鶴舞線の浅間町駅から歩いてすぐの美濃路沿いにあるそば料理の「正盛(せいせい)」へ。以前に訪問した「いち寅」のすぐ裏手に当たる。そばといっても所謂”趣味蕎麦”の店ではなく、そばを中心とした麺類食堂といったかんじ。80年代半ばに出版された古いガイドブックにも載っているので、少なくとも40年近くは歴史があるはず。年配の夫婦と給仕女性の3人でやっていらっしゃるのかな。店内は小上がり席が3つにテーブル席が3つ。小上がり席に座らせてもらった。外は暑かったが店内の冷房が弱めなので汗がなかなか止まらない(訪問9月末)。先客は老人グループが一杯やっていたり、サラリーマン風の客が連れ立って来ていたりと満席の盛況。給仕女性に「ざるそば」をお願いした。
さほどかからずせいろに盛られた「ざるそば」が運ばれた。そばには刻み海苔が散らしてある。別皿の薬味は、刻みネギ、うずらの卵、天玉、ねりわさびと豊富。つゆは徳利に入っていて猪口に注いで啜ってみると、濃いめの甘めという古(いにしえ)の東海地方仕様。そばの麺肌には粒がみえるが口当たりはつるんとしている。しっかりと冷水にさらされていて喉越しも良い。途中でつゆにうずらの卵を溶いてみた。これがあると(東海地方の)そば屋って感じるのはオッサンあるあるかな(笑)。次はご老人方のようにつまみと酒から始めてみたいナ。(勘定は¥770)
そば料理 お食事処 正盛
愛知県名古屋市西区浅間1-4-14
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