ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とん八 (2) @名古屋市東区・代官町

2019年12月31日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

東区百人町にある銭湯「桔梗湯」でたっぷりと汗を流した後は、のんびり歩いて代官町の「とん八」へ。随分と久しぶりの訪問。まだ口開けの時間なので先客はおらず、銅製おでん鍋の真ん前の赤い丸椅子に座らせてもらった。何はなくともビール。キリン一番搾りの大瓶を出してもらい、コップでグイッと。シミルー。生き返った…。相変わらずシャンとして寡黙な主人に早速「串かつ」を揚げてもらう。

「串かつ」の1本はソースで、1本は味噌でお願いした。ソースと生キャベツが用意され、揚げたての串かつが漆黒の味噌だれに沈められる。もちろんそちらから先に口に入れた。見た目とは全然違う拍子抜けするくらいあっさりとした風味の味噌だれが衣にたっぷりと含まれて、旨い。ビールで追いかける。おでんの里芋と厚揚げを追加。素材があっさりな上に味噌だれもあっさりなので優しく胃の中に落ちていった。次回は酒にしてみよう。喉の渇きは癒えたので長居せずこの辺で。(勘定は¥1,500程)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 初めて入った百人町の住宅地の細い路地にある「桔梗湯」。木製歪みガラスのロッカーが渋い。改装してあり設備は充実。老齢の父の介添えで腰を痛めていたので強い圧力のジェットが最高に気持ち良かった。湯温も熱めで好み。

↓ 夜の「太陽ビル(太陽商工ビル)」(昭和6年・1931・建造)。昼とはまた違った雰囲気が素敵。

 

 

 

 

 


 

とん八

愛知県名古屋市東区代官町32-5

 

( 名古屋 なごや 代官町 だいかんちょう とんはち とんぱち 串かつ くしかつ おでん 味噌おでん みそおでん 近代建築 太洋株式会社 太洋商工株式会社 登録有形文化財 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とんかつや @岐阜県本巣郡北方町

2019年12月30日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜バスのホリデーパス(※期間限定)を使って移動可能地域をブラブラ。普段自分で運転している時には通らない道や、気付かなかった景色が楽しい。この日の昼食は前から訪問してみたかった北方町の「とんかつや」へ。わざわざ本数の少ないバスを使って最寄りの小さなバス亭で降り、10分程歩いて店へ向かう。この辺りは少し外れると田んぼの中の農道になってしまうかなりの田舎。バイパス沿いにあるとはいえ思い切った場所に店を作ったものだ。完全車社会の岐阜県ならでは。店の中に入ると広い店内は長くて大きなカウンター席のみ。そして広いスペースの中心にまるで舞台のように調理場があるなかなか面白いレイアウト。揚げ方の若い男性(主人かどうかは不明)に給仕女性が3名ほど。様々な種類の高級豚肉もあるようだが、品書きから選んだのは一番基本の「ロースかつ定食」。これだと豚は「岐阜けんとん」という種類になるようだ。せっかくのバス移動なので「ビール」も。

まずはビール(アサヒドライ・中瓶)で喉を潤す。枝豆が付いているのがうれしい。自分が座った頃には続々と後客が来て、すぐに待ちが出る人気ぶり。揚げ方の男性はよく客席を見ていて、逐一指示を出している。卓上には調味料として、とんかつソース、太陽ソース、とんかつ醤油(!)、醤油、岩塩、ドレッシング、太白胡麻油が並んでいる。しばらくして、まずご飯と味噌汁と漬物が置かれ、すぐ後にロースかつがやってきた。一緒に用意された箸の質も良い。かつは金網の上にのっていて千切りキャベツが添えてある。自分好みの細目の衣のかつを箸で取り、ガブリ。脂身の甘味が旨い。そして次は最近巷で流行りの塩で。次は初めて使う”とんかつ醤油”。それだけ舐めてみた訳ではないので普通の醤油とどう違うのかはよく分からなかったけれど、たまりの風味が思いの外いい感じ。そういえばうちの嫁はフライ物に醤油を使うのが好きだな…。でもガキの頃に”好物はとんかつソース”と公言していた自分にとっては、やっぱりソースが一番。独特の風味のある「太陽ソース」もかつと合ってとても良かった。こうやって味を変えながら食べていると全然かつが足りないゾ(笑)。かつ自体は表面に焦げた衣のくずが残っていたり、早喰いの自分でも衣がふやけて崩れ剥がれたりと、想像していた程の完成度は無かったが、充分美味しくいただいた。勘定してもらうと天ぷらの「ふくだや」のカードが置いてあったが、あそこの関係の店とは知らなかったナ。(勘定は¥2,200程)

 

とんかつや

岐阜県本巣郡北方町高屋白木1-51

 

( 岐阜 ぎふ 北方町 きたがたちょう とんかつ 豚カツ トンカツ 定食 ランチ けんとん たいはくごまあぶら とんかつしょうゆ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壺屋 @愛知県豊橋市

2019年12月30日 | 愛知県(三河・老舗)

豊橋遠征の締めくくりは、駅構内の「壺屋」へ。豊橋駅の駅弁として有名な創業明治21年(1888)の老舗。元々は旅館として創業し、翌年には既に駅構内での販売許可を得ていたというから駅と共に長い歴史がある。稲荷寿司といえば豊川稲荷。距離の近い豊川とどういう関係があったか分からないが(そもそも稲荷寿司の起源も諸説存在)、地元で親しまれているのみならず、名古屋あるいは東京にも店があるらしい。この日は朝から豊橋市内を散策し、かなりの距離を自転車で廻り、何軒も店を渡り歩いたので(笑)、ヘトヘトな上にお腹はいっぱい。駅構内に実店舗もあるのだが、締めに豊橋餃子を2軒、ビール付きで訪れたのでもう何も入らない。それでもまだ遅い時間ではないので、家に帰ったらまた腹も減るだろうと稲荷寿司は買って帰ることにした。

家に帰ってひと休みした後に、クラシックな包みが素敵な「稲荷寿司」を開ける。紅生姜が添えてある「稲荷寿司」は計個。手が濡れるほどたっぷりとつゆを含んだ油揚げは甘めの味付け。中の酢飯の酢加減は弱く、一緒に口に含むと甘味が勝っている。それでも寿司の不思議でさほど腹が減っていなくともパクパクと口に入れてしまう。結局熱い緑茶と一緒に全部食べてしまった。次に行った時には店に入って麺類と一緒に食べてみようっと。(勘定は¥580)

 

 


 

↓ 国の重要文化財に指定されている「豊橋ハリストス正教会・聖使徒福音者馬太聖堂」(大正2年・1913・建造)も再訪。天気がいいと白く塗られた壁が映えて印象も随分違う。

 

 

 

↓ 国重要無形民俗文化財に指定されているという”豊橋鬼祭”で有名な「安久美神戸神明社。本殿を含む5棟が登録有形文化財に指定されていて、唯一鉄筋コンクリート造りの「神庫」(写真3枚目・昭和5年・1930・建造)も含まれている。

 

↓ 大池通り沿いの「カネ大酒店」(建築詳細不明)に掲げられていた渋い木製文字看板。

 


 

壺屋

愛知県豊橋市花田町西宿無番地 豊橋駅ビル カルミア構内

 

( 豊橋 とよはし 豊橋駅 つぼや いなり寿司 いなり寿し いなりずし 稲荷寿し 弁当 駅弁 立ち食いそば 立ち喰い 近代建築 教会 陸軍第15師団 軍都 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Ultimate Collection / The Isley Brothers

2019年12月29日 | ソウル・ファンク・R&B

The Ultimate Collection / The Isley Brothers (2002)

ソウルの大御所、アイズレ―・ブラザーズ(The Isley Brothers)の3枚組ベスト盤。1950年代に結成され、様々なアーティストにカヴァーされた「Shout」、60年代にはビートルズ(The Beatles)のカヴァーで有名な「Twist And Shout」、中期にはモータウンに在籍し「This Old Heart Of Mine」、「It's Your Thing」などヒット曲を多くだしているし、70年代に入っても「That Lady」「Fight The Power」などのファンキーなヒットがある彼ら。ジミヘン(Jimi Hendrix)がバックバンドに一時在籍していた事でも知られている(自分はそれで知った)。それでも何となく自分には馴染みが薄く、曲を聴けば「あぁ、この曲か」と聞き覚えはあるものの、決定的なオリジナル・アルバムも知らないので、特に後年の活動はよく知らないまま。活動歴をおさらいしてみると離合集散も死別もあり、ややこしい。という訳でバンドを俯瞰するサンプラー的に使えるかもと購入してみた。

この3枚組は、それぞれテーマが、”SMOOTH SIDE” 、””GROOVE SIDE” (写真上)、”CLASSIC SIDE”に分かれている。1枚目は70年代後半から80年代のスウィートな曲が中心。何度か通して聴いてみたが、音こそ新しいものの、やっぱりこの辺りの曲は苦手…。2枚目は”グルーヴ”ということで、70年代のファンキーな曲が中心。これはいいなァ。ヒット曲も多く、時代の音はあるもののカッコイイ曲が多い。ジミを雇っていたこともあったぐらいだからかハードな音のギターが結構多くフィーチャーされている。のちのDJ達がサンプリングしそうな音が続々(詳しくないがきっと沢山サンプリングされたろう)。一番しっくりきたのは3枚目の主に50、60年代にヒットした曲群。大好きなザ・フー(The Who)が(主にライヴで)カヴァーしていてすでに馴染みがあったし、あぁ、この曲もアイズレーなのかと気付くものが何曲もあった。

オークションにて購入(¥717)

  • CD (2003/8/5)
  • Disc : 3
  • Format: Import
  • Label : Sbme Import
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレークミン @名古屋市中区・千代田 (※閉店)

2019年12月29日 | 名古屋(中区)

千代田の新堀川沿いにあるカレーの店「クミン」。今はいわゆる”スパイス・カレー”が全盛だし、東海地方には昔からチェーン店が根付いているので、こういうオールド・スタイルなカレーの専門店ってあまり見かけなくなってきた。この日はたまたま店の前を通り、用事を済ませてから後で食べに来ようといったん店を離れ、少し経って帰って来たのだが、何と店の前に行列が。特に便利な場所でもないのにこの人気。雑誌か何かで紹介でもされたかな。並ぶのは嫌なのでもう一回離れて時間を潰し、店に戻ってみるもまだ待っている人が2人居る。もう午後2時近いのに…。すでにカレーの口になってしまっているし、店が閉まってしまうので仕方なく後ろに。幸いすぐに呼ばれて店内へ。カウンター席に座らせてもらう。年配の主人と女将さん、それに手伝いが2名ほど。メニューを見ても読み解けなかったけれど、ビーフ、ポーク、家庭風というのが大まかな柱なのかな。一番先頭にあった「ビーフカレー」のSサイズ(180g)を”辛口”でお願いした(⇔マイルド)。

調理を見ているとビーフは別鍋で煮てあり、辛口とマイルドで鍋を分けているようだ。まずは先にビーフがのせられ、その後からカレーがかけられて配膳された。Sのライスの量180gってどのくらいかよく分からなかったのだが、ごく普通の量ある。鼻に抜ける心地良いスパイスのいい香りのするカレーを早速スプーンでひと口。お、これは旨いなァ。もっとモッタリとしたカレーを想像していたが、口当たりも辛さもちょうどいい感じで後味もすっきり。卓上の赤くない福神漬を挟みながらあっという間に食べ終えたが、もっと多くても問題なく食べられただろう。次はメニューで見た「チャーシューカレー」か「ポークカツカレー」にしてみようっと。(勘定は¥630)

 

 


 

↓ 新堀川沿いに建っていた建物(建築詳細不明)。窓の形が洋風だったり、一部に洋風瓦を使っていたり、玄関先の柱がモザイクタイル張りだったりとちょっと面白い。一般住宅かと思っていたがキリスト教系の団体が使っているようだ。

 

 


 

 

カレークミン

愛知県名古屋市中区千代田3-1-24

※令和6年3月を以って閉店されました

 

( 名古屋 なごや 千代田 ちよだ クミン カレー カレーライス カレースパゲティー 野菜カレー 近代建築 閉店 廃業 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洋酒天国 @岐阜県岐阜市 (2)

2019年12月28日 | 岐阜県(岐阜)

柳ヶ瀬近辺で夕食を終えた後、歩いて八ツ寺町のバー「洋酒天国」へ。店に入ると、いつも朗らかな主人の他に童顔の若い衆が。5月から店に入った新人だそう。まだ20代だそうで笑顔が初々しい。先客はカウンター席とテーブル席に1組づつ。カウンターの方は同伴客かな。昔からの馴染みのようで主人にも結構きつい放言をしているが、主人は変わらずニコニコと受け答えしている。端っこの方に腰掛けさせてもらい、まずは「ジンリッキー」を。ビーフィーターで作られた「ジンリッキー」と一緒にフルーツの盛合せも置かれた。「?」という顔をすると「皆さんにお出ししておりますので…。」との事。いわゆるチャームということかな。1口づつだがイチゴ、マスカット、パイン、オレンジ、りんご、柿、梨と盛り沢山。どれも旨いフルーツだったのでちょっぴり勘定が心配になる(笑)。

キリッとした「ジンリッキー」の後が思い付かない。夕食先でも呑んでいたし、お腹も膨れた上にフルーツを食べたのでフルーツを使ったショートカクテルも要らないなァというかんじ。ちょうど卓上のポップに「アイリッシュコーヒー」があったのでそれにすることにした。もちろん作るのは主人。ウイスキーが何だったか見落としてしまったが、グラスの中のウイスキーに上からコーヒーを落として混ぜ合わせていく。別に泡立てたクリームを表面にそっとのせて完成。それを見ていた先客が、「それ下と混ざらへん?」。主人は「もし混ざったらお代はタダになります(笑)。」と笑わせてくれた。グラスを鼻に近づけると甘い香りが漂ってくる。アルコール感は弱めだが、美味しくいただいた。こういうカクテルで閉めるのもなかなかイイ。(勘定は¥3,300)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

 

洋酒天国

岐阜県岐阜市八ツ寺町2-4

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 ようしゅてんごく バー オーセンティックバー 老舗バー カクテル ウイスキー アイリッシュ・コーヒー )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤のれん @愛知県豊橋市

2019年12月27日 | 愛知県(三河)

豊橋餃子ハシゴ。「(ちゅん)」の次は駅西すぐの「赤のれん」。ネオンも光っていて目立つ建物の文字通り”赤のれん”をくぐる。店に入ると天井が低く、横に長いカウンター席のみが目に入る。店員らは若く、こちらはすでに7割がた客が座っていたので、開いていた端っこの席に案内された。2階にも席があるようだ。腰を下ろして壁に掛かった品書きを見ると、こちらもライスさえ無く「ぎょうざ」と飲物のみと潔い。すぐに「ビール(大)」と「ぎょうざ(並・7個)」を注文した。するとビールが置かれた後、「ぎょうざ」がものの5秒で出てきてビックリ。繁忙時間は焼き続けているのかな。

皿には茹でもやしと千切りキャベツが添えられている。「ぎょうざ」は見た目からしても厚めの皮でふかっとした半分揚げタイプ、つまり形は違えどやはりホワイト餃子的な餃子だと分かる。こちらの方がさっきの「中」より”よく揚げ”だろうか(一説によると「中」はこちらから分かれた店らしい)。さっそくそのまま熱いところを口に入れ、ビールで追っかける。2軒目でもウメー。あちらと比べると餡が少なめだが、味の方向性は同じ。それに知らぬ間に店の中に持ち帰りの大行列が出来ているのも同じ。豊橋では餃子は家で食べるものらしい。確かにおかずにしようとしてもライスが無いもんなァ。にしても味といい、添え物(茹でもやし)といい、餃子のみの販売形態といい、興味深いところがいっぱいある豊橋の餃子なのだった。次はまだ他にもこういう店があるのか調べて来よう。(勘定は¥1,000程)

 


 

↓ 前回訪れた時には今ひとつの天候だった「豊橋市公会堂」(昭和6年・1931・建造 ※登録有形文化財)。この日はピーカンで(それはそれでスマホでは写真が難しいが)、威厳ある建物の雰囲気の違う姿を見ることが出来た。

 

 

 

 


 

 

赤のれん

愛知県豊橋市花田一番町189

 

( 豊橋 とよはし あかのれん 豊橋餃子 ぎょうざ ギョーザ ギョウザ 持ち帰り テイクアウト ソウルフード 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

升清 @名古屋市北区・大曽根

2019年12月27日 | 名古屋(東区・北区)

移転する前から寄ってみたいなと思っていた大曽根の居酒屋「升清」へ。知らず知らずのうちに時が経って、もう移転して5年位になるのかな。現在は駅の北東にあるビルのテナント2階に店がある。暖簾をくぐって中に入ると、まだまだ綺麗で真新しい感じの店内。給仕をする若い女性の数が多い。それに対して客は年齢層が高めで、どことなくみんな会社役員風(笑)。でも意外と雰囲気は賑やか、というかちょっとうるさいくらい。カウンター席に座らせてもらい、品書きに目を通す。酒は全国の酒造のものが揃っているようだが、メインの酒は半田市の「国盛」(中埜酒造)になるのかな。という訳で、まず「国盛・本醸造辛口」をぬる燗で、酒肴には「ほや塩辛」と「小あじ南蛮漬け」をお願いした。

運ばれた燗酒をちびりとやりながら「ほや塩辛」を口に含む。特有の苦味と磯の香りが口いっぱいに。昔はこんなのちっとも旨いと思わなかったけれど、今ならこれを舐めるだけでどれだけでも呑めそう(笑)。上品な盛り付けの「小あじ南蛮漬け」は3尾分。結構辛めの味付けだ。カウンターの客を見ていると結構給仕女性に相手をしてもらっている。自分には不要だが、それでオジサン達に人気なのかも(笑)。追加は同じく国盛の「半田郷・純米吟醸」を。”国盛”と銘が入った枡に入れたグラスに注いでくれるが、ちょっとグラスが細い…。酒肴は「揚げ出し豆腐」を。ししとうともみじおろしが付いた熱々の「揚げ出し豆腐」を崩しながら、冷たい吟醸酒を舐める。1人だったので持て余すかなと刺身類は避けたのだが、鯨肉や馬肉もあるようなので次は注文してみよう。今日はちょっと1人でゆっくり呑む雰囲気とは違ったので次は誰かと。(勘定は¥2,300程)

 

 

居酒屋 升清

愛知県名古屋市東区矢田1-5-1 マリオン大曽根テナントビル 2F

 

( 名古屋 なごや 大曽根 おおぞね ますせい 居酒屋 酒場 日本酒 焼酎 馬刺し けとばし 鯨 ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Sire Years 1976-1981 / Ramones

2019年12月26日 | パンク・ニューウェーヴ

The Sire Years 1976-1981 / Ramones (2013)

泣く子も黙るラモーンズ(Ramones)のサイア―時代のオリジナル・アルバム6枚組。ロック界に衝撃を与えた76年のデビュー・アルバムから始まり、フィル・スペクター(Phil Spector)プロデュースの「End Of The Century」、政治的な視点が歌詞にも現れた81年の「Pleasant Dreams」まで。彼らのこの作品群(特に3枚目まで)が無かったらロンドン・パンクは生まれなかったろうし、後のアメリカのハードコア・パンクも形を変えていただろう。自分はもちろん後追いなので、すでにロックの名盤という扱いでファーストから全部揃えたが(もちろんアナログ盤)、「1-2-3-4!」という掛け声から始まるその一本調子なスタイル、バブルガム・ミュージックやサーフィン・ミュージックを彷彿とさせるポップな音楽性、Tシャツ、革ジャン、破れたジーンズという”パンク”を定義づけたファッションなど、全てがかっこ良かった。ライヴにも何度か足を運び、お約束連続の金太郎飴の如き、たった60分のステージを楽しんだ。

各CDは紙ジャケットに収納されボーナス・トラックは未収録。新装なのにボーナス・トラックが入っていないことに賛否があるが、自分は大賛成。ラモーンズのアルバムはどれも30分程度のあっけないほどの短さだが、それを一気に聴くことが肝要と信じる。ダラダラと他でも聴けるデモ・テイクや細切れのライヴ音源を聴く必要は無しだ。ギュッと凝縮された2分程度の曲が並ぶ初期はやっぱりサイコー。パンクはのちのセックス・ピストルズ(Sex Pistols)らのロンドン勢も含めて”ロックンロール・リバイバル”という側面を忘れてはいけないだろう。70年代に入ってハード・ロックやプログレッシヴ・ロックの曲がどんどん長く冗漫になりつつあったところに、50年代のような親から「ダメ!」と言われていたロックンロールが(ちょいと粗雑になって)キッズに戻ってきたという感じだろうか。

そんなラモーンズも既にクラシック。初めてラモーンズを聴いた時は10代だった自分もすでに社会人や大学生の子供を持つオッサンだ。メンバーは解散後次々に亡くなり、もうオリジナル・メンバーは1人も存命していない。でもロックが存在する以上、ラモーンズが忘れられることは決してないのだ。

amazonにて購入(¥1,840)

  • CD  (2013/11/5)
  • Disc : 6
  • Format: Box Set, CD, Import
  • Label : Rhino
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かまた @岐阜県岐阜市 (3)

2019年12月26日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

この日は仕事関係の用事がありある場所に向かっていた。のんびり某市バスで向かっていたら急遽車両が不調になり完全にストップするトラブル(こんなことあるんだ…)。代車が来るまで車内に閉じ込められることに(苦笑)。1時間程余裕を見ていたので昼食を摂ってから仕事先へと思っていたのに、思わぬアクシデントで時間が厳しくなった。目的地行きのバスの数は限られているのでタクシーに乗ろうかと考えていたところ、バス停のすぐ前に洋食・喫茶の「かまた」があるのを思い出す。折角外に出ているので出来ればコンビニとかでなく自分の好きな店で食べたいし、30分で食事を終えれば目的地行きのバスにギリギリ乗れるかなァとバス停で降り、店のドアを開ける。昼時とあってほぼ満席。1つだけ空いていたので座らせてもらう。先客を眺めるとまだ料理の出ていない人もちらほら。やっちゃったかなと思いつつ、早く出そうなものをと「カレーライス」を注文した。ただ自分のカレーだけ早く出てくるはずもなく、ひとりソワソワ。

もうタクシーだなと諦めかけた頃、まず胡麻ドレッシングがかかったミニサラダと福神漬が置かれ、その後に店のマーク入りの白い深皿に入った「カレーライス」が運ばれた。ライスに少しかかっている緑はドライパセリかな。カレーの上には生クリームがさりげなくたらされている。こういうところがちょっとその辺の食堂と違うところ。昔からそうなのかな。カレーはビーフで、濃い色合いのいわゆる”欧風カレー”。急いでスプーンを入れていく。程良い辛さと香りがありとても旨い。ここは何を食べても旨いなァ。ライスの炊き具合も少し硬めでカレーとよく合っている。熱々のところを高速で掻き込んでいく。普段から早喰いだが、この日は更に早く食事を終え、勘定してもらった。店のドアを開けるとちょうど乗る予定のバスが向こうから走ってくるのが見え…、ヨカッタ。(勘定は¥730)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4)(5)(6

旧店舗の記事はこちら (1)(2

洋食喫茶 かまた

岐阜県岐阜市神田町6-16

 

( 岐阜 ぎふ かまた レストランかまた コーヒーかまた 喫茶かまた 老舗 移転 洋食 オムライス 玉子サンド 厚焼き玉子サンド 珈琲 喫茶 ランチ カレーライス )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする