぎて、レコード会社を移籍して発表されたのがこの2枚のはず。このCDではアナログ2枚が1枚のCDに収録されており、リマスターされている。その中にももちろんあのコーラスは採用されているのだが、どれもなんとなく物悲しく聴こえるのは当時のバンドの雰囲気がそうだったのだろうか。それとも心病んでいたと伝えられる作曲の中心人物ブライアン・ウイルソン(Brian Wilson)の心情だろうか。それとも聴いてる自分の感覚だろうか(なんせあれだけ「サーフィン行こう」って言ってたのに今作では「水辺には近づくな」だもんな…)。

自分がビーチ・ボーイズを聴くようになったのは「ペット・サウンズ」が一般的にも神格化され始めたあと。まだそれまでは自分にもロートルのイメージしかなく、オールディーズの範疇だった。だんだん彼らのすごさが色んな場面で語られるようになって、やっとCDで買って聴いてみたが、正直愛聴とまではいかなかった。ただサーフ・ミュージックとしてのビーチ・ボーイズはその頃から好きで、ベストアルバムを買ったり、様々なコンピ盤でアーティストからのリスペクトを受けていることを知ってだんだんと愛聴するようになる。

今でも「ペット・サウンズ」にはあまり思い入れはないけれど、やっと全体像が見えるようになり、彼らの歩んできた歴史を知って、自分が引っかかる曲やアルバムが出てくるようになった。自分でも意外だったが、引っかかるアルバムはペットサウンズ以降の「Wild Honey」やこの2枚だった。昔の明るさやティーンエイジの青臭さはすでになく、どの曲も静謐な感じがあり、否応なく悲哀を感じさせるけれど聴いているとしみじみと言いメロディだ。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2000/7/13)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label: Capitol
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    Miles Davis Quintet: Live in Europe 1969

    2013年03月27日 | ジャズ

    Miles

    Miles Davis Quintet: Live in Europe 1969 (2013)

    マイルス(Miles Davis)のいわゆるロスト・クインテット(Wayne Shorter, Chick Corea, Dave Holland, Jack DeJohnette )期のライヴがブートレグ・シリーズ第2弾として発売された。今まで公式に発売されていたのは「1969 マイルス」だけだったので、電化マイルスが好きな人間にとっては素晴しい発掘。ただマイルスのボックスセットは今までに何種類も発売されているものの、ブートレグ音源(海賊盤)で散々研究しつくされているだけに、収録内容や選曲についての公式盤の「詰めの甘さ」がいつも指摘されていて、このセットも前出のアルバムに既に発表済みの音源の音質との差や、収録セットに漏れがあるなど色々言われてしまっている。

    自分はそこまでマニアックに追及出来るタイプではないので、この値段(現在は更に安価に!)でこの時期のマイルスが3セットも楽しめて、しかも映像(DVD)も付いてくるなんて贅沢で、もっと小出しにしても…と要らぬ心配をしてしまう程。ボックス・セットってどうしても流し聴きしか出来なくて、結局印象に残ることが少ないからなぁ。

    フランス語のメンバー紹介の後、いきなりトップ・ギアに入れての「Directions」。フリーキーなマイルスのトランペットにメンバーがこれならどうだと応えていく緊張感あふれる演奏。アコースティックなジャズが好きな人には全く希求しない音楽だろうけど、自分は元々ロックから入っているし、特にこの時期のマイルスは完全に「ロック」として聴いているので、カッコ良さに惚れ惚れする。尖ってるなぁ。…でもさすがに3枚ないしはDVD入れて4枚続けては聴けない(笑)。インパクトも初めて「1969マイルス」を聴いた時の方が当然大きい。日本盤の収録時間を見ると178分(!)。ヘトヘトになってグッタリ。ボチボチと聴いていきます(そう言いつつ以前購入した「The Complete Columbia Album Collectionも本当にボチボチしか聴けていない…)。

    日本盤との価格差は現在約5,000円。誰が日本盤を買う?

    amazonにて購入(¥2,609)

  • CD (2013/1/29)
  • Disc: 4
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label: Sony Legacy
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    Uncut - Hard Rain Volume One - A Tribute to Bob Dylan / Various Artists

    2013年03月26日 | クラシック・ロック

    Uncut

    Uncut - Hard Rain Volume One - A Tribute to Bob Dylan / Various Artists (2002)

    洋音楽雑誌「Uncut」の付録CD。「Uncut」誌や「Mojo」誌は付録にCDが付くことが多く、その内容はいつもとても興味深い。テーマに沿って、有名、無名アーティストを取り混ぜて編集されるが、よくこんな内容のCDを毎号付録に付けることが出来るな、と感心するくらいのクオリティで、ジャケットからテーマ、収録曲まで素晴しい。以前はその月の注目アーティストみたいな企画が多くて退屈な付録も多かったのだが、最近は例えばある有名アーティストのカヴァーした曲特集とか、逆にカヴァーされた曲特集とか、音楽ジャンルに絞っての特集とか興味深いものばかり。普通にコンピレーション・アルバムとして発売されても買ってしまうぐらいのクオリティだ。

    このCDは2002年5月号の付録で、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の曲をカヴァーしたアーティスト特集の第1弾。ザ・バンド(The Band)やらホリーズ(The Hollies)の定番から、トッド・ラングレン(Todd Rundgren)、ロバート・パーマー(Robert Palmer)の中堅どころ、そしてハワード・ディヴォート(Howard Devoto)やジョニー・マー(Johnny Marr)のニュー・ウェーヴ組と多彩。

    日本の雑誌でも単発でCDが付録として付いた事はあるが、毎号となるとなかなか無い。「ブルース&ソウル・レコーズ」誌が隔月でやっている位かな。日本のいわゆるJ・ポップ(←この呼び方大嫌い…)でももっと細かい歴史を振り返るような特集があったり、陽の目をみないアーティストを掘り出す作業があってもよさそうなもんだけれど。いつまでも青臭いお姉ちゃんが音楽番組や雑誌を占拠している日本では望み薄だが、オルタナ・ブームが落ちついてしまってから焦点がずれてしまっているように感じる「クロスビート」誌なんかが思いきらないかな。

    オークションにて購入(¥478)

  • Audio CD
  • Number of Discs: 1
  • Label: Uncut
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    The Next Day / David Bowie

    2013年03月25日 | クラシック・ロック

    Bowie

    The Next Day / David Bowie (2013)

    このまま引退かとまで言われていたデイヴィッド・ボウイ(David Bowie)が唐突に発表した新作。情報のリークがほとんどなく、まさに「突然」という印象だ。この鋤田正義撮影のヒーローズ・ジャケット写真を利用したアートワークも意表を突くものだった。このマーケティングは音楽界にかなりのインパクトを与えたようで、俄然注目度が上がっている。さすが、この歳にしてこの冴えはなんなんだ!

    肝心の音楽に関してはまだ聴きこんでいないので、少し時間が経つと印象が変わるかもしれないが、かなり充実したアルバムになっている。基本的には99年以降のボウイ作品「hours...」、「Heathen」、「Reality」を踏襲する音作りで、オルタナに急接近した「Outside」、ドラムンベースを取り込んだ「Earthling」ほどの変化はない。ジャケットからなのか、詞からなのか、イーノ(Brian Eno)と組んだベルリン三部作との相関性が語られているようだが、正直自分にはその辺よく分からない。実際、自分ももっとそっち寄りの音を想像していたので、聴いてみると思ったよりストレートな音作りで、意外だった。PV2作目の「The Stars (Are Out Tonight)」ではベルリン期のボウイをイメージしたキャラクターを登場させたり、雑誌表紙の片隅に「地球に落ちてきた男」のボウイが載っていたりするのでやっぱり意識しているのかな。

    80年代にはメガ・ヒットを飛ばしたが、それは大衆化でもあったので、音楽的、芸術的には評価が低く、完全に時代遅れみたいな扱いになってしまったボウイ。自分もSound+Vision Tour の頃は全く興味が薄れてしまって来日してもライヴに行かなかったし、Tin Machineもやっと最近初めて聴いた位だが(笑)、時を経て「Outside」以降のボウイは音楽的にもかなり充実していて傑作揃い。もっと評価されてもいいと思うんだが、一度下がった評価はなかなか上がってこなかった印象がある。

    果たしてツアーは行われるのだろうか?

    amazonにて購入(¥1,313)

  • CD (2013/3/12)
  • Disc: 1
  • Format: Deluxe Edition, Import
  • Label: Sony
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    Revolution Rock : A Clash Juke Box / Various Artists

    2013年03月23日 | パンク・ニューウェーヴ

    Clash

    Revolution Rock : A Clash Juke Box / Various Artists (2006)

    ポール・シムノン(Paul Simonon)監修のクラッシュ(The Clash)がカヴァーした曲を集めた好編集盤。デビュー前のリハーサルやライヴでのみカヴァーした曲も含む21曲が貴重なポールのコメントと共に収録されていて、クラッシュのファンには堪らない必携の内容になっている。

    クラッシュはレゲエを最も上手く料理したバンドのひとつだと思うが、それらの元曲も収録されているし、Trojanレーベルからの発売ではあるが、ラモーンズ(Ramones)、モダン・ラヴァーズ(Modern Lovers)、ブッカ―T&MG's(Booker T & The MG's)などのロック、ソウル音源もしっかり収録されていてうれしい。彼らのカヴァー曲のコンプリートではないのが少々残念ではあるが、内容的には充分。レゲエ、スカ、ロック、ロカビリー、オールディーズ、リズム&ブルース、パンク、ポップスとジャンルは多岐にわたり、選曲もなかなか渋い。

    長いことファンだし、かなりハマって元曲探しもしたので、個々にはもちろん聴いた事があるのだが、個人的には名盤「London Calling」期に収録の8、15、16、17、19がまとめて聴けるのは大変有難い。いやぁ、素晴しい内容です。

    ポールのレゲエ好きは当時から有名だったし、ベースラインはほとんどレゲエを聴いて練習したと何かのインタヴューでも読んだ覚えがあるが、そこにミック(Mick Jones)のアレンジとジョー(Joe Strummer)のヴォーカルが加わると古い曲やもったりした曲でも軽快さと新たなエネルギーが加わって別の魅力を持った曲になるからかっこいい。このアルバムを聴いたら、是非もう一度クラッシュのヴァージョンを聴いて欲しい。彼らの非凡なカヴァー能力に唸らされます。

    オークションにて購入(¥463)

  • CD (2006/9/26)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Trojan
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    ’80のバラッド / 泉谷しげる

    2013年03月22日 | ロック(日本)

    Izumiya

    ’80のバラッド / 泉谷しげる (1978)

    泉谷しげるの最高傑作という人も多い「’80のバラッド」。故・加藤和彦プロデュース。泉谷自身、その後、ことある度に「~のバラッド」というタイトルを付けた作品を出していることからも重要作と認識していることが分かる。長い間CDでは入手困難だったが、今回リマスターされ、企画物なのか何故かタワーレコード限定という形で発売された(現時点で既に入手出来ないようになっているようだ)。リマスターされ、ボーナストラックが1曲追加されている。素晴しいアルバムだけにこういった限定で発売されるのはとても残念。

    自分は学生時代にLoser時代の泉谷の学祭追っかけをしたこともあるが、このアルバムはその頃、母校の地下にあったレンタル・ショップで借りてダビングしたカセットテープで保有して愛聴していた。余談だがこのレンタル・ショップ、ストーンズやツェッペリンの海賊盤やらの品揃えが豊富で、日本のロックも当時でさえ入手困難になっていたマイナーなものが多く、大いに利用させてもらった。何しろ物によっては当時1万円近くもするブートCDが300円位で借りることが出来た(注・当時そういった禁制品は高かったのだ)。ロック好きな他校学生や一般の人にも有名だったので、こう書くだけで母校がどこか分かってしまう人もいるかも…。

    のちのライヴでは定番曲になっている1、3、7など名曲ぞろい。彼独特の詞の世界は、分かりやすい直観的なものではないが、都会生活者の視点での焦燥感、虚無感などが彼なりのやさしさを含めた言葉で吐き出される。そういえば泉谷の詞って絶対田舎で聴いてもピンとこないものだ。自分も都会で生活していた頃は強く反応出来たけれど、今は田舎暮らしなので当時とは全然受け取ることの出来る感度が違うと思う。加藤和彦のアレンジは98年の「私には夢がある」でもそうだけれど、ガツガツしていないというかどこかクールな所があって、泉谷の曲ととても相性がいい。一般的にはワイルドなイメージの泉谷だが、彼の音楽はよく聴くととても繊細だからそうなんだろう。

    タワーレコードで購入(¥1,800)

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    ラオパサ  @名古屋市東区・高岳

    2013年03月21日 | 名古屋(東区・北区)

    高岳の41号線沿いを路地に入ったところにあるシンガポール・アジアン料理の「Lao Pasa(ラオパサ)」。駐車場はないので近くのコイン・パーキングを利用。落ちついた照明の店内はグループ客で一杯だったが、カウンターもあったのでひと安心。

    こういったエスニック料理店ではたくさんの人数で行って、色んなメニューをつまみ食いするのが一番楽しいが、この時は残念ながら単身だったので、仕方なくアラカルトでここの名物でもある海南鶏飯「ハイナンジーファン」 を注文。同じ料理はオーストラリアはシドニーの店で食べた位の経験しかないが、プレートにきれいに鶏やご飯が盛られて彩りも良く、より洗練されている印象。メインの蒸し鶏肉は臭みもなく食べやすい。ちょっと上品過ぎる気もするぐらい。2種類のソースが添えられている。どちらがどうといった説明はなかったが、ひとつはスイートチリ、もうひとつはエスニック・タイプの醤油。どちらで食べてもおいしく、タイ米と混ざりあっても旨い。

    タイ米と言えばいつだったかのコメ不足の時に緊急輸入して一般にも出回ったが、日本と同じ食味を期待する日本国民に「まずい」というレッテルを貼られてとても気の毒だった。そんなもん、食べ方も合わせる料理も違うんだから仕方なかろうに…。自分は以前からエスニック料理が好きだったし、タイ米も大好きだったので一時的に手に入り易くなって喜んだが、不足が解消するとあっという間に市場から消えてしまった。今はもうネットですぐに手に入れる事が出来るので問題ないが、あの頃は日本人の近視的で短絡的な度量のなさにうんざりしたものだ。

    東南アジアや外国のアジア人街でこういった料理が出るとだいたい野趣あふれる肉の旨味を味わうタイプのお店で(簡単に言うと大雑把)、好きでないととっつきにくいが、この店はどんな人と来ても楽しめると思う。次は是非多人数で色々な皿を試してみたい。(勘定は¥900)

    イーストダイニング ラオパサ(LAO PASA)

    愛知県名古屋市東区泉2-13-4 カスティロ泉1B

    (ラオ パサ ラオパサ LAOPASA)

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    Stage Fright / The Band

    2013年03月19日 | クラシック・ロック

    Band

    Stage Fright / The Band (1970)

    1枚目、2枚目と大傑作を作ったザ・バンド(The Band)のサードアルバム。一聴すると地味なアルバムではあるが、これもなかなかの作品。前作の翌年発表ということで、40分弱の収録とはいえバンド自体が充実しまくっている事が分かる。昔のアーティストはすごいね。今のアーティストはアルバム1枚作って、次までに5年も間が開くけれど、絶対にもっと厳しいスケジュールでやるべきだと思う。歴史が証明しているんだから。

    この盤はリマスターされたものだが、もともとはトッド・ラングレン(Todd Rundgren)によるミックスとグリン・ジョンズ(Glyn Johns)によるミックスがあって、オリジナルと現在普通に流通しているCDはグリン・ジョンズ・ヴァージョンだとの事。自らがアーティストとして高名なこともあり、トッド・ヴァージョン(一度発表された事がある)も気になる。でもトッドのプロデュースする作品って「これ」と定義出来るような際立った特徴が感じられずよく分からない。グリン・ジョンズと言えばストーンズ(The Rolling Stones)ファンにはお馴染み。

    ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が実際にアルバム・タイトルの「ステージ恐怖症」になったという話もあるが(本当のところはどうなんだろう?)、歌うのはリック・ダンコ(Rick Danko)。ロビーは歌えないってよく言われるけれど、これもどうなんだろう、実際のところ…(ソロ・アルバム買ってみるか…)。

    amazonにて購入(¥567)

  • CD (2000/8/11)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Extra tracks, Original recording remastered, Import
  • Label: Capitol
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    We Will Fall : A Tribute To Iggy Pop / Various Artists

    2013年03月18日 | パンク・ニューウェーヴ

    Iggy

    We Will Fall : The Iggy Pop Tribute / Various Artists (1997)

    随分前に出たイギー・ポップ(Iggy Pop)の全20曲のトリビュート盤。ジョーイ・ラモーン(Joey Ramone)、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)、ジョーン・ジェット(Joan Jett)、デビー・ハリー(Debbie Harry)、ミスフィッツ(Misfits)、レニー・ケイ(Lenny Kaye)など有名どころがずらり。しかもゆかりのあるニューヨーク系のアーティストが多数参加しているのが嬉しいところ。

    割と素直なカヴァーが多く、ファンにはお馴染みの曲ばかり。3、4などの選曲はちょっと珍しいかも。それぞれ録音時期はばらついていて、例えばレッチリの2なんかは名盤「Blood Sugar Sex Magik」発表の92年頃。バンド自体に昇り調子の物凄い勢いがあった頃の録音なので出来も突出していい。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1997/9/16)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Royalty Records
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