ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

キッチントーキョー @名古屋市西区・押切 (3)

2024年12月08日 | 名古屋(中村区・西区)

この夏(とはいっても9月も10月も入るが)は西区方面を散策することが多かった。ただ思い出すのは暑過ぎて汗をダラダラ流していたことばかり。ある日に訪れたのは時々利用する「キッチントーキョー」。店は美濃路(東海道と中山道を結ぶ脇往還)沿いにある。以前あった駐車場が見当たらなくなったの避けていたが、現在は別の場所にあるようだ。店に入ると時分どきとあって盛況。自分の後にも次々と客が入って来た。奥の座敷に案内されている人も。老主人と女将、給仕女性も健在。この日は地下鉄で来たので、外のホワイトボードにあった「本日のランチ(ヒレカツ・スパゲティー)」のライスを抜いてもらって「キリンビール(大ビン)」もお願いした。周りを見てみるとやはり圧倒的に「日替りランチ」を頼んでいる人が多い。

まずはビールが置かれた。冷たいのをグイッと。ウメー。そして大きな平皿に盛られた「ランチ」が登場。ヒレカツの大きいのが3切れ。付け合わせにはフレンチ・ドレッシングのかかった千切りキャベツとレタス。脇にケチャップ味のスパゲティー。カツにはとんかつソースがかかっている。カツは食べ応えがあって旨い。辛子でなくハインツのイエロー・マスタードのボトルがそのまま置いてあるのが面白い。熱々を頬張りながら冷たいビールで流し込む。ビールを呑み干した後、断わり忘れた味噌汁を呑んで締め(笑)。お腹いっぱいになってもう何も入らない。(勘定は¥1,500)

以前の記事はこちら (1)(2

 

 


 

↓ 店のはす向かいにある「凧茂商店」(建築詳細不明)。自分が生まれる前の古い新聞記事の再掲載で見た”押切の凧屋”はここだろうか。正月ともなると大忙しで全国に出荷していたのだそう。そういえば凧揚げって見なくなったなァ。

 

 

 


 

 

キッチントーキョー

愛知県名古屋市西区花の木1-3-1

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう 押切 おしきり 洋食店 洋食屋 洋食 大須 日替りランチ 旧街道 近代建築 みのじ 脇往還 たこも 凧茂本店 )

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正盛 @名古屋市西区・浅間町

2024年11月17日 | 名古屋(中村区・西区)

鶴舞線の浅間町駅から歩いてすぐの美濃路沿いにあるそば料理の「正盛(せいせい)」へ。以前に訪問した「いち寅」のすぐ裏手に当たる。そばといっても所謂”趣味蕎麦”の店ではなく、そばを中心とした麺類食堂といったかんじ。80年代半ばに出版された古いガイドブックにも載っているので、少なくとも40年近くは歴史があるはず。年配の夫婦と給仕女性の3人でやっていらっしゃるのかな。店内は小上がり席が3つにテーブル席が3つ。小上がり席に座らせてもらった。外は暑かったが店内の冷房が弱めなので汗がなかなか止まらない(訪問9月末)。先客は老人グループが一杯やっていたり、サラリーマン風の客が連れ立って来ていたりと満席の盛況。給仕女性に「ざるそば」をお願いした。

さほどかからずせいろに盛られた「ざるそば」が運ばれた。そばには刻み海苔が散らしてある。別皿の薬味は、刻みネギ、うずらの卵、天玉、ねりわさびと豊富。つゆは徳利に入っていて猪口に注いで啜ってみると、濃いめの甘めという古(いにしえ)の東海地方仕様。そばの麺肌には粒がみえるが口当たりはつるんとしている。しっかりと冷水にさらされていて喉越しも良い。途中でつゆにうずらの卵を溶いてみた。これがあると(東海地方の)そば屋って感じるのはオッサンあるあるかな(笑)。次はご老人方のようにつまみと酒から始めてみたいナ。(勘定は¥770)

 

そば料理 お食事処 正盛

愛知県名古屋市西区浅間1-4-14

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう そば 蕎麦 ざる蕎麦 せいせい 麺類食堂 うどん 美濃路 )

コメント (4)
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呑ひゃら @名古屋市西区・浅間町

2024年11月07日 | 名古屋(中村区・西区)

西区浅間町(せんげんちょう)にある料理屋「呑ひゃら」へ。こちら土日祝日休みで夜は予約のみ、昼は1時間半程度の営業なのでとても伺う機会は無いと思っていたけれど、ある平日の昼に近くに居たので開店時間に合わせて寄ってみた。店は以前訪れた「いち寅」のはす向かい。暖簾が掛かってすぐだと思ったけれど店内には既に先客が2人も。店内は土間のテーブル席が3つとカウンター席が少々。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる。昼は天ぷらの定食と丼の4品のみ。外に出ている品書きで決めていた「かき揚天丼」をお願いした。調理服と調理帽の主人が黙々と調理を進める。

しばらくして「かき揚天丼」が運ばれた。えのき茸の味噌汁と漬物3種付き。丼には隙間が見当たらない程一面がびっしりとつゆをくぐったかき揚げ天で埋められている。箸を入れると沢山の小海老。それもプリッとした歯応えの身の太いもの。う、旨いなぁ。それ以外は三つ葉ぐらいか。濃いつゆを含んだ衣も旨いし、ひと塊になったかき揚げではないので下のご飯と一緒にも食べ易い。何尾あるかは数えなかったが次から次へと海老が出てくる。これでこの値段って破格だ。丼を持ち上げたまま一心不乱に掻き込んだ。これは是非「上天丼」も食べてみたくなる。夜は様々な季節の一品や鍋なんかが出るらしいけれど、常連客でずっと先まで埋まっているという噂なので訪れる機会は来ないだろうなァ…。(勘定は¥1,000)

 

お食事 季節料理 呑ひゃら

愛知県名古屋市西区浅間1-3-11

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう どんひゃら 天婦羅 天麩羅 てんぷら 天ぷら 天丼 和食 鍋料理 日本料理 割烹 居酒屋 小料理 )

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萬珍軒 @名古屋市西区・浄心 (3)

2024年10月27日 | 名古屋(中村区・西区)

西区の美濃路(東海道と中山道を結ぶ脇往還)近辺を散策。この日も暑さが異常で全身汗まみれ(訪問8月下旬)。携帯している手拭いから拭った汗が絞れそうなほど。銭湯にでも浸かって汗を流してからどこかで冷たいのを呑もうと、午後3時から開く浄心の「児玉湯」に向かう。ただあまりの日差しにフラフラ。銭湯まであと少しという道中で「萬珍軒」の暖簾が見えてしまった…。こちら中休みが無いのだ。つい暖簾をくぐってしまう(笑)。半端な時間帯とあって先客は居ない。カウンター席に座ってとりあえず「ビール」をお願いした。全然腹は減っていないが、何も頼まないのもと「餃子」も注文。

キンキンに冷えたビールをコップに注ぎ、グイッと。ハァ、ウメーッ。このまま瓶1本呑んでしまいそうなのを我慢して「餃子」の出来上がりを待つ。店の奥にあるエアコンの風を扇風機で送っているがほとんど効果なし。いいのやら悪いのやらどっと汗が噴き出してくる。でもよく冷えた部屋で呑むより断然旨い。出来上がった「餃子」は小振りなのが7つ。しっかりと下味が付いているので、用意してくれたタレと卓上の瓶に入った特製ラー油は使ったり使わなかったり。旨いなァ。こんな使い方で申し訳ないがビールを飲み干したので勘定してもらい銭湯へ向かった。(勘定は¥1,250)

以前の記事はこちら (1)(2

 

 


 

↓ 先々月に続いて「児玉湯」へ。まだ開いたばかりの時間帯、しかも灼熱の太陽の下なので先客は2名のみ。それもすぐ貸し切り状態に。洗い場の六角柱のカランを使って体を洗い、熱めの湯に入ると気持ちがいい。こちら脱衣所はしっかり冷房が効いているのも有難い。でも銭湯を出たらまたすぐに汗だくに…。もう1回「萬珍軒」に帰るか(笑)。

 

 

 


 

 

萬珍軒

愛知県名古屋市西区浄心2-13-25

 

( 名古屋 なごや 浄心 じょうしん まんちんけん ギョーザ ぎょうざ 中国料理 中華料理 銭湯 こだま湯 )

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水仙 @名古屋市西区・押切

2024年10月20日 | 名古屋(中村区・西区)

西区押切の美濃路周辺を歩いていた真夏のある日、あまりの暑さに冗談抜きでフラフラになって避難させてもらったのは喫茶「水仙」(訪問8月半ば)。オレンジ色のフィルムが貼ってある入口を開けると、中はペンダント・ライトが下がるテーブル席が3つとカウンター席が2つ。U字型のボックス席もある洒落た造り。高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃる。メニューが無いようなので「コーヒーフロート出来ますか?」と尋ねたが無いとのこと。ではと「アイスコーヒー」をお願いした。

しばらくして運ばれた「アイスコーヒー」は、冷やしたガムシロップとクリームが付いている。ビスケットとチョコレート付き。アイスコーヒーには珍しく苦味のしっかりした味わい。何度も手ぬぐいで拭って失った水分を補給してホッとひと息。今年の名古屋の暑さは特に痺れる。これから毎年こんななのだろうか…。普段は喫茶店に15分くらいしか滞在しないが、この日は冷房の効いた店内からなかなか外に戻る気になれず、珍しく週刊誌なんかを拡げて過ごさせてもらった。訊くのを忘れたのだが軽食メニューは何があるのかな。次に入ったら何かいただいてみよう。(勘定は¥410)

 

 


 

↓ 浅間町の駅に近い路地にある「旧・萬歳湯」(建築詳細不明)。平成28年頃に廃業したそう。天井が高いのだろう3階建てのような高さがある。自分はここの現役時は全然知らないし、建物が残っていることも知らなかった(今回裏手に煙突が残っているのを見付けて気付いた)。住まわれているみたいだが、銭湯を辞められた後の建物って中をどうやって使うんだろう。

 

 

 

 


 

 

喫茶・軽食 水仙

愛知県名古屋市西区花の木1-13-21

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう 押切 おしきり すいせん 喫茶水仙 喫茶店 純喫茶 近代建築 銭湯建築 まんざい湯 )

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肉の横関 @名古屋市西区・浄心

2024年10月14日 | 名古屋(中村区・西区)

日曜休みなのでなかなか伺うことが出来なかった浄心の精肉店「肉の横関」。この日は平日で近くに居たので足を延ばしてみた。酷暑の中、駅から歩いて店へ。町の肉屋とは一線を画す大きな店舗。店の前は交通量の多い道路だが、何台も車が路駐して客が店内へ吸い込まれていく。店内は各種の生肉が平置きしてあり、肉の種類もかなり多い感じ。店員の数も多い。揚げ物のコーナーでは沢山まとめて注文している人も。暑いから自宅で揚げるよりここで買った方がいいもんね。自分はもちろん生肉は買って帰られないので、揚げ物コーナーの「手造りコロッケ」「ミンチカツ」「カレーコロッケ」を購入して家に持ち帰った。

「手造りコロッケ」は肉の風味がしっかり。衣は細目。中はとろっとした食感で下味は控えめ。ソースをかけたりしていただいた。「ミンチカツ」は厚みがあってずっしりと重い。ぎっしり肉が詰まっていて食感もしっかりしていて旨い。さすが肉屋のミンチカツ。「カレーコロッケ」はとろっとした食感でカレーの味わいは甘口。これにも少しソースをたらしていただいた。どれもビールやハイボールのツマミにぴったり。安過ぎるぐらいの値付けだし、揚げ物の種類はまだまだ豊富なのでまた寄ってみることにしよう。(勘定は¥226)

 

肉の横関

愛知県名古屋市西区花の木3-19-4

 

( 名古屋 なごや 浄心 じょうしん 肉のよこぜき よこぜき 横関 ミート・ショップ 精肉店 惣菜 総菜屋 持ち帰り テイクアウト )

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ヨコイ @名古屋市西区・浄心

2024年10月10日 | 名古屋(中村区・西区)

ある晩に立ち寄ったのは浄心の弁天通商店街にある鉄板焼の「ヨコイ」。平日の夜にこの辺りに居ることはあまりないのでなかなか機会が無かった。暖簾をくぐると鉄板を前にしたL字のカウンター席には先客が数組。年配の主人が1人でやっていらっしゃる。カウンター席の短辺が空いていたので座らせてもらった。先客の注文の調理で忙しい主人に「酎ハイ」と「長いもバター焼」をお願いする。

「酎ハイ」はレモンスライスの入ったグラスに。炭酸は弱め。ここまで駅から歩いて来るだけで汗をたっぷりかいているので冷たいのをグイッと。「長いもバター焼」は鉄板で調理。バター醤油での味付け。他の調理で忙しそうな主人の機を見て「ビンビール(中ビン)」(アサヒ・スーパードライ)と「焼そば・肉玉」を追加。調理の様子を見ていると茶色の蒸し麺を使っている。焼き上がった焼そばに追いソースをかけて完成。皿に盛られて供された。目玉焼き、刻み紅生姜添え。ぼそっとした独特の食感で旨いが、追加した分ソースが多過ぎて下に溜まってしまうほど。麺を寄せ、皿を傾けてからいただいた。次はもう少し落ち着いて呑んでみようっと。(勘定は¥2,000程)

 

 


 

↓ 浄心の辺りも色々変化が。お気に入りのケーキ屋「グルッペ」は最近ずっとシャッターが降りたまま。主人がご高齢だから心配だ。前を通るとつい写真を撮ってしまう旅館「大和」(建築詳細不明)。薄桃色のタイル壁に書かれた文字や、木戸のガラスに書かれた筆文字がいい感じ。中の間取りがどうなっているか興味が沸くが、いつ頃まで営業していらっしゃったんだろう。

 

 


 

 

お好み・鉄板焼 ヨコイ

愛知県名古屋市西区城西4-26-15

 

( 名古屋 なごや 浄心 じょうしん 弁天通商店街 べんてんどおりしょうてんがい ヨコイ おこのみやき お好み焼き やきそば 焼きそば 居酒屋 酒場 )

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泰禄屋 @名古屋市西区・押切

2024年10月03日 | 名古屋(中村区・西区)

西区の押切にある「泰禄屋」。自分がブックマークしたのは随分と前でずっと訪れたかった店だが、機会を狙っているうちにコロナ禍や長期休業となってしまっていた。復活されたとは聞いていたが、平日のみ、しかも基本的に月~木曜の夜営業のみとなってしまいほとんど諦め。それが有難いことにいつもコメントを下さる南田神田さんが店のお盆期間の営業日をXに上げていてくれ、そのうちの1日のみ早い時間なら何とか訪問可能な日が見つかった。万難を排して行く手筈を整える。

もう暑いのなんのって堪らない日が続いた名古屋のお盆期間。それでも積年の願いだったので汗だくになりながら店を目指す。店は押切の美濃路(※東海道の宮宿から中山道の垂井宿までを結ぶ脇街道)沿いにある。外観だけからだと休業のままに見えるが(笑)、5時にはちゃんとシャッターが上がっていた。店の中はL字のカウンターとテーブル席が3つ程。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。何はなくとも汗で大量に流れ出た水分の補給。「ビール大」(キリン一番搾り)をいただく。コップに注いでグイッと…。ウメー。つまみ無しで全部呑んでしまいそう(笑)。

お願いしたのは「ぎょうざ」と「だし巻玉子」。こちら、店の外看板にも「ぎょうざの店」とあって、何でも三重県伊勢市の名店で修業をなさったとか。注文してから皮を延ばし手包みするというからご夫婦の作業を眺めているだけで酒が呑めそう(笑)。主人が皮を延ばし、女将さんが餡を手際よく包む。主人によって焼かれた「ぎょうざ」は8個。底面はパリッと焼かれていて中はとろっと。タレが用意されたが、そのままでもしっかりとした味わいがあって旨いのなんの。ひと口で頬張ると口の中がジュワッと餡の肉汁と旨味で満たされる。それをビールで洗い流し…至福。「だし巻玉子」は奥で焼かれて運ばれた。ネギが入っていてかなり甘めの味付け。

次は酒を追加。「燗しますか?」と訊かれたがひやでもらう。酒はガラスコップに注がれた。出来上がった惣菜が並ぶガラスケースから「きんぴら」と「酢の物」を取り出す。「きんぴら」は鶏肉、牛蒡、人参、揚げ、椎茸など沢山の具材でかなり濃いめの味付け。「酢の物」はイカ、きゅうり、わかめ。もちろん1杯では全然足りないのでお酒をお代わり。もう今晩はここで終わっちゃいたいナと思ったがそうもいかない。最後は締めに「とん汁」をもらった。しっかり赤出汁の豚汁で、作り立てなのかネギのしゃきっとした食感が残りしみじみと旨い。店も混み合ってきて、どこで調べて来るのかスーツケースを転がす後客も入って来たので席を譲ることに。忙しい主人に機を見て勘定してもらい、店を後にした。外はまだ明るい。(勘定は¥2,700程)

 

 

ぎょうざの店 泰禄屋

愛知県名古屋市西区花の木1-3-10

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう 押切 おしきり たいろくや 居酒屋 酒場 食堂 定食 餃子 ギョウザ ギョーザ 美鈴 ぎょうざの美鈴 豚汁 )

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水月楼 @名古屋市中区・東別院

2024年09月23日 | 名古屋(中村区・西区)

以前から何度も訪れては営業日(時間)に当たらず訪問が果たせていなかった東別院の中華料理店「水月楼」にやっとの訪問。この日は近くの麺類食堂「東京庵」を訪れたがまさかの廃業済み(8月10日閉店)。すぐ近くのもう1軒も少し前に廃業しているので落胆していたところ。じゃあとこちらを覗いたら営業中の看板が出ていた。ヨカッタ―。何度この古い建物の写真だけ撮って帰ったことか(笑)。店に入るなり年配の主人が「注文何にしますかー。」と。ずっと前から決めていたのでカウンター席に腰掛けつつ「鶏球飯(かいこうはん)、ご飯少なめ」と返事出来た。そうでなかったらあたふたしたろう。店内はキャンディーズや立木義弘撮影のヌード・ポスターが飾ってある昭和から時間が止まった内装(笑)。すぐに主人の調理が始まる。

手際が良いのであっという間に「鶏球飯」が完成。事前に知っていたのでご飯を少なめにしてもらったが、少なめでも普通の店の量。指定しなかったら四苦八苦するはず(実際に後客に運ばれた品は普通で大盛の量だった)。若干前に傾斜しているカウンターでスプーンを取り上げ、熱々の「鶏球飯」をいただいていく。いくつもの小さめの鶏のから揚げの他に、白菜、キクラゲ、タケノコ、人参などが中華餡と絡まってご飯の上にのっている。餡は色付きこそ薄いが、ちょうどいい塩加減。旨い。後客が次々と入って来るが、慣れている人は決め打ちで扉を開けるなり注文してから座っている。カウンターの上にピッタリの小銭を置いて勘定を済ませ、席を立った。若い客が多いがそりゃそうだろう、この量でこの値段だもの。また伺いたいナ。(勘定は¥450)

 

 

水月楼

愛知県名古屋市中区平和1-6-13

 

( 名古屋 なごや 東別院 ひがしべついん 平和 へいわ すいげつろう 中華料理 中国料理 カイコー飯 かいこう飯 )

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チェリー @名古屋市中村区・中村公園

2024年09月19日 | 名古屋(中村区・西区)

車で中村区を移動。エアコンを効かせた車内も日差しがきつい。涼を取ろうと思って向かったのは豊國神社参道にある喫茶店「チェリー」。以前に食事目当てで立ち寄った時は臨時休業で振られていた。こちらは自前の駐車場があるのが便利。15時までと以前と比べて営業時間が絞られている様子だが、店内はほぼ満席の盛況。まだ昼過ぎとあって食事をしている客が大半。フロアーは年配の給仕女性が3人。調理場にはコックコートの主人。庭もあって明るい雰囲気のフロアーにはテーブル席が沢山。お願いしたのは「氷・フルーツ」という品。どんなかき氷なのかは全然分からないまま注文した。

調理で忙しい様子でなかなかやってこない。外の酷暑からくる喉の渇きも無くなった頃、やっと配膳された「氷・フルーツ」は、氷の上にバニラアイスを中心として、メロン、ピーチ、バナナ、さくらんぼ、みかん、りんご、パインが並べられた豪華な一品。蜜はせんじ。華やかだが昨今の映えを意識したものと違い、その佇まいが何ともクラシックでいい感じ。冷たい氷と各種フルーツの果汁、それに蜜が合わさってすこぶる旨い。氷の舌触りはさすがに専門店のふわふわな感じは無いが、これで充分。溶けた蜜も冷たくて旨かった。各テーブルに運ばれていく料理はいかにも正当な洋食といった感じ。ひょっとして主人はホテルとかの出だったりして(未確認)。今度こそ料理目当てで立ち寄ってみよう。(勘定は¥850)

 

コーヒー チェリー

愛知県名古屋市中村区中村町6-33

 

( 名古屋 なごや 中村公園 豊国神社 とよくにじんじゃ 喫茶チェリー Coffee Cherry 喫茶店 洋食 スパゲティー かきごおり かき氷 )

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