ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

しいたけブラザーズ (2) @岐阜県加茂郡川辺町

2017年02月28日 | 岐阜県(中濃)

一度しか記事にはしていないけれど、時々寄って原木椎茸を購入する「しいたけブラザーズ」へ。メディアでも絶賛されていて、最近では何とまで出版されたという川辺町にある椎茸農場の直売所。国道41号線を逸れ、少し山道を登っていくと栽培農場と直売所の建物が見えてくる。この日は駐車場も車が多い。直売所へ近づくと子供達の嬌声が聞こえてきた。家族連れでイベントをやっているようだ。うちの娘は小さい頃、親戚の子が「椎茸大嫌い」と言ったばかりに影響されてずっと椎茸が苦手だったが、大人になった今は「しいたけブラザーズ」と聞いただけで焼いている途中で箸を出すほどになった。

前に買っていた紙袋に入った不揃いのお徳用が見当たらなかったのでしっかりとパッケージされた方のお徳用(結局それかい)を2つ購入。ひとつは知人に差し上げて、持って帰ったものを七輪で焼く。軸の先を出来るだけ短くカットして(軸も旨いので)、逆さにして焼き網にのせ、じっくり焼いていくと少しづつヒダの所が汗をかき出すので、そのタイミングで辛味の優しい岩塩を挽いてほんの少し散らしてパクッとひと口で。肉厚なので内側はまだ生に近いが、これが旨いのなんの。素晴らしい香りと、噛みしめた時の強い味わいと食感。そして咀嚼した後に鼻腔に残る香り。やはり菌床栽培とはひと味もふた味も違う野生的な旨さを体験出来る。酒がすすむなァ(←やっぱりコレか・笑)。(勘定は¥500/包)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 「中川辺公民館(旧・下麻生町役場)」(大正11年・1922・建造)。往時を偲ぶ事の出来る下見板張りの洋風建物。前からそうかは知らないが薄いピンク色の塗装が”らしくて”イイ。

 

 


 

 

しいたけブラザーズ

岐阜県加茂郡川辺町鹿塩983-1

 

( 川辺町 かわべちょう 椎茸 しいたけ シイタケ 横田兄弟 原木栽培 原木椎茸 藤本美郷 近代建築 洋風建築 )

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更科 @岐阜県岐阜市

2017年02月27日 | 岐阜県(岐阜)

この日は岐阜県庁付近で仕事があり、昼食時間が押して、もうランチタイムは終わりの時間。予定していた一軒が昼休みに入って振られ、迷った末にたどり着いたのは県庁近くの「そば処更科(さらしな)」。もちろん京町の本店(昭和3年・1928・創業)の系譜。暖簾分けは昭和51年(1976)だとか。こちらもあちらに劣らず人気の店だ。店は大店で、駐車場も広い。中は天井が高くて広く、提灯がぶら下がっていたりする。仕切られた奥には別の間もあるようで、昼時の混雑時に開放するのだろう。やや暗めの照明の店内は、昼も遅い時間とあってのんびりムード。注文したのはやはり「冷やしたぬき」の並。

またすぐ仕事で移動しなければいけなかったが、さすがに本店と違って1分、2分では出てこない(笑)。しっかり5分程かかって(それでもたった5分だけれど)丼ぶりが運ばれた。濃いめのつゆに浸ったそばと、刻みネギ、揚げ玉、揚げ、それに多めの練りわさび、という基本型。もそっとした麺はたぶん本店と同じ配合かな(小麦粉7:蕎麦3だそう)。これは趣味蕎麦と違って、本店と同じ”そういう食べ物”だから「これ蕎麦じゃないんじゃ」なんて不粋な事を言ってはいけません(笑)。あまり甘辛く味が付いていない揚げを端に寄せて、濃いつゆとそば、それに具材をよく混ぜ合わせ、胸につかえそうになりながら(笑)一気にいただいた。そういえばこちらでも大盛のこと「ダブル」って言うのかな。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら

  

そば処 更科 (県庁前店)

岐阜県岐阜市薮田南1-3-20

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜県庁 県庁前 さらしな 県庁前店 県庁前支店 ひやしたぬき 冷したぬき 蕎麦 そば ソバ 京町店 ソウルフード ランチ )

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Machine Gun Etiquette / The Damned

2017年02月26日 | パンク・ニューウェーヴ

Machine Gun Etiquette / The Damned (1979)

セックス・ピストルズ(Sex Pistols)よりも早くメジャー・デビュー(1976年)したオリジナル・ロンドン・パンクの雄、ザ・ダムド(The Damned)。疾走感溢れる演奏(演奏力は当時のパンクバンド随一だったらしい)と、キャッチーな曲で支持を受けたが、早くも1978年に解散。このアルバムは新体制で再結成しての第1弾アルバム(通算3枚目)。それまでのアルバムの曲はギターのブライアン・ジェームス(Brian James)が中心で作られていたので、再結成後はどうなるかと思いきや、これまた名曲揃いの素晴らしい出来で、彼らのベスト・アルバムに選ぶ人も多い。自分はもちろんアナログで所有していたが、ファースト、セカンドと比較してもあまり違和感がなかった覚えがある。

日本でのCD発売元はたしかテイチクだったと記憶している。テイチクはその昔、Tレックス(T.Rex)も扱っていたはずが、少なからず洋楽を聴いている身にとっては、広告も、ライナーも、編集盤も、なんだかいつも冴えない感じで、宝の持ち腐れというかプロモートが下手というか、今ひとつな印象しか残っていない。じゃぁ、どこなら良かったって言われると困るんだけれど…。

こちらは2004年に発売されたボーナス・トラック10曲付きのCD。やっつけ仕事にしか思えないアルバム・ジャケットも、今では懐かしい。オープニングの名曲1.「Love Song」から疾走が始まる。ベースだったキャプテン(Captain Sensible)がギターに変わり、彼のサイケデリックやポップの趣味もだんだんと顔を出してきて、煌びやかな曲風が増えているのが分かる。昔聴いていた頃よりもしっくりくるなァ。当時(自分の若い頃)はあまりピンとこなかった11.「Smash It Up」なんかでは、音楽性に幅も出てパンク・ロックの枠を逸脱し始めているのを改めて再認識(実際に彼らの音楽性はこの後にパンクとは離れて”ゴシック”、”ゴス”なんて呼ばれるジャンルに発展)。この後のアルバムは編集盤しか所有していないと思うが、何だか興味が出てきた。買ってみようかナ。

中古店にて購入(¥880)

  • CD (2004/11/16)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : ACE
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芒種 @名古屋市西区・円頓寺 (※移転)

2017年02月26日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋で一番歴史のある商店街「円頓寺商店街」を五条橋側へ抜けていく途中、老舗洋食屋「勝利亭」の隣に新しいパン屋が出来ていた。「芒種? コレ…、犬山にあった?」という訳で店に入ってみた。やはり、以前は犬山市の城下町を南に行ったところに店があったあの店だった。昨年の春に移転したようだ。シンプルでお洒落な店はごくごく小さな間取り。ガラスケースの中には、種類こそ多くないものの、シンプルで旨そうなパンが並んでいる。この日はビジネスバッグだったし、ビニール袋をぶら下げて歩くのはごめんなので、小さいものを数個だけ買って帰ることにした。

購入したのはクランベリー、くるみのカンパーニュ、ココナッツのプチパン(商品名自信なし)など。いつもかどうかは知らないが、この日並んでいたものは基本的にはハード系と呼ばれるパンが多かった。それぞれを白い紙袋から取り出す。どれもしっかりとした重みがあり、クラムも詰まっている。外側は硬いがクラムはもっちりとしたいい塩梅。天然酵母由来なのかどうか知らないが、酸味もしっかりと感じられて、噛むとじわじわと甘さが広がる感じで旨い。味見程度で量も少ないのに嫁に食べられてしまった。間借りしたような変わった店だった犬山の頃は何度も振られたりしたので、遠くはなったが逆に行きやすくなったかもしれない。次はしっかりバッグを持って訪ねてみよう。(勘定は¥800程)

※建物の取り壊しで、はす向かいの建物に移転しています(令和3年4月現在)

 


 

↓ すぐ近くにある石積みの蔵を改造した「満愛貴(旧・杉本家蔵)」(大正4年・1915・建造)と、焼鳥の「どて焼五条」あたりから見た「五条橋(五條橋)」(昭和13年・1938・建造)。

 

 


 

天然酵母パン 芒種 (bousyu)

愛知県名古屋市西区那古野1-2-16

 

( 那古野 なごの 円頓寺 えんどうじ ぼうしゅ 天然酵母 国産小麦 パン 犬山 移転 移店 勝利亭 洋食 近代建築 認定地域建造物資産 移転 )

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豊川寿司 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年02月25日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市役所の向かいにある寿司屋「豊川寿司」。佇まいはごく普通だが、なんと創業は明治34年(1901)にまで遡るのだそうだ。以前に店の前を通ってその事実を知ってからずっと気になっていた。流通も今と違う海の無い岐阜県で、当時はどんな鮨を出していたんだろう。興味が沸くなァ。この日は昼に訪問。黄色い暖簾をくぐって中に入ると、左側が漬け場になっており、奥がこじんまりとしたテーブル席になっている。広間は上階にあるようだ。いわゆるカウンター席は無い模様(あったかな)。腰を下ろして品書きを眺める。昼は丼ぶりが中心のようで、握りだけの品は無い。唯一「にぎりと助六」というのがあったのでそれを注文した。

漬け場では若い衆が握っている。しばらくして小鉢、天かすの浮いたそうめん、それに水菓子(りんご)と共に寿司が運ばれた。握りは5貫。あとはいなりが2つと巻き寿司が2つ。握りは街場の鮨屋らしいクラシックなタイプ。穴子につけられたつめも甘め。いなりもしっかり甘めの味付けだった。少し筋があったとはいえ、この値段のランチの鮪がトロに近い部分だったのはびっくり。美味しくいただいた。握りだけのランチがあるといいのになァ。次は夜にでも伺って握りかちらしでも味わってみたい。(勘定は¥800)

 

豊川寿司

岐阜県岐阜市今沢町10

※令和4年9月30日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ とよかわ寿司 鮓 鮨 寿司 寿し 握り寿司 老舗 創業明治 ランチ 海鮮丼 閉店 廃業 )

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島屋食堂 @岐阜県美濃市

2017年02月24日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃市の国道156号線沿いにある”とんちゃん”の店「島屋食堂」。大きな看板はあれど店前の駐車場が少なく、自動車ではやや入り難いかも。店はロッジ風で、中は鉄板付きのテーブル席ばかり。客はしっかり入っているのに店内の蛍光灯が間引いてあり、少し暗い雰囲気。主人は厨房の中のようで、給仕は女性2人でやっていた。さっそく品書きを眺める。基本的に豚の内蔵肉が専門のようだが、一部牛肉や鶏肉も扱っていて、少ないが丼物もあるようだ。もちろん注文したのは「とんちゃん」と「野菜ミックス」、それにライスの中。

しばらくして給仕の女性がワゴンに材料をのせてやってきた。こちらは店の人が焼いてくれる。最初からテーブルに切り欠きがあり、どうしてかな?と思っていたら、焼き方の手が鉄板に届きやすいようにオフセットになっているのだった。まずは熱した鉄板の上に「とんちゃん」を広げ、取っ手のついた四角く重い鉄板を上から重しにしてのせて焼く。この道具をなんと呼ぶのか知らないが、以前知人がバーベキューの時に持ってきたことがあり、その他に使い道のないプロフェッショナルな道具を猛烈に羨ましく思ったことがある(でも勢い余って買わずにおいて良かった・笑)。この時点で漂う匂いにこちらはもう悩殺されている。横で焼かれた野菜(もやし、キャベツ、玉ねぎ)を合わせて「ハイ、どうぞ」。とんちゃんの量は大して多くないが、色々な部位が入っており、噛み応えがあって旨い。もちろんエキスを吸いこんだ野菜も旨い。大きめの茶椀に入ったご飯がどんどん進む。ただ単調にもなるので、定食か何かを設定して、スープや漬物のひとつでも付いていればなお良かったかな。(勘定は¥750)

 


 

↓ こちらは156号線を北上した湯の洞温泉口にある「長良川発電所湯之洞谷水路橋」(明治43年頃・1910・建造 ※登録有形文化財)。煉瓦アーチ橋で、上部の手すりの奥、つまり上部を水が滔々と流れる水路がある(写真下右)。必要があったとはいえ、重機も無いのに山を切り開いてこんなの作っちゃうんだから明治の人ってスゴイ。

 

 

↓ 以前にも紹介した美濃市立花の「中部電力長良川発電所」(明治43年・1910・建造 ※登録有形文化財)。なかなか上手くは撮れないが、行くたび、撮るたびに色が違う赤煉瓦が眩しい。

 

 

 


 

 

鉄板焼き お食事 島屋食堂

岐阜県美濃市上条61-6

 

( 美濃 みの 島屋 しまや しまや食堂 鉄板焼 鉄板焼き とんちゃん トンチャン 近代建築 近代化遺産 近代土木遺産 名古屋電燈 水力発電所 国登録有形文化財 )

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ゆき @岐阜県岐阜市

2017年02月23日 | 岐阜県(岐阜)

居酒屋を紹介するムック本にも名前が挙がっていたので以前から行きたかった岐阜市の小料理「ゆき」。すぐ南は長良川に架かる金華橋で、店はマンションの1階テナントに入っている。店は30年以上の歴史があるのだとか。この日は近くの「岐阜都ホテル」で仕事があり、その帰りに路線バスに乗って店のすぐ前へ。暖簾をくぐると左側に調理場があり、カウンター席、奥に小上がり席がある。カウンターにはまだ空きがあったが予約をして訪れている客もあるようで終始賑わっていた。こういう店だからやはり客層は常連が多いようだ。店は女将さんと若い娘さん、それに調理の男性(ご主人ではないらしい)と3人。品書きは壁に短冊で下がっている。女将さんは用事でもあったのか途中で店から居なくなったが、明るい娘さんがテキパキと立ち働いていた。

まずはお酒を”冷や”でいただく(冷蔵だったけれど)。銘柄は「黒龍」。お通しはタコ。カウンターの上には冷蔵ガラスケースの中に鮮魚が、その上にはいくつかのお惣菜が大皿でのっており、横にはおでん鍋もある。刺身はしまあじを切ってもらった。次は「富翁」をぬる燗でもらい、土瓶蒸しを注文。香りを楽しむシンプルな土瓶蒸しだが、お手拭きに強めの香りが付いていたのは残念(これ苦手なんです)。目の前にあるおでん鍋から牛スジと大根を選ぶ。そのままでなく柚子皮を散らすのは気が利いている。そしてお酒のお代わりと一緒に一品料理の品書き先頭の「蓮根ステーキ」を。この蓮根ステーキが旨かった。盛り付けといい、味付けといい、垢ぬけていて、洋酒にでも合いそう。摺った蓮根を(たぶん)他のすり身と合わせて円柱状にして焼いてあり、平皿に盛られてソースが点々と。焼いてある面の食感も面白いし、とろっとしたところもイイ。手が込んでいて味も抜群。また次も頼むだろうナ。隣の客が締めで食べていた蕎麦も旨そうだったがこのへんで。(勘定は¥5,100)

 

 一品料理 ゆき

岐阜県岐阜市栄新町2-46

 

( 岐阜 ぎふ 一品料理ゆき 小料理 割烹 居酒屋 酒 れんこんステーキ 東海名酒場 )

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Tommy (Deluxe Edition) / The Who

2017年02月22日 | クラシック・ロック

Tommy (Deluxe Edition) / The Who (2004)

初めて聴いたのは高校生の頃。すでに名盤として扱われていたこのレコード(2枚組)を、なけなしの小遣いで購入(当時2枚組は¥4,000以上したはず)。もちろん地元の田舎レコード屋に日本で不遇のザ・フー(The Who)が置いてある筈もなく、店に座り込んでバックカタログを隅から隅まで見させてもらい、注文して取り寄せてもらっていた。今ほど音楽媒体が豊富でない頃だから、むさぼるように何度も何度も聴き、それこそ滲み付く位に聴いたアルバムのひとつ。隅から隅まで(音楽を)そらんじることの出来るアルバムだ。当時からアルバムの内容(ストーリーのあるコンセプト・アルバム)は難解で、理解の一助になるかもとレンタル・ビデオで借りた映画「トミー」はやたらサイケデリックな造りで、余計によく分からなくなる有様。舞台作品などにもなった今でも、このアルバムでピート(Pete Townshend)が表現したかったのは何だったのかはよく分かっていないが、純粋に音楽としてはどこを切り取ったとしても好きなアルバム。

1996年のリマスター盤は購入したが、デラックス・エディションが出ても、作品としては完結しているものなので、アウトテイクやなんかもあまりそそられす、購入していなかったが、SACD(Super Audio CD)とのハイブリッド盤だったことを思い出し、うちの廉価SACDプレーヤーでも印象変わるかしらん、と買ってみた。今までに多くはないSACDを所有しているが、一度リマスターされたもののSACD化が多く、あまり劇的な変化は感じにくいものばかり。もとよりうちの(上位機種でない)SACDプレーヤーと寝室に置いたスピーカー(デカい方は倉庫に仕舞ったまま)では威力を発揮出来ていないだろうことは自明。そこで、プレーヤーから直接、うちで一番ハイエンドなカナル型イヤホン(5万円台)を繋いで聴いてみた。

アコースティック楽器が多用してあるアルバムなので、弦の鳴りや、響き、ラッパの音圧、ドラムスの余韻など、粒が際立った素晴らしい音。艶々だ。ジョン(John Entwistle)のベースとキース(Keith Moon)のドラムスが近いっ。元々左右にきっちり分かれた感じのミキシングだったが、左右から音の塊が向かってくる感じ。さすがに情報量が多いなァ。棚にしまってあるアナログとは聞き比べていないが、これを聴くと96年リマスターがちょっと人工的に聞こえてしまうかも(普段は比べないからいいけれど)。2枚目のデモやアウトテイクは正直言ってSACDで聴く意味はないかな。でもやっぱりイヤホンでは限界がある。これをハイエンドなオーディオで、イヤホン無しで聴いたらすごいことになるんだろうナ。それに加えて現在は「ハイレゾ」なんていう新メディアも出てきてしまっている…。若い頃はいっぱしオーディオにハマって色々揃えたりしたけれど、そんな悠長に時間を取って音楽を聴くことが無くなってしまった(すぐ寝ちゃうしなー・苦笑)。 

オークションにて購入(¥1,275)

  • CD (2004/3/31)
  • Disc : 1
  • Format: Hybrid SACD, SACD
  • Label : ユニバーサル インターナショナル
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おか茂 @名古屋市西区・那古野 (※閉店)

2017年02月22日 | 名古屋(中村区・西区)

円頓寺商店街の北、明道町の交差点近くにあるカレーうどんで有名な「おか茂」へ。暖簾をくぐると中はテーブルが3つ、カウンター2席ほどのこじんまりとした佇まい。この日は昼少し遅い時間とあって先客は1人だけだったが、店員が4人も居るのがこの店の人気を物語っている。もちろん注文するものは1択だが、サイドメニューとしても人気のミンチカツを付けて「ミンチカツカレーうどん」にした。「別で」とお願いすると丼ぶりに入れずに別皿で提供してもらえる。主人も含めて皆とても気持ちの良い接客と雰囲気で、厨房からも「ありがとうございます!」、出前に行く時にも「いってらっしゃーい!」と元気な声がこだまする。同じ言葉を聞くのでもチェーン店の”決められた”セリフとは全然印象が違うナ。

しばらくして「カレーうどん」が運ばれる。こちらのカレーはしっかり”黄色い”。上にはネギ、揚げ、刻んだ赤い縁のカマボコ(朱板)という王道。とろみのついたつゆの辛さはほどほどで食べ易い。麺は細めで少し縮れていて、つゆとの相性良く、旨い。どのカレーうどんでもそうだが麺それ自体の特徴は捉えにくいものの、スルスルといけてしまうバランスが抜群。メンチカツはカラッと揚げたて。脂溢れて旨味たっぷり。カレーうどんの中に入れたり、ソースをたらして食べたりして楽しんだ。このミンチカツは円頓寺商店街の「はね海老」の向かいにある「肉の丸小」のものだとか。ワイシャツにつゆが飛ばないように、持ち歩いている手拭いで防御しつつ平らげた。カレーうどんばかり取り上げられる店だが、他に丼物なども揃っている。「ミンチカツ丼」なんて気になるなァ。(勘定は¥900)

この後の記事はこちら

手打うどん おか茂

愛知県名古屋市西区那古野1-7-16

 

( 那古野 なごの 円頓寺 えんどうじ めいどうちょう おかも カレーうどん ミンチカツ メンチカツ 手打 手打ち 手打うどん 円頓寺商店街 肉の丸小 あかいた )

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YELL! ALE!! GIFU(エール・エール・ギフ)@岐阜県岐阜市

2017年02月21日 | 岐阜県(岐阜)

以前「ブカルッポ」というカジュアルなイタリアンだった場所が「YELL! ALE!! GIFU(エール・エール・ギフ)」として生まれ変わった。ここはその昔「藝文ダンスホール」(昭和26年・1951・建造)という歴史ある建物だった所で、外壁をタイルが覆うレトロな外観だった(写真下左、撮影:2012年頃)。たしか同名で飲食店として営業していたものが「ブカルッポ」になり、今回名古屋のクラフト・ビールの先駆け「ケグナゴヤ」、「ワイ・マーケット・ブルーイング・キッチン」と同系列でクラフト・ビールを飲ませるホールとして再生された次第。ちなみに昼間の外観は写真下右。外壁の内側にタイルが残っているかどうかは不明だが、以前の建物はそのまま利用してセンス良く生まれ変わっている。古い建物好きとしては少し寂しいが、取り壊されなかっただけ良しとしなければ。

 

店の出自は聞いていたので、近くで呑んでいたある週末の晩に寄ってみた。中に入ると天井高い以前の普請はそのまま。スツールが並んだカウンター席とテーブル席やソファ席があって、内装もとてもお洒落にキマっている。カウンターに腰を下ろした。週末の遅い時間ではあったが客の入りは今ひとつ、というか自分以外ほぼ誰もおらず少々気後れする。開店したのは昨年5月だがまだまだ浸透していないのかな。店内には若い店員が3名ほど。品書きを眺めると中華が中心で、ケグナゴヤのイタリアン、ワイマーケットのメキシカン+ナゴヤ、そしてココは中華、とコンセプトを変えているのだろう。

ハシゴであまりお腹は減っていないが、まずは「ひとくち豚ギョーザ」と「郡上八幡麦酒」のビール「こぼこぼブラウンエール」を注文。ギョーザは八角の風味があるもの。フレッシュなビールの香りと共に頂いた。もっと色々食べてみたいがお腹は満ちているので「ザーサイのきんぴら」ともう1杯(銘柄失念)を追加。声をかけてくれる店員につられたのと、酔った勢いでいつになくあれこれとおしゃべり。店長なのかどうかは知らないが、ビールを注いでくれた方に見覚えというかしゃべり覚えがあるなと思ったら、やっぱりケグナゴヤに居た方だったようだ。店の”入り”の話になって、店側も岐阜の土地柄に戸惑っている様子だったが(という事は客入りがまだイマイチか)、これだけのハコと各種クラフト・ビール、旨そうな酒肴が揃っているんだから、そのうちしっかり人気は出るだろう。ランチ+ビールなんてやってみたいなァ。(勘定は¥3,300)

ケグナゴヤの記事はこちら (1)(2

ワイ・マーケット・ブルーイングの記事はこちら (1)(2)(3

CRAFT BEER YELL! ALE!! GIFU (エール・エール・ギフ)

岐阜県岐阜市羽根町7

 

( 岐阜 ぎふ エール!エール!ギフ クラフトビール 地ビール クラフトビア CRAFT BEER 中華 バル 近代建築 芸文ダンスホール KEG NAGOYA Y.Market Brewing Kitchen )

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