研修で関西(京都・神戸・大阪)へ行く用事があり、同行者らと食事に行った先がここ、「京の台所 月の蔵人(くらびと)」。周辺は酒処・伏見とあって酒蔵が多く、こちらも「月桂冠大倉記念館」のすぐそばにある。酒呑みとしては、どちらかというと昼飯はどうでもいいからそちらを見学したかったが(笑)、時間と行動に制約があり、店へ直行。店の駐車場には観光バスが何台も停まっているので、「そういう店」だというのが分かる。多人数だと仕方がないところ。かなり詰め込まれた狭い座敷席に着くと、すでに御膳が用意されていて、待ったなし。午後にも研修が残っているので一杯やる訳にはいかず、さっそく食べ始める。
食事は御膳に小皿がたくさん並び、ご飯とみそ汁が付いている。刺身や天ぷらなども入っているが、湯葉とか豆腐が売りなんだろうと思う。作ってから時間が経っているし、こういう、いわゆる宴会料理をどうのこうの言っても仕方がない。唯一、手作りざる豆腐は、温かいままの豆腐をつゆや、塩でいただくもので、豆乳の甘味も感じられて旨かった。こちらで製造しているものだそう。ご飯の量が少なかったので、周囲の男性陣は皆、心細かった事だろう。自分は(個人での)食べ歩き以外の時はいつも昼は少ないので、この位でちょうどいい。料理の内容は、個人で行ったらちょっとアレだけど、自分が幹事なんかをやる立場だと、人数を引き連れていくにはこういう店が助かるんだよね、実際。
↓ 店の近くには風情ある景色が。少し雨が降っていたが、さっと周ってみた。下左:壕川。下右:朱色の土塀が綺麗な「辧財天・長建寺」。この地は以前、遊郭(中書島遊郭)だったとのこと。
京の台所 月の蔵人
京都府京都市伏見区上油掛町185-1
( 京都 伏見 月のくらびと 月桂冠 月桂冠酒造 弁財天 中書島遊郭 )